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食前に行う口腔体操で誤飲防止!スムーズに飲み込めるようになるポイント
物を飲み込みにくい、むせることが多い人は口腔体操で対策を!
年をとると食事をした際に誤飲の可能性が高まります。誰でも加齢によって口周りの筋力が衰えるものなのですが、口腔体操と呼ばれるものを実行することにより誤嚥を防ぐ力を高めることができるのです。
まだまだ誤飲をするような年じゃないし…と思っている方もいるかもしれませんが、普段からあまり咀嚼をしない方や早食いの癖がある方は注意しておきましょう。特に食事をする際にむせることがあるという方は口周りの筋肉や咀嚼の能力が衰えている可能性があります
そこでおすすめの口腔体操についてご紹介しましょう。
パタカラ体操が効果的
パタカラ体操というのは「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音をすることによって食事をする際に必要となる筋肉を鍛える方法です。唾液の分泌促進にもつながるため、飲み込みもスムーズになります。それぞれを発音するポイントについてご紹介しましょう。
しっかり口を閉じて「パ」
「パ」を発音する際には唇をしっかり閉じた状態から発音します。物を食べている最中についポロポロとこぼしてしまうという方は唇を閉じる力が弱まっている可能性があるため口を閉じる筋力をアップしましょう。
舌の筋肉をトレーニングする「タ」
「タ」と発音する際には舌を上あごから下あごにうちつけるようにイメージするのがポイントです。物を飲み込もうとするとわかりますが、のみ込んだときというのは舌が上あごにくっついた状態になっていますよね。「タ」の発音は物を飲み込む際のトレーニングです。
食道に食べ物を運ぶ「カ」
飲み込んだものを食道に送る際には喉を閉めることがポイントです。「カ」の発音をする際には一度しっかり喉を閉め、そこから空気を吐き出すようなイメージで発音しましょう。
柔軟な舌を作る「ラ」
「ラ」の発音する際には丸めた舌を前歯の裏にくっつけますよね。舌というのは物を飲み込む際にたくさんのサポートをしてくれます。舌の動きを柔軟にしておくことにより誤飲の可能性も低くなるのです。
このように食事の前に「パ」「タ」「カ」「ラ」と繰り返し発音する運動を行いましょう。ポイントはしっかりと一つ一つの言葉を大切にして発音するということです。特に意識しなくても発音自体はできますが、それでは意味がありません。
ご紹介したように何のためにそれを発音するのかよく考えた上で実践してみてくださいね。
嚥下体操も効果的
物を噛んで飲み込むというのはとても簡単な動作に思えますが、年をとってくると物が飲み込みにくいと感じる方が増えます。そういった方は嚥下体操を行って嚥下機能を高めましょう。
慌てて食事をすると誰でもむせることがありますよね。これは食事をする準備が整っていない身体に突然食べ物を入れたことが大きな原因です。
次のような手順で嚥下体操を行いましょう。
食事の前にこれから物を食べるということをしっかり脳に理解させることが大切です。リラックスした状態で深呼吸をしましょう。
続いて嚥下しやすくするために首周りの筋肉をやわらかくします。首を前後左右に倒したり右回り、左回りとゆっくりまわしてくださいね。
続いて肩をまわしてよくほぐします。
口を閉じた状態で頬を膨らませるように空気を入れる、舌を出して上下左右に動かすなどの体操も効果的です。続いて先にご紹介したパタカラ体操を実践しましょう。
普段から誤嚥しがちな方はもしも誤嚥したときに備えて咳払いの練習をして完了です。
毎日継続して行おう
口腔体操は一日の中でいつ行っても良いです。食事を取る前はできるだけ実践してみてくださいね。
テレビを見ているときやお風呂に入っている最中に少しずつ時間を見つけて体操を行うことにより口周りの筋肉を鍛えることができます。
特に食事をする際にむせたりすることがない方も早くから口腔体操を取り入れておくことにより年をとった際に誤飲しにくくなるのでぜひ継続してみてくださいね。
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