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ブラッシングやシャンプーでぷつぷつ切れる「切れ毛」の原因と予防法
こんな習慣が切れ毛を作る!見直したいのはヘアケア・食事・生活習慣
髪をかき上げたとき、ブラッシングのとき、シャンプーをするとき……。ちょっと髪に触れただけで途中からプツプツと切れてしまう切れ毛、イヤですよね。切れ毛が増えると髪全体のツヤがなくなって見えますし、切れて短くなった髪が増えると髪にまとまりがなくなり、ヘアスタイリングが思うようにいかなくなることもあります。
そもそもどうして切れ毛ができてしまうのでしょうか。髪もきれいに保っておきたい女性にとっては大敵の切れ毛ができる原因と、それぞれの対策法についてご紹介します。
1.髪がぷつぷつ切れる「切れ毛」の原因
髪がぷつぷつと切れてしまう切れ毛ができるのは、髪の内側が空洞になったり、外側にあるキューティクルがダメージを受けてはがれたりして、髪が本来の形を保てなくなってしまうからです。
髪がそんなダメージを受けてしまうのには、こんな原因があります。
外側からの髪のダメージ
髪をまとめてしばるときにキツく引っ張ったり、ブラッシングで髪の絡まったところを無理矢理ほぐそうとしたり、髪を強く引っ張ってしまうと髪はダメージを受けてしまいます。
カラーやパーマはどうしても髪にダメージを与えてしまいます。短期間で何度もカラーを変えたり、強いブリーチを使ったり、きついパーマを当てたりすると、さらに髪は傷むことに。
タンパク質で作られている髪は、熱を加えると変質します。高熱に長時間さらされると髪はその質を変えてしまい、結果としてダメージヘアを作ることになってしまうのです。
髪を摩擦するとキューティクルがはがれたりめくれたりしてしまい、切れやすい髪になってしまいます。
紫外線を浴びると肌が日焼けして乾燥するように、髪も乾燥してしまいます。うるおいが足りなくなった髪は摩擦や熱に弱くなり、切れ毛ができやすい状態になるのです。
髪が乾燥すると、摩擦や熱といった外からの刺激に弱くなってしまいます。さらに静電気も発生しやすくなり、髪にとっては悪いことだらけ。静電気を防ぐためにも、髪の乾燥を防ぐことは重要になってくるんですね。
外から受ける刺激以外にも、切れ毛ができやすくなる原因があります。
ダイエットや偏った食事、乱れた食生活による栄養不足
健康な髪が育つには、頭皮にしっかり栄養が行き届かなければなりません。ダイエットや偏った食事を続けていると、人間の体は体を正常に動かすための機能を優先させるため、頭皮への栄養が不足しがちです。頭皮に栄養が行き渡らなくなると健康な髪が育ちにくくなり、外からの刺激を受けやすい弱い髪になってしまいます。
ストレス
ストレスを受けると血行が悪くなることがあります。血行が悪くなってくると、手足や頭皮など体の末端にある血管まで血液が流れにくくなり、頭皮まで栄養が届けられなくなってしまいます。すると、健康な髪が育ちにくい頭皮環境になるというわけです。
ホルモンバランスの乱れ
2種類ある女性ホルモンのうち、エストロゲンには肌を整えたり髪の成長をサポートしたりする働きがあります。エストロゲンの分泌量が少なくなってしまうと、髪が傷みやすく切れ毛ができやすい状態になるのです。ホルモンバランスの乱れにはストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、過剰なダイエット、体の冷えといったさまざまな原因があります。
切れ毛を作ってしまう原因は、髪そのものへのダメージだけでなく、ストレスや食生活にもあったんですね。
2.切れ毛の予防はヘアケアを見直すことから!
伸びてきた髪は肌のように、ターンオーバーを経て自己修復できるわけではありません。すでにできてしまった切れ毛を改善するには、切れ毛になった髪を切るしかないのです。
切れ毛を防ぐには、自宅でできるヘアケアを見直して、切れ毛の原因を予防することから始め、外からの刺激をなるべく減らすようにしましょう。
ヘアケアを見直して外部からのダメージを軽減させる
シャンプー前にはブラッシングと予洗いを
シャンプーをする前には、目の粗いブラシを使って髪のもつれをほぐしたり、大きなほこりを取るようにしましょう。このとき頭皮から毛先に向かってブラッシングするのではなく、絡まりやすい毛先からブラシを通すようにすると、髪にダメージを与えにくくなります。
シャンプーをつける前にはぬるま湯でしっかりと髪を洗います。ぬるま湯の予洗いをしっかりおこなうことで、ほこりや汚れを落とすことができ、シャンプーの泡立ちもよくなりますよ。
ドライヤーは髪から離して短時間で済ませる
ドライヤーの熱も髪にダメージを与える大きな原因です。ドライヤーは髪から10~20cmは離すようにし、長時間同じ場所に温風を当てないようにしましょう。髪が8割くらい乾いたら、冷風を使って仕上げると傷みにくくなります。
アミノ酸系シャンプーを使う
肌細胞や髪などのタンパク質はアミノ酸から構成されています。その体や髪と同じアミノ酸が使われたシャンプーは、比較的刺激が少なく髪や頭皮にやさしく洗うことができるので、なかなか切れ毛やダメージヘアを改善できないときにオススメです。
ブラッシングなどで無理な力をかけない
ブラッシングするときには、絡まった毛先を無理矢理ほどこうとせず、ゆっくりやさしく毛先をほどくようにしましょう。髪に力をかけすぎると、切れ毛になっていない髪まで切れてしまう可能性もあります。
髪を濡れたままにしない
濡れている髪はキューティクルが開いていることが多く、非常にもろい状態になっています。シャンプーをしたあとやお風呂上がりはタオルなどでしっかり水気を取り、自然乾燥させずにきちんと髪を乾かしましょう。
外からの刺激を軽減させる
カラーやパーマの負担を軽くする
頻繁にカラーやパーマをしているようなら、少し頻度を落としたり、カラーやパーマをお休みする期間を設けたりして、髪を休ませてあげましょう。どうしてもカラーやパーマをしたい場合は、暗めのカラーにしたり、毛先だけのパーマにしたりすることで、髪全体や頭皮へのダメージを抑えることができます。
切れ毛を始めとする髪のダメージには個人差があるので、通っている美容室などで相談してみるのもオススメですよ。
摩擦しないようにする
タオルドライでのゴシゴシ、服の着脱、マフラーやネックウォーマーなど髪に触れるアイテム、寝ているときなど、さまざまな場面で髪は摩擦にさらされます。タオルドライをするときはなるべくやさしく、そして髪を摩擦から守るためにオイルやクリームなどのヘアケアアイテムを使ってみましょう。髪が長い人は寝ているときの摩擦も多いので、ゆるめのヘアゴムやシュシュなどで軽く束ねて寝ると、寝ているときの摩擦を軽減することができます。
長時間紫外線にさらさない
紫外線は肌だけでなく髪にもダメージを与えます。外に長時間いるときは帽子や日傘を使ったり、スプレー式の日焼け止めを使ったりして、髪を紫外線から守りましょう。
乾燥や静電気から守る
特に冬場に注意したいのが乾燥や静電気です。髪を乾燥から守るには、いかに水分をキープするかがポイント。シャンプーのあとや朝出かける前などにはアウトバストリートメントを使い、髪から水分が逃げないようにコーティングしてあげましょう。
強く引っ張らないようにする
ブラッシングやスタイリングのときは、なるべく髪を強く引っ張らないようにします。まずは毛先の絡まりをしっかりほぐしてから髪全体をブラッシングすると、髪への負担が少なくなりますよ。
毎日のヘアケアや生活の中でも、ちょっとした工夫で切れ毛を防ぐ対策ができるので、できるところから取り入れていってみてくださいね。
3.生活習慣・食生活の改善やストレスの解消も重要
ヘアケアと同じように大切なのが、普段の生活や食事についてです。生活習慣によってはストレスがたまったりホルモンバランスが乱れたりしますし、食事は体を作る基本です。ヘアケアを見直すと同時に、こんなことにも気をつけてみてください。
バランスのよい食事を心がける
頭皮や髪を作るタンパク質はもちろん、体に栄養を届けてくれるビタミン類やミネラル類など、栄養バランスのよい食事を心がけることが大切です。食生活の偏りをなかなか解消できないという場合は、サプリメントで補うのもよいでしょう。
睡眠不足にならないようにする
睡眠不足は肌や髪の成長を妨げます。毎日しっかり眠ることが理想的ですが、睡眠時間を長く確保できないという場合は、質のよい睡眠を取ることを心がけてください。
ストレスは適度に発散させる
ストレスがたまっていると、しっかり食事を取っていても体に栄養が行き渡らなくなることもあります。体のさまざまな不調を引き起こす原因にもなるので、ストレスはためこまずに適度に発散させましょう。自分にあったストレス解消法が見つからない場合は、時間を気にせず好きなだけ寝るのがオススメです。
迷惑な切れ毛を防ぐには、まずはヘアケアを見直すこと。そして生活習慣や食事を見直していくことが大切です。ちょっとの工夫でできることが多いので、まずはかんたんに取り入れられるヘアケアから取り入れていきましょう。
切れ毛が改善できないうちは、こまめに髪を切ってすでにできた切れ毛を解消するのも手ですよ。
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