家族介護を行う上で介護者の負担解消の為にレスパイトケアといったものがあります。
１日中介護に追われてしまって、何もできない状態ことから少し、介護から離れた時間を作って
レスパイトケアとは?
最近は高齢者の介護の場合にも聞くことがある。レスパイトケアです。
レスパイトケアは高齢者だけではなく、障害者などを介護する場合の家族に対する援助的な考えの一つです。
家庭で介護を行う場合、ほぼ１年365日24時間休む事がない為、家族が精神的、身体的に倒れてしまう前に、事前に一息つける休息の考え方のケアです。
具体的には、介護施設などでの1日くらいのショートステイの利用などになるでしょう。
また、家族の介護の負担の軽減ということになると、現在利用しているサービスなどの見直しといったことで介護者の負担が減ることについてもレスパイトケアと言えるかもしれません。介護保険などが関係するものであれば、一度担当のケアマネージャーと相談することで、一時的なショートステイ利用や現状の介護サービスなどの見直しといったことが必要になるかもしれません。
それから、介護者の休息の場としては、同じ介護を行っている人との交流会や家族会に参加することや福祉法人の施設内や病院、NPO法人などで運営されている認知症カフェなど、介護を行っている人が一人で悩まないような環境などもレスパイトケアといえるのではないでしょうか。
日頃、介護で時間が取れない中で、他の人との関わりも少なくなり、悩みも一人で抱え込むことも多くなる為、気軽に相談でき、同じ環境の人がいるということは安心できる為、特に在宅介護している人にとっては大切なものかもしれません。
レスパイトケアの課題とは?
レスパイトケアについては、現在の段階でも、模索段階といったところが多くあると言えるでしょう。
理由としては、国としての介護福祉の方向性については、住み慣れた所でできる限り住み続けることができる為に介護の予防段階で早めに予防を行うこと自立した生活を維持できると考え、地域包括的な支援を重視しています。
その為、自宅介護のできるサービスの幅や質を急ピッチに進めいている所です。
ただし、住み慣れた地域での介護を目標していても、介護環境などについては地域によって格差がありますし、少し宿泊できるような環境となるとこれから高齢者が増えれば難しくなってくるかもしれません。
また、家族の人の気軽な相談場所としての認知症カフェについては、カフェの運営維持が難しく、必要とされていてもなかなか数が増えないのが現状です。
地域によってはカフェ運営などの補助金などもありますが、各市町村によって対応が違っています。
レスパイトケアの進め方と課題とは?
介護を行う時、自分で少し疲れたと思う時はまず、介助者の担当のケアマネージャーに相談する事が大切です。自分でどういていいかわからないケースや自覚がないケースなども多くありますので、介助者が行う介護サービスの職員などが、介護者の様子や発言から判断してケアマネージャーに連絡するといったこともあります。
ケアマネージャーに介護者と介助者の関係性や現在の状況などを判断して、ショートステイの利用といったことや現状の介護プラン全体の見直しといったことで介助者の健康状態の維持管理と介護者の身体と精神的なもの維持できるように調整をとるといったことになります。
現在レスパイトケアについて、介護保険での対応とされることが多く、介助者の介護サービスを利用することで介助者に一定期間の休息期間を作るというものになります。
問題点と言えば、介助者の介護保険を利用することになりますので、介助者の介護に対する使用に制限される可能性があるといったことがあります。介護者のレスパイトケアで利用される為、介護保険の利用部分が減ってしまうといったものです。
そしてレスパイトケアでショートステイを利用されるケースが多くなると思われますが、介護保険利用者が増えるにつれて、宿泊可能な施設の数の確保も難しくなることも考えられます。
また、短期間の宿泊のニーズが高まるにつれて、利用したい時期に利用できないといったことも増える可能性があることと、ショートステイでの介護の体制などについても問われることがあるかもしれません。
またショートステイ以外のケアの充実にいても急がれる所かもしれません。
ショートステイ以外のサービスで介護者の負担が少なくなるものが必要カモ。
レスパイトケアにつてのまとめ
高齢者だけでなく障害者や難病の患者の看護などを行っている家族の負担の軽減の為のケアがレスパイトケアです。
介護の負担やストレスを介護者から取り除くことは難しいものです。
高齢者の介護の場合、ショートステイを利用して１日介護から離れてひと息つくといった時間を作ることで、改めて介護について頑張って取り組むといった事が出来るように、時には休息といったものを取り入れることで、介護中心の生活でも、自分自身も大切にして生活を送るように配慮する必要性があります。
ショートステイだけではなく、日常的にも介護の生活の中で介護者が孤立しないよいなケアとして交流会など、もっと相談しやすい体制を作ることもレスパトケアには大切なことといえるのではないでしょうか。
一息できる場所があることで介護に対しても前向きな考えができるカモ。
実際の介護現場からのレスパイトケアについての感想です。
デイサービスに勤務していて在宅介護の家族の方の大変さは感じられます。
一人で介護を行う人については、介護することで時間の制約などもある為、公共サービスなどの利用の申請などについてデイサースに行っている間で行うということで、自分自身の為の時間といったものが少なく、すぐに時間が過ぎてしまうということが多いようです。
他の人の意見を聞いたり相談したりする時間すらないといったものが多いようです。その中で私たち介護職は送迎の時間の時に介護者の方についても気を配りながらお話してその人の体調の変化なども感じ取っています。
自分自身のことを後回しにして介護を行うといった事が殆どではないでしょうか。介護者が年配者の配偶者といったことも多くあります。
レスパイトケアについてはまだまだ解決されなければいけない部分が多くあると言えるのではないでしょうか。今回のレスパイトケアの補足で認知症カフェ（通称オレンジカフェ）ですが自治体（お住まいの市町村）によって、行われている場所を確認して、開催されているとことを確認して利用すると良いと思います。
自治体の相談場所とは違って、少し形式がくだけた感じと考えてもって、自分主体で特に認知の家族の相談をしなくてもいいと思います。
使い方は自由で、ちょっとうちの愚痴を聞いてもらう程度でもよいのではないでしょうか。不満を外に出すことで、精神的にも少し余裕というか、ある意味での息抜き、気持ちの切り替わりといったものができると思います。
