面接のときに何げなく使っている言葉の中に、実はNGワードが含まれていることもあります。面接官に嫌われるNGワードを使ってしまと、大きな減点になってしまうこともありますよね。また限られた時間の中で行われることもあり、こうしたマイナスが生じると、それを取り戻すのは非常に難しいです。そこで今回は、5つの主なNGワードについてご紹介していきましょう。
面接官に「あなたの長所はなんですか」と聞かれ、多くのひとがコミュニケーションについて話します。しかしこのフレーズは、地雷ワードのひとつと言えるでしょう。
そもそもコミュニケーションは社会人として当たり前のスキルです。そのため面接官にとっては「そんなこと、これからの受け答えで証明すればいい」という判断になります。こうした至極当たり前の発言は、NGワードのひとつと言えるでしょう。
志望動機は面接の中で必ず聞かれますが、例えば「むかしから自動車が大好きだったので」などもNGワードに近いと言えるでしょう。
こうした発言は社会経験をしてもいまだに子どもじみた発言をしているとみなされてしまうため、注意したほうがいいでしょう。
師志望動機の中で、このセリフを口にする人は多くいますどんな職業であっても、何かしらの形で人に感謝されているものです。ただ単に「人に感謝されるだけ」では不十分だとみなされてしまいます。しかし本心でそう思っている場合には、具体的なことを付け加えましょう。
「今まで人と接する機会がなくて自分が世の中の役に立っているという時間が得られなかったので、直接感謝の言われるような顧客に近いところで仕事をしたいと思いました」
たとえば上記のように説明をすることで、より説得力を得ることができるでしょう。
この発言は、ギブアンドテイクを分かっていない発言と解釈されることがあります。採用試験では、面接者側が恩恵を受けながら会社にとってもプラスとなるよう、双方にとってメリットを得られることを前提に築かれています。自分の成長だけでなく、会社へ何かしらの利益をもたらす必要があります。
面接の最後では、「何か質問はありませんか?」と話しを振られることがあります。その際に会社の雰囲気を聞くのは控えたほうがいいでしょう。
そもそも雰囲気と個々人の受け取り方の問題があるります。
会社を雰囲気を答えるにしても、そこに勤務している人数分の答えがあるのです。そのため相手が明確に答えを提示できない質問は面接中で控えたほうがいいでしょう。
面接中の話題別NGワードとは?
上記で紹介した代表的なNGワードのほかにも、面接中ではさまざまな質問が行われます。そこで面接中の話題別にみたNGワードも確認しおきましょう。
仕事内容についてのNGワード
〇〇(業務の種類)だけはやりたくない
合格していない段階で自分の意思を押し付けるのは控えましょう。ワガママな人間という印象を持たれます。まずはやりたくないことを伝えるのではなく、自分がなにをしたいのかについて伝えることにシフトいくとよいでしょう。
仕事内容はなんでもいい
どんな仕事をしていきたいか?という質問に対し「なんでいい」と答えてしまう人は、意欲や意思がないと判断されてしまいます。とくに転職者は自分の意思が強く求められるため、どんな仕事をしたいのかしっかりと答えしましょう。
勤務形態についてのNGワード
前職の給料より下がるのはいやだ
「給料は前職より下げたくないです」と答えてしまうと、転職先の企業側としては仕事内容ではなくお金で会社を選ばれたと判断してしまいます。面接官としては、仕事内容ではなく給料重視の人材を求めていません。「どうして〇〇な業務で働きたい」といった意思を持った人間を求めているのです。そのため面接で給料に関する話題控えましょう。
勤務形態のNGワード
ワークバランスの重視
面接時に「ワークバランスを重視したい」と答えてしまった場合、企業側には「仕事よりプライベートを優先したい」と受け取られてしまう可能性があります。その結果、仕事を疎かにする人という印象を与えてしまうこともあります。したがって「ワークバランスを重視しながら働きたい」といった発言は控えるべきでしょう。
朝は早くないほうがいい
自らで時間に制限をかけるような発言は控えるようにしましょう。なかにはフレックス制を導入している企業もありますが、社員として最低限守るべき時間は設けられています。またクライアントを相手にする仕事であれば、時間を調整することもあるでしょう。そのため働き方について時間を指定するような発言は注意しましょう。
退職理由のNGワード
前職の悪口や社員の悪口
そもそも人の悪口を聞いていい気分になる人はいないでしょう。また初対面の面接官に対してこうした発言をすることにより、「この人はどこでも人の悪口を言う」と人格を疑われてしまうこともあります。応募する側としては、「かわいそう・仕方ない」という気持ちを求めているかもしれませんが、面接においては、ただマイナスの発言にしかなりえないのです。
福利厚生などの不満
「給料が安い・手当が好きない」といった福利厚生や給料に関する不満を理由にするのはやめましょう。退職理由は次の企業の退職理由にも繋がります。そのため前述でも紹介した通り、ここでも面接官にとっては「仕事内容ではなく手当や給料で企業を判断する」と思われてしまうのです。
面接では自分の正直な気持ちを伝えることも大切ですが、なんでも思ったことを発言していい場ではありません。そこでまずは、NGワードを避けるためにも、面接感が求めている人材について考えてみましょう。
- 能力がある人
- 企業に見合っている
- 熱意がある
上記で述べた中で「熱意」とは志望度にもつながります。そのため「この会社で絶対に働きたい」「この会社で〇〇したい」、という具体的な志望が強い人は高い評価を受ける傾向にあるのです。
転職をする人が企業に求められているのは、「何かをしたいという強い気持ちや目的を持った人」を求めています。新卒とは異なり、前職での経験を積んでいるからこそ、転職を選択するその理由もふまえて、面接時の発言には注意をはらっていきましょう。