LINEといえば、無料の音声通話やメール、複数人でのチャット等が行えるスマホアプリとして、日本では極めて高い知名度を有しています。
そのため、LINEで働いてみたいという方もたくさんいるはずです。
そこでこのページでは
- LINEの企業情報や事業内容
- 業績推移や将来性
- 平均年収とその推移
- LINEの評判と口コミ情報
- LINEが求めている人物像・人材
- LINEへの転職成功率を上げる方法
などについて紹介していきます。
この記事を読むことで、あなたがLINEで働くのに最適な人物なのかがわかるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
LINE株式会社とは
LINE株式会社は、韓国の企業であるネイバー社の子会社として、日本において2000年に設立されました。
以来、ブログやオンラインゲーム、そして「LINE」に代表されるアプリ開発などの事業によって、飛躍的に成長を遂げてきました。
2021年3月1日には国内ネット企業最大手であるYahoo!と経営統合。
知名度だけではなく、国内における最新のアクティブユーザー数は月間で8,900万人を超えるなど、実際の利用者数も圧倒的です。
そんなLINEの企業情報や事業内容について詳しく見ていきましょう。
LINEの企業情報
以下がLINE株式会社の会社概要になります。
社名 | LINE株式会社 |
---|---|
設立 | 2019年12月13日 |
資本金 | 34,201百万円 (2021年3月末時点) |
取締役 |
出澤 剛 代表取締役社長 慎 ジュンホ 代表取締役 舛田 淳 取締役 黄 仁埈 取締役 朴 イビン 取締役 高 永受 取締役 島村 武志 取締役 |
社員数 | 2,800名(LINE株式会社単体、2021年10月末時点) |
所在地 | 四谷オフィス/〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目6番1号 四谷タワー23階 |
LINEの事業内容
LINE株式会社は、全世界で使われているコミュニケーションアプリのLINEの運営を行っています。
その他には、LINEゲームやマンガ、LINEペイなどの決済サービスなど様々なサービスやコンテンツをLINEのプラットフォーム上で展開しています。
LINE関係以外では、livedoorなどのポータルサイトやクラウドAIプラットフォーム「Clova」の開発・運用、また、かつてはキュレーションサイト「NAVERまとめ」を提供していたことで知られています。
LINEをはじめとする様々な事業を展開している企業です。
LINEの業績推移
LINEの2014年12月期から2019年12月期までの業績推移を下の表にまとめました。
決算期 | 売上高 | 営業利益 |
---|---|---|
2014.12 | 863億6600万円 | 64億1500万円 |
2015.12 | 1204億600万円 | 19億6000万円 |
2016.12 | 1407億400万円 | 198億9700万円 |
2017.12 | 1671億4700万円 | 250億7800万円 |
2018.12 | 2071億8200万円 | 161億1000万円 |
2019.12 | 2274億8500万円 | -389億9700万円 |
これまで増収が続いていますが、Yahoo!への統合前の2019年12月決算では、赤字が拡大し約390億円もの損失を計上しています。
これは、社内システム開発やLINE FRIENDSに関する営業費用が増加したことに加え、決済サービス「LINE Pay」への先行投資によって費用が拡大がした影響です。
LINEの平均年収はいくらなの?
LINE株式会社が有価証券報告書で公表している平均年収は770万8,760円(2019年12月31日時点)となっています。
LINE株式会社が属する情報・通信業の業界年収は平成26年度で614万円ほどとされているため、業界内ではやはり際立った好待遇といえるでしょう。
元々の設立が2000年9月と歴史が浅いことを割り引いても、平均勤続年数3.4年は短めの数字です。
にもかかわらず給与が恵まれているということは、それだけ実力を持った人材が社内でしのぎを削っており、かつ成果に見合った待遇が得られる会社であると考えられます。
一方で、コーポレートサイトの情報によると、働きやすさを向上させる様々な取り組みを実施しているようで、中にはマッサージ師常駐制度や無料朝食制度といった非常にユニークなものもあるとのことです。
いわゆるシステムエンジニアの方々の姿などから連想されるIT企業のイメージは一般に“激務”ですが、LINE株式会社は社員の健康管理にも非常に配慮しているようです。
LINEの平均年収推移
以下はLINEにおける2016年期から4期分の平均年収推移を表したグラフです。
700万円代前半から770万円の範囲で推移していますね。
平均年齢が30代半ばだというのを考えると、かなりの高年収だというのがわかります。
LINEに求められる人材
LINE株式会社には、「世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮める」という“ミッション”があります。
そのミッションに基づき、同社では代表的なサービスであるスマホアプリ「LINE」を核として、ライブやニュースなどの配信、そして近年では求人サービスにまで手を広げるなど、非常に多様な事業展開を行っています。
また前述のミッションに加え、LINE株式会社は自社を“チャレンジ続ける会社”と定義したうえで、感動・驚きを表現する「WOW」というフレーズを国境や言語を超えて生み出していく、と謳っています。
つまり同社で求められるのは、ひとえに「感動を生む新しいサービス」を作り出せる“創造性”を備えた人材であると考えられます。
また、同社のサービスは文字通り世界的に配信・展開されていますから、サービスを創り出す力量に加え、それを国境の垣根をも超えて広げていけるハイレベルなコミュニケーション能力も同時に求められているといえるでしょう。
LINEの採用活動・募集職種
LINE株式会社には、
- 技術職
- デザイン職
- サービス企画職
- ビジネス企画職
- ビジネスサポート職
という5つの職種があり、その職種の中ではさらに専門性に沿って合計29のポジション(Jobunit)が設定されています。
これだけでも細かなポジション設定がされているという印象がありますが、実際にコーポレートサイトの採用情報ページにて「募集職種一覧」のページを開いてみると、そのポジションの総数は有に50を超えています。
各募集ポジションのページを開いてみると、詳細な業務内容と求められるスキルが記載されています。
これだけポジションが細かく分かれ、かつ各々で求められる条件が詳細に案内されている求人情報は極めて珍しいといえます。
一方で、数的にはわずかですが「ポジションが見つからない方へ」向けたオープンポジションの募集もしています。
オープンポジションに関しては、求職者の経歴をみて、会社側からふさわしいポジションを案内するという流れになっているようです。
これらを踏まえると、LINE株式会社では基本的には「高い専門性を持った即戦力の人材」を求めていながら、未知の可能性を秘めた人材の発掘も同時に行っているといえるでしょう。
未知のサービスを立ち上げたいチャレンジ精神のある方におすすめ
LINE株式会社は、まさにスマートフォン時代の寵児ともいえる驚異的な躍進を見せている会社です。
しかし純粋なIT企業というわけではなく、ITをコアとして、多種多様なメディア業界や人材業界など、様々な領域へと貪欲に進出し続けています。
特にミッションで「世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮める」で謳われている通り、国境の垣根を超えたサービス展開にも意欲旺盛です。
今現在どのような職種についていても、将来自らの力で“世界に通用する新しいサービス”を確立したいという強い思いがある方であれば、LINE株式会社は大いにチャレンジしがいのある企業であるといえるでしょう。
LINEの福利厚生・各種社内サービス
LINEには従業員が健康で快適に働ける職場環境をつくるにあたって、様々な福利厚生や社内サービス、各種設備を充実させています。
具体的に紹介します。
社員サポート
健康支援
定期健康診断で再検査が必要になった場合、その費用を上限20,000円で会社が負担してくれます。
妊活支援
不妊治療に関する休暇と治療にかかる費用の一部を以下のような形で会社が負担してくれます。
不妊治療に当てる休暇 | 年間最大10日間・有給扱いの特別休暇 |
---|---|
不妊治療の費用補助 | 本人負担の半額かつ上限10万円/年 |
語学力アップ支援
就業時間前後に英語・韓国語・日本語の語学講座を開講するなど、社員の外国語修得の機会をつくっています。
5割以上の日程を出席・受講が条件で無料で受講できます。
また、TOEICの社内試験の機会も設けていて、受験料は全額会社が負担してくれます。
スキルアップ研修
業務推進やスキルアップに必要となり、また今後必要となるような知識を習得する支援策として、外部のビジネス研修を受講できます。
ベビーシッター利用支援
就労するためにベビーシッターを利用した場合、割引券の支給や利用料金の補助手当があります。
保育園
地域の認可保育園に入園できなかった社員を対象に、社内の事業所内保育所に入所が可能となります(四谷オフィスのみ)。
社内サービス
社内カフェ
社内に休憩・交流などができるカフェスペースを利用でき、社員特別価格としてコーヒーを安価に飲めます。
社員同士の簡単な会議やちょっとしたワークスペースとしても利用できるのがメリットです。
無料朝食
毎朝無料でおにぎりやパンなどを社内のカフェで食べることができます。
マッサージ
社内に専任のマッサージ師が常駐していて、マッサージを受けられます。
マッサージチェアの利用も可能です。
▼利用料金
マッサージ:40分500円
マッサージチェア:20分200円
昇降式デスク
ワンタッチで高さを調節できる昇降式デスクを使えます。
集中する時間は座って、気分転換するときは立って仕事をしたりと、体への負担を軽減させながら自由に働けます。
オフィスチェア
アーロンチェアをはじめ、高機能なオフィスチェアに座って仕事をすることが可能です。
その他の社内制度・業務支援
社員の円滑な業務を支援したり、リフレッシュ休暇などの制度が設けられています。
詳細は以下の表をご参照ください。
社内親睦費 | 歓送迎会やランチ等の費用を一部補助 |
---|---|
リフレッシュ休暇 | 入社から満5年ごとに、特別休暇を付与およびリフレッシュ補助金を支給 |
サークル活動 | 50を超えるサークルが社内にあり、活動費用は会社が一部負担 |
社内公募 | 入社から一定期間を経過した社員を対象に、自分の意志で異動できる制度があります(選考あり) |
海外支援 |
飛行機やホテルの手配といった出張サポート 住居契約や緊急時の動向などの外国籍社員の生活サポート 家族含む新規取得や変更などのVISAサポート |
通訳・翻訳 | 通訳が必要となる打ち合わせや面接への同席や、社内外の公式文書の翻訳など、プロの通訳・翻訳スキルを持つ社員がサポートします。 |
LINE CARE | ケーブルといったIT備品や文房具等の備品レンタル、業務上で困った時に、LINEのチャットや対人カウンターなどの相談窓口でサポートしてくれます。 |
ITヘルプ | 業務で使用するPC・モニターなどの不具合対応なども行ってくれます。 |
財形貯蓄 | 毎月給与からの天引きによる預け入れで、計画的な財形貯蓄ができるようになります。 |
各種サービス利用支援 | LINE GAMEやLINEマンガ、LINEスタンプなどの有料コンテンツが購入できるギフトコード(年額24,000円分)を支援。 |
LINEMO回線費支援 | LINEMOを契約している社員へ向けて、一人1回線までの月額基本利用料金を会社が負担。 |
LINEの口コミ・評判
LINEに対する社員・元社員の方の口コミ・評判をまとめてみました。
以下が見受けられた主な口コミ・評判です。
上記のようにフラットな社風で福利厚生の評判も良く、働きやすい環境のようですね。
反面、まだ若い会社ということもあり、特有の曖昧な空気感や体制が整っていない部分もあるようです。
LINEへの転職難易度
気になるLINEへの転職難易度ですが、一般的には高めとされています。
やはり一般的な知名度が非常に高く、大手IT企業であるということが理由と言えます。
そのため競争率が非常に高く、中途採用においても求人募集があれば多くの応募者が集まるので転職難易度が高くなっています。
LINEへの転職を成功させるためには、実務経験や英語・プログラミングスキル等の自身の強みをしっかりとアピールできるよう準備をしておきましょう。
LINEへの転職成功確率をアップさせる唯一の方法
LINEへの転職成功確率を確実にアップさせるためにも、転職エージェントは是非とも活用するようにしましょう。
LINEの求人を取り扱っており、LINEへの転職支援実績も豊富な転職エージェントを利用することで、そのノウハウを最大限活用したサポートを受けられます。
具体的には、LINEへの転職に特化した面接対策や職務経歴書の作成サポート等、実践的なアドバイスです。
また、LINEの非公開求人を取り扱っているケースもあるので、転職エージェントを活用して転職活動を有利に進めましょう。
LINEへ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選
LINEへの転職に強みを発揮してくれるおすすめ転職エージェントは以下の4つです。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
- JACリクルートメント
上記した転職エージェントをおすすめする理由や各社の強み・特徴について紹介しますので、内容を確認してみてください。
1.リクルートエージェント
業界トップクラスの求人数で、転職支援実績No.1の『リクルートエージェント』は、どの業界・職種でも豊富な選択肢が用意されているので、転職を考えたときには必ず登録すべき転職エージェントです。
利用者からは
「他の転職エージェントでは見つからない求人があった」
「いろいろな職種の求人があるので選択の幅が広がった」
「求人数が多いので複数の企業に挑戦することができた」
といった口コミが多くなっています。
ただ人によってはアドバイザーのサポートに物足りない印象を受ける方もいるようです。
手厚いサポートや積極的なアドバイスを受けたい時には『doda』や『パソナキャリア』を併用するとよいでしょう。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
2.doda
大手転職エージェントの『doda』は、求人数も豊富にあり最新の求人や非公開求人を始め一人ひとりの希望にぴったりの求人を紹介しています。
業界トップクラスの提案力と求人数であり、実際に利用している人からの評判も良く初めて転職エージェントを利用する人にも適しています。
転職活動のノウハウはもちろんのこと、退職活動へのサポートも充実しており、エージェントのレベルが総じて高い頼りになる転職エージェントです。
doda公式サイト:http://doda.jp/
3.パソナキャリア
「パソナキャリア」の強みは丁寧で手厚い転職サポートとフォロー体制で、初めて転職活動をする方への手厚いサービスで利用満足度は非常に高いです。
面接対策や履歴書の書き方など、転職を成功させるためのノウハウがあるので、転職が初めての人でも安心して転職活動を進めていくことができます。
充実したサポート体制を持つ『パソナキャリア』をメインで利用する場合、業界最大手でより多くの求人情報がある『リクルートエージェント』や『doda』を求人閲覧目的で利用するのがおすすめです。
パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/
4.JACリクルートメント
ハイクラス転職、グローバルな場面で更なる活躍を求めたい。
キャリア志向の転職エージェントをお探しなら、JACリクルートメントがそのキャリア形成をよりよく形成することにふさわしいところです。
JACリクルートメントは、企業に関する最新の内部状況や事業戦略、お客様のキャリアやスキルに沿った転職プランのサポートがよりよく形成できます。
中には、JACリクルートメント独自の高級、後輩宮案件が多数存在します。
更なる高い地位や仕事を求めるのであれば、JACリクルートメントほどの転職エージェントはないでしょう。
JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/
まとめ
以上、LINEの企業情報や事業内容と業績、平均年収、採用に相応しい人材、口コミ情報などを紹介しました。
最後にもう一度、LINEで働く前に抑えておきたい知識をまとめると、
- 業績は概ね好調だが、LINE Payの投資費用が拡大している
- 平均年収は業界内でも際立って高い水準
- LINEは“創造性”を備えた優秀な人材を求めている
- 福利厚生や社内サービスが充実している
の4つが挙げられます。
「知名度の高いLINEで一度は働いてみたい」
「これまで培ってきた専門性と経験をLINEの成長に捧げたい」
そんな方は、当ページで紹介したLINEへの転職に強いエージェントに2、3社登録してみましょう。
そうすれば、効率よく転職活動ができる&転職成功率が格段にアップしますので、ぜひチャレンジしてみてください。