ウォンテッドリーへの転職を考えている方の中には、
「中途で入社したら年収は高いのかな?」
「やりがいはあるの?」
「ミスマッチになったらどうしよう?」
といろんな不安が出てくるのも当然のことですよね。
そこで今回は、
- ウォンテッドリーの企業情報
- 事業内容や業績推移、将来性
- 平均年収とその推移
- ウォンテッドリーが求めている人物像
- 社員・元社員による口コミ・評判
- ウォンテッドリーへの転職成功率を上げるコツ
などについて詳しく紹介していきます。
この記事を読めば、ウォンテッドリーの職場の実情や転職に必要な情報がわかるようになるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ウォンテッドリーとは
Facebookのつながりを利用して、求人や採用ができるというサービスを提供している「ウォンテッドリー株式会社」(以下ウォンテッドリー)。
創業は2010年からとまだ若いですが、2017年9月に東証マザーズに上場を果たし、非常に勢いのある企業です。
従来の求人は、経歴や給与といった条件面を重視する傾向がありますが、ウォンテッドリーは採用側、求職者側両方の「共感」に焦点を置き、気軽に両者が会えるという仕組みを作りました。
そのユニークなサービスから、利用する企業はスタートアップの企業、中小企業、大企業、官公庁含め42,000社を突破し、利用者数は月間(2022年4月時点)で339万を超えるまでに成長しています。
参照:ウォンテッドリー「2022年8月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」
今後のさらなる成長が楽しみなIT企業のウォンテッドリーの企業情報や事業内容について見ていきましょう。
ウォンテッドリーの企業情報
ウォンテッドリーの会社概要は以下のとおりです。
社名 | ウォンテッドリー株式会社 |
---|---|
代表者 | 代表取締役 仲 暁子 |
本社所在地 | 東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル4F |
設立 | 2010年9月 |
資本金 | 2億5,000万円 |
事業内容 | ビジネスSNS「Wantedly」の企画・開発・運営 |
従業員数 | 116名(臨時雇用者数19名) |
グループ会社 | Wantedly Singapore Pte. Ltd. |
ウォンテッドリーの事業内容
ウォンテッドリーの主な事業内容は、転職・就職のビジネスパーソン向けプラットフォームの企画・開発の運営です。
SNS感覚で利用できる転職サイト「Wantedly」が有名です。
20〜30代の若手ユーザーの利用がメインで、スタートアップ企業を中心に中途採用や新卒採用・インターン採用まで、幅広く展開しています。
取扱い商品は、
- 求人情報webサイト「Wantedly」
- 個人向け・会社訪問マッチングサービス「Wantedly Visit」
- 名刺管理、企業と個人の要望をデータ化、提供するつながり管理アプリ「Wantedly People」
です。
それぞれの特徴は、企業概要や求人情報を企業側が自ら掲載し、その募集内容をSNSを介して拡散させる「ビジネスSNS」というユニークな仕組みです。
Wantedlyは今、最も時流にマッチしたビジネスを展開する企業といえます。
ウォンテッドリーの業績推移
ウォンテッドリーの2015年度から2021年度までの業績推移を表にまとめました。
決算期 | 売上高 | 営業利益 |
---|---|---|
2015.08 | 4億5000万円 | -200万円 |
2016.08 | 8億4000万円 | 1億2000万円 |
2017.08 | 12億8900万円 | 6400万円 |
2018.08 | 21億6300万円 | 1億8100万円 |
2019.08 | 29億2200万円 | 3億500万円 |
2020.08 | 30億9400万円 | 4億4300万円 |
2021.08 | 35億7400万円 | 4億1400万円 |
増収増益基調が続いていますね。
以下のような要因でウォンテッドリーの新規獲得が堅調に推移し、利用する企業数、ユーザー数ともに増加しているようです。
・就労者の転職活動および学生の就職活動の方法が多様化している
2022年度の業績は売上高44億5,000万円、営業利益11億円と大幅な増収増益を見込んでいます。
ウォンテッドリーの現状と業績の将来性
日本のソーシャルメディアの利用率は全国平均で人口の60パーセントを超えており、30代では82パーセント、20代では95パーセントの人が利用しているといわれています。(2014年情報通信政策研究所調べ)
さらに、現在経済産業省では企業が販売促進、商品企画等の事業活動を高度化する取組を普及させるため、ソーシャルメディアを活用することを推奨しています。
こういった背景から、ソーシャルメディアを利用したサービスを提供する業界は需要が高く、まだ伸びていく可能性があるといえるでしょう。
ウォンテッドリーの業績については、今期は過去最高益を見込んでおり、先行投資も一巡したことから、今後さらなる増収増益を目指していく計画を立てています。
ウォンテッドリーの年収情報
ウォンテッドリーの平均年収は有価証券報告書によると、609万2,000円となっています(2021年8月31日現在)。
IT業界の平均年収が593万円といわれていて、この数字よりは少し高い水準です。
転職の際のスタート時点での年収は、システム開発のエンジニアで450万円~、法人営業で400万円~、法務で480万~800万とされています(募集要項参照)。
参考までに、日本の平均年収が422万円(2016年度国税庁調べ)といわれていることから比較すると、平均よりは高い年収を得られるということがわかります。
ウォンテッドリーの平均年収推移
以下の図はウォンテッドリーにおける2017年8月期から5期分の平均年収の推移を表したグラフです
一時、平均年収は450万円を割りましたが、先行投資期間が終わり、業績が伸びてきた2019年度から一気に平均年収が伸びているのがわかります。
ウォンテッドリーに求められる人材
それでは、今後さらなる拡大を目指すウォンテッドリーで求められる人材について見ていきます。
採用ページの価値観というところに、社長の思いが語られています。
心底凄いなと思える、自分の想像を越えてくる、そういう人たちと一緒に何かを作り上げるプロセスを私はシゴトと呼びたい。
そのプロセスこそが、生まれてよかったという人を増やすと思っているから。
命をしっかり使うエンジンになる。
自分ひとりじゃ到底創れない凄いものを、違う強みをもった人達と一緒になら創れるし、そのアウトプットに戦慄する。
鳥肌がたつ。
その感覚こそ生きてる感覚。
そういう仲間と一緒に働きたい。
参照:ウォンテッドリー「価値観」
さらに、ウォンテッドリーのミッションとして、ホームページに次のように記載されています。
Wantedlyはシゴトで“ココロオドルひとをふやす(Create a world where work drives passion)” ために、働くすべての人が共感を通じて
「であい/Discover」
「つながり/Connect」
「つながりを深める/Engage」
ためのビジネスSNSを提供しています。
世の中がモノで溢れかえり所有の希少性が薄れた現代において、仕事はお金を稼ぐためではなく、自己実現の手段になってきており、またAIやロボットに奪われない仕事とはそのような仕事といえます。
平均寿命が100年を突破していくこの時代、人々の持続可能な経済的・精神的自立を実現するために、Wantedlyは「はたらくすべての人のインフラ」を国境を越えて作っていきます。
参照:ウォンテッドリー「ミッション」
ここから見えてくる人物像ですが、3つに分けて説明します。
求められる人材その1. 「能動的で、創造力のある」人物
1つ目は、社長の語る「心底凄いなと思える、自分の想像を越えてくる」という部分に着目します。
言い換えると、「能動的で、創造力のある」人物、といえるのではないでしょうか。
誰かに言われて、言われたものだけをこなす人ではなく、積極的に考えて、常にプラスアルファのものを作り出していく能力を持った人、ともいえます。
求められる人材その2. 「協力しながら“すごいもの”を創造できる」人物
2つ目は、「自分ひとりじゃ到底創れない凄いものを、違う強みをもった人達と一緒になら創れる」という部分から、「周りと協力しながら、いいものをさらにブラッシュアップしていける、そのような能力をもった人物」、ということが想像できます。
チームで結果を出すということが得意な人を求めていることが見えてきます。
求められる人材その3. 「企業ミッションに共感できる」人物
3つめ目は、もしかしたら一番重要かもしれません。
『「シゴトでココロオドルひとをふやす」というミッションに共感できる人』です。
仕事をお金をもらうための手段と考えるのではなく、自分がその仕事に対して価値を感じ、その価値を提供していきたいと思っている人。
そのような人物を求めているといえるでしょう。
ウォンテッドリーの現在の採用活動・募集職種
現在のウォンテッドリーの採用ですが、Facebookに登録し、ウォンテッドリーのサイトから詳細を見ることができます。
現在はデザイナー、コンテンツライター、アートディレクター、ウェブエンジニア、マーケティング、プロダクトサポートと、エンジニアからコーポレートスタッフまで、幅広く募集がかけられています。
参照:Wantedly, Inc.の募集・採用・求人情報 – Wantedly
ウォンテッドリーは自社のサービス同様、Facebookを通してコンタクトをとる、という採用スタイルです。
ですので、Facebookのアカウントがない人は、まずはアカウントを作成する、という作業が必要となります。
募集職種はホームページ上に掲載されているので、興味がある人はチェックをしてください。
ウォンテッドリーは楽しみながら仕事をしたい、という人におすすめ
ウォンテッドリーは、自社が掲げているサービスのキーワードである『「はたらく」を面白く』を体現しようとしている企業です。
社内で役職、チームを超えた会合が多いのも、上司部下とのコミュニケーションの場を設けているのも、しっかりと会社のミッションを共有し、そのミッションに向かって同じ志で仕事をしていけるように、という思いがあるからでしょう。
仕事を楽しみながら成長を続けていきたい人に、おすすめの企業です。
ウォンテッドリーの入社後の待遇・福利厚生
まず福利厚生に関してですが、オフィスから1.5km圏内に家を借りている社員に家賃補助、同様に1.5km圏内の引っ越しの補助といった一般的な内容のものから、スキルアップのための読書代の全額支給、健康促進のための自転車通勤者の駐輪スペースの確保といったユニークなサービスもあります。
社内の文化としては、定期的に役職をこえたメンバーで昼食をとり、企業のビジョンや理念の共有を図る機会としたり、毎週金曜日には全社ミーティングがあります。
職種を問わず、メンバーが成果を発表することで普段見ることができない他チームのことを知る機会としたりするなど、全社横断的にコミュケーションをとる場があります。
さらに、上司と部下が良好な関係を築けるように、週に一度1対1で話をし、部下は上司に悩みを共有し、上司は部下が成長できるような気付きを与えるアドバイスをするという1on1ミーティングという人事施策が導入されています。
ウォンテッドリーの口コミ・評判
ではウォンテッドリーで実際に働いたことのある社員や元社員による評判・口コミはどのようなものなのでしょうか。
紹介するので見ていきましょう。
女性が起業しただけあり、女性も活躍しやすい職場という印象を受けました。
仕事の自由度が高い反面、責任も大きいことから自分で動けない方はついていくのが大変かもしれません。
ウォンテッドリーへの転職難易度
ウォンテッドリーへの転職難易度は比較的低いと言えます。
その理由として次の点が挙げられます。
- 新規分野への参入も盛んなので採用も積極的
- 人材の流動化が進むため今後の成長も期待できる
- 人材の出入りが盛ん
ビジネスSNSを中核事業としているものの、他の分野への参入も積極的なので、常に新しいエンジニアを求めています。
また、社会的にも終身雇用から人材の流動化によって同社のサービスを利用するユーザーが増えることも予想されており、それによって採用枠も拡大していく可能性があります。
また、人材の出入りも盛んなので、他社に出ていく人材の代わりに入社できることも期待できるでしょう。
ウォンテッドリーへの転職成功確率をアップさせる唯一の方法
ウォンデッドリーへの転職成功率をアップさせる唯一の方法は転職エージェントを利用することです。
実際、転職エージェントを利用することは次のメリットがあります。
まず、中途採用の情報を収集してくれるので、ウォンテッドリーの求人が出たかどうかをチェックしてくれます。
さらにシークレット求人を持っている可能性もあるので、より有利に転職を進められます。
次にウォンテッドリーに特化した面接対策など就職するための対策を立ててくれる点も注目です。
自分だけで行うのは限界がありますが、転職エージェントの協力を得れば、より確実に転職できます。
ウォンテッドリーへ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選
ウォンテッドリーへの転職を前向きに考えている方におすすめできる転職エージェントは以下4つになります。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
- JACリクルートメント
上記した転職エージェントのうち、一つだけに登録するのではなく、複数登録しておくことで転職成功確率が上げることができます。
その理由や各社の特徴・強みについて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
1.リクルートエージェント
転職に関する実績及び求人数において、常に業界の先端を走っているリクルートエージェント
転職するすべての人に対して、その要望を満たしてくれるレベルであり、この転職サイトに登録しないという選択肢はないと言えるレベルです。
サイト利用者からも,その質の高さを褒め称えるクチコミというものは多く
「求人数が豊富で、ここだけの求人が複数あった。」
「どれを選んでいいかわからなくなるほどの求人の幅がある」
「数が多いことで、希望する職種に対する心配がなかった」
といった声が多数あります。
ただし、数が多いためかアドバイザーの支援は少し淡泊な感じです。
色々な顧客を多く裁かないと行けないため、致し方ないのでしょう。
ですので、別の転職サイトも利用するとより良い転職活動が出来ます。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
2.doda
パーソルキャリアが運営している「doda」は国内最大級の転職エージェントで、多くの人が利用して転生を成功させています。
登録や利用は完全無料になっており、求人数の多さはもちろん提案力も高くサポートしてくれるエージェントのレベルが高いのも特徴となっています。
履歴書や職務経歴書といった書類作成のサポートや面接対策のサポートも充実しているので、初めて転職をする人にもお勧めの転職エージェントです。
doda公式サイト:http://doda.jp/
3.パソナキャリア
「パソナキャリア」は取引実績が豊富にあり信頼できる転職エージェントであり、非公開求人や最新の求人も含めた数多くの求人の中から希望にぴったりの求人を紹介してくれます。
手厚いサポートとフォローがあるので、転職活動が初めてで何から行えば良いのか分からない人にも適しており、安心して利用することができます。
実際に利用した人からの評判も良く、転職するべきか悩んでいる段階の人にもフラットに対応してくれます。
パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/
4.JACリクルートメント
転職エージェントのJACリクルートメントは、国内大手や外資系の企業などのハイクラスやグローバルな求人にアドバンテージがあります。
事業戦略から企業文化や風土まで、企業情報に詳しい各企業の担当者が相談に乗ってくれます。
また、求人の質も非常に高く、他社にはないような高待遇の求人も豊富です。
管理職や高い専門性が求められる職種の転職を求めている方へ、JACリクルートメントはオススメの転職エージェントです。
JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/
まとめ
以上、ウォンテッドリーの企業情報や業績推移、平均年収、採用条件、転職成功率を上げる方法等を紹介しましたがいかがでしたか。
最後にもう一度、ウォンテッドリーへ転職する前に抑えておくべき点をまとめると、
- 業績好調で平均年収が上昇中
- 積極投資が奏功して過去最高業績を見込んでいる
- 周囲と協力して“すごいもの”を創造したい人が働くのに向いている
- 個性的で自由な社風
の4つが挙げられます。
「もっと多くの人にウォンテッドリーの魅力を知ってもらいたい」
「チャンスのたくさんある環境で働きたい」
そんな方は、当ページを参考にしてウォンテッドリーへの転職におすすめのエージェント2、3社に登録して転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。