「ジャステックへ転職するコツを知りたい」
「中途で入社した場合の年収はいくらくらい?」
というように転職したいと思っても、気になる点が次から次へと湧いて出てくることってありますよね。
そこで今回は、
- ジャステックの企業情報
- 事業内容・将来性や業績推移
- 年収情報・平均年収の推移
- ジャステックが求めている人物像・人材
- ジャステックへの転職成功率をアップさせる方法
などを紹介します。
この記事を読めば、あなたがジャステックで働くのに向いている人材なのかどうかがわかり、転職成功確率も上げられるようになるので、ぜひ参考にして下さいね。
ジャステックとは
ジャステックは東京都港区に本社を構える、情報システムの企画・開発・運用などの事業を行う独立系のシステムインテグレーター(SIer)です。
創業は1971年で、業界の中では老舗になります。
ジャステックの特徴は、ソフトウェア開発専業となっている点です。
また原則として一括請負契約で業務を行っています。
東証一部上場企業であり、従業員数約1,300名のまさに大企業といえるジャステックの企業情報や事業内容はどのようなものなのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
ジャステックの企業情報
ジャステックの会社概要は以下のとおりです。
商号 | 株式会社ジャステック |
---|---|
英語名 | JASTEC Co.,Ltd. |
創立 | 1971年7月16日 |
代表者 | 代表取締役社長 中谷 昇 |
本社所在地 | 〒108-0074 東京都港区高輪3-5-23 |
資本金 | 22億38百万円 |
事業内容 |
ソフトウェア技術開発および販売
|
上場取引所 | 東京証券取引所 プライム市場 |
事業年度 | 毎年12月1日から翌年11月30日まで |
ジャステックの事業内容
情報システムの企画・立案から開発、運用までを原則として一括請負契約で行っているシステムインテグレーターです。
多くのIT関連企業が様々なサービスを幅広く提供する中で、ソフトウェアの開発を基軸とし、クライアントの経営や業務に関する相談に乗るシステムコンサルテーションと、それに基づいてシステムを調査し、分析、設計、開発を行って販売するシステムインテグレーションを主な柱としています。
対象とする業界は広く、金融、製造、通信など多岐にわたっています。
業界の現状と将来性
ジャステックはSIerの中でも親会社をもたない「独立系」と呼ばれる部類となります。
グループ会社がないため、制約が少ないのが特徴です。
またジャステックは基本的に一括請負契約で業務を行っており、工程のほぼすべてを自社で管轄できるのは強みと言えます。
企業のDX推進によるIT投資は積極的な中、同業他社はソフトウェア開発からクラウド事業やデータセンター事業にシフトしていく事業環境下にあり、
ソフトウェア開発に強みを持つジャステックがこの状況を好機に捉え、市場での地位を強固にしていく計画を持っています。
SIer業界は今後IoTやAI、ロボットといったなどをはじめ新たな技術が登場し、将来性は明るい印象があります。
しかし技術者をはじめ人手不足が深刻であり、新たな知識や技術を取り入れる必要のあるSIer業界にとって今後の重要な課題となっています。
いかに人材を確保し、育成していくことができるかが今後のSIer業界で生き残れるかの鍵といわれています。
ジャステックの業績推移
ジャステックの2007年11月期から2021年11月期までの業績推移を下の表にまとめました。
決算期 | 売上 | 営業利益 |
---|---|---|
2007.11 | 142億4400万円 | 15億9000万円 |
2008.11 | 144億4600万円 | 13億8000万円 |
2009.11 | 100億3900万円 | 5800万円 |
2010.11 | 85億5400万円 | 2億4600万円 |
2011.11 | 84億7200万円 | 1億5000万円 |
2012.11 | 96億1300万円 | 4億2800万円 |
2013.11 | 108億7400万円 | 6億4700万円 |
2014.11 | 123億5600万円 | 11億5500万円 |
2015.11 | 143億7700万円 | 15億9300万円 |
2016.11 | 162億2600万円 | 19億9400万円 |
2017.11 | 168億4100万円 | 20億8900万円 |
2018.11 | 161億800万円 | 20億4900万円 |
2019.11 | 171億3300万円 | 21億3800万円 |
2020.11 | 174億5200万円 | 20億6600万円 |
2021.11 | 181億7400万円 | 20億7500万円 |
2009年度から2013年度の期間はリーマンショックの影響で業績が落ち込みましたが、2014年度以降は持ち直して安定した収益を上げています。
2016年度以降は毎期あたりの営業利益を20億円以上も計上しており、収益基盤が非常にしっかりしていて素晴らしい企業ですね。
ジャステックの平均年収情報
ジャステックの平均年収は、有価証券報告書によれば2021年11月30日時点で547万7,000円となっています。
SIer業界での平均年収はおよそ650万円となっていますので、ジャステックの平均年収は業界水準よりやや低めになります。
また同報告書では生涯年収(生涯賃金)も記載されており、2億2859万5936円となっています。
ほかの項目では、平均勤続年数は12年、平均年齢は35.6歳、従業員数1393人となっています。
ジャステックの平均年収推移
下の画像はジャステックにおける2018年度から4期分の平均年収の推移を表したグラフです。
平均年収は550万円前後で推移しています。
業績好調で財務基盤も盤石なので、今の水準よりもう少し年収は上がっても良いと感じます。
ジャステックはどんな人材を求めている?
ジャステックでは社員に
- 思考意欲
- 自発性
- 倫理性
の3つの能力を求めいています。
「思考意欲」とは問題が発生したときに解決するための方法や、仕事をより効率的に行うための工夫などを突き詰めていくことです。
SIerでの業務では深く考えることが重要なのです。
「自発性」は自ら行動する力です。指示されたことだけでなく、自分から新しいことを始めていくことがSIerでの仕事では必要です。
なぜなら新しい技術が次々と生まれていく業界であるため、常に新たな情報を入手し、知識や技術を向上していかなければ生き残れないからです。
「倫理性」とは業務を正しく行えるかということです。
企業がコンプライアンスを遵守するためには、個人個人が仕事の中でコンプライアンスを意識して業務を遂行していかなければなりません。
このような考えのもと、ジャステックは人材育成に力を入れています。
ジャステックは40年以上SIer業界で自主独立の経営を続けてきました。
そこから生まれた独自のキャリアパスは、自主性や自助努力を育てることを目的とし、約130講座の基礎教育、約90講座の応用教育、2講座のキャリア教育が準備されています。
ジャステックは採用活動・募集職種
ジャステックでは、
- 管理職
- 技術職管理職
- 技術職専門職
- 技術職
- 営業職管理職
- 営業職専門職
- 営業職など
の職種がありますが、中途採用ではこれらの職種が不定期で募集されているようです。
応募を希望している方はこまめに採用情報を確認してください。
エントリーは、採用ページにある応募フォームから行います。
採用フローは、書類選考、筆記試験、適性検査、1次面接、2次面接を経て内定となります。
1次面接では人事担当者、2次面接では役員との面接になるようです。
面接では、前職での仕事内容、どのような点を工夫したかなどを聞かれるようです。
事前に整理しておきましょう。
参照:中途採用|ジャステック
ジャステックは自発的に仕事に携わる積極的な人に向いている
技術発展の著しいSIer業界での仕事は常に最新の知識や技術を学ぶことが必要です。
そのためジャステックは社員には自発性を求めいています。
指示されたことだけでなく、自ら積極的に仕事に関わり、仕事以外でも技術や知識の向上に余念がないような人が向いているといえます。
逆にマイペースに仕事をやっていきたいような人は辛い環境となるでしょう。
ジャステックの福利厚生
ジャステックの福利厚生はごく標準的なもので、特徴的なものはないようです。
社員に自発性を求めていることもあり、資格取得費用の補助があります。
SIer業界は全体的に残業が多い業界ですが、ジャステックも残業は多めのようです。
ただし残業時間は所属している部署やチームなどによりかなり差があります。
ジャステックはSIerの中では女性の活躍も多いようです。
出産休暇や育児休暇も取得し、育児休暇終了後も仕事を続ける女性も多数います。
ジャステックの口コミ・評判
ジャステックで働いたことのある社員や元社員による評判・口コミ情報を紹介します。
一連の福利厚生がそろっている職場です。
資格取得の支援もしてくれるので、成長したいと思っている方にはうれしい体制といえるでしょう。
ただ、海外企業のように自己主張ができないと、社内にいにくい環境なので注意が必要かもしれません。
ジャステックへの転職難易度
ジャステックへの転職難易度はやや高めです。
その理由として次の理由が挙げられます。
- IT企業ではあるものの保守的
- システムインテグレータの競争が激化している
ジャステックは、システムインテグレーター企業として一定の地位を築いていますが、同分野としては老舗企業なので、日本的な終身雇用を維持している傾向があります。
そのため、中途採用は他の同業他社に比べて消極的です。
また、システムインテグレーター企業間の競争が激しいため、人材採用を積極的に行う雰囲気があまりありません。
こういった意味でジャステックへの転職は難しいと思われます。
ジャステックへの転職成功確率をアップさせる唯一の方法
ジャステックの転職成功率をアップさせる唯一の方法は、転職エージェントに登録することです。
転職エージェントは、ジャステックのシークレット求人を持っていることもあり、そういったルートでの就職も可能です。
また、ジャステックに入社後の待遇についても交渉代行をしてくれるので心強いサービスといえるでしょう。
もちろん、ジャステックに特化した面接対策や職務経歴書の作成補助も期待できるので、かなり便利です。
ジャステックへ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選
ジャステックへの転職を検討中の方に最適な転職エージェントは次の4つになります。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
- JACリクルートメント
上記した転職エージェントをおすすめする理由や各社の特徴について詳しく紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
1.リクルートエージェント
転職の理由は様々ですが、できるだけ多くの職種から選びたいと思った場合、「リクルートエージェント」の利用が外せません。
とにかく求人の職種と数が、他のどのエージェントに比べて圧倒的に多いのです。
なので多くの企業の多くの職種から選んで転職をという人に、おすすめのエージェントとだと断言できます。
ただ「アドバイザーのサポートが、いまいち親身に欠ける」という口コミも散見されるので、サポート重視の人は他のエージェントと併用することをおすすめします。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
2.doda
「doda」は国内でも大手の転職エージェントなので、信頼できる転職実績と豊富な求人件数があります。
なので初めての転職エージェントとして選ぶのもおすすめです。
実際にdodaを利用したユーザーからの口コミ評価も高く、それくらいサポート体制が充実しているということが分かると思います。
一人一人に対して丁寧に寄り添い、履歴書の添削や面接の対策などもおこなってくれます。
転職に不安を抱えている人はぜひ登録してみてはいかがでしょうか。
doda公式サイト:http://doda.jp/
3.パソナキャリア
転職活動をするときに頼りになる転職エージェントの一つに、「パソナキャリア」があります。
親身なサポートが特徴であり、初めての転職で何から手をつけたら良いか分からず不安なときにも手厚いサポートやフォローで安心です。
もちろん登録や利用まで無料となっていて気軽に使うことができ、実際に利用している人からの評判も良いので安心して登録することができます。
複数の転職エージェントに登録する際には、パソナキャリアも入れておくと良いでしょう。
パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/
4.JACリクルートメント
管理職や専門職など、レベルの高い求人を探している方にオススメの転職エージェントがJACリクルートメントです。
中には、外資系企業や国内大手企業などの他社にはないような非常に待遇の良い案件も扱っています。
また、その企業の文化や風土、事業戦略まで把握している担当者がおり、企業の情報をしっかりと得られる点も心強いです。
質の高い情報を得て、ハイクラス・グローバルな転職を成功させたい方に適した転職エージェントです。
JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/
まとめ
以上、ジャステックの企業情報や事業内容・将来性、業績推移、平均年収、求められる人材を紹介しました。
もう一度、ジャステックに転職する前にインプットしておきたい情報をおさらいすると
- 業績は売上高、利益ともに安定している
- 平均年収は業界水準より少し低い
- 自発的かつ積極的に業務へ関わっていく人に向いている
の3つが挙げられます。
「ジャステックで自分の技術力を試したい」
「成長意欲の高い人材が揃っているジャステックで働きたい」
という方は、ジャステックで働くのに向いているはずですので、このページで紹介したおすすめ転職エージェント2、3社に登録してみましょう。
そうすれば、転職成功率を劇的に向上させることができ、失敗しない転職活動ができるようになるはずです。