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薬剤師は他業種よりも転職しやすい?その理由と代表的な職種

病院からドラッグストアに転職は簡単?製薬会社だとどうなる?

一般に転職は、新卒採用に比べて、難しいのが常識です。まず、需要が新卒ほど、多くありません。

さらに、どうしても今までのキャリアに限定されますから、選べる職種も少ないのが実情です。

さらに、年齢制限も高く、転職を考えた年齢によっては、それだけで、事実上、希望する職種への転職は不可能といったことも少なくありません。

このように、転職には様々な壁が存在するというのが、一般の常識です。

しかし、他業種に比べて、薬剤師の転職は比較的、簡単だと言われています。

その理由は薬剤師が就業する職種によっても、固有の理由はありますが、ここでは、まず、薬剤師という資格を持っていると、なぜ、転職に有利なのか、一般的な事を解説していきましょう。

薬剤師だと他業種に比べてここが有利

売り手市場であること
まず、全般的に薬剤師は人手不足で、売り手市場である事です。

つまり、需要と供給だと、需要の方が多い状況が続いています。高齢化が進む一方の日本では

病院と調剤薬局はもちろん、地域のドラッグストアなども含めて、薬業界全体の人手不足の傾向はしばらくは変わらないと言えます。

特にドラッグストアがこの点は最も、顕著です。年中、求人募集が出ていますし、特に大型チェーン店などでは、募集人数も多い傾向にあります。

調剤薬局も人手不足の傾向はありますが、多くの場合、規模が小さいので、募集は1人というところが、圧倒的です。

しかし、調剤薬局自体が新設されていく傾向にありますので、全体としては、売り手市場である事に変わりはありません。

病院も公立大病院は赤字が多いのですが、公営の為、潰れる事は通常、ありませんし、そもそも、病院は必要不可欠な存在なので、無くしてしまうわけにはいきません。

その為、一部の自治体では、公的資金援助で、民間病院を誘致する動きなどもあります。よって、業界全体として、他業種よりも求人が多いのです。

年齢制限が比較的緩いということ

通常、40代になってからの転職は極めて狭い門となりますが、薬剤師の場合、調剤薬局などでは、50代以上の方もたくさん、勤めています。

ドラッグストアも年齢制限がないところもあります。場所によっては、60代の人が勤務している場合もあります。

ただし、病院勤務は若干、制限が強めです。また、企業勤務ですと、そもそも年齢問わず、転職自体が難しい傾向にあります。

常に最先端の知識が要求される研究職だと、年齢制限もどうしても、厳しくなる為です。

薬剤師という資格を持っている人が少ないので、競争が少ない

薬剤師は従来の薬学部が4年制であったのに対して今は医師と同様、6年制となったせいもあって新卒有資格者も医療従事者全体の中で見ても、それほど多くありません。

しかし、法律では医薬分業化で絶対に必要な職種です。一部の、市販薬品に限って、登録販売者なども販売可能ですが、処方箋薬は薬剤師にしか調剤、販売が許されていません。

よって、病院や調剤薬局には必要不可欠な存在です。その割に、資格者が少ない為、競争原理が働きにくい構造があります。

比較的な豊富な職種を選べると言う事

薬剤師が活躍する現場は近年、多岐多用になり、幅広くなりました。

定番の調剤薬局、ドラッグストア、病院勤務はもちろん、企業でも、研究者だけでなく、MR(薬の営業)としても、薬剤師は活躍しています。

また、健康食品会社など、製薬会社以外の企業も積極的に薬剤師を採用して品質向上をはかっています。このように選べる職種が多い事も転職が簡単である理由の一つと言えるでしょう。

日本全国に必ず、働く場所が存在している事

特に病院は無くてはならない存在です。今は地方に行っても、一つの市町村で大きな病院が2、3は存在しているのが当たり前になってきました。

小さな診療所も多く存在しているので、医薬分業化の為、近くに必ず調剤薬局も存在しています。

ドラッグストアも大型チェーン店が、全国展開しています。この為、職種を限定しなければ、ほとんど、転職に困らない状況があると言えます。

特にドラッグストアと調剤薬局と病院はどこの地方でも必ず存在しています。

都会でなくても、比較的自由度の高い選択が出来るカモ

まとめ

薬剤師という資格を取得した段階で、ある程度の競争をクリアしていると言えます。その為、就業の段階で、激しい競争にさらされるケースはそれほど、多くはないと言えます。

ただし、一般の職業と同じく、キャリア、年齢、転職する理由(特に前職を辞めた理由)などは、考慮されるのは言うまでもありません。あくまで、他業種と比べて、有利な点が多いという事です。

薬剤師でも全く未経験の職種に就く場合、相応の壁があるのは事実です。

特に企業の研究職は、既に相応のキャリアを積んでいる人しか第二新卒程度でないと事実上、転職は不可能だと言えます。