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日本システム技術の年収や口コミ・評判、求められている人材とは【転職成功するためコツも紹介】

日本システム技術の年収情報

日本システム技術は、完全独立系ソフトウェア会社として知られるIT企業です。

日本システム技術に中途て転職したいと思っても、どのような方法で転職活動をしていいのか分からないと悩んでいる方も多いはず。

また、もっとこの会社に関する深堀りした情報を知りたいという方も中にはいるでしょう。

そこで今回は日本システム技術における、

  • 会社情報や経営理念
  • 業績推移や将来性
  • 平均年収とその推移
  • 中途採用で求められている人材
  • 転職成功率を上げるコツ

などを紹介していきます。

この記事を読めば、現時点であなたが日本システム技術に転職するのに適当なのかがわかるようになるので、ぜひ最後まで読み進めてください。

日本システム技術とは

日本システム技術株式会社は、「JAST」として知られているシステムIT企業です。

一般の方にはあまり知名度が高くありませんが、1973年に大阪市で設立し、1977年には東京、1982年にはシンガポールへと事業の幅を広げ、東京証券取引所にも上場している企業として、確固たる地位を築いてきました。

今では、企業向けのシステム開発の他に学校向けのパッケージ商品、医療向けのビッグデータ活用と様々なジャンルにチャレンジを続けています。

日本システム技術の会社情報

以下は日本システム技術の会社概要です。

社名 日本システム技術株式会社
Japan System Techniques Co., Ltd.(略称 JAST)
設立 1973年3月26日
資本金 15億3,540万円(2021年9月30日現在)
所在地 東京本社
東京都港区港南二丁目16番2号(太陽生命品川ビル27階)

大阪本社
大阪市北区中之島二丁目3番18号(中之島フェスティバルタワー29階)

代表者 代表取締役社長 平林 武昭
事業所 東京、大阪、シンガポール、タイ、マレーシア、中国
系列 なし(完全独立系)
JASTグループ
(連結子会社)
  • アルファコンピュータ株式会社
  • 株式会社新日本ニーズ
  • 株式会社アイエスアール
  • AG NET PTE.LTD.(シンガポール)
  • JASTEC(THAILAND) CO., LTD.(タイ)
  • JAST Asia Pacific Co., Ltd.(タイ)
  • Virtual Calibre SDN. BHD.(マレーシア)
  • Virtual Calibre MSC SDN. BHD.(マレーシア)
  • Virtual Calibre Consulting SDN. BHD.(マレーシア)
  • 桂林安信軟件有限公司 (中国)
  • 上海嘉峰信息科技有限公司 (中国)
事業領域
(連結子会社含む)
  • 1. ソフトウェア事業
    • ビジネスアプリケーション
    • エンジニアリングアプリケーション
  • 2. GAKUEN事業
  • 3. システム販売事業
  • 4. 医療ビッグデータ事業
サービス内容
  • 1. システムコンサルテーション
  • 2. システムインテグレーションサービス
  • 3. ソフトウェア開発
  • 4. システム運用管理
  • 5. パッケージソフトの開発・販売
  • 6. データベースサービス

日本システム技術の従業員数

日本システム技術の連結会社における事業セグメントごとの従業員数を下の表にまとめました(2021年3月31日現在)。

セグメントの名称 従業員数
ソフトウェア事業 961人
GAKUEN事業 156人
システム販売事業 21人
医療ビッグデータ事業 88人
全社(共通) 94人
合計 1,320人

※従業員数は、就業人員数の数値で、また、臨時雇用者数は、その総数が従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略。

日本システム技術の業績推移・成長性

日本システム技術の2012年3月期から2021年3月期までの業績推移をまとめた表が以下になります。

決算期 売上 営業利益
2012年3月期 90億2,700万円 2億8,400万円
2013年3月期 101億3,900万円 3億1,400万円
2014年3月期 108億2,800万円 4億2,700万円
2015年3月期 115億0,500万円 3億6,300万円
2016年3月期 118億2,100万円 4億0,100万円
2017年3月期 142億2,300万円 5億7,100万円
2018年3月期 156億3,000万円 7億4,100万円
2019年3月期 168億6,800万円 8億5,200万円
2020年3月期 180億1,900万円 9億7,000万円
2021年3月期 187億8,900万円 12億1,600万円

売上高・営業利益ともに10年間にもわたって順調に毎年積み上げているのがわかります。

日本システム技術の企業理念

システム会社でありながら、人間力に力をいれているのが日本システム技術の特徴です。

以下の社長メッセージでは、「人間力」こそが日本システム技術の強みと語られています。

「技術力」と「実績」に加え、共有された「企業理念」-これがJAST最大の経営資源であり、企業理念に裏付けられた「人間力」こそがJAST最大の強みです。さまざまなビジネス環境の中、社員一人ひとりが発揮する人間力を原動力として、JASTは、情報化技術で社会に貢献いたします。
参照:JAST「社長挨拶」

理念体系は複雑で、経営理念の他に企業理念、行動理念があり、企業としてのスローガンも掲げています。

日本システム技術の企業理念

日本システム技術には、7つの経営理念があります。

例えば、上の図にもある「2. 基本を固くする」は、ICT企業としてチャレンジしないという意味ではありません。

新しい事にもチャレンジをする時こそ、基本が大切で、基礎が無いシステムは導入してもうまく動いてくれません。

基本を常に忘れない事、自己もチームも基本を固くすることを目的にしています。

他には、「6. 人生の目的は品性の完成することにある」という経営理念があります。

社会人になった以上、清潔であることが重要です。

他人から見て見本となるビジネスマンを目指さなければなりません。

システムにおいても質が良くなければ意味がありません。

最終的な人生のゴールには、品性を完成させるところにある、としているのです。

人間力の向上に力を入れている日本システム技術の年収はどうなっているのでしょうか。

日本システム技術での年収はどれくらいなの?

日本システム技術が有価証券報告書で公表している平均年収は593万9,000円となっています(2021年3月31日現在)。
日本システム技術の平均年収

平均年齢は36.1歳で、システム開発案件ののピーク時になれば残業が発生することも加味すると決して多い年収とは言えないかもしれません。

今、日本社会全体で技術者が求められており、どこの企業でも人手不足となっています。

平均勤続年数が10.4年になっているのは、新しい技術や環境を求めて30代で転職する人が多いことを表しています。

一方で、日本システム技術には新しい事にチャレンジできる環境があります。

長く働き続けることで、新たなフィールドへのチャレンジができる企業でもあります。

次は平均年収の推移を見ていきます。

日本システム技術の平均年収推移

以下のグラフは直近7期分の平均年収の推移を表したものです。
日本システム技術の平均年収の推移

2018年3月期までの平均年収は550万円前後で推移していましたが、直近は3期連続で右肩上がりの伸びを見せて600万円に迫る程になっています。

これまで業績が長期的に安定成長しているためだと推測されます。

今後も好業績が続けば、さらなる平均年収の上昇も期待できそうです。

参照:IR情報|JAST 日本システム技術株式会社

日本システム技術に求められている人材とは

日本システム技術では、コミュニケーション能力がある人材を求めています。

システムだけを作って儲け優先の考え方を持っていると「お客様に尽くす精神」が削がれてしまいます。

以下の人事部メッセージにもあるように「デジタル社会でもハートのこもった商品を届ける」ことが大切と説いています。

情報化技術で社会に貢献したい

ソフトウェアというデジタルな物造りをする際、納期や予算という制約に縛られる結果、物を造る事だけが目的になってしまい、当初考えていた「お客様に喜んでいただきたい」「世の中の役にたちたい」というハートをどこかに置き忘れてしまう事があります。

或いは、利益重視で仕事を進め「儲かる仕事であれば何でもやります」という企業もあるかもしれません。こうした中でJASTは初心を忘れず、デジタルな社会でもハートのこもった商品をお客様にお届けしたいと考えております。そんな気持ちで業務に取り組んでいる会社です。
参照:JAST「人事部メッセージ」

システムが無くても業務は進められますが、システムがあることでお客様が便利にならなければなりません。

また、確かなコスト効果があるからこそシステムの導入をするのです。

お客様の背景を知り、課題を形に出来なければシステム開発はできないのです。

パッケージの導入においてもお客様の運用を知らなければ、利用価値が生まれてこないのです。

技術力のあるだけの人よりもコミュニケーション能力のある人を重要視している

日本システム技術では、技術力よりもコミュニケーション能力を重要視しているのです。

また、自己の成長を考えている人材を求めています。

企業人としてだけではなく、社会人として、そして家庭人として成長意欲がある人を求めています。

成長の先にある幸せを一緒に作っていくことが、日本システム技術では大切な考え方なのです。

日本システム技術には、コミュニケーション能力と成長意欲を持った人が、個性を発揮する環境があります。

やりたい事には手を挙げ、仲間と一緒に協力してゴールに向かうことが評価されるのです。

日本システム技術で行っている中途のキャリア採用活動

日本システム技術では、主にエンジニアの採用活動を行っています。

中途採用の募集職種一覧
  • プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー
  • Web系アプリケーションエンジニア
  • 金融Web系アプリケーションエンジニア
  • 自動車メーカー向けアプリケーションエンジニア
  • DWH構築、ビッグデータ分析エンジニア
  • JMICSサービス(医療)製品開発でのリーダー候補
  • 金融系パッケージ「BankNeo」導入支援SE
  • 受託開発・自社PKGシステムPL、PM
  • 受託開発Web系アプリケーションエンジニア
  • JMICSサービス(医療)製品開発PL
  • 大学向けパッケージ「GAKUEN」開発PL
  • 医療ビッグデータ分析SE
  • システムエンジニア・プログラマー(障がい者採用)
  • 一般事務職(障がい者採用)

ただエンジニアといっても様々なジャンル、職種があるのが日本システム技術の特徴で、これまでの経験を活かすことも、新しいことにチャレンジすることもできます。

Webアプリケーションに特異な方、金融関係のシステム構築の経験がある方、医療系のパッケージ開発を希望する方など、多岐に渡っています。

これらのシステムやパッケージを提案する営業職も募集しています。

これまでエンジニアとして経験を積んできた人が、営業職に転職することも少なくありません。

日本システム技術は成長とチャレンジをしたい人におすすめ

技術者としてだけでなく、人間としても成長したい人におすすめしたいのが日本システム技術です。

長い歴史と蓄積された技術力のある環境で、自分の可能性にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

また、技術者から営業に転職したい人にもおすすめです。

日本システム技術では、これまでのスキルを存分に活かす環境が存在しています。

日本システム技術の口コミ・評判

そんな日本システム技術の口コミを紹介しましょう。

希望するポジションへ就きやすい
経験に応じて責任あるポジションでの仕事を任せてもらえる企業です。自分の希望する業務につけているかどうかもヒアリングしてくれるので、見合った実力さえあればきちんと配置転換してくれます。
職業人としても成長を感じやすい会社
ITの分野では日本でも大手なので上流から下流工程、導入まで幅広く経験できる職場です。あらゆる場面の経験ができ、職業人としても成長が感じられます。
ワークライフバランスが優れています
部署によっては、残業時間がほとんどないため、ライフワークバランスを意識した働き方も可能です。ただ、機密保持などの観点から他部署とのかかわりはほとんどなく、入社後数年間の研修で遭う程度です。
成果に貢献すれば継続的に昇給できる
技術職で実績を出していれば定期的に昇給できる企業です。技術職としての能力を評価している風土ですが、それ以外の部署や職種によっては、大幅な昇給が期待できません。
離職率が低い
定着率が比較的高い企業です。離職率の高いこの業界にあってかなり離職率が低水準にあるので、多くの方が働きやすさを感じていますし、自分も実感しています。

技術で実績を出している会社なので、技術者として勤務し、実績を上げていけば昇給もかなり期待できる企業です。

また、離職率が高い分野であっても定着率が高いのは、とても異例でそれだけ仕事のしやすい環境が用意されているといえるでしょう。

日本システム技術への転職難易度

日本システム技術への転職難易度はやや高いと言えます。

その理由として、以下の点が挙げられます。

  • 人員規模を縮小し、少数精鋭の企業へ変貌を遂げている。
  • 日本を代表する情報システムのトータル・インテグレーターとして人気が高い。
  • 業務の領域が高いため、常に新しい分野の人材を求めている。

日本システム技術は、社内での合理化によって1,000人以上いた従業員を徐々に減らしてきています。

人員整理を行うのではなく募集人数をコントロールしているので、転職枠も自然と少なくなっています。

また、日本システム技術は日本を代表するトータル・インテグレーターなので、就職を希望する方が多く、入社競争が激しい企業です。

ただ、広い分野での活動を行っているので、常に新しい技術を持った人材を求めているのも事実です。

日本システム技術への転職成功確率をアップさせる唯一の方法

日本システム技術への転職成功率をアップさせる唯一の方法は、転職エージェントを利用することです。

転職エージェントであれば、日本システム技術のような募集人数を絞った経営をしている企業であっても、新しい技術を持った人材などのシークレット求人を持っている可能性もあります。

また、日本システム技術のような企業の転職対策もサポートしてくれるので、自分の力だけでは難しい転職も転職成功まで親身に対応をしてくれるでしょう。

これらの理由から、日本システム技術への転職を成功させやすくするには転職エージェントを利用するのがおすすめです。

日本システム技術へ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選

日本システム技術への転職を考えている人には以下4つの転職エージェントがおすすめです。

  1. リクルートエージェント
  2. doda
  3. パソナキャリア
  4. JACリクルートメント

これらの転職エージェントの中から1社ではなく、複数社に登録すると転職成功確率がアップします。

その理由や各社の特徴について、詳しく紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。

1.リクルートエージェント

リクルートエージェント
転職活動初心者の方には、まず転職支援実績No.1の『リクルートエージェント』に登録するのがおすすめです。

リクルートエージェントの強みはなんといっても業界トップ水準の求人数を保有していること。

つまり、どんな業界に転職したい場合でも、次々に新着求人情報が届いて、転職活動が停滞することがないんです。

他の転職エージェントにはない求人も扱っていることが多いので、業界や職種の選択肢が豊富。

そのため、あなたの希望に沿った転職先候補が見つかる可能性が高いです。

ただ、担当者によっては「対応の仕方がややビジネスライクで冷淡に感じることがある」との口コミもあるので、サポート力に定評のある『doda』や『パソナキャリア』と併用するのも良い方法です。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

リクルートエージェントの口コミ・評判を見る

2.doda

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他にはないdodaだけが扱う、豊富な好条件の独占求人もあります。

業界に精通した専門スタッフが所属し、各転職希望者に向けての企業視点での、適切なアドバイスがあるのも心強いです。

面接対応や職務履歴書の書き方など、採用に関わる重要な部分まで繊細なサポートがあるのも安心な点。

スタッフの質も高く、どの担当に当たっても徹底したサポートは変わりません。

転職成功のためにも、登録必須の転職エージェントだと断言できます。

doda公式サイト:http://doda.jp/

dodaの口コミ・評判を見る

3.パソナキャリア

パソナキャリア
専任スタッフによる手厚いサポートとフォローに定評のある『パソナキャリア』。

求人数や取り扱っている業種/職種の種類の数では業界最大手のエージェント各社には及びませんが、女性の働きやすさを重視しているため女性の転職に強く、親身で丁寧な対応をしてくれるという評判が高いエージェントです。

また、求職利用者の数も大手同業他社ほどではないので、求職者一人ひとりにかける時間も多く、安心してサポートしてもらえる点が魅力です。

パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/

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4.JACリクルートメント

JACリクルートメント
管理職や専門職の方が転職を考えるなら、ハイクラスやグローバル求人に強い転職エージェント『JACリクルートメント』がおすすめ。

他では見つからない高待遇の案件といった充実した内容の案件を多数保有しているのが強みです。

JACリクルートメントの担当者はエリア制ではなく、企業専属制。

担当者は企業文化や風土、事業戦略までも細かく把握しているため、転職をイメージしやすいリアルな情報を提供してくれます。

これまでに築いたキャリアをぜひ、JACリクルートメントを通じた転職で活かしてください。

JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/

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まとめ

以上、日本システム技術に会社情報や業績、年収、採用情報から転職難易度まで紹介しました。

この会社に転職するために抑えておくべき4つのポイントは

  1. 業績は長期安定成長中
  2. 年収は少し物足りなく感じるが将来的に伸びる可能性は高い
  3. 社員の口コミからは総じて“ホワイト企業”として高い評価を受けている
  4. 採用枠は少ないが、もし転職できればやりがいを持って働ける

という点です。

日本システム技術にどうしても転職したいという方は、当ページの内容を参考にして、どのように転職活動を進めていくべきか、計画を練ってみましょう。