平均時給 | 平均年齢 | 男女比 |
---|---|---|
907円 | 24歳 | 2:8 |
おしゃれが好きな方からの人気が高いのがアパレル業界のアルバイトではありますが、なんとなく難しそう…具体的にはどのような仕事を担当するのかわからないという方も多いのではないでしょうか。向いているのはどんな人?という疑問などにお答えしていきます。
アパレルバイトのお仕事は向いている人と向いていない人にはっきり分かれるアルバイトだといえるでしょう。まずは自分にとって本当にアパレルのアルバイトが向いているのか考えてみてくださいね。
アパレルのアルバイトとは
アパレルのアルバイトで主に行う仕事といえば、ショップスタッフです。デザイナーやパタンナー関係の仕事もありますが、こちらは正社員として雇われるケースが多く、
具体的な仕事は、接客とレジ、品出しや在庫管理です。商品を購入してもらった後は包装なども担当することになります。
汚いお店ではお客さんも寄ってこないので、掃除も頻繁に行わなければなりません。
特に求められる資格はありませんが、
働くお店によって時給は全く違い、800円~900円程度となっています。アルバイトでも店長候補として働く場合には1,000以上の受給も目指すことができるでしょう。
労働時間については4時間~8時間程度が多いのですが、セール期間中などは残業が発生する可能性もあります。特に商品の取り扱い数が多いショップでは商品の補充や欠品チェックの作業が多くなり、残業が日常的になる場合もあるのです。
忙しい職場も多いですが、自分がおすすめした服をお客さんが選んでくれたり、アドバイスを求められて喜んでもらえた時のやりがいは非常に大きいといえるでしょう。
ただファッションが好きというだけではなかなか務まりませんが、お客さんにおすすめするのが好き、コーディネートを考えるのが好きという方にとっては楽しみながら働ける職場になるはずです。
アパレルバイト体験談
[d_box type=”clip” color=”red”]アリサさんのお仕事体験談(女性/アルバイト歴1年)
バイトをはじめたきっかけ
アパレル系のアルバイトをしようと思ったきっかけは、そのブランドの服が大好きだったからです。持っている服はほとんどそのブランドのもので、新作が出るたびに買いに行き、店内にいる全ての店員さんに顔を覚えられているくらいでした。もしアルバイトでも店員は社員割引が使えるようになると仲良くなった店員さんに聞いたため、アルバイトをしようと決めたのです。
身に付いたスキル
身についたスキルは、お客様の体型や顔のタイプ、話した時の印象などからお客様に似合う服を提案できるようになったということです。最初は何を勧めていいのかもわからず、ただ売れ筋や流行のものを勧めるだけでした。しかし、それではお客様によっては似合わない服をお勧めしてしまうことも多かったため、社員の方に教えてもらったり、雑誌の体型別コーディネート特集などを見て毎日勉強しました。顔のタイプなどは実際にお客様にお勧めした服を試着していただき、その方の顔のタイプに最も似合う服を体感的に覚えていきました。
つらかったことや楽しかったこと
お勧めした服が気に入ってもらえなかった時です。どんなに注意深くお客様を観察し、その方の好みに合いそうなものをお勧めしたとしても、やはり気に入ってもらえないことは多々あります。結局気分を害されてしまい、購入されずに帰られた方もたくさんいらっしゃいます。しかし、そういったときはだいたいお客様の性格や好きな服のタイプをしっかり理解できていなかった時なので、自分にとっては反省してより良い感性を磨く絶好の機会でもありました。
これからアルバイトしようとしている人へのアドバイス
私の場合は服が好きで、特にそのブランドのものが好きだという理由だけで始めました。その程度の理由でしたが、今ではお客様に喜んでもらえるやりがい、そしてコーディネートを考える楽しさといった、アパレル系で仕事していくうえで重要なことを学ぶことが出来ました。なので、薄い理由だからと言って遠慮する必要はありません。きっかけなんてみんなそんなものです。始めてから何をどうやって頑張るか、それが一番大切だと思います。興味を持ったらまずは始めてみること、多少つらくても続けてみること。これだけ頑張ってみてください。
リンコさんのお仕事体験談(女性/アルバイト歴2年)
バイトをはじめたきっかけ
学生だったので、土日にフルに働けるところを探していました。平日の日中は、主婦の方が働いているので、平日は夕方から交代でバイトで入る事ができ、授業が終わってから働けて、当時の生活スタイルに合っていたように思いました。でもやっぱり一番はファッションに興味があり、一度はバイトしてみたかったからです。
身に付いたスキル
まずは接客です。話しかけられたくないお客様もいるので、様子を見ながら距離を取り、店員が必要そうと感じた場合、すぐに話しかけられるよう空気を読む事を勉強しました。ラッピングの技術は今でも役に立っています。プレゼント用にラッピングを希望されるお客様もいるのですが、簡易ラッピングや箱に入れてラッピングすることもあり、小物と同時にラッピングするなど一番身についてよかったスキルです。また、流行に敏感でいる必要があるので、コーディネート術などは身につきました。
つらかったことや楽しかったこと
お客さんが来ない時間帯などは本当に暇で品出しも終わっていると、とにかく何もする事なく暇で辛かったです。ハウスダストアレルギーがあるため、洋服の検品や店頭に出す時などほこりで目や鼻がむずむずして苦しかったです。接客でたまになのですが、やはり理不尽なお客様もいるので対応した時は、その日嫌な気分を引きずる事もありました。お気に入りの店員さん(正社員)には愛想よく話してくれるのに、アルバイトの自分には無視する態度で差をつけられるのは辛かったです。アルバイトに接客されたくないという感じです。また立ち仕事のため、足や腰が疲れる事はあります。始めはヒールを履いていましたが、次第にスニーカーペタンコ靴になっていました。ファッションには興味があったので、洋服や小物を扱うのは本当に楽しかったです。商品が入荷した時は品出しも楽しく、流行がわかり勉強にもなりました。接客で「ありがとう」とお礼を言われるのは本当に嬉しかったです。ほぼ楽しくバイトしていました。
これからアルバイトしようとしている人へのアドバイス
精算時などでお金を扱う事が心配な方もいると思いますが、計算もレジがしてくれるので間違う事もないので大丈夫です。人が好きでおしゃべりが上手な方、洋服や小物が好きな方は楽しく働けると思います。始めはお客様の態度で一喜一憂し、凹む事も多いのですが慣れると仕事として割り切れるようになります。一番は職場の人間関係だと思います。職場の人とうまくやれてれば、仕事で失敗や嫌な事があっても引きずる事はありません。助け合うことができるので、よい人間関係を築く事がよいです。
エリナさんのお仕事体験談(女性/アルバイト歴1年)
バイトをはじめたきっかけ
靴を中心に扱っているアパレルショップでアルバイトをしていました。きっかけはファッションに興味があり、特に靴というアイテムが好きだったからです。またアパレルのバイトをするまでは飲食系のバイトを行っていて、接客業には慣れていて、また得意でもあったので同じ接客でも違う業界で働いてみようと思いました。
身に付いたスキル
働いて身についたスキルは、臨機応変な対応と、コミュニケーションスキルです。飲食のアルバイト経験が長かったので、接客は得意だと感じていましたが、実際体験してみると飲食での接客とアパレルでの接客は全く別物だと感じました。飲食の場合はお客様と世間話といったような会話をすることはあまりありませんでしたが、アパレルの場合は日常会話をするシーンが多かったので、会話を広げる勉強もして、心理学などの知識も身に付きました。
つらかったことや楽しかったこと
つらかったことは、お客様がいない暇な時間です。これはどの接客業でも似たり寄ったりだと思いますが、やはり暇だと時間の流れも長く感じてかえってつらく感じます。楽しかったことは、お客様との会話のやり取りなどです。とくに自分が勧めた商品をお求め頂いたときなどは、自分の承認欲求も満たされて、やりがいを感じました。アパレルは販売員次第のところがあるので、いかにその場を盛り上げて購入に結び付けるかを考えて行動するのが楽しかったです。やればやるだけ個人売りにつながるので、結果が目に見えて、それがやりがいになっていました。
これからアルバイトしようとしている人へのアドバイス
ファッションに興味があることと、接客を楽しく行えるかどうかがアパレルのバイトに大切なことだと思います。せっかく目の前でお客様とコミュニケーションができる職種なので、そのメリットを最大限に活かしてほしいなと感じます。作業的なやりとりだけだとやはりつまらないので、こちらから積極的に働きかけて、会話をしてコーディネートのアドバイスをするなど、是非販売のプロを意識してチャレンジしてほしいなと思います。
履歴書・面接のコツ
アパレルのアルバイトに応募する際に、多くの方はファッションが好き、洋服が好きということをアピールするようです。しかし、こういった志望動機は採用する側にとっては当然のものであり、印象が弱いということを覚えておきましょう。どちらかというと、いかに接客が得意か、人と接するのが好きかということを重視する職場が多いのです。
当然ながらブランドのショップで働く場合などにはそのブランドのコンセプトや魅力、自分がどのような点に憧れているのかなどを明確に伝える必要があります。アパレル関係のアルバイト面接を受けているもののなかなか受からないということであれば、自分が応募をしているショップのターゲットが自分の年齢層やコンセプトとマッチしているのか考えてみると良いですね。どのショップにもターゲットとしているお客さんの層やコンセプトというものがあります。これと全くかけ離れた人が応募したとしても採用の可能性は低くなるのです。
仕事・職場になじむコツ
アパレルのアルバイトで大きな悩みに繋がりがちなのは人間関係に関することです。働いている人はみんな一つでも多く商品を売ろうと頑張っています。そのため、一緒に働いている同僚がライバルのような関係になることも珍しくありません。
そのような職場に早くなじむためのコツとして、先輩の販売員をしっかり敬いましょう。わからない事があったらこまめに確認を取り、後輩として話をする機会を頻繁に作ることで徐々に仲良くなることができます。
また、アパレルのアルバイトをしている方の中には接客が好きであるものの在庫管理が苦手という人も多いので、周りの人が在庫管理を面倒に感じていた場合には自分が率先して対応するなど工夫をしましょう。
お客さんと接する仕事ということもあり、笑顔や挨拶というのは基本中の基本ともいえることです。積極的に一緒に働いている人に挨拶をし、丁寧な作業を心がけていきましょう。
ターゲット層をしっかり見極めて採用を勝ち取ろう!
アパレルの仕事はとても人気があります。有名なブランドのショップなどでは競争率が非常に高くなるので、しっかり面接対策に力を入れておきたいですね。
その一方で、自分自身を磨くことも大切です。ショップのスタッフが着ている服装がいまひとつだったり、髪型やメイクで魅力にかけていると思うように売り上げにも繋がりません。
まずは気になるショップをいくつか回り、販売員さんの様子をチェックしてみましょう。どうすればお客さんに好印象を持ってもらえるのか、販売している商品に興味を持ってもらえるのかというのは実際に自分が接客を受けてみるとわかりやすいです。
慣れてくれば楽しみながら続けられるアルバイトだといえるでしょう。