【IT業界の専門用語を徹底解説】この言葉の意味は?求人サイトでよく見かける用語は覚えるべき

IT業界は、横文字やアルファベットだけの専門用語も非常に多い業界です。
それ故に、「この言葉、聞いたことはあるけど意味はよく知らないなぁ」と感じている言葉も多いのではないでしょうか。
実際にIT業界に身を置くと、そうした専門用語が飛び交う環境の中でお仕事をしなければなりませんので、いつまでも専門用語を「知りませんでした」の状態では、十分にパフォーマンスを発揮することは難しくなることは必然です。

そしてそういった専門用語はや、IT業界に身を置くことが決まってから理解すればいいというものでもなく、求人票を見るに当たり記載されていることが大半なので、IT業界を希望するのであれば、応募時点で理解をしておく方が無難でしょう。

今回は、そんな専門用語が多いIT業界の、各専門用語の意味について、ご紹介をさせていただきます。

クライアントとの折衝がある職種について

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、IT業界の中での営業職の1つで、クライアントの企業発展や経営課題の側面に対して、ITツールやシステムを駆使したサポートや課題解決方法を提案するお仕事になります。
ITコンサルタントは、クライアントの経営方針や課題をヒヤリングし、それらをサポート・解決するようなシステムの使用・及び開発を提案することで、クライアントが持つビジョン達成をITの力で促進させたり、クライアントが頭を抱える課題を解決し、業務をさらにスムーズにすることで、会社全体の生産性を高めることが求められます。

もちろん、ITコンサルタントはこうした提案だけがお仕事ではありません。
実際にクライアントにとって、どういったシステムが必要かを自身で検討し、その上でクライアントと話し合って出た答えを元に、システム設計のマネジメントをすることもお仕事の1つになります。
実際にシステムを作るプログラマーやエンジニアに指示を出す、思い描いていた理想のシステムとのギャップを的確に伝えて再構築をする、テストを行って正常に動くかを検証するなど、システムが完成するまでの指揮や管理までを任されることがほとんどです。

そのため、ITコンサルタントには、クライアントからビジョンや課題を引き出すヒヤリング力、それらに見合ったシステムを頭の中で設計し、言語化できるほどの知識や経験、そしてそれをクライアントに欲しいと思わせるほどのセールス力が求められるのです。
求められるスキルや知見の幅が広い分、体力や根気が必要なお仕事になりますが、クライアントの経営に携わるお仕事なので、やりがいは非常に多く感じられるはずです。

WEBディレクター

WEBディレクターとは、クライアントのウェブサイト製作における全体の指揮を取る職種のことを指します。
ウェブサイトを作成するには、ウェブデザイナーやプログラマーの協力を得ることになるのですが、WEBディレクターはそうしたウェブデザイナーやプログラマーに対し、どういったページ項目を作成するのか、どういったレイアウトを施すのか、ウェブサイト上で商品やサービスを購入していただくために、サイトを訪れた人に対してどういった動線を張っておくのかなどを総括した内容を伝え、ウェブサイトが完成するまでの監督業務を担っていると考えていただければ、想像しやすいのかもしれません。

WEBディレクターがクライアントと接触することはありますが、クライアントからウェブサイトを作成するかどうかという初期段階の提案や商談を行うことはなく、予め営業が契約をもらってきたクライアントに対し、契約後の打ち合わせのために接触することがほとんどです。
「ウェブサイトを作成する」という契約をいただいている上で、さらに特別なレイアウトや動線作成、アクセス解析やSEO対応などといった追加プランを提案する営業業務はWEBディレクターが行うので、契約をいただいた後に売り上げ単価アップができるかどうかは、WEBディレクターの提案にかかっているのです。

もちろんそうした営業業務もあり、さらにウェブデザイナーやプログラマーに対して的確な指示を伝えなければなりませんので、それに伴ったコミュニケーション能力やセールス力は必要になります。
新規でウェブサイト製作のお仕事を受注することは、競合他社が多いこの業界の営業業務の中でも非常に難しい部類のお仕事で、会社の利益だけを考えた提案ではクライアントにも見抜かれて受け入れていただけないため、クライアントのパフォーマンスアップや成果を上げるための緻密な提案内容を考えなければならないことは、WEBディレクターのやりがいであり難しい部分になります。

WEBマーケッター

WEBマーケッターは、クライアントのウェブサイトや商品・サービス販売ページを使用した上での、インターネット上でのマーケティング業務を遂行する職種になります。
企業がプロモーションを行う方法は様々で、知名度を上げたいのであれば雑誌や新聞、テレビCMなどのマスメディアがまだ主流ではありますが、集客やセールスを目的にしたプロモーションのほとんどがインターネット上から行われており、IT業界でも優秀なWEBマーケッターの存在が非常に重宝されております。

WEBマーケッターのお仕事は、ウェブサイトで何かしらのキーワード検索をした際に、関連する広告が検索結果上部に表示されるPPC広告(Pay Per Clickの略・リスティング広告とも呼びます)の運営や、キーワード検索をした際に検索結果の上位にクライアントのウェブサイトや商品・サービス販売ページが表示されるためのSEO対策(Search Engine Optimizationの略・オーガニック広告とも呼びます)の運用が主流となっております。
様々なツールを駆使しながらサイトのアクセス解析を行い、どういった特徴のユーザーがどういった検索経緯で訪れているのかを判断し、少ない広告費で大きなパフォーマンスを発揮することが求められます。

WEBマーケッターのクライアントへの関わり方に関しては、新規取引を受注する新規開拓業務も兼任する会社もあれば、WEBディレクターのように営業が先に契約を取り、打ち合わせから折衝して提案をしていくことを求める会社もありますので、会社によって関わり方は変わります。
特にWEBマーケッターの場合、クライアントがすでにホームページや商品・サービスの販売ページを持っている状態であれば、WEBマーケティング業務だけ請け負わせてくれないかという提案をすることができるのです。
そうした新規開拓業務も兼任している場合は、WEBマーケッターとは別に「WEBコンサルタント」という名目で求人に記載されていることもあります。

社内の専門職・技術者の職種について

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアは、求人票ではSEと称されている職種のひとつになります。
お仕事内容としては、クライアントとシステム開発部隊の間に立ち、クライアントからはどういった課題解決を求めているのか、どういった機能が必要なのか、システムを導入したことによってどういった状況になれば理想なのかをヒヤリングし、それらを反映させたシステムの全体図が描かれている要件定義(仕様書)を作成することから始まります。
そして、システム全体の仕様が描けたら、基本設計や詳細設計においてシステムの細部を実際に設計していきます。

それらを元にプログラマーに指示を出しながら、複数のプログラムを連帯させる「結合試験」や、システム全体の動きがスムーズか、問題ないかをチェックする「総合試験」も担当することになります。
こうした試験項目を決定・作成するときには、各プログラムの動きを把握しておくことはもちろん、各プログラムが他のプログラムに対し、どういった影響を与えるのかを把握した上で、試験項目を作成することが求められます。

そのため、基本的なITスキルは当然のことながら、設計書や市健康目標を作成できるほどのドキュメント作成能力、また開発システムにおける専門知識が必要となっております。
さらにクライアントと多く接する機会もあることから、コミュニケーション能力も求められる業種となっております。

インフラエンジニア(IE)

インフラエンジニアとは、システムの運用や、通信ネットワークなどを快適に安定して稼働させるための、システム上のインフラを整えていく業務を担う職種のことを指します。
せっかくクライアントのために開発し、納品したシステムでも、ネットワーク上に何かの問題があり、稼働する上で動作が遅い・動かないなどの症状を出してしまうと、使用できないこともないのですが、クライアントがシステムを使用することにストレスに感じてしまうものです。
そうしたクライアントのストレスを起こさない様に、ネットワーク上のインフラを整えることが役割のため、IT業界では「縁の下の力持ち」と呼ばれております。

インフラエンジニアの主なお仕事内容は、大きく「インフラ設計」「インフラ構築」「インフラ運用」の3つに分けることができます。
「インフラ設計」では、クライアントが求めるシステムが滞りなく、ストレスのない状態で安定して稼働するために必要なネットワークやコンピューターの導入、それらの機能や性能、それにかかるコストやプロジェクト期間などをまとめた要件定義を書き出し、設計書を作成します。
「インフラ構築」では、それらの設計書を元に、システムが安定して稼働するための実際のインフラ構築に必要な機器の運搬や組み立て、取り付け、ソフトウェアのインストールや動作テストなどを含めて行なっていきます。
「インフラ運用」では、そうして実際に構築したインフラが安定して機能し続けるために、障害の対応やキャパシティの管理などを通じた運用業務を行なっていきます。

インフラエンジニアは、インフラ作成という専門的な知識やスキルを要するにも関わらず、未経験や文系の人材採用も積極的に行なっている職種です。
一度構築したインフラは、運営している限り運営管理が終わることがありませんので、インフラエンジニアの役割も半永久的に続くことから、非常に安定しているという魅力もあります。
システムを提供している企業としては、インフラエンジニアの存在は必須になっている中で人材不足も目立っており、また求職者から見ても「専門的な知識を勉強しながら、安定した業務に従事できる」という魅力に惹かれる方が多く、意向のマッチングは見られるため、企業側も未経験の文系人材を社内で育成しようという傾向が多く見られるのです。

ちなみにインフラエンジニアが必要なプロジェクトというのは、大抵大規模なプロジェクトになるため、インフラエンジニアを募集している企業はそれなりに教育体制が整った企業だと思っていただいてもいいでしょう。
人材不足で切羽詰まっている企業では、インフラエンジニアを要するような大きなプロジェクトは請け負えない(もともと人材不足のため)ので、求職者としても安心して応募することができるのです。

ネットワークエンジニア(NE)

多くの求人票では「NE」と記載されているネットワークエンジニアとは、コンピューターネットワークのシステム構築や、保守管理などを担当する技術職のことを指します。
役目としては保守・管理業務が多く、ネットワーク内で問題が起きていないかの確認や管理、また問題が起きている際の対応などをするものになっております。
ネットワークエンジニアはシステムエンジニアとよく間違われるのですが、システムエンジニアの役目はコンピュータを稼働させるシステムを開発することにあり、ネットワークエンジニアの役目はコンピュータ同士を繋げるシステムを作ることにあるという線引きがされております。

ネットワークエンジニアの業務は、「ネットワーク設計」「ネットワーク構築」「ネットワーク監視・運用」というものになります。
「ネットワーク設計」「ネットワーク構築」に関しては、前述のインフラエンジニア同様、ネットワーク設計に必要な要件定義と仕様書を作成し、実際にネットワークを構築していくことになります。
「ネットワーク監視・運用」については、1度ネットワークを構築すれば、また新しいネットワーク構築をする機会はそこまで頻繁にはありませんので、作成したネットワークが正常に動くための運用をしていくことが業務になります。
またこちらも前述の通り、トラブルがないように都度更新しながら様子を見ていき、もしも万が一トラブルが発生した場合は、その対処を任せられます。

もちろん、先ほど「1度ネットワークを構築すれば、また新しいネットワーク構築をする機会はそこまで頻繁にはありません」とお伝えしましたが、再度新しいネットワークを構築する場合もございますので、その際は新しいネットワーク構築の業務も請け負うことになります。
ネットワークが完成しなければ着手できない作業などもあるため、納期が厳しく設定されていることがほとんどで、期間必須の責任あるお仕事を任されることになります。

プログラマー(PG)

プログラマーとは、作成するシステムに見合ったプログラム言語を用いて、実際にシステムやソフトウェアを構築するお仕事を担う職種のことを指します。
プログラマーが作り出すものはシステムやソフトウェアだけに留まらず、WEBサイトやアプリケーションを作成したり、テレビやスマートフォン、電子レンジなど、私たちの生活に密に関わる家電機器や、ロボットの動作プログラムなども手掛けております。

よくシステムエンジニアとプログラマーの違いがわからないという声も、IT業界の詳しい知識を持たない求職者から耳にすることはありますが、両者の立場や役割は全く違います。
システムエンジニアは、それらのシステムがどういった目的で作られるのか、どういった機能を組み込むのかなどの全体像を作り、それらをプログラマーに指示をして監修する「監督」の役割を担っているのに対し、プログラマーは「監督」であるシステムエンジニアから指示された仕様の通りにプログラムを構築し、システムを開発していく「選手」の役割を担っています。

企業に所属するプログラマーの働き方は、所属企業内で自社のシステムやクライアントのシステムを構築する「受託」での働き方と、所属企業のクライアントの社内に所属して、クライアントのシステムや、そのクライアントのクライアント(所属企業のお客様のお客様)のシステムを構築する「常駐」という働き方があります。
「常駐」の場合は基本的にプロジェクトごとと期間が決まっており、基本的に携わっていたプロジェクトが終了次第、所属企業の方へ戻ることになっております。
そしてまた、同じクライアント先に常駐する場合もあれば、全く違うクライアント先に常駐することもあります。

技術職は特に種類が多いから、もしどういった立ち位置で活躍したいかが自分の中で明確になっている場合は、どのポジションだったらそれを叶えられるのかを把握しておくことが大切カモ!
そうじゃないと、職種を希望した時点でミスマッチが起こってしまう、なんて恐れも…?

IT業界における企業を指す名称について

ITベンダー

ITベンダーとは、ITのソフトウェアやサービス、システム、製品を販売する企業のことで、そうした商品を販売するメーカーだと思っていただければわかりやすいかと思います。
もともとベンダーというのは英語で「売り手、売り主、販売者、販売店」といった意味を持っているため、「販売メーカー」として認識した方が、IT業界の専門用語にまだまだ馴染みのない方は理解をしやすいのではないでしょうか。
ただ、「販売メーカー」と言っても、ITベンダーが自社のソフトウェアやサービス、システム、製品を開発している場合もあれば、他社のそうしたソフトウェアやサービスなどを開発を請け負っていたり、販売をしている場合もございます。

日本の大手ITベンダーは富士通、NEC、日立、NTTデータ、HP(ヒューレットパッカード)、日本IBM、東芝ソリューション、キャノンソリューションなどが挙げられており、海外ではAppleやIBMなどが挙げられます。

また、こうしたシステム開発や構築を行う企業の場合は、SI(システムインテグレータ)と呼ばれることもあり、セキュリティに関するシステムやサービスを開発する企業の場合は、セキュリティインテグレータと呼ばれることもあります。

SIer(システムインテグレーター)

SIerとは、「システムインテグレーター」の略称で、企業などをクライアントに持ち、システムインテグレーションを行う企業のことを指します。
システムインテグレーションを略して「SI」と呼び、それを実施する人・企業を表すことから「-er」の文字が付け加えられ、「SIer」と呼ばれております。
そもそも、「システムインテグレーション」とは、クライアントの業務や状況を把握した上で抱えている課題や問題をシステムを使用して解決するために、システム企画や開発、設計、運用などを行う業務のことを指します。

前述のITコンサルタントと少し似た業務になっているので、それらにどんな違いがあるのかがわからなくなるかもしれませんが、見分け方としては、ITコンサルタントはクライアントである企業の「経営面」を中心に考えて提案する業務なのに対し、Sierの場合は主に企業の「現場」を中心に考えて提案をするという違いが存在します。
ただし昨今ではそうした違いの境目がどんどん無くなっており、どちらの立場であったとしても、クライアントの経営や現場を考えた提案が求められるようになっております。

また、SIerは業務内容が似ているということで、システムエンジニアともよく間違えられる立場でもあるのですが、こちらについては、システムエンジニアは「個人」のポジションを表すものになっているのに対し、SIerは「企業」を表すものになっておりますので、これらの違いは明確に線引きされております。

ソフトウェア・システム開発の工程について

上流工程

上流工程とは、クライアントが求めるソフトウェアやシステムを開発するにあたり、どういった機能が必要なのかという「要件定義」や、実装される機能をどういったものにするかという「機能定義」、ソフトウェアやシステムの構造はどういったものにするかという「構成管理」、開発における全行程を管理する「スケジュール管理」などを検討するための初期段階の工程のことを指します。
システムエンジニアはまさしく、この上流工程を担当するお仕事になります。
ソフトウェアやシステムを開発できる企業は今でこそ非常に多くなり、その品質と納品スピードが求められるようになりましたが、それらを左右するのはこの上流工程をどこまで緻密に構成できるかによって、左右されると言われているほど、非常に大切な過程になります。

上流工程をスムーズに行うためには、1つの知識と3つの能力が必要です。
1つの知識とは、クライアントの所属する業界の業務知識のことを指します。
そもそもクライアントは、ソフトウェアやシステムを使用して、業務の流れをスムーズにしたり、課題や問題を解決することを望んでいるので、クライアントが行なっている業務の知識がなければ、こちらも提案をすることができません。
もちろん初めから知識を持っておく必要はありませんが、打ち合わせ段階の前には必ずクライアントの所属する業界の業務知識をリサーチしておくことが大切です。

3つの知識とは、「コミュニケーション能力」「プロジェクトマネジメント能力」「専門技術力」の3つになります。
上流工程はクライアントとの打ち合わせも含まれておりますので、実際にクライアントのスムーズにしたい業務内容や、解決したい問題・課題をヒヤリングし、それらに応えられるソフトウェアやシステムの提案を、IT業界に属さないクライアントでも理解できるような、専門用語抜きの説明が求められますので、高いコミュニケーション能力は必要になるのです。
また、前述の通りソフトウェアやシステムを開発できる企業は今では数多く存在するため、高い品質や早い納期を求められることから、そうした開発全体のプロジェクトの進捗管理、遅延がないかの確認などをするプロジェクトマネジメント能力も必要になっております。
専門技術力というのは、実際にソフトウェアやシステムを開発するに必要なプログラミングスキルのことを指すもので、クライアントの業務の流れをスムーズにする、抱えている問題や課題を解決するためのシステムを開発するにはどのような機能が必要か、そしてその機能はどんな言語を使用して、どんな構成で組んでいくかといったような、下流工程で使用するスキルを把握しておく必要があるのです。

下流工程

下流工程とは、ソフトウェアやシステム開発において、上流工程で定められた仕様や納期スケジュールに則った内容で、実際にソフトウェアやシステム開発の構築作業や、しっかり稼働するかの確認テストを行う工程のことを指します。
これらの工程は職種でいうとプログラマーのお仕事となります。
上流工程とはこれらの下流工程を経験したシステムエンジニアによって行われるものが一般的になります。

下流工程に限っては、上流工程を担当するエンジニアと同じ企業に属しているプログラマーだけで行われることは少なく、外部のプログラマー派遣・紹介会社から必要言語を使用できるプログラマーを派遣していただく場合や、提携先の別企業に一部機能のシステム構築を委託する場合もございます。
特に大規模なプロジェクトにおいては、納期までに仕上げるには自社で抱えるプログラマーだけでは数が足りない、もしくは必要言語をすぐに使用できるほどの経験者がいないという状況が多くあり、ほとんどのソフトウェア・システム開発企業は、他社からプログラマーを斡旋してもらって開発を進めております。

また、時折こうした下流工程を担当するプログラマーの方で、「対人関係が苦手だからプログラマーになりたい」「コミュニケーションをなるべく避けたいからプログラマーになりたい」といった理由でプログラマーを希望される方もおられますが、プログラマーこそコミュニケーション能力が必要な職業になっております。
実際にプロジェクトマネージャーやリーダー、システムエンジニアなどの立場の方と、上流工程で定められた内容を確認しながらシステム構築を進めていかなければ、お互いの思っている形に相違があったために再度構築しなければならない手間が増え、その結果納期を遅らせてしまうことにもなり兼ねないのです。
実際にシステム構築を担当する過程・職業だからこそ、緻密なコミュニケーションを取りながら、間違いなく確実に構築を進めていく必要があるのです。

上流工程をしっかり考えられるようになるには、下流工程を経験しておくことは必須カモ!
その経験が活かされて、スムーズでクライアントから本当に求められる上流工程を作成することができます!

プロジェクト内の役職について

PM(プロジェクトマネージャー)

PM(プロジェクトマネージャー)とは、プロジェクトのスタートから完結するまでの一連の流れを、総括する立場の役職のことを指します。
プロジェクトというのは、IT業界におけるソフトウェアやシステム開発の開始から完了までの過程を指し、納期までに問題なく納品することを責任を持って請け負う立場が、プロジェクトマネージャーの役割になります。
プロジェクトに必要な人材はどんな人材なのか、費用はいくらかかるのか、資材は何が必要なのかを予め計画・確保の上、プロジェクトに取り掛かります。
こうしたプロジェクトを設ける上では、とにかく「納期通りに納品する」ということは死守しなければなりませんので、プロジェクトマネージャーはそこを最重要事項として置き、進行がスムーズに行われているかを管理することが求められます。

また、開発されたソフトウェアやシステムを実際に運用していくのはプロジェクトチームの業務ではなく、プロジェクト内で開発されたものを運用チームに引き渡すことになるため、引き渡し先の運用チームがストレスなく運用できるために、プロジェクト内容・開発したソフトウェアやシステムの構成などをすぐに理解できるものにしなければなりません。
プロジェクトマネージャーは、自身のプロジェクト内のことだけでなく、引き渡した後の先のことまで総括して考えながら、プロジェクトを進めていくことが求められるのです。

プロジェクトマネージャーに求められるスキルは様々ですが、主にプロジェクト全体のマネジメントを任される立場にありますので、進行がスムーズになるよう、進捗管理や問題発見・解決ができるようなマネジメント能力が最も必要となるスキルになります。
プロジェクトが無事完了するかどうかは、プロジェクトマネージャーのマネジメント能力次第といっても過言ではありません。

PL(プロジェクトリーダー)

PL(プロジェクトリーダー)とは、プロジェクト内でリーダーシップを発揮しながら、円滑に全ての工程が進むような提案や管理をしていく立場になります。
前述のプロジェクトマネージャーと少し類似する役割にもなりますが、プロジェクトリーダーはプロジェクトマネージャーの右腕のような立場で、プロジェクトマネージャーが請け負えない管理業務や、プロジェクトマネージャーが手一杯の時に業務を引き継ぎ、代わりにサポートをする立場でもあります。

プロジェクトマネージャーの場合は「マネジメント」が役割の中心になるとお伝えをさせていただきましたが、プロジェクトリーダーの場合はその名の通り、プロジェクト内で「リーダーシップ」を発揮する役割が求められます。
プロジェクトメンバーから上がってきた意見などの声をまとめて反映させたり、よりスムーズにプロジェクトが進むためにはどうすればいいのか、より効率的に作業を進めるためにはどうすればいいのかということを考えながら、プロジェクトのクオリティとスピードを上げるための施作を考え、実行することが求められます。

また、プロジェクトマネージャーは社外を含めた管理を担うことに対し、プロジェクトリーダーは社内を中心とした管理を担うという役割の違いもございます。
そのため、プロジェクトマネージャーは社外クライアントとの折衝なども業務の中に含まれておりますが、プロジェクトリーダーの場合はあくまでプロジェクトチーム内での活動が中心になるという違いもございます。

これだけ押さえていれば、求人票もスムーズに読めます!

いかがでしたでしょうか。

IT業界の専門用語は、これ以外にもまだまだたくさんありますが、実際の応募段階ではこれだけの専門用語を知り、意味を理解していれば十分です。
その他の詳しい用語や役割などについては、入社後から勉強してインプットすればいいので、特に業界未経験の方は、これらの役割や言葉の意味は最低限押さえるようにはしておきましょう。

それでもIT業界は難しい言葉が多く、システムエンジニアとプログラマーの関係のように、似た立場でどのような違いがあるのかわからないといった職種なども出てくる可能性もあります。
自分がしたい業務と、その職種の役割がマッチしているのかどうかを判断し兼ねるという場合は、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
転職エージェントは、IT業界における様々な職種での転職をサポートしており、業界の職種の役割などに関しては網羅しておりますので、あなたがしたいお仕事は本当にこの業務でいいのか、それとも別の業務であればどの職種を希望すればいいのかを、的確に教えてくれるはずです。

今回の記事を参考に、あなたががIT業界で成し得たいことを照らし合わせて、IT業界で1日も早く活躍できることを応援しているカモ!