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IT業界へ転職する際に面接で聞かれる質問と回答例 | 採用に繋がりやすい逆質問の仕方や志望理由も紹介

IT業界へ転職する際に面接で聞かれる質問と回答例

今、転職市場でも多くの求職者から絶大な人気を集めているのが、IT業界です。

スマートフォンのアプリケーション1つで音楽が聴けたり、テレビ番組を見ることができたり、ビジネスをすることができるなど、私たちの生活の至るところにITの影響が広がっております。

そうした最先端のトレンド溢れる業界に憧れや野心を持って希望する方もいれば、テレビドラマなどでも取り上げられた華やかなイメージに憧れる方もおられます。

そして何よりも、業界としてはまだまだ若い業界で、且つアメリカのシリコンバレーから影響を受けているということもあり、業界として評価基準が成果主義ということも魅力の1つでもあります。

しかし、実際にIT企業の面接を受ける方は、どのような理由でIT業界に転職を希望しているのか、そちらも気になるところですよね。

今回の記事では、他の求職者の方がIT業界に転職を希望する理由の本音の部分と、面接で採用担当者にアピールするために言う理由について、ご紹介をさせていただきます。

面接で絶対に聞かれる4つの質問とその回答例

転職面接では、絶対と言って良いほど聞かれる4つの質問があります。

そのため、ここでは面接で絶対に聞かれる4つの質問とその回答例についてご紹介します。

1.あなたの自己紹介をしてください。

面接で必ず聞かれるのが、自己紹介です。

自己紹介では、あなたの長所やどのような人物なのかをうまく伝える必要があります。

無理に取り繕うとせずに、できるだけ自然体に答えましょう。

ただし、マイナスな印象を与える回答は控えてください。

回答例
◯◯と申します。

本日はよろしくお願いします。

前職では4年間、取引先の企業に対して、各種プロモーションの企画・立案や販促活動の支援、そして社内でのディレクション業務を行っていました。

効果的な販促施策やユーザーの購買意欲をかき立てる販促物制作といったスキルを御社の業務に活かせるものと思い、志望致しました。

ユーザーが求めていることを調査やお客様への丁寧なヒアリングによって導き出し、それをディレクション業務によって実践レベルに落とし込めることが私の強みだと考えています。

2.当社への志望動機を教えてください。

転職面接で必ず聞かれる質問として、志望動機が挙げられます。

当然ですが、どんな魅力があり、なぜこの会社に入社したいのかをしっかりとアピールしなければなりません。

志望動機があやふやだと好印象を与えることができないでしょう。

回答例
日頃から御社のサービスを利用する機会が多く、いつか自分もこんな素晴らしいプロダクトを開発したいと思っていました。

御社の顧客ファーストの考えにも強く共感しています。

ぜひ入社して、これまで培ってきたスキルと経験を活かしながら質の高い問題解決に取り組みたいと思い、志望致しました。

3.自己PRをお願いします。

転職面接では、自己PRも必ず聞かれます。

あなたの長所、特技、やる気を最大限にアピールすることができるため、自己PRを聞かれた際はかなりのチャンスだと思ってください。

回答例
前職では管理職を任され、上司と部下の間に立って会社のパイプ役を担っていました。

上司からは、抽象的な課題を具現化することと、その課題解決に向かって愚直に取り組める点を評価していただきました。

部下からも私に任せておけば安心できると何度も言ってもらえました。それらの経験は私の中で今でも大きな自信につながっています。

4.前職を退職した理由を聞かせてください。

転職面接では、前職の退職理由も必ず聞かれます。

ここでマイナスな回答をしてしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまうことになります。

間違っても人間関係に悩んで退職したなどとは言わないようにしましょう。

回答例
前職では、大規模プロジェクトの一部を担う業務で、自分のアウトプットがダイレクトに反映されにくい業務でした。

そのため、自分で開発したものが目に見える成果としてアウトプットできる環境に身を置いてみたいという想いが日に日に強くなり、それが退職する直接のきっかけになった次第です。

IT業界への転職活動に関してよく聞かれる質問とその回答例

他業界からIT業界への転職を考えている方に向けて、転職活動における質問や回答事例について紹介していきます。

7つあるのでそれぞれ詳しく見ていきましょう。

なぜIT業界に絞って転職活動をしているのですか?

アプリやソフトウェアの開発などを行っているIT企業であれば、アプリの使いやすさや魅力などを伝えたり、ITへの興味や仕事に携わりたいといった事を伝えるのがポイントです。

回答例
幼い頃からアプリゲームが大好きで、大人になるに連れて自分も魅力的なアプリゲームの開発に携わりたいと思うようになりました。

その想いが強く、IT業界への転職を強く希望しています。

他に受けている会社はありますか?

応募している企業の職種や業界が、バラバラの場合には面接官によっては、手当たり次第面接を受けているようなイメージを持たれてしまいます。

「私の経験やスキルを活かせる◯◯の職種を主に探しています。」
「◯◯業界に絞って他の会社も含めて転職活動しています。」

と、面接官にどこでも良いと思われてしまわないように、転職活動をしている基準などを伝える事がポイントです。

回答例
これまでの社会人経験を活かして、御社でIT関連の業務に携わりたく、御社の他には3社ほど受けている会社があります。

その中でも御社の技術力の高さや社風にも魅力を感じており、自分自身も成長していきたいと思います。

なぜ未経験の業界(職種)へ挑戦しようと考えたのですか?

他業界からIT業界への転職は、一般的に見ても分野が異なるため難しいと言えますが、自分自身が興味を持って挑戦したいという気持ちの強さを見せる事がポイントとなります。

回答例
IT業界は、未経験で右も左も分からないことが沢山ありますが、前職のマーケティングスキルを御社の業務に生かすことができると思っています。

基礎的な知識から徐々に知識を蓄えていき、経験を積んでいけば御社の戦力になれると考えました。

転職先を選ぶ際に、重視している条件やポイントを教えてください。

転職先選びの基準や軸にしている事を、可能な限り簡潔に述べる事がポイントです。

基準にする事になった背景や体験などの理由を伝えることが必要です。

回答例
私が転職先を選ぶ基準としているのは、自分自身が成長できる業務であるかです。

前職でも、顧客の対応に関するスキルを身に付け自分自身のステップアップを目指していました。

御社の環境下であれば、更なる自身のスキルアップが目指せると思いました。

入社後にやりたい業務はありますか?

入社後にやりたい事に関する質問ですが、その企業の意図を把握して回答する事がポイントです。

前向きに仕事をする印象を与えられるように、具体的な業務で回答すると良いです。

回答例
アプリケーションの開発や設計などに携わり、ユーザーにより楽しんでもらえるようなアプリをリリースしたいです。

自分自身で考え動ける業務に取り組んでいきたいと考えています。

何度も転職しているのはなぜですか?

転職した理由が明確である事を面接官に説明する事がポイントとなります。

複数回にわたって転職した経緯や背景について、理解してもらうように説明する事がとても大切です。

回答例
今まで自身のキャリアアップやステップアップを考えた時に、新たな企業へ転職を行いました。

複数回、転職を行なったのは自分のスキルを高めて、より高い目標に進みたいと考えたためです。

採用が決定した場合、いつから入社できますか?

現在在職中ではない場合は、採用が決まったら準備は完了しているので何時でも出社出来る旨を伝えると、相手にも好印象を与えられます。

実際に仕事を始める準備が出来ている事が伝われば、仕事に対する前向きさも印象付けられます。

ただし、在職中の場合は、「内定後1~2ヶ月後に入社できます。」と伝えるのがよいでしょう。

在職中なのに「すぐ入社できる」と伝えると、面接官に「本当に大丈夫なのかな?」「現職の退職手続きはどうするのだろう?」と警戒されてしまいかねません。

在職中ではない場合の回答例
御社の業務内容などは、下調べさせて頂いておりすぐにでも仕事が始められるように、準備は完了しています。

採用が決まりましたら、翌日からでも出社させて頂く事が可能です。

在職中の場合の回答例
現在勤めている会社の業務の引き継ぎと退職手続きの期間を考慮にいれると、1ヶ月後から入社可能です。

前職や職務経験についてよく聞かれる7つの質問とその回答例

ここでは、面接で聞かれやすい前職や職務経験に関する7つの質問例と、それに対する回答例をご紹介します。

聞かれやすい質問は、あらかじめ回答を用意しておくと面接中に焦らず落ち着いて対応できるようになります。

1.今までの職務経験・経歴を教えてください。

転職の場合は、即戦力を求められていることが多いので企業で活かせそうな職種や経歴がある場合は積極的かつ具体的に伝えた方がよいです。

冒頭で紹介した自己紹介のところで経歴について触れていますが、その時よりも詳細な情報を伝えるように心がけましょう。

回答例
私は3年間、〇〇という会社で自社開発ソフトの保守や改修を行っていました。

主に顧客からの問い合わせ対応で、ソフトの操作について説明や聞き取りの中で見つかった問題点についてプログラム改修を行っていました。

経歴を嘘で固めるのは自分の説明に矛盾が生じてくるので絶対にNGです。

誠実かつ正直に今までの経歴を自分の言葉で伝えましょう。

2.これまで仕事に不満を感じたことはありましたか?

今まで勤務していた企業を批判するようなネガティブな回答は、面接官へ悪い印象を与えやすいので避けましょう。

仮に不満を感じていたとしても、ストレートに伝えず配慮した言い回しが好感を与えます。

回答例
以前の職場では、当初上司と納期の打ち合わせしたはずが、後日、納期よりも早い期日で提出を催促されることが多々ありました。

打ち合わせと異なっていることを伝えても口論になってしまうので、最低限必要な期間を提示し納期に縛られず早めに仕上げるよう対応致しました。

3.今まで一番辛かったことは何ですか?

ただ自分が感じた辛かったことや不満を伝えるだけでは印象があまり良くないので、その経験を受けてこの先どう考えているか、という姿勢が見えると好感を持たれやすくなります。

回答例
仕事を沢山任せていただける点は信頼を置かれていることでもあるので嬉しかったのですが、確実に就業時間内に終わらない量の作業が毎日あったのは正直辛いと感じることもありました。

短い休憩時間の中で気持ちをリフレッシュする方法を編み出し取り組んでいました。

4.今まで仕事上で一番辛かったことをどのように乗り越えましたか?

これまで経験してきた中で、辛かった事からどのような事を学んだかを伝えることがポイントです。

その経験から何を学んで、乗り越えていったかを伝えると面接官のイメージも良くなります。

回答例
これまでの仕事で辛かった事は、自分の判断で仕事を進めてしまい失敗をしてしまった事です。
失敗をして辛かったですが、自分の判断だけで仕事をせずに必ず上司への報告や連絡、相談を守るように意識をして仕事に取り組むようにしました。
報告、連絡、相談を欠かさず行っていくようになり、この失敗を乗り換えられました。

5.今までの仕事で出したことのある一番大きな成果(結果)は何ですか?

自身がどのような業務にあたり、仕事を進めていたか分かりやすく説明する事が大切です。

また、その業務に対して得られた成果などを、まとめた上で分かりやすく説明する事がポイントです。

回答例
今までの仕事の成果としては、新しい事業に挑戦してその事業が軌道に乗り成果が出た事です。

自分で仮説を立て考えながら業務を進めていった結果、当初の目標だった1年後の単月黒字化を前倒しして8ヶ月で達成することが出来ました。

6.今までの仕事で、一番大きな失敗を教えてください。

具体的にどのような業務で、うまく行かずに失敗してしまったか、その後どのように対処したかについて説明する事が回答のポイントです。

失敗に対するリカバリーを伝える事が必要です。

回答例
取引先との打ち合わせの中で、行き違いがあり先方に迷惑をかけてしまった事があります。

取引先にすぐに謝罪をして、迅速に是正の対応をしてリカバリーする事が出来ました。

7.今までの経験を当社に活かすことのできるスキルは何ですか?

自分の持っているスキルや技術について、全て面接官に伝える事がポイントです。

スキルや技術を持っているほど、重宝されやすいため余す事なく持っているスキルを説明すると良いです。

回答例
これまで取引先との仕事で培ってきた営業スキルは、御社での業務にも活かす事ができると考えています。

今までの営業での経験値をもとに、御社での業務もスムーズかつ効率的に進められると思います。

キャリアや仕事観についてよく聞かれる4つの質問とその回答例

転職の面接事に聞かれる仕事観やキャリアについて面接時によく聞かれる4つの質問と、その回答のポイント・事例について紹介していきます。

1.将来のキャリアプランや夢はありますか?

自分自身の将来的な、キャリア設計について具体的に答える事がポイントです。

具体的なビジョンや道筋を説明する事で、成長に対する意欲を高く持っている事をアピール出来ます。

回答例
将来的には、海外に目を向けグローバルな業務に携わり新たな事業にも挑戦していきたいです。

そのためには、自分自身のスキルや知識、経験をステップアップさせていきたいと考えています。

2.仕事に対してやりがいを感じるのはどんな時ですか?

仕事に対するやりがいですが、具体的なエピソードを交えて説明する事がポイントです。

5W1Hに当て嵌めて、何時誰がどこでといったように具体的な内容でやりがいについて説明すると良いです。

回答例
私は、誰かから感謝されたりした時にやりがいを感じる事が出来ます。

前職では、顧客に対して懸命にサポートした結果、お客様より感謝のお言葉をお伝えいただき、その瞬間にやりがいを感じられました。

3.仕事に向かう上で大切にしていることは何ですか?

仕事に向かう姿勢が意欲的で有る事を、面接官に伝わるようにする事がポイントです。

ただ、仕事に淡々と取り組むのでは無く、目的意識やスキルアップ意識がある事を伝えると良いです。

回答例
常に自分自身のステップアップやスキルアップを意識して、仕事に向かうようにしています。

何事にもチャレンジ精神を忘れずに、困難な課題にも解決できるようなスキルを持てるように意識しています。

4.最新の技術を学んだり、自己研鑽のために取り組んでいることはありますか?

エンジニアやデザイナーといった専門職の方向けによくある質問です。

新たな技術やスキルを、前向きに身に付ける意欲を伝える事がポイントです。

余暇時間などを使って、勉強などもしている旨を伝えると学ぼうとする姿勢を相手にアピール出来ます。

回答例
余暇などを使って、自主的に勉強を行っています。

新たな知識やスキルを身に付けられるように、独学での勉強を進めています。

業務に役立てるように、これからも自己研鑽を進めていきたいです。

IT業界への転職面接で使える5つの逆質問例

転職面接で逆質問を促された場合は、企業に対する貴重なアピールの時間ですので必ず有効活用するようにしましょう。

以下に、いくつかの質問例をピックアップしてみました。

1.いち早く御社に貢献したいと思っていますが、入社後、実際の業務に携われるまでの期間や流れを知りたいです。

実際の業務を想定して逆質問を作ることで、応募先企業へのやる気と感心をアピールできます。

そのために、入社までの準備に対する前向きな質問をして志望度の高さを表現しましょう。

注意点として、求人内容や会社のホームページを見れば既に書かれているような事ではなく、聞かなければなわからない質問を事前に掘り下げて考えておきましょう。

2.御社で活躍している方の特徴や共通点があれば教えてください。

実際に活躍している先輩社員の中に自分の特徴と共通点のある方がいれば、採用担当者としても応募者の入社後をイメージをしやすくなります。

応募先企業の中で力を発揮している人との具体的な共通点を感じさせることができれば、採用に対しても有利になるので、自分の長所と特徴が似ている先輩をイメージさせる質問は有効です。

3.私が今まで培ってきた◯◯のスキルは御社で活かせますか?

逆質問の中で自分のスキルを自然にアピールすることも重要です。

逆質問の中で長所をアピールする場合は、謙遜を交えながら表現しましょう。

そうすることで、自分の強みを表現しつつ謙虚な態度をアピールすることができ、好印象を与えられます。

また、「◯◯のスキルは御社で活かせますか?」という聞き方をすることで、足りない部分を補うように努めたい姿勢もアピールできるので有効です。

4.御社の主力事業である◯◯に魅力を感じているのですが、今後の展望についてお聞かせください。

企業理念と事業戦略をしっかりと理解して採用に挑んでいることをアピールするためにも、主力事業に対する質問は積極的に行いましょう。

また、企業に対して「今後」の展望について知りたいという質問をすることで、自分が応募先企業の主力事業で活躍できる土壌があるのか、企業が将来に対して明確な展望があるのかを計ることもできます。

5.前職では◯◯の流れで業務を進めていましたが御社ではどう進めていますか?

前職または現職の評価点や課題を洗い出し、応募先の業務ではどうなっているのかを確認する質問もおすすめです。

質問をする際は、人間関係などの感情的なものではなく、あくまで客観的な視点に基づいた業務上の問題点を挙げるようにしましょう。

そうすることで、実際の業務体制と企業姿勢を把握することができます。

みんながIT業界に転職しようと思った本当の理由は?

希望する業界について、なぜその業界を希望するのかと尋ねられると、ほとんどの方は建前的な返答をすることがほとんどです。

なぜなら、本当の理由というのは大半、非常に自己中心的な理由で、それを大っぴらにアピールしてしまうと、採用担当者からは一緒に働きたいと思えないという評価を下されてしまうかもしれないからです。

しかし、そんな本音の理由は誰でも持っているものですし、他の求職者の本音の理由も知ることができれば、自分だけじゃないんだって安心できますよね。
ここでは、そんな求職者たちが胸に秘めている、IT業界を希望する理由の本音の部分について、5つのポイントに分けてご紹介させていただきます。

お給料が他の業界に比べても高いから。

IT業界は、他の業界の営業職に比べても給料水準が高いと言われています。

IT業界のビジネスそのものが非常に利益率の高いもので、高額商品の販売1件あたりの粗利益率(諸経費などを引き、最終的に手元に残り利益のこと)が非常に高いからという理由ももちろんあるのですが、何よりもIT業界では、アメリカで主流と言われている成果主義の評価が取り入れられているという部分の影響が非常に大きくあります。

IT事業で有名な地域がアメリカのシリコンバレーであり、日本のIT市場はそのシリコンバレーから大きな影響を受けているという要素も、成果主義の評価制度が取り入れられている背景としては含まれております。

特にIT業界の中でも、営業職ではソフトウェアやシステムを開発するエンジニアやプログラマーを斡旋するお仕事ではなく、ソフトウェアやシステムそのものを販売するようなお仕事であれば、販売単価も非常に大きくなるので、それ相応の金額がインセンティブとして支給されることは、言うまでもありません。
また、それそのものを開発するエンジニアやプログラマーに関しては、

  • 専門的な技術や知識を要するという点
  • ソフトウェアやシステム開発の需要が溢れている点
  • 転職市場にそうした開発ができる求職者そのものの数が多くないという希少性が高いという点

があるので、自然とお給料は高くなっていきます。

それがもし、トレンドの言語に対する深い知識と理解がある人材や、地域によって異なる主要言語について、豊富な開発経験などがあればさらにお給料は高くなります。

もちろん未経験採用であればそこまで高いお給料を最初からいただくことは難しいかもしれませんが、それでも他の営業などの職種などに比べると、高いお給料をもらえる傾向が強くなっております。

何かを判断する上で、お金という基準が持つ魅力は、とてつもなく大きなものです。

それが、自分が働いてもらえるお給料となると、やはり少しでも高い業界や企業に就職したいと思うのは、人間の欲求として当たり前のことなのです。

企業に対し、売り上げなどの経済的貢献ができればできるほどお給料の金額がどんどん上がる、スキルの幅が深くなればなるほどお給料の金額がどんどん上がるIT企業は、そうした欲求に素直に答えてくれる業界なのです。

流行りを作れるところが魅力だから。

あなたも幼少期や学生時代に、自分がした発言や行動、遊びが友人の間で流行した時に嬉しくなったり、誇らしい気持ちになったことはないでしょうか。

人は誰しも、自分が発した言動が流行し、自分の周りなど、小さくとも一定範囲でそれらが主流になることに喜びを感じたり、やりがいを感じたりするものなのです。

IT業界ではまさに、そうしたグループの中心になりたがるタイプの人の欲求を、世間のムーブメントという大きな範囲の中で叶えてくれる業界なのです。

今、私たちの生活の至るところで、インターネットやITに触れる機会があります。
ほとんどの人が持っているスマートフォンもITの産物になりますし、何かを調べる際にも本を読むよりもインターネットで調べることが多くなりました。

ラジオや音楽も、ポッドキャストやYoutubeといったアプリケーションを使用して聴くことができるようにもなりましたし、サイバーエージェントグループが朝日テレビとタイアップしてローンチしたインターネットテレビ局『AbemaTV』のおかげで、インターネットでテレビまで見ることができるようになりました。

さらに、タクシーを呼ぶのにも電話をすることなく、Uberというアプリケーションひとつで呼ぶことができるようにもなりましたし、ニュースはNewsPickなどで見ることもできるようになり、話題についていこうと思えば、アンテナなどのバイラルメディアで気軽に情報収集ができるようにもなりました。

こうしたように、私たちの生活はどんどんアナログ体質からデジタル体質になっていっており、そしてこうして私たちの生活の中に溶け込んだサービスを作った・企画した人というのは、まさにムーブメントの中心に立てるということなのです。

どれだけ恥ずかしがり屋の方であっても、自分が企画したり開発したものが話題の中心になり、いろんな人から賞賛されれば嬉しいと感じますし、またそうした感情に浸りたいと思ってしまうものです。

こうした感情は、誰でも持っているものであり、且つIT業界を志している求職者に関しては、こうした欲求が人よりも強い『目立ちたがり屋』なタイプの方がほとんどです。

お金も欲しいけど、何よりも目立ってみんなから注目されたい、という本音の欲求の元に、IT業界を目指している方も少なくはないのです。

若くても、すぐに挑戦できる環境があるから。

IT業界は、体育会気質な業界だと言われることが多くあります。

業界内には、NECやSONYといった、普段IT業界に何の縁もない方であったとしても、名前くらいは聞いたことがあるというような大手ITベンダーや、サイバーエージェントグループやGMOインターネットグループのような大手ITベンチャー企業が大御所として君臨しておりますが、業界を盛り上げているのは、何もそうした業界の大御所だけではありません。

その類稀なセンスや営業力、ノウハウを生かして、新サービスをローンチしたり、インターネット広告などの運営をしているベンチャー企業の存在が、業界の盛り上がりを語るには外すことができない存在となっております。

そうしたベンチャー企業というのは非常に少人数であることがほとんどで、中には3〜5名程度の人数で運営している企業もありますし、もっと少なく、1人で運営しているような企業もあるのです。

そうしたベンチャー企業では、デメリットの面でお伝えすると、教育にそれほどの期間や費用を設けることができないのです。

ただし裏を返せば、会議室で行われる退屈な研修が延々と続くこともありませんし、ある程度の業界知識や自社商品・サービスの構造やビジネスモデルの知識をつけることができれば、後はフィールドワークで実際に業務に携わりながら学んでいくという形式になっています。

じっとしていることが苦手な方であれば、むしろ好都合なのではないでしょうか。

実際にビジネスにおいては、会議室で資料を広げながら勉強をするよりも、クライアントと折衝してみる、開発プロジェクトに参画してみるなどの実務に携わっていき、失敗をしながら学んでいくほうが、知識やスキルなどの本当の意味での自分の血肉にすることができるのです。

営業知識がある方と営業経験がある方、開発知識がある方と開発経験がある方、それぞれどちらの方が市場的に価値があるかと聞かれると、後者を選ばざるを得ません。

大手企業になると長々とした研修が続くこともありますが、一般的に転職市場で大手企業の求人が出て来たとしても、ある程度の業界内の知識や経験、実績がなければ採用されることはほとんど無理と言っても過言ではないので、最初はベンチャー企業勤めになるでしょう。

そうしたベンチャー企業では、フィールドワークに出るスピードが非常に早いので、早く現場に出て、早く実践して、早く成長したい!と思える意識の高い方は、IT業界を選ぶ傾向が高くなっております。

将来、独立したいと思っているから。

IT業界の魅力のひとつとして、独立のしやすさというものが挙げられます。

PPC広告やSEO対策などといったインターネット広告運営関係のお仕事だったり、ソフトウェアやシステムを開発するお仕事であったりも、パソコンとインターネット環境さえあれば、場所を問わずに開業することができます。

フリーランスとして開業することも可能でしょうし、もちろん企業といった法人の形式で開業することも可能になっております。

元手がかからず、在庫を持つこともなく、粗利益率が高く、少ない設備投資で開業することができるIT業界では、独立思考の方が非常に多く集まってくるのです。

IT業界では、例えばリクルートのように、『リクルートのブランドを広める』という目的のもとで、『元リクルート』の肩書きを持った起業家をどんどん排出しようという意識を持って採用活動を進めている企業もあります。

しかし、どの業界においても、ほとんどの企業では社員の独立のために勉強させてやりたいからという理由で、採用を決定することはありません。

自社の戦力として、企業が存続する限り活躍し、長く所属してもらうことで企業の発展をサポートしてもらおうという目論見があるからこそ、採用活動を行なっているのです。

しかし、採用されて実務に取り掛かり、そこでアピールできるほどの実績を上げることで、独立した時にはノウハウもあり、実績もある有利な状態で、開業をすることができるのです。

さらに、もしクライアントとの関係性ができている状態なのであれば、そのクライアントとも独立後に一緒にお仕事をさせていただくこともあるかもしれません。

運が良ければクライアントを持った状態で独立することができるため、一旦独立したい業界内で会社員経験をしておくことは、独立後に大きなメリットをいくつも得ることに繋がるのです。

もちろん、人件費というのは馬鹿にならないほど嵩む経費になりますし、企業という組織に入る以上、そうした自分の利益の部分ばかりを見るのではなく、その組織にいるうちはお給料をもらっているのであれば、全力で企業に価値貢献をしなければなりません。

しかし、そこで大きく価値貢献することが、後に自分の信頼を助けてくれる実績になります。

そうした目論見を持って、IT業界に転職を希望する方も、非常に多く見られるのです。

とにかく、格好良さそうだから。

これはこれまでご説明した本質的な理由の中でも、1番抽象的でありながらも、1番多い本音の理由だと言えるものでしょう。

IT業界とは、そのクリエイティブなイメージとトレンドの先頭を走る華やかさのイメージから、所属しているだけでかっこいいという認識を捉えられることが数多くあります。

しかし、これもまた、人間の欲求に基づいた理由だと言うことができます。

例えばテレビは、『リッチマン・プアウーマン』といったITベンチャー企業を舞台としたドラマが放送されたことで、登場していた主人公ように実力のある完璧なビジネスマンに憧れ、そして上記のイメージをその上に重ね、単純な格好良さそうという所属欲求が発生します。

例えば高級車で有名なメルセデス・ベンツは、購入者のほとんどがその車体の素晴らしさやブランドの歴史などを把握しきれていないまま購入している方がほとんどだと思われます。

スマートフォンでも、アップルが開発しているiPhoneを所持している方は、iPhoneを活用しきれていない人がほとんどでしょうし、アップルの企業そのものに惹かれているという方は一部でしょう。

それでも、メルセデス・ベンツやiPhoneが売れていくのは、消費者による

『メルセデス・ベンツを所持している=お金持ちの仲間入り』
『iPhoneを所持している=流行りに乗っている』

という認識の元、ある種のコミュニティへの所属欲求が織りなしているものなのです。

そしてこの所属欲求というものが、そうしたテレビドラマや、私たちの生活へのデジタル普及によって発生してきている、ということなのです。

『IT業界にいると、何だか格好良さそうだから』という本音の理由は、まさにこの所属欲求によるものになります。

そうした素直な理由であっても、IT業界の転職市場に人が集まり、そして業界が盛り上がるのであれば、それに越したことはありません。

本音の下心を隠して、面接で言うべき理由は?

先ほどご紹介をさせていただいた本音の理由については、おおよその内容が面接でお伝えすることのできない理由になっております。

もちろん全ての企業で、これらすべての理由がタブーな回答ということではありませんが、面接でこうした回答をしていると、採用担当から『本当に自社で価値貢献してくれる人材なのか?』と不信感を抱かれてしまい、選考漏れになってしまうことがほとんどです。

それでは、IT業界を希望する求職者のみなさんが、そんな本音の下心を隠して面接の場で伝える業界を希望する理由とは、一体どのようなものなのでしょか。
こちらでも、5つの事例に合わせて、ご紹介をさせていただきます。

成果主義で正当な評価を期待できるから。

企業という組織の中で働く上で、『正当な評価をされる』ということは、非常に大切なポイントとなっております。

この『正当な評価』というのは、転職市場にいる求職者が持つ『転職を決める理由』にも毎回ランクインするほど重要なものでもありますし、これを理由にすることで企業側には熱意を伝えることができる、アピールになるのです。

今でこそ様々な企業で『成果主義』の評価制度が設けられるようになってきましたが、日本では長らく社歴が長い人が評価されるという『年功序列』の評価基準が採用されていました。

どれだけ現場で大きな成果を上げていたとしても、どれだけ企業に対して大きな経済的貢献をしていたとしても、何よりも企業として評価のポイントを置いていたのは、『どれだけ企業に長く所属しているか』という項目だったのです。

もちろん、若いなりに現場で大活躍している社員にもそれ相応の手当てや報酬は与えられていましたが、管理職などの役職者になるためには、大きな成果を上げられなかったとしても、企業に長く所属しているだけでその機会がやってくることが当たり前だったのです。

そうなると、当然現場から不平不満が出てくることは言うまでもなく、企業としても能力がない社員が会社の指揮を取るようになると、企業の存続が危ないという危機を察知したため、様々な企業で『成果主義』の制度が導入されるようになりました。

昔はこうした年功序列の評価基準が当たり前ではありましたが、日本はアメリカなど海外のカルチャーに大きく影響を受ける部分があり、その影響を受けている海外で成果主義という評価基準が当たり前だということを知っていくうちに、どんどん既存の年功序列に疑問を持つようになった、そちらに共感する人が増えていったということも、原因の1つだと思われます。

そうした背景もある中、まだまだ年功序列の評価基準を設けている企業や機関も多く存在しておりますが、多くの求職者が自分の価値を正当に評価してもらうことを望んでいるのです。

そしてそれが、企業にとっては

『評価されるために、ガンガン頑張って活躍してくれるのではないか』
『ポテンシャルの高さを感じられる』

という評価に繋がり、そのやる気をアピールさせる理由にもなり得るということなのです。

若くても、挑戦できる環境があるから。

こちらは本音の理由の部分でもご紹介をさせていただいた内容になりますが、この理由は本音であったとしても、面接の場でそのままお伝えしてもいい理由です。
これに関しても、企業側に大きなポテンシャルをアピールすることができるからです。

前述させていただいた通り、IT業界は体育会系の風潮が色濃くあります。

成果主義の評価基準が導入されているために、社員全員が目標達成などのコミット意欲が高いということもありますし、ソフトウェアやシステムの開発に携わるエンジニアやプログラマーに関しては、クライアントに納品する、もしくは自社サービスをローンチするために納期というものがあるので、その期日内に完成させることが求められることによって、状況に応じて大幅な残業をする必要があることにもなります。

そしてこうした環境に屈することなく、ついていくことができるのは、若いながらも成長意欲が高い、ポテンシャルのある人材なのです。

そしてそれを企業側も理解をしているので、このように若くても挑戦できるという理由を持って業界を希望する求職者を、企業側は採用したいと思っているのです。

もちろん、業界を希望する理由においてこのポイントを評価する企業というのは、非常に忙しく、『目標にコミットしないことは悪』『納期をずらすことは絶対に許されない』といった、極端な体育会系の体質を持っている確率が非常に高いです。

しかし、もしもあなたが本当に若いながらも挑戦し、成長できる環境に身を置きたいと思っているのであれば、こうした極端な体育会系の企業・業界に身を置くことで、圧倒的なスピードで成長することが可能になっております。

デジタルの力で、常識を覆したいから。

私たちの生活で、デジタルの影響が大きく感じられるということは前述させていただきました。

今ままでアナログやデジタルに変わるものがデフォルトとして捉えられていたものが、どんどんインターネットやITの力で定義や常識を変えられており、ひと昔前と比べると、ほとんどの作業がそうしたITの力で賄えるようになりました。

また、今後はどんどんその傾向や定義書き換えが進んでいき、多くの作業や仕事、常識が、ITによって書き換えられていくと言われております。

IT業界に携われる魅力のひとつに、この常識や定義の書き換えができるということが挙げられます。

もちろん、それはそんなにも簡単なものではないということは、言うまでもありません。

特にウェブサービスやウェブメディアは、成果が出るまでに非常に長い期間が必要になります。

大きな話題性を作ることができない限り、地道なプロモーション作業や、普及活動が求められるものになっておりますので、ユーザーに知れ渡り、利用されていくまでに2年3年とかかることもあれば、もっと長い期間を要することもあります。

そこまで長い時間をかけてサービスやメディアを育てることができる企業でなければ、芽が出なかった時のことを考え、リスクヘッジとして運営を切り上げるという判断をされることも、どうしてもあります。

的確にユーザーのニーズを汲み取り、そうした期間もグッと堪えることのできる体力や忍耐力がある方が、人々の常識を書き換えることができるのです。

もちろん、こうしたサービスやメディアを作っていく、開発していく側の求職者は、これぐらいの野望を持っていたほうが良いということは、言うまでもありません。

ただ、体育会系の風潮が色濃く残るIT業界では、こうした熱い野望・ビジョンを持っているような人材を好む傾向があります。

IT業界で開発側として、企画する側として活躍したいと思われるのであれば、これくらいの目標を持っているくらいが、ちょうどいいのかもしれません。

クライアントの経営に関わる仕事ができるから。(WEBコンサルタントなど)

インターネットの力は、企業の経営をも支えることができます。

現在では、企業の収益を支える顧客を集める導線として、様々な広告が導入されておりますが、その広告のトレンドはやはり、インターネット広告になるのです。

そして、クライアントに経済的な貢献をしてくれる見込み客を集めるインターネット広告を管理するお仕事も、IT業界では存在します。

さらに、クライアントの経営に携わる職種はインターネット広告関係だけでなく、社内から改善を支援するお仕事や、プロモーションに必要なものを提供するお仕事もあります。

インターネット広告を使った経営支援であれば、検索エンジンで検索した結果が表示されるページの上部に表示されるPPC広告(リスティング広告とも呼びます)の運営や、ユーザーが特定のキーワードで検索をかけた際に、自社ホームページや自社サービスの販売ページを検索結果の上位に表示させるSEO対策(オーガニック広告とも呼びます)を管理するWEBマーケティングコンサルタントのお仕事が適役です。

また、自社で開発できるソフトウェアやシステムを導入してもらい、業務改善・作業効率アップの方面から企業の人件費・労働コストを削減することができるITコンサルタントも、人気のお仕事です。

合わせて、企業のプロモーションのためにホームページを作成する際の指揮をとったり、エンジニアやプログラマー、デザイナーやライターなどの間に立ってディレクションを行うWEBディレクターというお仕事もあります。

それぞれがそれぞれの角度から、最終的に企業の収益アップに貢献することができ、クライアントの経営問題に関わることができます。

経営に関わる分、大きなミスをしてしまえばクライアントに大きな損害を与えてしまうこともあるため、非常に緊張感のあるお仕事になりますが、その分大きなやりがいを得られるために、IT業界を希望するとアピールする求職者も多いのです。

勢いのある業界で、自分の力を試してみたいから。

今、IT業界は非常に勢いのある業界として注目をされております。

IT業界ならではの魅力や憧れが周知されるようになり、昔に比べるとエンジニアやプログラマーを志す方も非常に多くなり、どんどんITベンチャー企業も設立されていっております。

将来的には、AIの存在で多くの作業が機械化・ロボット化されることで、ほとんどの職業がなくなるとさえ言われているほど、ITの力やその影響力は、日に日に大きくなっていっているのです。

そうした勢いのある業界で生きていくためには、類稀なセンスを持っているか、それともそれを凌駕するほどの努力ができるか、どちらかを持ち合わせておかなければなりません。

類稀なセンスを持ち合わせている方はほとんどいないため、多くの方には後者の圧倒的な努力が求められるのですが、そこについていくことができず、燃え尽きて離脱してしまう方も少なくはありません。

何せIT業界はトレンドの回転が非常に早く、そこについていくために、常にトレンドへのアンテナを張り、情報を率先して取り入れ、それをすぐに現場に反映させるために日々勉強を怠ってはいけないのです。

そのような厳しい業界で生き残り、いつまでも求められる人材になるためには、そうした回転の早いトレンドについていくほどの体力とやる気、努力が必要になってくるのです。

こうした厳しい業界だからこそ、自分の力を試すために飛び込んでみる価値は、大いにあります。

IT業界に所属することが、自分が市場でどのような価値があるのか、どのくらいの力があるのかを、把握するきっかけになります。

業界を希望する理由と、企業への志望動機は違う

ここまで、IT業界における転職理由について、ご説明をさせていただきました。

しかし、ここで求職者がよく犯してしまう間違いについて、ご説明をさせていただきます。

それはタイトルにもあるように、『業界を希望する理由と、企業への志望動機は違う』ということです。

『業界を希望する理由』については、あくまで『なぜIT業界を希望するのか?』という部分に関する答えです。

IT業界という大枠に対し、どのような部分に魅力を感じているのか、どのような可能性を感じているのかといったように、業界全体に対してあなたが感じているメリットやポイントについてをお答えすることが求められています。

一方で、『企業への志望理由』というのは、『その業界の中でも、なぜこの企業に入社したいのか?』という部分に関する答えが求められているのです。

IT業界では昨今多くのベンチャー企業が設立されており、企業ごとに様々な特徴や魅力がある中で、なぜその企業でないといけないのかという理由こそが、志望動機になります。

しかし、多くの求職者の中では、業界を希望する理由と企業への志望動機が、イコールになってしまっている方が非常に多く見られるのです。

そして、転職活動の経験が少ない、もしくは今回が人生で初めての転職だという方は、それらがイコールになってしまっていることに気がついていないということも、問題としてあげることができます。

例えば『若くして挑戦できる環境がある』という理由であれば、業界を希望する理由と企業への志望動機のどちらにも通用する理由ではあります。

ただ、業界のベンチャー企業では即戦力を求められることが一般的になっている以上、その企業ならではの特徴や魅力とは言い難いため、企業への志望動機としてはあまり響かないのです。

さらに、業界を希望する理由と企業への指導動機が重なる場合であっても、そこをイコールにして採用担当者に伝えてしまうことで、採用担当者からは『業界にある魅力と同じだから、他の魅力がある企業を希望した方がいいのでは?』と返されてしまうことにもなり兼ねません。

IT業界を希望する理由と、企業への志望動機というのは、全く違うものになります。

それを認識した上で、それぞれの特徴や惹かれるポイントを改めて整理した上で、個別に用意をしておく方がいいでしょう。

まとめ

以上、IT業界へ転職する際に面接でよく聞かれる質問とその回答例や逆質問の方法、志望理由の伝え方について紹介しました。

なぜ、IT業界で働きたいのかという理由については、人それぞれです。

単純にお金が欲しい方もいれば、目立ちたい方もおられますし、独立志向を持った野心のある方もおられます。

もちろん、それぞれが不正解というわけでもなく、人によって希望する理由は変わります。

それでも、その本質的な理由が採用担当者に気軽に言えるような理由でない場合、面接用の理由を用意しなければなりません。

回答例については種類ごとにご紹介をさせていただきましたが、それでもなかなか思いつかない、適した理由が見つからないということであれば、転職エージェントを利用されてみてはいかがでしょうか。

転職エージェントは、多くの求職者の業界希望理由や志望動機を見てきている経験や、相談に乗ってきた経験がありますので、きっとあなたの力になってくれるでしょう。

IT業界は、たくさんの魅力が詰まった業界です。

それらをあなたなりに整理し、面接でしっかり答えられるようになって、ぜひIT業界への面接にチャレンジしてみてくださいね。