仕事をしていく上で重要なものとして、どんな人と一緒に働くかといった職場環境について挙げる人も多いのではないでしょうか。なかでも、自分と合わないからといって距離を置くことが難しい直属の上司がどういった人であるかは、仕事のやりやすさに大きな影響があるでしょう。
上司にしたい芸能人ランキングなどが毎年話題になることからも、誰もが上司に対して不満を抱いていたり、理想の上司像を持っていたりすることが分かりますよね。
男性上司 | 女性上司 | |
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1位 | 内村光良 | 水卜麻美 |
2位 | タモリ | 天海祐希 |
3位 | 池上彰 | 吉田沙保里 |
4位 | 原晋 | 石田ゆり子 |
5位 | 所ジョージ | 有働由美子 |
6位 | イチロー | 澤穂希 |
7位 | 関根勤 | ローラ |
8位 | 中居正広 | いとうあさこ |
9位 | 城島茂 | 真矢ミキ |
10位 | 林修 | 大江麻理子 |
そんななか、アメリカでおこなわれた調査で、半数を超える56%が「自分の上司は有害である」と感じているという結果が出ています。
苦手な上司、自分とは合わない上司であれば分かりますが、有害という言葉が強い感じがしますよね。そこで、今回は有害な上司とはどういう人なのか、なぜそのような環境が出来てしまうのか、そういう状況に立たされた場合の対応方法について紹介します。
有害な上司を完全に排除することは出来ない
たとえ上司ではなくても、有害な人と付き合いたいという人はいませんよね。それでは、そもそも有害な上司とはどういう人のことなのでしょうか。
有害な上司とは?
有害な上司の定義について考える上で重要なのは何(誰)にとって有害かということですが、企業にとって有害な面と、働く従業員にとって有害な面が挙げられるでしょう。
例えば、「部下には優しいが成果を上げずに売り上げに貢献しない上司」がいたとします。部下にとっては有害ではないかもしれませんが、企業にとっては収益を悪化させる原因となってしまうため有害な上司(管理職)ということになります。
それに対して働く従業員にとって有害な上司ですが、調査結果が自分の上司が有害かであることからも、こちらがメインになるでしょう。
どういった上司かですが、一言で表すなら「部下の働きやすい環境を作れずに、やる気を無くさせる上司」となるのではないでしょうか。
具体的には、セクハラやパワハラを代表とするハラスメント行為をおこない従業員を追い込むほどひどいもの以外にも、
- 部下の手柄を横取りする
- 自分のミスを部下のせいにする
- 部下に無茶な要求をする
- 大きな声で怒鳴って萎縮させる
- 部下の管理をせずに放置する
- 部下のプライベートまで管理しようとする
などが挙げられます。実際に書き出してみると、誰でも1人くらいは思い浮かぶ上司がいるのではないでしょうか。
実際の割合はもう少し低い?
半数を超える56パーセントもの人が上司が有害と答えたことに驚いた人もいるのではないでしょうか。そんなに多くの上司が有害だとすれば企業経営が続けられない気がしますよね。
しかし、「有害な部分が1つでもある」と解釈して考えれば理解出来るのではないでしょうか。先ほど具体例として挙げたいくつかの中で1つくらいは当てはまるという上司は、少なからずいるのではないでしょうか。
そして、その人の褒められる一面は意識しないと見つかりませんが、嫌な面は目についてしまうものです。そう考えれば、言葉のイメージから想像されるような有害な上司の割合は、調査結果ほど高くはないのかもしれません。
さて、割合の違いや程度の差はあるとしても、実際に有害な上司が一定数存在しているのは事実のようです。有害な上司がいることは、企業の経営にとって悪影響だと思いますが、無くすことは出来ないのでしょうか。
判断が難しい
結論から言うと、完全に無くすことは不可能に近いでしょう。というのも、ある個人にとって上司が有害かどうかであれば、主観的に判断することが出来ますが、企業にとってその上司が有害かどうかを判断するのは一筋縄ではいきません。
具体例としても紹介した部下のプライベートまで管理しようとする上司を例に考えてみましょう。
「彼氏や彼女とうまくいっているか」のようなことまで踏み込んで聞いてくるのであれば明らかに仕事の範囲を逸脱している気がしますよね。しかし、体調が悪そうな従業員に対して、「栄養のあるものを食べてるか、ちゃんと寝てるか」を聞いてくるくらいであれば、有害とまでは言えない気がしませんか。
また、部下の管理をせずに放置する上司の場合、指示もチェックもせずに完全に放置しているのであれば責任を果たしていないと言えます。
しかし、細かく口を出すのではなく、ある程度まかせて仕事をさせてくれる上司であれば、むしろそういう接し方を望む人が多いのではないでしょうか。その上で、何かあったときの責任は取ってくれるのであれば言うことはありませんよね。
そして、同じ上司だったとしても、すべての部下が同じように感じるとは限りません。「無茶な要求ばかりしてくる」と感じる部下もいれば、「厳しいことを言う上司ではある」程度にしか感じない部下もいるかもしれませんよね。
1件でも苦情や報告があれば、注意や処分をおこなうというのであれば企業としての対応も可能かもしれません。
しかし、注意を受けた上司はいい気はしませんし、それが原因で仕事に支障をきたしたり、辞めてしまうこともあるかもしれません。注意をするにしても、しっかりと真偽を確かめてからにする必要がありますよね。
このように、「どこまでが仕事をする上で必要な範囲内での言動や振る舞い」で「どこからが有害であるか」の境界は明確でないだけでなく、個人によっても受け取り方が違うため、誰が見ても有害と判断出来るような極端な場合を除いては、注意や処分をおこなうことが難しいのが現状です。
有害な上司が職場に与える影響は?
有害な上司の下で働くのは嫌だというのは誰もが思うところですが、企業や職場にはどのような影響を与えるのでしょうか。
短いスパンで見ると成果に繋がることもある
有害な上司の存在は、職場に悪影響しかないような気がしますよね。しかし、短期的に見たときには成果を上げることもあるようです。このことが有害な上司を注意出来ないもう1つの理由かもしれません。
短期的に成果を上げる可能性のある原因については、調査結果の中でも触れられていますが、「有害な上司の下で働く部下は熱心である」ということのようです。
無茶な要求ばかりする上司であれば、辞めてしまう部下もいるでしょうが、結果として残るのが我慢強い部下や真面目な部下になり、その無茶な要求に応えようとして成果に繋がることがあります。
反対に部下の管理をおこなわないような頼りない上司の場合、「自分がしっかりしなくては!」と責任感を持つことで成果に繋がることがあるからです。
これは、真面目で仕事に対して使命感を持つ人が多い日本人にも当てはまるのではないでしょうか。このように、部下に負担をかけ、ストレスを与えることは間違いありませんが、短期間であれば企業にとってプラスに働くこともあるのです。
短期的とはいえ成果を上げているのであれば、なおさら仕事をする上で必要の範囲内なのか有害なのかを見極める前に注意することなんて出来ませんよね。
有害上司の長期的なリスクは大きい
短期的に考えればいい面もあるわけですが、長期的にはどうなのでしょうか。
無茶な要求を出して働かせることで成果を挙げたとしても、それが続けば従業員が疲弊しきってしまいますよね。我慢強く働いてくれていた従業員も、そのうち辞めてしまうことも考えられます。
企業において継続的に収益を上げるために最も重要なのはなんと言っても従業員ですよね。そして人材育成には時間もお金もかかります。そんな従業員を疲弊させて、辞めてしまう可能性を高める行為は、褒められることではありません。
辞めてしまった従業員の代わりが次から次へと入ってくるのであれば、それなりに長く続くかもしれませんが、そんなにうまくは行きません。
どんなに人気のある大企業であろうと、悪い噂が広まれば、徐々に入社希望の人も減っていくでしょう。現在はインターネットやSNSによって、広まるスピードも早くなっています。
部下にとっては有害でないと書いた「部下には優しいが成果を上げずに売り上げに貢献しない上司」も、短期的に見ればそうかもしれませんが、長期的に見ると違った一面があります。
その上司の下で働いている部下は、仕事が楽に感じるかもしれませんが、収益が出ないことには企業には悪影響です。そのような状況が長く続いたり、そういった上司が多ければ企業の経営は傾いてしまいます。
その結果、ボーナスカットやリストラといった大きな負担を従業員に強いることになりかねませんし、何の対策もしないまま経営を続けていけば、倒産という最悪の結果を招くこともあるかもしれません。
短期的に見れば、企業か従業員のいずれかにしか有害でなかったとしても、長期的な目で見れば、両者にとって有害な存在となるリスクを多く含んでいるのです。
有害な上司が辞めても改善されないこともある
企業として有害な上司かどうかを判断するのが難しいといっても、「時間をかければある程度判断出来るだろう」と思った人もいるのではないでしょうか。
時間をかければ
- 部内の収益
- 部下の退職率や異動希望を出す人数
- 部下や第3者からの評判
などから、有害そうな上司を見つけることは可能でしょう。そうなれば、注意や処罰とまではいかなくても、それ以降の昇進候補から外すなどの対応は取りやすいはずです。
さらに、評判が広まれば働き辛い環境に追い込まれてしまうため、有害な上司自身が退職することも期待できます。
しかし、本当にやっかいなのは「有害な上司が辞めれば全てが解決するわけではない」ということです。
有害な上司の下で育った部下は、自分が上司となったときに部下を正しく指導することが出来るでしょうか。
大企業のように定期的な配置転換などで多くの上司を見ることが出来る場合は少し違いますが、同じ職場で過ごしていると自分にとっての上司像は、その有害な上司しかありません。
その上司のことが嫌いだと思っていたとしても、いざ自分が上司の立場になるとどう部下を指導していいか分からずに、自分がされたように接してしまうことが少なくありません。
これは、「子供の頃に親にされたことを、自分が親になったときに子供にもしてしまう」ことが多いという子育ての状況と同じかもしれません。
もちろん、上司のことが嫌いなわけですから、「自分が上司になったときには、こんな上司にはならない!」と、反面教師として考える人も多いでしょう。しかし、正しい上司像を知らないことには変わりありませんよね。
無茶な要求ばかりする上司やすぐに怒鳴るような上司を見て反面教師とすることは出来ますが、
- どのくらいの要求(高さや量)を出すのが適切なのか
- 怒鳴らずにやる気にさせるにはどうしたらいいのか
が分からなければ、なかなかうまくいきません。
その結果、仕事をうまく回せなかったり、部下に仕事を振ることが出来ずに全て自分で片付けてしまったり、といった正反対の行動を取ってしまい、別の意味で有害な上司になってしまうこともあります。
このように、有害な上司の存在は、次の世代の上司も有害にするという悪循環に陥る可能性を持っているのです。
個人の対応方法と企業が取るべき対策
では、有害な上司に対してはどのように対応すべきなのでしょうか。自分が我慢すればいいというだけでなく、自分自身が有害な上司になってしまう可能性すらあるのであれば、何か対応すべきですよね。
それは企業にとっても同じことで、有害な上司への対策は考えておくべきです。
事実を残す
これはハラスメント行為への対応にも繋がることですが、実際に何があった(何をされたか)のかを残しておくことが重要です。
我慢強い人に多いのが、誰にも相談せずに我慢し続けることです。そしてそれが積み重なっていき、我慢の限界を超えたところで「いい加減にしてください!」のように爆発することになってしまいます。
本人からすれば、散々我慢してきたのだから、「もう耐えられない」、「改善を訴えてもいいはずだ」と考え抜いた結果の行動だったとしても、周りの人がそう思ってくれるかどうかは分かりません。
職場で大声で罵倒するなどの行為が続いているのであれば、同僚も聞いているために継続的におこなわれている行為という裏付けを取りやすいですが、そうでなければ日頃の行為を知っているのは上司と自分だけということも考えられます。
周りで見ている人の中には、普段通りの上司の言動に対して、あなたがいきなり声を上げたと感じる人すらいるかもしれませんよね。
職場内にいる同僚ですらそうなのですから、改善を訴え出る先となるさらに上の上司や人事部に事実を認識してもらうのは大変なのが分かりますよね。
そうしたときでも、事実を記録として残していれば、正しく認識してもらうための手助けとなります。
一番簡単なのは、日記のようなメモです。いつ、何をという情報とともに、それらの言動がおこなわれていた期間や頻度も伝えることが出来ます。もちろん、本人が書いたメモだけでは事実か作り話かの判断が出来ませんが、具体的な情報があれば、後で裏付けを取るときに、
- そういえば、怒鳴られているのを何度か聞いたことがある
- そう言われてみると、毎日遅くまで残業させられていた
のように同僚から証言を得られるかもしれません。
可能であれば、業務指示を受けたメモ書きや、メールのやり取りのように、わざわざ事実確認をしなくても済むような客観的なもののほうがいいでしょう。
思い切って辞める
もう1つ個人の対応として挙げられるのが、思い切って辞めてしまうということです。勘違いされないように最初に書いておくと、何か嫌だと思うことがあったらすぐに辞めてしまうことを勧めるものではありません。
辞めることも選択肢の1つとして頭の片隅に入れて置くことで、押し潰されずにすむことがあるということです。
辞めるとなると、「有害な上司が悪いはずなのに、なんで自分が辞めなければならないのか」といった気持ちもあるでしょうし、「辞めてしまったら生活していけない」、「次の仕事が見つからないかもしれない」といった不安もあるでしょう。
やっとの思いで勝ち取った内定であればあるほど、この不安は強くなるのかもしれません。
例えば、その有害な上司が定年退職まで2年ほどしかない場合や、3年に1度くらいは配置転換があるために上司が変わる、というのであればその期間我慢するという選択もありです。
そうでないならば、いつ終わるかわからない苦痛に耐え続けることになりかねませんよね。
我慢を続けた結果、身体を壊してしまったり、仕事を継続することが困難になったりしては元も子もありません。辞める選択が簡単に取るべきものでないことに変わりはありませんが、体調や精神状態など、それ以上に優先すべきものがあることを覚えておきましょう。
辞めることが何が何でもダメだと考えてしまうと、上手くいかなかったときに職場で居づらくなることを気にしてしまい、
- 人事部やコンプライアンス委員会への相談
- 異動希望の提出
などに踏み切れないことがあります。しかし、辞めることを選択肢として持っておけば、辞める前におこなえる行動を取ることも出来るはずです。
人について回る仕事を無くす
従業員も自分自身を守るために対応する必要がありますが、企業にとっても同じです。有害な上司を発見するための方法は、企業の規模や職場の構成によって大きく変わるため、共通で有効な対策は、相談窓口などを設置して相談しやすい環境を作って待つことくらいでしょう。
しかし、有効な上司だと判断した後の対応を取りやすくするための工夫はしておきたいですよね。これは、定期的に配置転換をおこなうような企業では意識されていることですが、人について回る仕事を無くすという方法です。
仕事をしていると
- 何かの手続きをおこなうための承認者
- ある取引先との窓口
のようき人に付いて回る業務があるのではないでしょうか。もちろん、担当者や担当部門の管理職のようにポストに付いている仕事なのであれば問題はありませんが、個人に付いているのであれば改善すべきかもしれません。
そうなる原因としては、長い間担当している業務で他に分かる人がいないことが多いです。また、取引先との窓口の場合、長年築いてきた関係があるために、担当を外れた後も窓口として仲介だけを継続するケースも多いのではないでしょうか。
どちらの場合も、きちんと引き継ぎをおこなえば、「担当すべきポストの人が業務を担当する」ことが出来るはずですが、
- 業務内容が見える化されておらず、その人の頭の中にしかない
- 引き継げる後任が決まっていない
- 引き継ぐ時間がない
などの理由から、引き継ぎ作業を怠り、個人に付いて回る業務となってしまいます。
その結果、注意や処分をすべきだとしても、へそを曲げて辞められたりしたら困るために踏み切れないことがあります。
「万が一その人が辞めてしまったら業績に多大な影響がある」というのであれば躊躇してしまう気持ちも分かりますが、正しく引き継げる環境さえ作っておけば解決出来るのであれば取り組むべきですよね。
業務をいつでも引き継ぎが出来る状態にしておくことは、有害な上司への対策としてだけでなく、仕事量の見える化にも繋がります。
- 適切に業務を割り振れているか
- キャパをオーバーしそうな人はいないか
- 仕事量に対して残業をしすぎている人はいないか
などを把握することにも役立つはずです。
我慢すべきことはあっても無理はすべきではない
今回は有害な上司の特徴や、自分の上司が有害だった場合の対応方法について紹介しました。有害というからどんなひどい上司かと思ったら、意外に身近にもいるような特徴に驚いた人も多いのではないでしょうか。
有害かどうかの判断は難しいと書いたように、
- 厳しい上司
- 人当たりの強い上司
- 管理能力が高くない上司
- 自分と性格が合わない上司
との境界は曖昧なため、「有害な上司とは?」で挙げた特徴が1つでもあれば、即座に有害な上司というレッテルを貼るべきではないかもしれません。
同僚や友人関係でも何一つ我慢せずに付き合えるという相手はほとんどいませんよね。仕事で、しかも上司と部下という関係性であれば、我慢することもあるのが普通でしょう。
ただし、我慢と無理は違います。理不尽な言動や扱いに対して、無理して耐えることが正しいということはありません。もし、自分が無理をしていると感じるのであれば、今回紹介した対応方法を思い出してみてください。
部下は上司を選べない!有害上司の特徴やその下で働く苦労などを徹底調査/あなたの会社に有害上司について教えてください
人が良すぎて、完璧にこなしているみたいですが中には余り腹が良くない人も寄せ付けて心地良くさせてしまいはっきり言えずに、ストレスを抱こんでいる様子に感じます。
愚痴や弱い所などを話してもらうため会話を振っても、余り自分のことを話してくれません。
仕事の作業はきっちりされているので尊敬は出来るのですが、ことなかれ主義に感じてしまい少し頼りなく感じる時があります。意見や愚痴があるなら話して下さる方がこちらも仕事がしやすいのにとかんじます。
有害上司のダメなところを改善するにはどうするべき?改善策や対策
上司として意見や考えはなるべく部下に話すべきだと思います。仕事は着々と進みますが、上司が人が良すぎなために、やらなくてもいい仕事が回ってきているので、そういったことをハッキリでもなく断る力を付けるべきです。
下についている人間は見ていないようで上の人間がそのような態度を取っているにか観察しています。下につくとつい頼りなくて自由にしてしまう子が出てしまうので、こちらが注意や指導をしなければならず少し気疲れします。
駄目なことは駄目だと自分の口からハッキリと告げる勇気を持つことで、人も浸け込まなくなりますし楽に過ごせると思います。仕事面では凄く完璧なのですが、従業員とのやり取りが少し下手で、漬け込まれる所は今後直すべきです。
私の会社は規模の小さな工場なのですが、上司たちは事務所で椅子に座ってばかりで現場の作業がわかっていないなと感じる人たちばかりです。
製造業なので不良品などが出ると相手方の会社に対して対応しなければならない時がありますが、話をしたりといった事務的なことはやってくれます。
しかし、現場の作業を見に来ても見ているだけといった感じなのでいざというときに相手方に説明ができず作業者たちが話さなければならないことがほとんどです。
不良が出た時には実際の作業の大変さもわからないくせになんでできないのかや、こうなったのかということを言ってきてとても不愉快です。
有害上司のダメなところを改善するにはどうするべき?改善策や対策
もうすでに実際の作業をさせた時に仕事がうまくできない人たちを作業場に入れないようにと事務職に回している会社の方針を感じています。
作業に入って仕事を投げ出されたり人に責任転嫁されたりといった被害は軽くて済んでいると思います。
あとは現場の実際作業している人たちで作業場のことは連絡を取り合ったりして在庫の管理や納品の日付なども各自で確認しています。
上司によって在庫品がごちゃごちゃにされ違う製品と製品を混ぜられたりすることが多いので、各自でごちゃごちゃにされないように管理していくといいと思いました。
パソコンでの管理もしていましたが結局使われていないことが判明したのでそれらも作業者たちが活用し、売り上げや事務処理などだけを上司の人たちだけでやって事務室から出てこなければ問題が減ると思います。
人に優しく自分に厳しくという良い上司の逆で、人に厳しく自分に優しい上司です。自分が楽になる為には、多少タブーなことであっても決行するのに、それを見ていた部下が真似をすると激怒します。それはルール違反だからねと強く言います。
また、勤務表を立てているのですが、部下たちには希望の休みは2日までと言ってるくせに、自分は希望の休みを5日以上とっています。その為、部下を出勤させたりと最悪の上司です。
また、普段もほとんど仕事をせず、いっちょ前に指示だけ出して自分はネットサーフィンしかしていません。
有害上司のダメなところを改善するにはどうするべき?改善策や対策
その上司は、部下たちが強く言えないことや告発しないことを知っていて、そういった行動をとっているのであえて思いっきり上司に不満を言ったり、一度キレてみることがいいのではないとか考えています。
自分のやっていることに対しての自覚がないことが問題なので、まずは自覚させることだと思っています。
それでもダメな場合は、上司よりも上の立場の人に告発することだと思います。今の時代ですので、会社としてもパワハラ等の問題ごとをおこしたくないはずです。
そのため、ボイスレコーダーなどでパワハラなどの証拠を固め、上司よりも上の立場の人や人事部に相談し、降格させてもらうのが最善だと思います。
また、職場としてルールやマニュアルが徹底できていないので、どの辺を徹底していくことも重要です。
一回りほど年齢が上の方とベンチャー企業を立ち上げ、二人三脚で頑張ろう!としていたんですが、毎週のMTGでは方向性が定まらずあっちに行ったりこっちに行ったり。おかげで何をしたらいいのか何もわからないお手上げ状態。
その上会社設立の事務作業やお役所仕事は全部そっちのけで私が処理する始末。一通り口頭でも説明して、経過報告も現状も今後のスケジュールもタスクもすべてデータで渡しているにも関わらず「何だっけ?」と聞いてくる次第です。
もしかして本当はこの上司はベンチャーの社長さんごっこがしたかっただけで、何も考えてないし全く話を聞いてくれないダメ上司でした…。
元々の技術は上司の方が上だけど、仕事中にいきなり話しかけて見下し発言。これから先が思いやられます。
有害上司のダメなところを改善するにはどうするべき?改善策や対策
さすがに自分からこうだ!と反発することもできません。そして時間にもルーズな上司。なのにこれが当たり前、これが常識、これが人として…のような正義感が無駄にあります。
その正義感を私も使い、絶対に言い返せないような内容をあたかも平常心かのように装い優しく諭してみることにしました。(例:いくら社内MTGとはいえ、遅刻するってそれが社会人の正しいルールですか?ニッコリ)さすがにたとえは直球すぎますが、やんわり言い返せないことを言うようにしています。
もちろん自分にも今まで以上に時間や報告連絡相談を徹底することを意識して何事も前もって取り組むようにしました。口頭での報告はもちろん、チャットでの報告も行い、「言われてない」を阻止し、自分のスケジュール確認にも使っています。
相変わらずひたすら「何だっけ」と聞いてきますが、「報告しましたよ」と一蹴することに成功しました!
しかも、最近では気を使って外に出たらコーヒーを買ってきてくれる上司。そんなダメ上司のおかげで私も仕事が早くなったので一石二鳥くらいの勢いです。今後も自分のスキルアップに使わせていただきまーす!
私にはダメな上司がいます。その上司は全てのミスを私に押し付けてきます。自分がミスした内容でも「なんで調べなかったんだ」といって何も知らない私の責任になります。
なのでいつも部長から叱られるのは自分なのですが、後輩の教育も私がしていて上司から教えられたとおりに後輩に教えても「そのやり方は間違っている」と。
何をしてもいいと言ってもらえないですしいつも叱られます。また仕事中に関しては上司はほとんど仕事をしておらず、携帯をいじったり頻繁に休憩に行ったりしています。
有害上司のダメなところを改善するにはどうするべき?改善策や対策
私はその上司に対して苦手意識を持ってしまっているので何か説明されても分からない、頭が回らないということがよくあります。
好きになるということは難しいかとは思いますが、しっかりと向き合うことが大事なのではないかと思いました。
また最近では私のせいにされるということが分かるようになってきたので、そこらへんは臨機応変に対応してミスにならないように気を付けたいと思います。
また上司に関してはきちんとほかの上司に伝えて改善していただくほかないと思います。
仕事をしないで遊んでいることに関しては社内では有名となっているのでこの件に関してはきちんと処分されるかと私は思います。凄く苦手なのですが逃げずに立ち向かっていきたいです。
あなたの思う理想の上司のイメージを教えて下さい
こんな上司が欲しかった!イメージはこの有名人!本当にいる上司でも構いません、みんなの理想の上司を聞いてみました。
鈴木亮平さん
先日、ちょうど上司との会食がありました。同じフロアの同じ部内にいながら、顔はよく合わせるもののあまり普段接する機会が無い上司との会食。
同僚と「気が重いね~」「なんとか流れないかな」などと話していました。当日、上司はとても気さくにお酌をして下さったり、お土産まで持たせて下さいました。
上司との会食で上司をかなり見直したし、ためになったし、上司を勘違いしていたことに気付けたことが一番の収穫でした。
上司はとても部内のみんなをよく見ていて「〇〇はいつも暇そうにしてるな」とか「▽▽は今日はあまり元気がなかったな」「最近□□は◎◎とよく一緒にいるな」などとてもよく見ていて、かなり的を得ていました。
いつも大声で高圧的な人だと思っていましたが、きちんと見ているし、きちんと把握されているのだな~と、わたしはだいぶ勘違いしていたんだなと反省しました。
普段、一定の方々としか話さないし、わたしたちはキャリア組じゃないからだろうと思っていましたが、全くそんなこともありませんでした。
上司も神様もきちんと見てくれているから手抜きしないでがんばろう!と思いました。飲み会では砕けて気さく、オフィシャルでは高圧的、メリハリを付けるのも上司の役目なんだと、これぞ理想の上司だと思います。
コードブルーの椎名桔平さん
私の思う理想の上司は、常に部下と同じ目線を持っている上司です。上司,特に責任のある立場についている場合は上からのプレッシャーと下からの意見をまとめるのが大変だと思います。
しかし、下の人間にやるべきことをやらせてばかりの上司を信頼できるでしょうか。まずは率先して作業を進めることが求められると思います。
実際やっている場面を見ていないのにその人の命令は中々聞けません。やっている体で適当に過ごしてしまうかもしれません。
率先して作業をし、実際に成果も出してくれる、手伝ってくれるのが理想です。取りまとめることが仕事かもしれないし、自ら作業する時間がないかもしれませんが、そういう姿勢だけでも見せてくれると違うと思います。
また、部下を信頼して作業を任せてくれるのもポイントだと思います。先述したことと矛盾しているように思われるかもしれませんが、すべての作業を最後までしてほしいと言っているわけではありません。
部下に任せられる、信頼できると思ったら報告だけさせて一任してくれればこちらもやる気がでます。
一緒に作業もしてくれる上司だからこそ、任せてくれればやる気になるのです。ティーチングとコーチングを使い分けられるというのか、その使い分けができている上司が理想です。
内村光良さん
私が思う理想の上司のイメージは、「信頼できる」ということです。 やはり人間というのは、上下関係抜きにしても信頼できるかどうかというのは「その人と付き合っていきたい、関わっていきたい」と思える最も重要な要素です。
信頼できない人から指示されても正直本音では従いたくないですし、逆に信頼できる人であれば「この人のためなら、ある程度何かを犠牲にしても良い」と思えるはずです。
そして信頼できるということは、逆に言えば部下の私のことも信頼してくれる人ということもできると思います。
部下を信頼してある程度仕事を任せてくれる、そして万一トラブルがあってもきちんとカバーしたり責任を取ってくれる…そんな上司がいたら、「この人についていきたい!」と思えますね。
また、部下のことを信頼してくれると言うことはきちんと部下の良いところを認めてくれて褒めてくれると言うことにもなると思います。
やはり時代は昔とは違いますから、ただ叱り飛ばすだけでは人はついてこないですよね。私だってもちろん出来るだけ叱られたくはないですし、良いところは「そこは良いね、素晴らしい」と褒めてもらえればもっと頑張ろう!と思えます。
部下の良いところをきちんと理解して上手に褒めることができる人も、信頼できる理想の上司ですね。
武田鉄矢さん
社会人未経験が思う理想の上司は、仕事が出来る、怒らない、優しい、そうであって欲しいと思う人が多いかもしれないけど、実際働いてみると、そうでは無いと思います。
上司は常に結果を求めるので、怒る割には仕事が出来ない上司もいるし、困った時に助けてくれないのに、自分が困った時は丸投げだってしてくる。
結局自分も人間だから、自分が1番かわいいのでしょう。要は上司にとって重要なのは、自分に益があるかどうかであって、損得が基準です。
けれどそれでは部下に慕われない、慕われないから部下も頑張る気力もなく、結果が出ないんですよね。部下が思う理想の上司は、人を大事に出来る人です。
気持ちを理解してくれるかどうか。そして嘘でも感謝の気持ちを言える人。上司は部下にやってもらう立場でもあり、部下も人間。
ありがとうの一言でやる気は数倍になります。頭ごなしにやれ、なんで出来ないんだ、なんて言われて頑張ろうなんて思う人はいません。なんで出来なかったのか、解ろうとしてくれる姿勢に、この人の為に結果を出そうと奮起させるんです。
単なる優しい人ではなく、きちんと叱るべき所は叱り、感謝する所は感謝し、謝るべき所で謝る、そもそも大人として必要最低限な部分を欠けている人に、誰もついてきません。
人の気持ちがわかる、常識人、部下であろうが相手に頭を下げられる、自ら動いて示せる人が理想の上司と言えますね。
マツコデラックスさん
サバサバとしていて、テキパキと指示をしとくれるような人。手取り足取り教えてくれる訳ではないけど肝心な所はきちんと教えてくれたりきちんと出来た時にはきちんと褒めてくれたり、間違った時にはきちんと怒ってもらいたいです。
でも、怒るのも頭ごなしに言うんじゃなくて、こっちの気持ちも少しは汲み取ってくれると、この人に明和かけないように頑張んないと!と思えます。
思った事や感じた事はその場ですぐに言ってくれて、少しくらい口が悪くても自分の短所も分かって納得出来るから仕事にも活かされてくると思います。
でも影で悪口を言われていたりすると、信用なくなってしまうし結局自分の悪い所がわからなくて直しようがないので、ハッキリ目の前で言ってほしいです。あと、信頼してほしい。
信頼出来るかどうかは私次第だと思うが最初から信頼がないな…と感じてしまうと、もうやる気もなくなってしまうし頑張って信頼してもらおう!とまでは思えない。
上司になる人にはフレンドリーさとかは最初は求めないから段々と日が経ってから仲良くなっていければいいと思うから部下に嫌われたくない!とか思うような人にはついていきたくない。
自分を持って貫くような人を上司にしたい!