衆議院や参議院などの選挙中継を一度は見たことがあるでしょう。その時に投票率が10%程度しかないのにもう当選確実が出ていることを不思議だと思ったことはありませんか?
確かにたまに選挙結果が逆転するケースもないこともないですが、大抵当選確実が出た場合それが揺るぐことはありません。
実は、あの当選確実は「出口調査」という選挙の投票所で「どの党に、誰に投票しましたか?」という調査の結果があってそれをもとに「当選確実」を出しているのです。
そして、その「出口調査」は実はアルバイトを募集し、そのアルバイトの方々が調査しているのです。どうやって募集され、どんな仕事をし、どれくらいの時給を稼げるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
出口調査のアルバイト募集方法と時給について
出口調査のアルバイトについては、非常にシンプルでタウンワークなどのアルバイトサイトで募集しています。
テレビのニュースなどを確認し、選挙が始まりそうだなあと思ったら探してみるといいでしょう。
実際2017年10月22日の衆議院解散に伴う衆議院選挙が決まった段階で、出口調査のアルバイトをいくつかの地域で募集されていました。
時給は地域により異なりますが、南関東地方であれば日給10000円~12000円(8時間労働)、時給換算すれば1250円~1500円程度になります。
これにプラス@で事前研修があり、この時給が1時間1000円となります。レギュラーのバイトではないのでコンスタントに稼げるアルバイトではありませんが、時給としては良いですよね。
タイミングを見計らってチャレンジするといいカモ。
アルバイトの仕事内容について
上述のように勤務時間は8時間と決まっており、当日はシフト制で担当時間が分けられます。
朝は6時半から休憩時間1時間を含め9時間、7時から休憩1時間を含め9時間というように投票が終わる18時まで4部隊くらいに分けで選挙の投票会場に配置されます。
なお、募集人数は場所により異なりますが、少ない場合は1~5名、多い場合は300名と募集人数もまちまちですが、多くの人数を採用するためチャレンジしやすいというのも特徴です。
では、仕事内容はどのようなものでしょうか。上述のようにアルバイトは1日研修、1日調査本番という流れで進めます。
選挙当日の仕事は実に単純で、選挙で投票した人に「誰に、どの党に投票したのか」ということをアンケート調査し、アルバイトの雇用先であるリサーチ会社にアンケート結果を投票するというただそれだけです。
ただ、難しいのは、調査会社は複数あるため、投票者の取り合いになるというところです。
現場の中でうまく譲り合いをするケースもあれば、アンケート取りの争奪戦を繰り広げるケースもあるため当たった現場により楽に働けたり、結構ハードな仕事にもなったりします。
また、リサーチ会社においても、研修の中で、投票者がアンケート調査を拒否した場合、無理に調査をしようとするなという指示が出る場合と、多少粘れという会社もあります。
どの会社の調査員をやるのかというのも、仕事の負荷が変わってくる部分もあります。
ただ、いずれの場合にしても、アンケートに答える人はあなたのインプレッションにより答えるか答えないか決めるケースも多くあるため、あなた自身の印象が問われる仕事であることは間違いありません。
とはいえ、複雑なことを求められているわけでもないですし、時給の水準も高く、力仕事なども発生しないため、いいバイトであることは間違いないです。
出口調査のバイトはこちらのタウンワークに募集があります。
メリットややりがい
出口調査のアルバイトのメリットは、単純で分かりやすい仕事であるにもかかわらず時給が高いところです。また、あなたが日ごろ目にする選挙速報で、池上彰さんを代表されるようないろんな番組が作られます。
その選挙速報のもとになる情報はあなたが獲得した情報の集合体によって成立します。そう考えると非常にやりがいを感じるでしょう。
まとめ
出口調査のアルバイトは選挙の日にテレビで見る選挙に関する情報を仕入れるお仕事です。仕事内容も単純で分かりやすいうえに、時給もそれなりに高いため非常に効率の良いバイトです。
また、アルバイトの募集人数も場所によりけりですが採用数も多いため、チャレンジしやすいアルバイトといえます。
朝早い点と、現場や雇用会社によって仕事のハードさが変わってくるという点で不透明な部分は多いとはいえ、何よりあなたが頑張った結果を家に帰ってテレビを見ながら確認ができるというアルバイトは他にないでしょう。
明石家さんまさんの番組で、出口調査を趣味にしていた東大生の方がいましたが、実際やってみるとやみつきになるのかもしれませんね。