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さくら情報システムの年収や評判・口コミ、求められている人材【転職するコツ】

さくら情報システムの年収解説

さくら情報システムは、金融・会計・人事関連のシステム開発とメンテナンスを得意とするIT企業。

大企業の資本が入っているので安定して仕事ができるのですが、

「どのようにしたらさくら情報システムに転職できるの?」
「中途で入った場合の年収はいくらなの?」

といろんな疑問を持っている方も少なからずいるはずです。

そこで今回は、

  • さくら情報システムの企業情報
  • 事業内容や業績の推移
  • 平均年収情報
  • さくら情報システムの求めている人物像
  • さくら情報システムへ転職成功するルート

について紹介していきます。

この記事を読めば、あなたがさくら情報システムへ転職するのに最適な人材なのかがわかるようになるので、ぜひ読み進めてください。

さくら情報システムとは

さくら情報システムの「さくら」の名前は、旧三井銀行と旧太陽神戸銀行(両行とも都市銀行)が合併した2年後の1992年「さくら銀行」となったことが由来です。

銀行系ITは、親会社である銀行のシステム運営だけでも非常に多くの仕事がありますが、最近はかなりアウトソーシングが進んでいます。

現在は親会社が三井住友銀行ですが、両行の関連企業や業務提携しているOGIS(オージス総研)の仕事を多く引き受けています。

オージス総研とは大阪ガスのIT子会社。

オージス総研はさくら情報システムの51%の株主となっており、三井住友系の業務とオージス総研の下請け業務の二本立てが完全に定着しています。

そんなさくら情報システムの企業情報や事業内容について詳しく解説していきます。

さくら情報システムの企業情報

さくら情報システムの会社概要は以下のとおりです。

会社名 さくら情報システム株式会社
(英文標記: Sakura Information Systems Co., Ltd.)
本社 東京都港区白金1-17-3 NBFプラチナタワー
代表者 代表取締役社長 重定 宏明
設立 1972年11月
資本金 6億円
株主 株式会社オージス総研 (51%)
株式会社三井住友銀行 (49%)
売上高 199億円(2021年3月期)
社員数 約1130名

さくら情報システムの歩み・沿革

さくら情報システムの創業時から現在までの歩みを下の表にまとめました。

年月 沿革
1972年3月 太陽コンピューターサービス株式会社を設立
(1992年4月にさくらコンピューターサービス(株)に社名変更)
1972年11月 三井銀ソフトウェアサービス株式会社を設立
(1992年4月にさくらソフトウェアサービス(株)に社名変更)
1975年12月 日本情報センター協会(現 (社)情報サービス産業協会(JISA))に加入
1980年4月 大阪営業所を開設(現支店)
1985年4月 郵政省(現 総務省)に
「一般第二種電気通信事業(現 電気通信事業)」の届出
1990年4月 シンガポール現地法人(SAKURA SYSTEM SERVICE Pte.Ltd.)を設立
1994年4月 さくらソフトウェアサービス株式会社とさくらコンピューターサービス株式会社が合併。
さくら情報システム株式会社が発足。
1999年9月 エスアイエス・テクノサービス株式会社設立
2008年4月 株式会社オージス総研との業務・資本提携拡大
2008年6月 東京都「地球温暖化対策計画書制度」において目黒事業所が表彰受賞
2011年7月 株式会社JOE(旧 日本総研オフィスエンジニアリング)を株式取得により子会社化
2015年3月 ISMS認証基準ISO/IEC 27001:2005からISO/IEC 27001:2013へ移行
2020年1月 総務省関東総合通信局 代理店届出番号(電気通信事業者):第C1917179号を取得
2021年11月 「PCI DSS」Ver.3.2.1の12要件のうち、 物理的なセキュリティに関する「要件9」と「要件12」の認証取得
(東京第1データセンターにおけるハウジングサービス(オプションサービスを除く))

さくら情報システムの事業内容

さくら情報システムは、前述のとおり元々三井住友銀行グループの基幹・業務システムの管理・運用を担う会社でした。

Daigasグループ(大阪ガス)のオージス総研と資本業務提携して以来、協業事業やシステムソリューション等、幅広いサービスを展開しています。

現在は、「SMBCグループ」「オージス総研グループ」両グループが有するストロングポイントを最大限に活かしながら、以下8つの分野のソリューションを提供する事業を手掛けています。

  1. 金融…市場リスク管理ソリューション、証券バックシステムなど
  2. 会計ERP…国際財務報告基準(IFRS)ソリューションなど
  3. 人事・給与…HRAサービス(人事総合ソリューション)など
  4. セキュリティ…情報漏えい経路対策診断、Power Auditなど
  5. BPO…データセンター・業務運用・品質管理など
  6. 経営管理…経営管理システムの導入・運用支援など
  7. システム運用…サーバシステムのハウジングからクラウドサービスなど
  8. 業務支援…汎用的なシステム導入・提供など

今後も企業のDX推進がどんどん拡がっていく中、単なる業務効率化やコストダウンだけではなく、クライアントのビジネスをグロースさせるシステム構築や新しい提案を目指して事業に取り組んでいます。

さくら情報システムの業績推移

さくら情報システムの2018年3月期から4期分の業績推移は以下のとおりです。

決算期 売上高 純利益 利益剰余金
2018年3月末 182億6900万円 2億6400万円 110億3600万円
2019年3月末 201億5300万円 5億6500万円 114億6900万円
2020年3月末 201億2700万円 4億3800万円 116億2500万円
2021年3月末 199億7600万円 5億4900万円 119億5500万円

売上高は毎期200億円前後を計上し、利益もしっかり残しているため利益剰余金がコツコツ積み上がっていますね。

財務体質は非常に健全です。

さくら情報システムの平均年収はどれくらいなの?

平均年齢40歳、というIT企業では高年齢化した年齢層のため、堅実な業務を好む人たちが多い特徴があります。

年収は22歳新卒入社5年目(27歳)で、年収460万円前後。

また、30代では年収500万円程度でいったん頭打ちになる傾向があります。

給与制度は階層になっており、情報技術者資格を持っていることで昇級することが条件。

部署によって忙しさの度合いがかなり違うのは、他のSE職とほぼ同じ。

ただ、基本給+残業代支払制度が確定していることで、残業への支払い不安はありません。

給与に関しては、残業の多い部署が給与が高いという形になっており、残業を取るか資格を取るかで悩む社員も少なからず見られます。

さくら情報システムの採用条件や求人内容

2018年新人入社採用は36人から40人。

転職求人はSEは以下のようになっています。

  • 「Webシステム (Java・PHP) / 開発本部」
  • 「金融システム (Java・JavaScript) / 開発本部」
  • 「銀行システム (Java) / 銀行システム事業本部」→三井住友銀行向けシステム開発
  • 「人事・給与システム (Java・PL/SQL) / サービス事業本部」
  • 「ERPコンサルタント/東京」→保守点検
  • 「ソリューション営業 / 東京」

その他に大阪ガス関連(ガス自由化によるシステム開発)の開発、保守、点検、維持管理などがあります。

東京と大阪、および首都圏での勤務となり、昇級は7月で年1回、賞与は年2回に加え、昼食補助金(月5,500円)、社員旅行、海外研修、託児補助金など福利厚生は整っています。

大阪勤務東京勤務では大きな違いがある

転職では、最初から「大阪」を希望するか「東京」を希望するかで業務が全く違います。

ただ、福利厚生はしっかりしているので、自分が行きたい道を選んで応募することが大事です。

特に、大阪系はガス自由化が海外からの天然ガス輸入と電力自由化など事業拡大基調にあります。

大阪から関東へと進出する電気事業体としてかなり力が入っていますので、仕事は面白いと思うかもしれません。

さくら情報システムへの転職が向いている人の特徴

まず「銀行系のSE」を目指していたことがある人。

会計システムやグループ企業のシステムメンテなど、新しいことよりも継続性の業務をこなしたい人には、適した業務があるといえます。

また、首都圏か大阪に業務が限られていること、オフィスが本社か日本総研、大阪など大企業となっていることから、ロケーションを絞っている人にはおすすめでしょう。

チームワークが強いこと、また新規開発をバリバリやりたい人よりも、SMBCグループかOGISグループかを選んでその業務を邁進することに安定したい人には向いていると言えます。

その逆に、利益向上を掲げるIT企業で自分の力を発揮したい人には、さくら情報システムは不向きと言えるでしょう。

社内の雰囲気や福利厚生

三井住友系と大阪ガス系の部署に分かれており、社内に別組織があると感じる人が少なくない会社です。

銀行系職場では管理職が銀行OBのポストとしてあてがわれている側面があり、会計システムなどを安定的に請け負う仕組みがあります。

その結果、銀行系職の社員は安定志向が強く、人間的にものんびりした社員が多い風土。

OGIS系の部署ではかなり新しいことにチャレンジする風土があり、求人を選ぶ際はそのあたりも注目した方がいいでしょう。

SE中心の会社としては高齢化していますが、能力の高いSEが残る率も高く、「長い目で見ると安心して働ける…」と考える社員が多いようです。

「資格取得報奨金制度」で取得資格に応じた設定金額が支給される

さらに資格推奨傾向が強く、自発的に業務関連知識をインプットする従業員を支援する一貫で、取得資格によって5万円~20万円が支給される「資格取得報奨金制度」を設けています。

【資格取得報奨金例】

試験区分 報奨金の額
ITストラテジスト 20万円
システム監査技術者 20万円
プロジェクトマネージャー 20万円
ネットワークスペシャリスト 15万円
データベーススペシャリスト 15万円
エンベデットシステムスペシャリスト 15万円
ITサービスマネージャ 15万円
システムアーキテクト 15万円
情報処理安全確保支援士 15万円
応用情報技術者 5万円

極端に突飛な社員もいない反面、仕事が全く出来ないということもないのは、試験制度を奨励していることから。

ただ、今後は大阪ガス系の業務の割合が増えていくため、業務評価が変わる可能性があります。

さくら情報システムの口コミ・評判

さくら情報システムへの転職の前に、実際に働いている人の声を参考にしましょう。

そこからわかる本当の姿で、自分に合っている職場や仕事内容なのかを判断すると後悔がありません。

年功序列が残っている
年功序列の風土がまだ残っているので、若手の台頭が他の会社よりも目立たないと感じます。ただ、かっちりしすぎではないので、風通しは比較的良いです。
残業によって給料が増減する
残業が少ないと年収も少ないですし、多い部署だと稼げます。仕事内容や部署によってばらつきがあるので、自分に合った部署だと働きやすいです。
クライアント先次第で働きやすさが変わる
ワークバランスは客先次第です。客先常駐で出勤することが多いので、そこの風土によって変わってきます。いい現場だと有休も取れますし、勤務時間もメリハリが持てます。
有給休暇は取りやすくなっているものの…
有給休暇が取れる仕組みはいろいろと導入しているので、努力している感じは受けます。あとは部署のトップによって考え方が変わってくるので、他部署との違いを感じることもあります。
実力主義でガンガン働きたい人には物足りない
等級が細かくあるので、なかなか一定年齢にならないと上がらない。ただ、親会社が大手なので福利厚生は充実している。育児・介護休暇、有休も取りやすいです。実力主義でガンガンに働きたい人には、頑張りが即反映しないので物足りないかもしれません。
 
やはり大手の親会社なだけに、福利厚生や働く環境はしっかりとしているようです。

ただ、いい意味で言えば堅実、逆に言えば自由な働き方と評価には、もう少しプラスアルファがあったほうがモチベーションに繋がりそうです。

さくら情報システムへの転職難易度

さくら情報システムは三井住友グループですので、安定性に優れています。

福利厚生や経営の安定、グローバル化など魅力的な会社です。

年収も業界でも平均以上で、特に若いうちに一定基準に上がるので、新卒でも人気です。

転職となると募集は出ていることが多いですが、比較的高い年収で転勤なしなど、希望する人が多い条件なので人気です。

さくら情報システムへの転職難易度は、今までで実績があったり専門知識がある人は、こまめに求人をチェックして応募すると難易度が高いとまではいきません。

しかし、実績が浅い、役職狙いの場合は平均よりも難易度は高いので入念な対策は必須です。

さくら情報システムへの転職成功確率をアップさせる唯一の方法

さくら情報システムから採用を勝ち取るためには、ある程度の実績やスキルが求められています。

柔軟かつ自分で考えて判断していく力が求められています。

そのため自分がやってきたこと、それをどう生かすかなどのビジョンをしっかりと伝えられることが重要です。

また客先での勤務やチームで仕事を進めることもあるので、柔軟性や協調性も必要です。

バランスよく自分をアピールするには、客観的かつ専門的な第三者のアドバイスをもらうことも役立つでしょう。

さくら情報システムなら大手ですから、転職に関する情報も豊富に持っているのが転職エージェントです。

そのノウハウを生かして対策を立てることは大きなメリットです。

さくら情報システムへ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選

さくら情報システムに転職をお考えの方には以下4つの転職エージェントをおすすめします。

  1. リクルートエージェント
  2. doda
  3. パソナキャリア
  4. JACリクルートメント

これらの転職エージェントを選ぶべき理由や強みについて詳しく解説しますので、ぜひチェックしてみてください。

1.リクルートエージェント

リクルートエージェント
『リクルートエージェント』の強みは何といっても求人数、転職支援実績が業界トップクラスということです。

利用者の方からは

「他には無い求人が沢山あった」
「色々な職種の求人があるので選択のは幅が広がった」
「求人数が多い分それだけ沢山の企業に挑戦できた」

等の声が聞かれています。

唯一マイナスな部分として、「サポートをしてくれるアドバイザーが少しあっさりとした印象を受ける」といった口コミもあるので、心配な人は『doda』や 『パソナキャリア』と併用する事をお勧めします。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

リクルートエージェントの口コミ・評判を見る

2.doda

DODA(デューダ)
『doda』は大手転職エージェントの一つで、運営元はパーソナルキャリアとなっています。

国内大手の転職エージェントなので、信頼性が高いのも特徴です。

転職の相談に乗ってくれる担当者も平均的にレベルが高いので、当たり外れがないという口コミも多数あります。

そんなレベルの高い担当者が面接や履歴書などのサポートをしてくれるので、初めての転職に不安を抱えている人にもおすすめしたい転職エージェントとなっています。

doda公式サイト:http://doda.jp/

dodaの口コミ・評判を見る

3.パソナキャリア

パソナキャリア
初めての転職に不安を抱える人にぴったりなのが『パソナキャリア』。

サポートの手厚さ、行き届いたフォローが評判で、実際に利用した人の多くは「親身になってくれるうえ、サポート体制は万全」との声を寄せています。

いっぽう、求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣る印象があります。

そのため、『リクルートエージェント』・『doda』をメインで利用し、パソナキャリアをサブ的な位置づけで併用するのがおすすめです。

経験値を積むとともにいろいろな企業に目を向け、より効率的な転職活動がかなうでしょう。

パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/

パソナキャリアの口コミ・評判を見る

4.JACリクルートメント

JACリクルートメント
管理職や専門職でのハイクラスの転職には、転職エージェントも厳選しなくてはなりません。

そうした転職に関する求人情報が多く、しかも担当が転職先企業の内部情報など熟知していることも必須です。

JACリクルートメントは、企業ごとに担当者がいるので、その担当企業の求人情報も熟知していることから、安心して転職依頼をすることが出来ます。

また高待遇の案件を担当が抱えていることも多いので、他社よりも有利な条件での転職もしやすくなっています。

JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/

JACリクルートメントの口コミ・評判を見る

まとめ

参考サイト:
くら情報システム株式会社
採用サイト | さくら情報システム株式会社
官報情報検索サービス
OpenWork (旧:Vorkers)
転職会議
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