現在の職場に対する不満が様々であるのと同じように、転職に求めるものも様々ですよね。やりがいのある仕事、給与の向上、職場の雰囲気のようにいろいろありますが、休みの取りやすさを挙げる人はそれほど多くはないでしょう。
「休みが取りやすいのは嬉しい」と思う人は多いですが、それを転職先の条件とする人はなかなかいません。転職エージェントに希望を伝えるときにも「休みが取りやすい企業」と言うのは、仕事が楽な企業を探しているような気がして恥ずかしいと感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際には休みが取りやすいトップ100社のようなランキングが発表されていることからも分かるように、多くの人が興味を持っている条件だと言えます。今回は休みが取りやすい業界とともに、休みが取りやすい企業の特徴も紹介していきます。
年休の日数はそれほど参考にはならない
転職先として検討する段階で、休みについて得られる情報がいくつかあります。
年休や有給など、呼び方は企業によって違いますが正式には年次有給休暇と言います。欠勤のように給料が引かれてしまうものではなく、休んでも給与が支払われるのが特徴です。「1年間勤務すると何日の年休が付与されるか」という年休日数は、就職や転職のときに気にする人も多いのではないでしょうか。
たしかに、年休日数が多ければ「給与をもらいながら休める日数」がそれだけ多いことになります。1日でも多く休めるのは嬉しいことですので、気にするのは仕方のないことですが、休みの取りやすさを語る上で、この年休日数はそれほど参考になりません。
年休日数は少ないところでは15日程度、多いところでは25日程度ですが、年間で20前後という企業が多いのではないでしょう。そして、いずれの場合であっても、与えられた年休の全てを使い切っている人はごく僅かです。急な病気や怪我などに備えて残しておくという場合や、仕事が忙しくて使い切れずに終わる場合など、最低でも数日は残ってしまう場合がほとんどでしょう。
そのため、極端に年休日数に差がある場合は転職先を選択するときに考慮するべきかもしれませんが、1日や2日違うくらいであればそこに差を感じる必要はないと言っていいでしょう。
反対に、年休日数は他の企業と比べて多くても、職場の雰囲気(同僚があまり年休を取らない、上司に嫌な顔をされる)によって休みづらいということもあります。見た目ではいくら休みが多くても、使えるのが半分以下だとしたら意味がありませんよね。
付与された年休に対してどの程度の割合で取得出来ているかを表すのが”年休取得率”です。年休日数に比べると公開している企業は多くありませんが、「有給休暇取得率トップ300」のように一部の企業の取得率については知ることが出来ます。
取得率が上位では100パーセント近い企業もありますが、取得率の平均は50パーセント程度と言われています。この年休取得率と年休日数を合わせてみることで、実際に何日程度の休みが取得されているのかが分かりますよね。
休みやすさという意味では、年休日数よりも参考になる年休取得率ですが、その全てが自分が希望する日に取れるというわけではありません。
例えば、製造業のように工場を稼働させる場合、工場のラインを頻繁に止めたり動かしたりすると効率が悪くなってしまいます。そのため飛び石連休などのように休日で挟まれている出勤日を、一斉年休とすることがあります。
このような一斉年休であっても、年休を取得している(させている)ことに代わりはないため、年休取得率にも含まれます。休ませてくれない企業に比べれば圧倒的にいいことかもしれませんが、「自分の好きなときに休みたい」というのとは違いますよね。
企業によっては年休取得の奨励制度を公開しているところもあります。
- 月に1回
- 半期ごとに3連休
のように、年休を取得させるための取り組みがこれにあたります。ただし、このような制度を公開している企業は多くありません。
中には、業務の忙しさを理由に「制度はあるけど実際にはほとんど取得出来ていない」という企業が無いとは言えませんが、対外的にも公表しているということは、それだけ年休取得の向上に取り組んでいるという指標には出来るのではないでしょうか。
また、期間ごとの奨励だけでなく
- 記念日
- 失恋したとき
- 自己啓発目的
に休みを取得出来る制度を公開している企業もあります。全てが年休というわけではなく、特別休暇としている企業もありますが、「社員のことを考えて休みを取りやすくする姿勢」として参考になりますよね。
タイミングによって年休が取りやすい業界は存在する
一言で休みやすさといっても様々です。
- 定期的な計画年休を取りやすい
- 半期に一度くらい連続での年休が取れる
- 突発的な年休が取りやすい
のように、どのような状況を”休みやすさ”というかは人それぞれです。全ての状況において年休が取りやすいという企業は無いかもしれませんが、タイミングや曜日によって取りやすい業界は存在します。
どんな企業であっても1年を通して同じ忙しさということはありません。しかし、中には繁忙期とそうでない時期の忙しさの差が極端に出る業界もあります。例えば、入学や入社のタイミングであり、転勤なども多い3月4月に繁忙期を迎えるのが不動産業や引越し業者です。また、ゴールデンウィークやお盆、正月のような大型連休に多くの需要が集中する旅行業界も繁忙期と閑散期がはっきりとしている業界と言えるでしょう。
繁忙期には人手が必要になります。とはいえ、いくらでも人員がいるわけではないため、限られた人数でシフトを組むことになります。このような繁忙期は、どうしても休みづらいと言わざるをえないでしょう。しかし、反対に繁忙期以外のタイミングであれば、比較的年休を取得しやすいと言えます。
特に旅行業界は、大型連休や夏休みなどのように学生が休みとなる時期と比べて、それ以外の時期の忙しさはかなり違うはずです。繁忙期とそれ以外での旅行需要の違いは、宿泊費やツアーの価格を見ても分かりますよね。このように繁忙期があるだけでなく、閑散期と呼べるタイミングが存在する業界であれば、まとめて年休を取得しやすいと言えるのではないでしょうか。
繁忙期と呼ばれる特別な期間が無くても、曜日によって忙しさが変わるのがサービス業です。平日に比べて、土日や祝日が圧倒的に忙しくなります。特に電気店、携帯ショップ、デパートのような販売をおこなう業界は、仕事や学校が休みの休日に訪れる人が多いため、平日の倍以上の忙しさとなります。
このようなサービス業では、土日を休みとせずに平日を休みとしていることがほどんどです。土日は少しでも人手が欲しいのはもちろんですが、年休を取得したい人も多いため、さらに取りづらくなります。これは、土日休みの友人と予定を合わせるためや、結婚式などをおこなうのが土日が多いため、仕方のないことでしょう。
もちろん土日以外の平日もお店は営業をおこなうため、平日に交代で休みを取ることになります。土日に休みを取ることは難しいかもしれませんが、平日であれば比較的休みが取りやすいと言えるでしょう。前もって分かっている平日の予定であれば、土日が休みと決まっている他の業界よりも計画的に休みを取ることが出来るのではないでしょうか。
突発的な年休が取りやすい企業は分からない
前もって計画するのが嫌いで思い立ったらすぐに行動したいような人は、突発的に年休が取れることを”休みやすさ”だと考えるかもしれません。しかし、残念ながら突発的な年休が取りやすい業界というものはありません。
企業によっては、そのような風土がある企業もあるかもしれませんが、それは実際に入社した人でなければ分からない場合がほとんどです。入社前に転職サイトなどを調べるだけで判断することは難しいでしょう。
その企業で働いている知人がいれば聞くことが出来ますが、そうでない場合に少しでも頼りになるのが転職エージェントです。転職希望者と企業のマッチングをおこなうために、企業の風土や職場環境についても情報を持っていることが多いため、転職サイトに記載されている情報よりも参考になるはずです。
しかし、突発的な年休の取りやすさは、企業全体の風土というよりも部署や課、グループによって異なることが多くあります。これは上司の考え方や人柄によっても大きな影響を受けるためです。そのため、「転職エージェントであれば全てが分かる」とは言えないのが実態です。
仕事内容によって最長どれくらいの休みが取れるのか聞いてみた
仕事内容によって休める日数も変わるとだろうし、勤務スタイルによって休日の取り方もかわるのかな?
医療技術:約9日/10日間近い長期休暇が取れるのは、施設によって変わります
24歳/女性/医療技術職/360万円
どんな仕事内容?
医療系専門職です。 医療機器の管理、点検、修理などを行っています。 医師の指示の下医師の補助する役割をしています。 総合病院だと、手術室にも集中治療室にも内視鏡室にもメンバーとしてこの職種がいることが多いです。
心臓の代わりにポンプを回す人工心肺業務、呼吸の変わりもしくは呼吸を助ける呼吸器業務、血管の詰まりを取り除く、あるいはその検査をする心臓カテーテル検査業務、消化器系の検査をする内視鏡業務などでそれぞれ医師の手技のサポートをします。 臨床工学技士という職種です。 かなりマイナーです。
仕事の魅力や就業アドバイスはある?
専門学校1年~3年制、もしくは大学4年で、臨床実習込みで「臨床工学技士」受験資格が得られます。それほど難しくない国家試験の突破でなれます。 就職先は、総合病院かクリニックが大半です。たまにメーカー行く人もいます。 やりがいは、患者さんからの感謝の言葉、自分がたくさんのこと(業務が多岐に渡るため)ができるようになってくる成長としてのやりがい、他の職種との連携する中でコミュニケーションをとっていく楽しさなどがあります。
アドバイスは、このような長期休みが取れる余裕がある総合病院に就職することです。 就職先候補として場所を選ばなければ就職しやすい職種だとは思いますが、年間休日も福利厚生も給与も施設によってピンキリです。余裕がないところは、もちろん長期休みも休めないところが多いです。
設計士:最長10日/長期休暇が取れ海外旅行も行きやすい仕事です
最長12日
38歳/女性/設計士/420万円
どんな仕事内容?
製造業で製造ラインの設計を担当しています。新製品を作るラインを新規で設計するプロジェクトに名を連ねたり、関連会社のラインをメンテナンスしたり、といった事が主な仕事内容になります。基本的には元図があるので、3DCADなどでそれを手直しする作業が多いのですが、新ラインになれば新しい設計箇所も増えるのでその時はヘルプに回り、3DCADやCAM、CATIAなどを使用して作業することも多くなります。特に他の人がひいた3DCADをCATIAにひきかえ設計する事が増えます。
仕事の魅力や就業アドバイスはある?
自分の設計で大型の機械が出来上がっていく時の喜びはひとしおです。日本の優秀な製造業を支えるラインを作る作業は大変ではありますが、1つ1つの大型機器が形として残っていくので、それが一番の励みになります。この職業を目指す人は工業系の大学や大学院、各種専門学校に通っている人が多いですが、中には社会に出てから転職の形で始められる人もいます。
最初は設計補助からのスタートになると思いますが、夢を諦めなければ何十年先でも残り続ける機械を自分の手で作り上げることが可能です。出荷されていく機械がたまたまTVで放送されたりすると、まるで我が子がTVに映っている様な気分になりますよ。設計は納期があり大変だと思われるかもしれませんが長期休暇はしっかり取れてリフレッシュ出来るのも魅力です。
営業:約10日/ガッツリ稼いでガッツリ休む!
34歳/女性/営業/550万円
どんな仕事内容?
不動産屋で賃貸仲介の営業をしています。外回りとデスクワークの両方をやっています。物件の案内から契約書の作成、退去後のリフォームなど幅広い業務をこなしています。
また、オーナー様とのお付き合いなども私の仕事です。アパートの内装を一緒に考えたり部屋のPRを考えたりもします。また、物件の外観、室内写真を撮影してインターネットサイトに載せます。物件が映えるアングルで写真を撮るようにしなければいけないので大変です。
仕事の魅力や就業アドバイスはある?
不動産仲介の営業は業務内容が幅広くて体力的に大変なことも多いですが、誰も決められない部屋の契約を取り、オーナー様に喜んでもらえたり、新婚さんや新社会人さんなど新しい生活をスタートさせるための部屋を一緒に探して満足してもらえる部屋を見つけた時など、嬉しい瞬間もたくさんある仕事です。お客さんと信頼関係を築いていかなければいけないので、この仕事に就くためには誠実にお客様と向き合う必要があります。
また、車の運転は必須です。初めての道、狭くて通りづらい道なども運転しなければいけないので、車の運転には慣れていないと厳しいです。この仕事に就きたいならそれまでにたくさん車の運転をしておくといいと思います。また道に強くなっておくといいですよ。
営業:9日/ハードな仕事のご褒美。年に1度の9連休。
25歳/女性/営業/500万円
どんな仕事内容?
人材業界の営業。求人広告の新規営業を行っています。1日に100件程度、取引のない企業様にお電話をし、「求人出しませんか?」という形でアポイントを取得します。その後、商談を行い、ニーズがあれば広告を掲載していただきます。
掲載後には、きちんと効果が出せるように担当者の方と話し合いながら効果の分析・改善提案を行っていきます。「はじめまして」の状態から短期間で期待を頂く必要があるため、かなりハードな営業職です。
仕事の魅力や就業アドバイスはある?
有効求人倍率から見ても、現在多くの企業様が人手不足に悩んでいます。特に中小企業様などはその傾向が顕著で、人がいないから仕事の依頼が来ても断らないといけない、という状況になっていることも多いです。そういったお客様に、「良い人材をどうやって確保していくのか。そして企業をどう成長させていくのか」という角度から提案ができるのは単純にとても面白いなと思っています。実際に採用が成功するととても感謝され、やりがいを感じます。
この職業に就くためには、高いストレス耐性が求められます。常に数字を求められるハードな仕事ですので、高い目標から絶対に逃げないという気持ちが必要です。また、景気の動向は常に動いていくものなので、情報感度の高さも求められます。
営業:8日/休みをとっても給料には響かないけど、仕事のバランスをみながら休暇を取っている
34歳/女性/営業/420万円
どんな仕事内容?
保険の営業なので、仕事に行く時間も、帰る時間も好きな様に出来る所と、お休みも欲しいだけ取ってもお給料には響きません。ですが、売上があってこその話なので売上が無い時は残業代も出ないのに事務の仕事を手伝うなど雑用をいっぱいさせられます…。
役職が上になっても売上目標が上がりお給料も上がりますが…どちらにしても毎月の売上ノルマと言う事になります。いつ正社員から降格させられるのか毎月ハラハラしながら働いてます。
仕事の魅力や就業アドバイスはある?
保険屋さんは、入る時にある程度のお勉強もさせて貰えます。その後のスキルに付いては、自分でお勉強して資格を取得すればいいんです。お仕事的には、営業ですが売上の良い時と悪い時の波はありますが、お給料やお休みに反映してくるのでやり甲斐はあります??出勤時間も自分である程度なら決めれたり自由が効くので子供が居ても、学校などの行事には仕事を抜けて行けたり、半日お休みしたりなどして行っています。
なので子育てしながら働いている人も多いです。そして、営業なので自分の身なりなどにも気をつけて普段から過ごして居るので、その辺の同じ年齢の人よりも若く?綺麗に見られます??これは、私だけに限らず、営業のレディはみんな比較的にそぅ感じます。
年休が取りやすい企業は仕事の進め方がうまい
冒頭にも書いたように、「休みが取りやすい企業がいい」というのは楽をしたいように聞こえるかもしれません。しかし、ワークライフバランスの推進がおこなわれている現代においては、決しておかしな希望ではありません。
さらに、休みが取りやすい企業は、仕事と生活のバランスが取りやすいだけでなく、「仕事の進め方として優れた一面」を持っている企業が多いのです。
余裕を持った日程が組まれている
仕事をしていれば、旅行や遊ぶ目的での年休でなくても、通院や体調不良のように年休を取得しなければいけない状況はいくらでもあります。その度に仕事が溜まってしまうようでは困りますよね。
休むのが1日だけであれば数日間の残業で取り戻すことが可能でしょう。しかし、体調不良で数日の間休んでしまうと簡単に取り戻すことが出来ず、予定通りに仕事が進まなくなってしまいます。
「担当者が体調不良で3日間休んだため、仕事も3日遅れます」なんて取引先に言うわけにはいきませんよね。その結果、仕事の納期を守るために深夜残業や休日出勤などの無茶をして、さらに体調不良をおこすという悪循環に陥ってしまうこともあるのではいでしょうか。
そんなことにならないように、年休や突発的な緊急案件によって担当者の工数が奪われることを想定し、一定のマージンを確保して日程を立てる必要があります。突発的な休みでも取りやすいという企業は、きちんと余裕を持った日程が組まれているのだと言えるでしょう。
もちろん、余裕を持つべきだからといって、「10日で終わる仕事を、12日間の納期で請け負う」とすればいいわけではありません。そんなことをしていたら、他の企業と比べて仕事の遅い企業だと思われてしまい、依頼が来なくなってしまいますよね。
仕事は他の企業と同じように10日で請け負いながら、「10日で終わる仕事を、9日で終わらせる」ことが重要なのです。そのためには、無駄を減らすだけではなく、効率的に仕事をおこなう工夫をする必要があります。それが出来ていれば、突発的な年休にも対応出来ますし、工数が奪われなかった場合には更に仕事の質を上げるために使うことが出来ますよね。
他の人によって補える体制が出来ている
仕事の中には担当者だけで進められるもの以外に、打ち合わせや取引先からの連絡に対する対応のように、関係メンバーや取引先の都合が関係するものも多いですよね。
いくら余裕を持った日程だったとしても、担当者が休むたびに関係する人たちの仕事まで止めていたら、納期に間に合わなくなってしまいます。社内の打ち合わせであれば翌日以降で調整し直すことも出来るかもしれせん。しかし、取引先からの連絡の中には急を要することもありますし、そうでなくても出来れば素早い対応を取りたいですよね。
それを可能にするためには、担当者がいない場合に代わりの人によって補える体制が出来ている必要があります。担当者の次に仕事内容を把握しているサブの担当者や担当者を管理している上司が代わりとなることが多いでしょう。しかし、システムの不具合修正のように工数の必要な業務の場合には、手の空いたメンバーを割り当てることもあります。
サブの担当者や上司であっても、常に一緒に仕事をするわけではないため、全てを把握してはいないでしょう。反対に全く同じ仕事を二人でやっているのだとしたら効率が悪くなってしまいますよね。担当者に近い立場の人でもそうなのであれば、工数不足を補うために集められたメンバーが仕事の内容を理解しているはずがありませんよね。
そのような場合に他の人が代わりにおこなうためには、仕事を見える化した資料などが役に立ちます。例えば、設計仕様書のようなものが挙げられます。仕事の内容や現状が担当者の頭の中にしか無い状態ではなく資料があること、そしてその資料のフォーマットが決まっていることが重要です。資料があったとしても、個人がそれぞれ自分勝手に作成したものであれば、それを理解するまでに時間がかかってしまうからです。
統一したフォーマット通りに資料を作成しながら仕事をおこなうというのは、今日明日で出来ることではありません。仕事の進め方を考え、それを改善していくことであるべきフォーマットが完成するため、これが出来ている企業は、仕事の効率化が図れている可能性が高いと言っていいでしょう。
まとめ:休みやすさだけでなく自分に合った働き方を見つけることが大切
休みの取りやすい業界について紹介しました。一言で休みやすいといっても、タイミングや連続しての取得などによって大きく異なることが分かったのではないでしょうか。
例えば、平日の空いているタイミングで月に1回くらい専業主婦(主夫)の奥さん(旦那さん)と遊びに行きたいのであれば、サービス業がいいかもしれません。海外旅行に行くために連続した休みが取りたい場合には、繁忙期と閑散期のあるような業界のほうがいいでしょう。
また、休みの取りやすい企業は無駄を無くしたり、効率化を図るなどのように仕事をする上での工夫が出来ているということも紹介しました。「たくさん休みたい=楽をしたい」というイメージが抜けきれませんが、そのような環境が整っている企業で働くことは、仕事を上手くおこなうテクニックを学べるという言い方も出来るのです。
そうでなくても、与えられた年休を取得するのは労働者の権利ですし、ワークライフバランスも推進されています。年休の取得しやすさだけでなく、
- 残業がない
- 転勤がない
- 自宅勤務が可能
といった、働き方を重視して転職先を探すのもあっていいのではないでしょうか。