日本郵政株式会社は、子会社に日本郵便、かんぽ生命保険、日本郵政スタッフ、などを子会社に持つ、総務省所管の特殊会社で、2007年に民営化がされたことでも有名です。
特殊会社とは、日本においての特別法によって設立された会社のことで、他には、日本たばこ産業や、日本電信電話、その他一部のJRなどもそのひとつです。
そんな民営化から早15年を迎える、日本郵政の年収や求められる人材、内部情報・口コミ・評判について調べました。
この記事を読むことで、日本郵政への転職を考える際に知っておくべき情報についてすべてわかるようになるので、ぜひチェックしてみてください。
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日本郵政社員の年収や給与
日本郵政の年収や給与について詳しく調査しましたので紹介します。
日本郵政へ就職や転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
日本郵政社員の平均年収推移
有価証券報告書を調査した結果、日本郵政の平均年齢は2021年末時点で44.3歳で、平均年収は788万5,000円でした。
平均年収の推移については以下のグラフのとおりとなります。
年月 | 平均年収 |
---|---|
2016年12月末 | 775万4,000円 |
2017年12月末 | 769万2,000円 |
2018年12月末 | 760万7,000円 |
2019年12月末 | 780万5,000円 |
2020年12月末 | 798万5,000円 |
2021年12月末 | 788万5,000円 |
700万円台後半から800万円の範囲で推移しているのがわかります。
日本郵政社員の給与
日本郵政の給与はどの程度なのでしょうか?
まずは一例として20代の社員の基本給を紹介します。
- 基本給:20万円
- 諸手当:3万円
- 合計:23万円
- 賞与(年2回):85万円
給料については、年齢とともに上がる傾向にあり、
- 30代で500万円から600万円
- 40代で650万円から770万円
- 50代で900万円以上
と年功序列型で50代で1000万円近くにまで上がることもあります。
また、役職がつくと給料はさらにアップします。
例をあげますと、
- 主任クラス 665万円
- 係長クラスで827万円
- 課長 1050万円
- 部長 1200万円
と順調に上がっていきます。
責任は重大なポジションですが、その分やりがいのある仕事であることがわかりますね。
ちなみに、年収が一番高くなる50歳から55歳の年収は、一般企業よりも高い水準です。
- 大学卒で1162万円
- 短大卒で870万円
- 高卒で744万円
郵政グループに求められる人材
郵政グループは、私たちの生活に必要不可欠な「郵便」「貯金」「保険」すべてを網羅した会社です。
国民の生活をトータルでサポートすることを目指し、お客様にニーズに常に答えていくということを大切なテーマとしています。
そのため、採用にあたっては誠実さ、チャレンジ精神をもった人を求めています。
チャレンジ精神とは、なんでも失敗を恐れずに挑戦し続けるのはもちろんのこと、柔軟なアイディアで、新しい商品、サービスを生み出し、さらに利益も上げていくという姿勢です。
また、郵政グループはさまざまな手がけている事業が多い会社なので、グループ全体で常に変革を求めている状態です。
そのため、今までの前例に捕らわれることなく、新しいアイディアを出してくれる人が求められています。
情熱と高い志をもったチャレンジャーが活躍できる企業
お客様ひとりひとりの信頼に応え、コツコツと積み上げてきた実績のある企業です。
2007年に郵政民営化を経験しながら、日本郵政は成長してきました。
社員の実績と職務行動による自己評価、上司評価を年1回行っており、昇給や昇進に反映するので、頑張った分だけ評価される会社です。
また、社員の実力に合わせた人事異動も行っており、様々な業務を体験できます。
それにって、知識や能力を積極的に高めていくのもよし、専門分野を究め、エキスパートとして活躍するのもあなた次第です。
また、入社後は、能力や分野に応じて必要なスキルを高めるためたり、昇給昇進に関わるも研修にも参加することができます。
日本郵政のホームページにはこのように書かれています。
「そばにあるから、できることがある」
※参照:日本郵政ホーム
日本郵政だからこそできる、あなただからこそできる取り組みで、お客様の暮らしに寄り添って役に立てることを考えていく。
そんな、地域や社会の課題に挑み、チャレンジを続けたい人におすすめの企業です。
日本郵政の中途採用情報は公式サイトから
- 日本郵便株式会社の経験者採用-日本郵便
- 株式会社ゆうちょ銀行の中途採用情報-ゆうちょ銀行
- 株式会社かんぽ生命保険の採用情報-かんぽ生命
ただし、公式サイトからは採用を積極的に行っているわけではないので、基本的には転職エージェント経由で応募するのがよいでしょう。
日本郵政の待遇や転勤の有無
日本郵政では、4週8休制をとっています。
また、配属される部署により、休暇は様々です。
- 夏期
- 冬期
- 結婚
- 出産
- 忌引
- ボランティア休暇
- 病気休暇
- 育児休業
- 介護休業
日本郵政の福利厚生
また、福利厚生が充実しているのも大手ならではの特徴です。
各種社会保険が完備されていることはもちろん、財形貯蓄制度、団体積立年金保険、社員持株会などもあり、ライフスタイルへの備えもばっちりですね。
独身、家族両方とも社宅があり、独身社宅は35歳まで住めます。
35歳までに結婚すれば家族社宅に移ることができますが、独身の場合は社宅には住めなくなりますので注意が必要です。
扶養手当、通勤手当、住居手当、超過勤務手当なども支給され、その他インセンティブがつきます。
勤務地や転勤先は基本的には選べませんが、社員から希望を毎年聞き、なるべく希望に近くなるよう努力をしてくれるそうです。
ちなみに、一般職には転勤はありません。
社員がいきいきと働き続けるための取り組み
会社が発展し続けるためには、社員がいきいきと働くことが大切です。
日本郵政では
「社員と家族の幸せ」
「さらなる生産性の向上」
を目標とし、会社と社員が一丸となって長時間労働の抑制や社員のメンタル面でのケアを行っています。
また、女性が意欲的に仕事に取り組めるよう、育児と仕事の両立を考えた取り組みを行っています。
産前産後休暇はもちろんのこと、
- 配偶者の出産休暇
- 育児休業・育児部分休業
- 子の看護休暇
- 介護休業(通算183日まで)
- 介護部分休業(最大3年間)
- 介護休暇
などの制度があります。
女性管理職の割合も高い
女性管理者も積極的に採用し、女性がやりがいをもって働き続けられる職場環境づくりに努めています。
- 日本郵便:10%以上
- ゆうちょ銀行:14%以上
- かんぽ生命保険:14%以上
- 日本郵政:11%以上
また、人材を大切にし、育児、介護を理由に退職した社員への再雇用も積極的に行っています。
日本郵政の口コミ・評判はどう?
当サイトに寄せられた日本郵政の口コミ・評判や内部情報と、ネット調査でわかった様々な意見をいくつかを紹介します。
安定した収入が見込めるのがメリットです。
年功序列とかその代表ですね。
煩雑な業務になりがちです。
おそらく普通の事業会社のような「売上目標は絶対達成するぞ!」「新規事業をつくって成長するぞ!」といった雰囲気は皆無です。
倒産の危険性がないというのが、最も大きなメリットですね。
元国営の郵政だったところから、どうしてもアナログでしかもお役所仕事という点に、若い人は引っかかりが多いようです。
ただ安定した職場であり、ボーナス給与ともにしっかりと支給されるという点で、満足の声が多いですね。
日本郵政への転職難易度を知りたい
転職の難易度は、はっきり言うと高めです。
というのも、中途募集に関しては郵政のサイトの採用ページにも公開求人が見当たらないからです。
また大手の転職サイトの求人にも、途中採用ではまず見つけることが出来ません。
ただ日本郵政自体いくつかのグループで出来ているので、グループ企業のかんぽ生命保険ではいくつか中途の募集が見受けられます。
しかし日本郵政への転職の情報を得るには、1つだけ方法があります。
日本郵政への転職成功確率をアップさせる唯一の方法とは
中途採用の募集自体が見当たらない日本郵政ですが、実は表に出さない非公開での求人がないとは言えません。
この情報をゲットするには、転職エージェントの利用が最もおすすめです。
というよりも、日本郵政に転職するにはこの方法しかない、といって過言ではないのです。
大手の転職エージェントは、この非公開の求人、途中採用の情報も抱えています。
なので日本郵政に転職、途中採用を目指すなら転職エージェントを利用するのが最もおすすめの方法となります。
日本郵政へ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選
日本郵政への転職活動を始めたいと思っている人におすすめの転職エージェントは次の4つになります。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
- JACリクルートメント
上記の転職エージェントの中から、1社ではなく複数社へ登録して併用すると転職成功率がグンとアップします。
ここでは、その理由やおすすめポイントについて紹介していくので、あなたにぴったりのエージェントを見つけてくださいね。
1.doda
パーソルキャリア運営の転職支援サービス「doda」は、他の転職エージェントに加えて登録しておくべき国内大手会社のひとつです。
dodaは案件数はもちろんのこと、利用者への適切な求人提案に優れていることが強みの一つ。
サポート内容も実践的で充実しており、面接に向けた対策や、経歴書の添削など、個人に寄り添ったサービス受けることができます。
また、どの担当者もサービスのクオリティにブレがなく、安心して相談することが出来ると、利用者から評判も高いです。
doda公式サイト:http://doda.jp/
doda(デューダ)でも応募できる日本郵政グループのお仕事
- 仕事内容…営業経験や顧客折衝経験が活かせる「JP金融アドバイザー」
- 勤務地…全国の郵便局 ※エリアをまたぐ転勤なし
- 予定年収…【モデル年収例】 30歳/約490万円、33歳/約525万円
- 仕事内容…未経験から始める郵便局の営業職
- 勤務地…全国の郵便局 ※エリアをまたぐ転勤なし
- 予定年収…【モデル年収例】 30歳/約490万円
2.リクルートエージェント
国内トップの人材系企業リクルートが提供する転職支援サービス『リクルートエージェント』。
日本における人材系サービス提供の礎を築いた歴史から現在では求人総数・内定者数共に国内NO.1の実績を誇る総合転職エージェントとなっています。
第二新卒からハイキャリアまでの幅広いニーズに対応できるノウハウ・さまざまな企業とのパイプを持ちあわせる事で可能になる非公開求人情報などの強みがあります。
それらの強みが相互に作用し国内NO.1の実績・評判のいい口コミにつながっています。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
3.パソナキャリア
初めて転職をする人におすすめできるのがパソナキャリアです。
転職というものには、何かと不安がつきものですよね。
初めてということであればなおさらです。
なので転職エージェントを選ぶ際にも、フォローやサポートが充実している会社を、選択することをおすすめしたいです。
数あるエージェントの中でも、パソナキャリアはその手厚いサポートやフォローで好評を得ています。
実際の口コミにも、求人数では最大手のリクルートやdodaに劣るものの、手厚いサポートをしてくれたパソナキャリアを使ってみてよかった、という書き込みが多いです。
初転職の時には特におすすめのエージェントと断言できます。
パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/
4.JACリクルートメント
『JACリクルートメント』は国内企業だけでなく、外資系のグローバル転職支援について実績No.1を誇っています。
上場企業から一般には公開されていない未公開求人まで取り扱っていて、特に専門職や高度な経験・スキルを要するハイキャリア案件について強みを発揮。
また、アドバイザーの提案力が高いと一定の評価を受けていることも魅力です。
カウンセリングなどを通してこれまでの職歴や希望から最適な求人の提案を行い、必要に応じて転職に関する様々なアドバイスを行ってくれます。
さらにアドバイザーが選考の調整も代行して行ってくれるので、働きながらでも転職活動ができます。
このため、まず転職を考えた方やより高いキャリア・スキルの習得を目指したい方は登録することをおすすめします。
JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/
まとめ
以上日本郵政の企業情報や採用されやすい人材の条件、会社の口コミ・評判などについて紹介しました。
あわせて転職する際の難易度やコツも検証しましたがいかがだったでしょうか。
「日本郵政への転職を考えているが実際どうなんだろう?」
「日本郵政の口コミ・評判を知っておきたい」
という方は、この記事を参考にして日本郵政への転職を前向きに考えてみてくださいね。