契約社員は、正社員と比べると自由度が高く、自分のライフスタイルが広がりそう、と考えている人もいるのではないでしょうか。
「正社員って荷が重いから契約社員に転職しようか迷っている…」
「残業が多い…仕事は頑張りたいが定時で働きたい」
今は正社員だけど、これから契約社員という働き方を選ぼうか悩んでいる人もいるはず。
今回は正社員と契約社員の違いや、正社員から契約社員へ転換するための手続き方法などを解説していきます。
この記事を読めば、正社員と契約社員の違いを認識でき、自分にとって自由度の高い働き方を選べるようになるので、ぜひ役立ててください。
正社員と契約社員の雇用期間や福利厚生の違いを解説
正社員と契約社員では雇用期間や福利厚生が異なります。
下表にまとめたので違いを見てみましょう。
契約社員 | 正社員 | |
---|---|---|
雇用時間 | 有期契約 | 長期契約 ※期間は定められていない |
業務時間 | 基本的に契約ごと設定 | 全員一律 |
残業の有無 | 残業なし | 残業あり |
社会保険 | 加入可能 ※福利厚生の範囲は狭い |
加入可能 |
後述しますが、正社員と契約社員の明らかな違いは、雇用期間の長さです。
正社員は定年まで無期で雇用期間に定めがありません。
それに対して、契約社員は有期雇用で5年間までという契約が一般的です。
それでは正社員と契約社員の定義や仕事内容についてもっと掘り下げてみていきましょう。
正社員の特徴
正社員と聞くと、「長期で安定して働ける」というイメージです。
一般的に「会社員」と聞くと、正社員をイメージする人も多いのではないでしょうか。
正社員は無期雇用となり、たとえば「9時から18時まで」など、決まったスタイルで働き続ける人のことをいいます。
勤続年数や能力によって昇給や手当がつき、賞与など金銭面でのメリットが大きいのがうれしいポイントですね。
また余程のことがない限り企業もクビにはできないため、長期で安定して働きたいと考えている人におすすめです。
その働き方について詳しくみていきましょう。
正社員の雇用期間や業務時間
正社員は企業に正規に雇われている人ですので、雇用期間の定めがなく問題がなければ定年まで働くことができます。
労働時間は原則として週40時間(1日8時間、休憩時間を除く)と労働基準法で決まっています。
しかし正社員の場合は必要に応じて、残業や休日出勤などもしなければなりません。
また休みなどが会社に左右されることもあり、「休日の予定が急に出勤になる」ということも珍しくはないでしょう。
正社員の福利厚生・待遇(休日、有給の有無など)
正社員として働くメリットのひとつです。
正社員は他の雇用形態と比べ、福利厚生については非常に恵まれています。
健康保険や雇用保険、厚生年金、有休などは法律で保障されており、正社員であれば誰でも受けることができます。
また企業によっては会社の保養所を格安で利用でき、住宅手当、家族手当、資格手当など各種手当が給料に上乗せされるなど、金銭面でのメリットも大きいのが特徴です。
契約社員の特徴
転職に当たって、「まずは契約社員から」と内定をもらった人や契約社員として新しい働き方を求める人など、様々です。
契約社員は福利厚生など、正社員と同等という安心感があります。
しかし雇用期間の定めや給与差など、不安な面も多い働き方でもあります。
正社員との違いについてみていきましょう。
契約社員と正社員の決定的な違い
契約社員と正社員の大きな違いは、「雇用期間に定めがあるかどうか」です。
正社員は無期契約であるのに対し、契約社員は更新をしながら働く場合も多いでしょう。
また企業の都合によって仕事を失ってしまう可能性もある不安定な立場です。
そして契約社員は最長で3年と雇用期間が決まっており、契約期間内に解雇はできません。
期間が過ぎたときは契約を終了して退職するか、更新をするかの選択する必要があります。
契約社員の雇用期間や業務時間
正社員と勤務時間はさほど変わらないことも多いですが、企業によっては「契約社員には残業は行わせない」と規定しているところもあります。
また雇用条件で定められていれば、休日出勤もありません。
そのため正社員で働くよりは時間に融通が利きやすく、雇用契約ごとに業務時間が異なります。
フルタイム勤務でない場合もあるため、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
契約社員の福利厚生・待遇(休日、有給の有無など)
契約社員の場合、雇用形態によっては正社員と同じ保証が受けられるわけではないようです。
社会保険については条件を満した場合の加入なります。
今までは週30時間働く契約社員に、社会保険加入の義務がありました。
しかし2016年10月より前述に加え、従業員501人以上の企業で週20時間働く人も加入対象となっています。
また2017年4月からは、従業員が500人以下であっても労働者が希望すれば加入できるようになりました。
しかし、その他にあたる住宅手当や家族手当などは対象とならない可能性が高く、正社員との差がジレンマと感じてしまうかもしれません。
正社員と契約社員の収入面での違いを比較
正社員と比べて、入社するときのハードルも低いでしょう。
なおかつフルタイムで働け、社保も完備されている契約社員ですが、実は長く働いているうちに正社員との待遇面でじわじわと差がついてきます。
わずかな差のように思えますが、長い目でみるとそれは大きな差となって現れます。
主なものに賞与や昇給があります。
これは個々の会社によって違いますが、生涯年収で見れば倍以上の差がついてしまうこともあるのです。
正社員と契約社員の大きな違いについてみていきましょう。
◆賞与や昇給など収入面に関するの違い
正社員 | 契約社員 | |
---|---|---|
賞与 | 会社の業績によって、一般的には賞与をもらえる | 規定がなければ賞与を受け取ることはできない |
昇進・昇給 | 勤続年数や能力に見合った昇進・昇給がある | 基本的に昇進・昇給はない |
退職金 | 退職金が支給される場合がある | 退職金は支給されない |
賞与
労働基準法ではボーナスや賞与は、賃金の一部だという位置づけがあります。
その支給を義務としているわけではありません。
しかし企業の業績によって左右されますが、一般的には「正社員だともらえる」というイメージですね。
一方、契約社員の賞与やボーナスについては、雇用契約書に基づくものとなります。
そのため特に規定がなければ、もらうことはできません。
賞与の有無については契約時に確認してみましょう。
ちなみに賞与の規定がある場合、契約社員は契約書に基づいて雇用されています。
仮に企業の成績が悪く正社員の賞与がゼロやカットとされたとしても、契約社員には規定通り支給されることになります。
逆に企業の成績がよく、正社員の賞与が大幅に上がるようなことがあっても、契約社員は規定額以上もらえません。
昇進・昇給
正社員の場合は勤続年数や能力、実績などによって認められると昇進や昇給があります。
給料への跳ね返りも多く、やりがいを感じることでしょう。
しかし契約社員の場合は契約中に、昇給や昇進はありません。
契約更新のときに前年度の働きぶりを見て、査定にかけることはありますが確実なものではありません。
日本は「年功序列」というものがあり、勤続年数によって肩書がついたり、昇給したりします。
契約社員はこうした役職者制度にカウントされないことも多く、一定の能力があってもなかなか給料に結び付かないことが多いのです。
退職金
退職金制度とは社員の頭数で毎年積み立てを行うことによって、会社にプール(貯蓄)されています。
企業が退職金の規定により、毎年捻出したお金を運営し、退職者に支払っています。
金額は社員の勤続年数や所得によって違い、企業によって「勤続〇年以上で退職金あり」と決まっているところもあります。
しかし上記の数に契約社員は含まれていません。
そのため退職金の積み立ては行われておらず、支給の対象にならないのです。
契約社員の給料が正社員よりも多いため、よく「時給計算したら正社員のほうが給料が少ない」ということもあります。
退職金などがないため給料が社員より多くなっている場合があります。
↓退職金がでない会社も増えている?男性も必見のリアル退職金事情↓
無期契約社員とは?法改正による新たな契約社員の形を解説
契約社員の契約更新期間の5年ルールが、2018年4月より始まります。
2018年4月より、有期契約労働者(契約社員だけでなく、パート、アルバイトも含みます)を対象に無期契約への切り替えを積極的行っていくという取り組みです。
契約社員などの非正規雇用として働く人が一番の不安を感じる「雇止め」を解消しようという狙いがあります。
同じ企業で5年以上の更新が繰り返された場合、契約社員の申し入れで期間の定めのない契約(無期契約)に切り替えられるという仕組みです。
長く更新しながら企業で働いている人は、すでに会社にとっての戦力となっています。
そのため優秀な人材には長く会社にいてもらったほうが、企業にとってもメリットとなるのです。
そこで無期契約社員になるには、以下2つの条件があります。
- 有期労働の通算機関が5年を超えていること
- 労働者から申出があったこと
詳しく見ていきましょう。
有期労働の通算期間が5年を超えていることが条件
同一の企業の元で5年以上更新を繰り返して働いている必要があります。
同じ企業で働いていれば途中で部署や勤務先の店舗が変わったとしてもカウントされます。
例えば2013年4月から1年ごとの更新を行ってきた人は、2018年4月から申出ることができます。
労働者から申出があったこと
勘違いをしている人が多いのですが、5年働けば自然と無期契約に切り替わるということではありません。
切り替えるためには労働者から会社へ申出る必要があります。
時期としては、有期契約が終了する翌日から無期への切り替えが行われます。
「同一労働同一賃金」が策定されて契約社員の待遇も良くなった
「同じ仕事をしているのに雇用形態が違うだけで待遇が大幅に変わるのは納得いかない…」
このような思いをしている人に朗報です。
厚生労働省は、2020年4月1日(中小企業は2021年4月1日)より正規雇用労働者と非正規雇用労働者の不合理な待遇差の解消を目指す「同一労働同一賃金」を策定・適用しました。
この制度ができたことで、仕事内容・その他労働条件が同じなのに正社員と待遇差がある場合、労働者は雇用主に対して、理由や説明を求めることができるようになっています。
詳しくは以下の厚生労働省のホームページに詳細が記載されているので、気になる方はぜひ一度目を通してみましょう。
参照:同一労働同一賃金特集ページ |厚生労働省
正社員と無期契約社員の違い
正社員と無期契約社員の違いを以下の表にまとめました。
参考にしてみて下さい。
無期雇用契約社員 | 正社員 | |
---|---|---|
給与形態 | 月給、時給、日給 | 月給 |
福利厚生 |
交通費 有給 社会保険 産休・育休 健康診断 |
交通費 有給 社会保険 健康診断 終身雇用 退職金制度 産休・育休 |
賞与 | 有or無 | 有or無 |
昇給 | 有or無 | 有or無 |
注意したい点は無期雇用契約への切り替えを行ったからといって、正社員になれるわけではありません。
「契約期間に定めがないのであれば、正社員と変わらないのでは?」と思うかもしれませんが少し違います。
無期契約社員は雇用期間がありませんが、契約社員であることにも変わりがありません。
そのため待遇面では、正社員と差がつく可能性が考えられます。
また賞与や退職金など、支給されない可能性があります。
そのため契約時に契約内容をよく確認し、検討するようにしましょう。
無期契約社員のメリット・デメリット
無期契約社員のメリット・デメリットを一言でいうと、
- メリット…雇止めの心配がない
- デメリット…転職しづらくなる可能性がある
ということです。
無期契約社員のメリットは雇止めの不安がなく、契約が突然打ち切られるという心配がなくなることでしょう。
また正社員のように「大きな責任を負うのは嫌だけれど、今の会社でずっと働き続けたい!」と考える人にとっては、期間の定めがなく働けることは非常に魅力的です。
しかし一方で無期契約となることにより、固定化されれば正社員として登用されにくくなる可能性があります。
さらに無期契約として雇止めの不安がなくなることにより、転職しづらくなるかもしれません。
正社員と同じ待遇を求める人にとって無期契約は、正社員への可能性を閉ざしてしまうことになる恐れがあります。
そのため「待遇などは今までのままでいいので、とにかく長く働き続けたい」と安定を求める人に、はおすすめです。
正社員から契約社員へ切り替えるための手続き方法
正社員から契約社員へ転換する時にはどのような手続きが発生するのでしょうか?
基本的に特別な手続きは不要
正社員から契約社員への切り替える際は、契約期間を定めた労働契約書を新たに結べばよく、特別な手続きは必要ありません。
退職せずにそのまま雇用形態だけ変更すれば大丈夫です。
労働条件が変わって給料等が変われば手続きが必要
切り替えによって給与が変わったり(月額報酬に変更がある場合)※、手当・交通費などに変更点があれば、一旦退職処理をした後に1日も空けずに、契約社員として再雇用をし、社会保険や雇用保険へも新規加入手続きが必要になります。
労働時間やその他労働条件が変わらなければ給料も変わらないという考え方に基づけば原則給料は変わらないはずです。
前述の『「同一労働同一賃金」が策定されて契約社員の待遇も良くなった』でも解説しています。
労働条件が変更して細かい金額も変更される場合、手続きが必要になるか不要になるか変わってきます。
詳しい話は社労士や管轄の労働基準監督署に問い合わせてみましょう。
正社員・契約社員に向いている人の特徴
「正社員と契約社員、自分にはどちらが向いているのだろう」と考えたことはありませんか?
なんとなく安定さを求めるのであれば正社員、自由を求めるのであれば契約社員が向いていそうな印象です。
それでは他にどのような条件があるのでしょうか。
正社員に向いている人の特徴3つ
- 同じ職場で長く、安定的に働きたい人
- 上司の指示を素直に受け止められる柔軟性のある人
- 会社独自のルールに、うまく立ち回れる人
正社員に向いている人の特徴を以下で詳しくご紹介しましょう。
1.同じ職場で長く、安定的に働きたい人
正社員を目指す理由のひとつになっている人も多いのではないでしょうか。
正社員は一度入社すれば、問題がない限り定年まで働くことができます。
福利厚生や各手当、賞与、退職金など、金銭面に関しても生涯にわたって保証されるのが大きな魅力ですね。
2.上司の指示を素直に受け止められる柔軟性のある人
正社員には、もちろん自発的に動くことも大切ですが、顧客や上司から頼まれて仕事を素直にこなす柔軟性も求められます。
自分のことを優先して動くよりも、会社や周りのことを良く見ながら仕事ができる人の方が組織内では好かれます。
3.会社独自のルールに、うまく立ち回れる人
会社で働いていると、多くの理不尽なことに遭遇します。
会社の独自のルールの縛りが強いところもあるでしょう。
会社によっては社員の好き嫌いが出世に影響するところもあります。
そういった企業のルールに従い、常識にとらわれず、うまく立ち回れる人が不思議と会社で生き残っていきます。
契約社員に向いている人の特徴3つ
- 自分のライフスタイルを大切にしたい人
- さまざまな企業で働いてみたい人
- 正社員のような責任感のある仕事を避けたいと考えている人
次に契約社員に向いている人の特徴について、以下で詳しく説明していきます。
1.自分のライフスタイルを大切にしたい人
正社員になると、どうしても仕事や会社中心の生活になりがちです。
しかし契約社員の業務は契約内容で決まっているため残業がなかったり、休みがきっちりと決まっていたりします。
そのため仕事とプライベートを両立したい人には向いています。
2.さまざまな企業で働いてみたい人
契約社員は、合わないと思ったら契約を更新しないこともできます。
そのため、正社員よりは辞めやすいといえるでしょう。
一か所に留まらず、スキルを極めていろいろな企業で自分の能力を生かしたいと考える人におすすめの働き方です。
3.正社員のような責任感のある仕事を避けたいと考えている人
フルタイムで正社員にような働き方ができるのも契約社員の魅力です。
しかし「仕事自体はしっかりとしたいけど、責任が重いのはいや」と感じている人に契約社員は向いています。
契約社員は正社員のサポートという位置づけのため、正社員のように業務に対して重い責任を負うことはありません。
正社員から契約社員へ転職したい女性が増加中。女性の転職事情を調査
女性の人生には、男性よりも多くの変化が訪れます。
大きなものは「結婚・出産」ではないでしょうか。
特に妊娠出産によって大きくライフスタイルが変わる女性は多いでしょう。
そのため契約社員は、女性にとって自分の生活に合わせた働き方ができるという点でプラスになるといえます。
女性が正社員から契約社員へ転職する3つの理由
女性が正社員から契約社員へ転職したいと考えるきっかけにはどんな事があるのでしょうか。
その理由は次のようなことが考えられます。
- 結婚
- 家事や育児の両立
- 自分の時間に余裕が欲しい
一つずつ見ていきましょう。
1.結婚
女性が契約社員を選択する理由には、やはり結婚が多いようです。
同じ会社で働き続けたいけど「残業が多い・家事との両立が難しい」といった悩みも多いでしょう。
そこで職場を変えずに、契約社員という形で働き続けるというスタイルをとっているようです。
2.家事や育児の両立
また結婚をして子どもがいる場合には、家事や育児を考慮して契約社員を選択する人も多いようです。
計約社員は勤務時間が決まっており、家庭の事情を優先することができるために選択する人も多いようです。
3.自分の時間に余裕が欲しい
その他にも、正社員は残業などの関係で退社後のプライベート時間を確保しづらく感じることがあります。
そのため「もっと自分の時間に余裕を持ちたい」という考えから、契約社員への転職を希望している人も多いようです。
高い賃金より、自由な時間を求めて転職する人が多いということなのではないでしょうか。
実際に正社員から契約社員に転職した人の体験談
私の知り合いのつてを頼って正社員から契約社員に転職した人に簡単なアンケートを取ってみました。
リアルな体験談ですので、これから正社員から契約社員への転職を考えている方は参考にしてみて下さい。
結婚する夫の多忙さが尋常でないために正社員から契約社員に転職(39歳・女性)
青果卸売業をしている夫と結婚することになりました。
夫は市場勤務で早朝3時から夜8時までという過酷な勤務体系になっていたことから共働きで夫と家事や育児を分担することは不可能だと思い、勤務時間が短めの契約社員に転職しました。
職種:介護
職種:指導員
契約社員への転職の感想を教えてください
介護職なのでもともと給料は少なかったことから、契約社員になって給料が少々少なくなっても気になりませんでした。
また転職先の契約社員は勤務時間もきちんと決められていて、残業もほぼなかったということで家事を一人でこなすのに支障が出なくてよかったと思っています。
ただ契約社員ということでどんなに勤続年数があっても責任ある仕事には就くことができず、給料も昇給することがほぼなかったのは残念なことだと思っていました。
契約社員で労働環境が改善され、ワークライフバランスを取ることができました(28歳・女性)
ワークライフバランスを重視したかったためです。
正社員ではどうしても残業が発生しやすく、定時に帰りづらい雰囲気がありました。
自分の時間がもっと取れる働き方をしたいと思っていました。
契約社員なら直接雇用でありながら比較的残業が少なく、自分に合った働き方が出来ると感じ転職しました。
職種:プランナー
職種:事務
契約社員への転職の感想を教えてください
正社員の時と比べて圧倒的に残業時間が減り、ほぼ毎日定時で帰れるようになりました。
また、土日祝日と休みも安定しており、プライベートな予定も立てやすいです。
労働時間だけでなく仕事上の責任という点でも随分楽になりました。
正社員の時はどうしても重い責任がつきものでしたが、契約社員になってからはサポート役として働くことが多く、メンタル面でも負担がなくなりました。
身体的にも精神的にも余裕がある状態になり、自分の理想としていた働き方を見つけることができました。
家庭との両立の為にあえて契約社員を選びました(33歳・女性)
正社員で働いていた頃は残業になる日も多く子供を保育園に長時間預けていました。
子供が小学生になり習い事のを始めその送迎や、勉強を見てあげる時間がとれなくなりこのまま正社員では難しいかなと思い時間の融通が利く契約社員になりました。
職種:事務
職種:事務
契約社員への転職の感想を教えてください
残業しない分、残業代なくなったりしたので給料はかなり減りました。
ただ一番優先したかった家庭や子供との時間がとれるようになったのでそれは満足です。
1人だと契約社員という形態は不安だったかもしれませんが夫がしっかり正社員で働いてくれているのでそれも私が契約社員に思い切って転職できた理由だと思います。
業界は同じですが職種が変わったので新入社員のような気持ちで大変ですがゆとりが生まれました。
この先家庭環境が変わっても契約社員の方が動きやすいのでしばらくこのままでいこうと思います。
契約社員になっても正社員への道は残されている?
「契約社員だけれど、また正社員として働きたい!」と考えている人も少なくないでしょう。
その場合、契約社員から正社員を目指せる「正社員登用」を行う会社が増えてきています。
もし自分の契約している会社にその制度があるならば、チャレンジしてみると良いでしょう。
契約社員だとその会社でできる仕事が制限されてしまうため、
「もっとこの仕事に関わりたい!もっとできるようになりたい!」
そのような声に応えるため、契約社員から正社員への登用制度があります。
企業としても、やる気や能力がある人に制限をかけるのではもったいなという考えもあるでしょう。
「自分の自由な時間を求めるか・仕事の充実を求めるか」でワークスタイルは大きく違ってきます。
正社員も契約社員も、1つのワークスタイルに過ぎません。自分に合った働き方を見つけていきましょう。