転職活動をしていると、なんとなくイライラしてしまったり気分がふさぎ込みがちになったり、あまり眠れないと感じたりすることもあるでしょう。そのような人は、もしかすると転職活動におけるストレスがかなり蓄積されているのかもしれません。
医療機関や厚生労働省、転職サイトのホームページにストレスチェックテストのページがあります。このようなサイトを使って、どの程度ストレスがたまっているのかをチェックしてみると良いでしょう。
ストレスを感じたら簡単にチェックしてみましょう
いくつかその中でも代表的な設問をピックアップしたのでご紹介します。はいの答えの多い人であればあるほど、ストレスがそれだけ溜まっていることの証拠となります。
国が推奨する57項目の質問票
最近1か月間のあなたの状態についてうかがいます。最もあてはまるものに○を付けてください。
- 活気がわいてくる
- 元気がいっぱいだ
- 生き生きする
- 怒りを感じる
- 内心腹立たしい
- イライラしている
- ゆううつだ
- 何をするのも面倒だ
- 物事に集中できない
- 気分が晴れない
- 仕事が手につかない
- 悲しいと感じる
- めまいがする
- 体のふしぶしが痛む
- 頭が重かったり頭痛がする
- 首筋や肩がこる
- 腰が痛い
- 目が疲れる
- 動悸や息切れがする
- 胃腸の具合が悪い
- 食欲がない
- 便秘や下痢をする
- よく眠れない
転職活動でストレスがたまっている人の中には「他人と比べて自分は転職先が見つからない」という気持ちを持っているケースも見られます。
このような気持ちを持っていると、どうしても焦りの気持ちが強くなり、ストレスがたまってしまうのです。焦る気持ちはよくわかりますが、そのままでは自分が苦しくなる一方です。ですから、まずはマイペースを意識してみるのが大事です。
「他人は他人、自分は自分」という気持ちを持ってみると、焦りの気持ちがなくなり気分がふさぎ込むことも少なくなるのではないでしょうか?
マイペースに関係するポイントとして、「まあ、いいか」という気持ちを持つことも大事です。何事も白黒はっきりつけようとすると、心にどうしても大きな負担をかけてしまうからです。
転職先が見つからない、採用試験で落ちてしまったというところに焦点を当てすぎてしまうと自分を責めてしまいがちになってしまいます。
そこで「そんなこともあるだろう」と思うと少しは気分が軽くなるかもしれません。白黒以外にもグレーゾーンを設けることで、気持ちの負担を軽減することができるでしょう。
「ちょっとミスしただけ」と思い、深く考えすぎない
面接試験で緊張してしまいうまく答えられなかった場合、それがとても大きなミスのように感じてしまいますよね。
しかし大きなミスと思ってしまうと、また次の面接を受けたときにも意識しすぎてしまい同じミスをしてしまうかもしれません。その結果、転職活動がうまくいかないという、負のスパイラルに陥る可能性もあります。
そこでミスをしたときに「ちょっとミスしただけ」と声に出して言ってみましょう。そうすれば、失敗したことを言葉で軽くできますよ。
また、失敗したことをうじうじ考えないことも大事です。ある意味、あきらめの良さもストレスを必要以上に溜めこまないようにするには重要なことなのかもしれません。
失敗してしまったことは、時間を逆行できない以上取り戻せないのです。どうしようもないことはとっとと諦めてしまうことも大事なのです。
諦めるというと、マイナスの印象を持つ人もいるでしょう。しかし実際には、ポジティブな気持ちに持っていくこともできるのです。
諦めることで、「次の採用試験をがんばろう」と思えるからです。尾を引きずらないようにすることも、ストレスコントロールする中では重要なことです。
誰かがついていることを忘れない
転職活動がうまくいかない時に、その悩みを自分一人で抱え込んでしまうとどんどんネガティブになってしまうものです。その結果、気分が落ち込んで自分に自信を持てなくなってしまいます。
そのような時に、自分は一人ではないということを今一度思い出してみると良いでしょう。
家族や友人といった、自分のことを理解してくれている人を思い浮かべてみるのも一つの手です。恋人のいる人は恋人を思い浮かべてみるのも良いでしょう。
このような人に今の辛い心境を吐き出してみると、気持ちもすっきりするものです。きっと周りの人は励ましてくれるはず。
ただ辛い気持ちを聞いてもらっただけでも、かなり気持ちが楽になるでしょう。このような方法を使って、転職のストレスとうまくお付き合いすると、転職活動におけるストレスを軽減できるのではないでしょうか。