少し前までADHDは子どもの障害と考えられていましたが、大人になって社会にうまく適合できないことがきっかけで発達障害の傾向に気づき、ADHDと診断される人も増えています。
適切なサポートや周囲の人のちょっとした理解があれば、症状を改善させたり環境に適応したりできるものなのですが、それができないと職場の人間関係がうまくいかなくなり、転職を繰り返すジョブホッパーになってしまいかねません。
ADHDの場合、誰にでも少しはある傾向が特性として強く出るので、自分はこれかもしれないと思っている人は大勢いますが、その全ての人が医療機関ではっきりADHDだと診断されるとは限りません。
しかし、ADHDの傾向が原因で生きづらさを感じ、自分の居場所がなかなか定まらないようであれば、誰かのサポートが必要な時なのかもしれません。
ADHD(注意欠如多動症)とは
ADHDは発達障害の一種で、日本語では「注意欠如多動症」と呼ばれています。2014年までは「注意欠陥多動性障害」でしたが、「障害」という名称が当事者や家族に与えてしまう衝撃を考慮して現在の名称へと変更されました。
- 不注意
- 多動性
- 衝動性
ADHDの特徴は、年齢や発達に不釣り合いな「不注意」「多動性」「衝動性」によって学校生活や社会生活において何らかの支障をきたしてしまう先天性の行動障害で、知的遅れはありません。
ADHDの症状
症状の基本にある不注意、多動性、衝動性は、年齢や性別によって症状の現れ方が異なることが多いですが、近年はADHDに対する意識と理解が進んできたこともあり、早い段階からサポート受ける人が増えています。
不注意
ある程度の不注意は誰にでもありますが、ADHDの不注意はより顕著なものです。うっかりミスや忘れ物が極端に多く、何かをやり始めても少しの刺激で気が散ってしまい、直前までやっていたことを忘れて次の行動に移ることもあります。
物事を順序立てて行うことが苦手なので、本来分けて行うべきことを同時に行おうとし、整理がつかなくなることがあります。
多動性
多動性の症状は、基本的にじっとしていることが難しく、座っていなければならない時に貧乏ゆすりをしてしまうなど、そわそわと落ち着きのない動きが目立ちます。
良く言えばとても行動的な面もありますが、一箇所にずっといることがあまり得意ではないので、落ちつきがなくせっかちな人と見られてしまうことがあります。
衝動性
ADHDの衝動性は、思い浮かんだことを言っていいかどうか考える前に言葉に出してしまったり、会話している相手の話を遮って発言しようとしたり、買う予定のなかったものを衝動的に買ってしまったりと、言動において強い衝動性があることが特徴です。
怒りや悲しみ、喜びなどの感情をうまくコントロールすることができず、周囲にぶつけてしまうこともあります。
ただ、日常生活が困難であれば、そのままにしておくことで精神的に追い詰められてしまう可能性もあるので、迷ったらまずは発達障害に関する専門機関に相談してみると乗り越える方法がわかると思います。
ADHDにありがちな仕事のミス
ADHDの人でも症状の現れ方はそれぞれなので、不注意が強く出る人もいれば多動性や衝動性のほうが強く出る人もいます。いずれにしても、仕事上のミスはとても多いのが特徴です。
うっかりミスは誰にでもありますが、ADHDの場合はその頻度が多く、同じミスを何度もくり返してしまいます。
不注意の面では、すぐにものをなくしてしまったり、手をつけた仕事をそのまま放置してしまったりしやすい傾向があり、本人は十分に注意しているつもりでも、致命的とも言える重大なミスをしてしまう場合も少なくありません。
また、「管理」が苦手なので、遅刻や納期遅れなど時間やお金のルーズさで信用を落としてしまうこともあります。
多動性や衝動性の面が出ると、会議などの重要な場面で落ち着きのない様子になったり、その場の空気にそぐわないことを突然言ったりして、周囲の人に不快感を与えてしまうこともあります。
完全にADHDの傾向を消すことはできなくても、適切に対処をすれば多少いまよりも生活しやすくなるでしょう。
ADHDにありがちな仕事のミスの効果的な対処法
うっかりミスを減らすにはメモや付箋が便利です。仕事を始める前にその日やるべきことをリスト化し、終わったらチェックを入れるということを習慣にします。
新たにやるべきことが出てきたら、忘れてしまわないようすぐにメモします。付箋1枚につき1つの用事を書いてどこかに貼り、完全に用事が済んだものははがして捨てるという方法もわかりやすいでしょう。
いくつもの仕事を同時にこなそうとしてしまう傾向があるなら、優先的に行う必要のある仕事から順番に書き出して、上から1つずつクリアしていく癖をつけるようにしてみましょう。
落ち着きのなさや衝動性に対処するためには、そうなることを自覚することから始める必要があります。
落ち着きがないと気づいたら少し深呼吸してみましょう。思いついたことを決断してしまう前には、必ず1回立ち止まって考えるというルールを自分に課してそれを守るようにするのも効果的です。
自分なりのマニュアルを作ってそれをまず「見る」ということを習慣にすれば、うっかりミスは減らせるはず。自分の傾向とうまく付き合っていけるようになれば、生活の質は格段に良くなります。
この職場でこんな能力を発揮しています!みんなの口コミ
1つのことをやらせると、健常者より能力を発揮することがあります。その人は検品をして発送先ごとにボックスへ仕分けしていきます。番号やアルファベットで区別する作業なのですが、彼は正確で速いのです。慣れない人は、時間がかかったりミスが多い作業と言われています。その作業に関しては彼が一番できる人間です。
また、他の人とは集中力が違う気がします。複数の業務をこなすのは苦手なようですが、決まり事があるシンプルな作業は得意なようです。
業界:物流業界
職種:生産管理
6時間勤務ではあるが、箱詰め作業を任されています。単純作業で他の人が1日中の作業を続ければ、嫌気が差して愚痴が出てしまいます。
彼は、この仕事を2年間も続けており、内心は我慢してやっているのかと思っていましたが、芯からこの作業が気に入っているようで、毎朝笑顔で始業の時間を楽しみに待っているようです。
作業効率も抜群で、時間当たりの出来高も他の人とは比べものになりません。作業中は、話しかけても気付かないほどに集中しており、その態度と作業効率は社内でも評価されています。
業界:製造業
職種:軽作業
ADHDと聞くと掃除が出来ない、というイメージがあると思います。実際に、私が知っているその方もデスク周りはごちゃごちゃとしています。しかし、皆が気づかないような細かい点に気づいて作業するのは得意のようです。
オフィスの絨毯が汚れているのを見つけて掃除機をかけてくれたり、残りが少なくなっている備品を見つけては事務員に報告してくれたりなどです。
職種は営業でしたが、社内では総務的なポジションも兼ねてくれています。また、性格も明るく、飲み会には積極的に参加し、二次会のお店を見つけたりもしてくれます。
物事の優先順位をつけるのは苦手なようですが、何事にも一生懸命に頑張ろうとする姿勢があって、社内のムードメーカーになっています。
業界:人材派遣
職種:営業
細かなミスや物忘れがあったりもしますが、他の人となんら変わりなく業務をこなしています。言われてすぐのことは忘れてしまったり、違うことをしてしまったりということもありますが、一度覚えたことは決して忘れず、他のひとが忘れてしまった過去のことも覚えていて地道に仕事に生かすことが出来る人です。
ゆっくりでも、確実に業務をこなそうと慎重になっていて、丁寧な接客が出来ていると思います。苦手な分野の仕事もありますが、やり方次第でなんでもこなせる人です。
業界:飲食
職種:接客
彼は健常者と比べても人の顔と名前を覚える能力は群を抜いてます。一度訪れた社員の名前と顔、部署は完璧に把握してしまいます。何度か通うとよく注文するメニューまで憶えてしまいます。
「今日の日替わりは鮭なんでいつも鮭頼んでますからそうしますか?」とか聞いてくれます。
処理スピードは決して速くはないのですが、安心して任せられるので待たされるストレスもそんなに感じません。苦手なことが多い彼ですが、人の顔と名前を覚える特技を活かして頑張っています。
業界:飲食
職種:接客
ADHDに向いている職種と向いていない職種
ADHDの特性が日常生活で様々な困難を引き起こす一方、生きていく上での最大の強みとなることもあります。
気が散りやすい反面、興味や関心があることには並外れた集中力を発揮したり、1つのアイデアに固執することなく新しいアイデアを生み出したりすることが得意で、思いついたら即行動するという衝動性が思いがけない成功につながることもあります。
ADHDの人に向いている職種
ADHDに向いている職種は、カメラマンなどのメディア関係、デザイナー、プログラマー、技術者などのクリエイティブな職種、研究者などの専門職など、その他にも数多くの職種があります。
カメラマン
- 専門領域(「スポーツ」「動物・風景」)など、撮るものが決まっていることが多い
- 独創的なアイデアにより他の人には撮れない写真が撮れる場合がある
- 深く知ろうとするほど技術が向上するため、関心が強ければ能力を発揮しやすい
報道や芸能、広告などの業界において、必要な写真を撮影する仕事です。カメラの取り扱いに関する知識や技術を習得し、使用される目的にあった写真を撮影することが要求されます。
声優
- セリフがちゃんとある仕事であり、セリフを見ながら仕事ができるので、ミスを限りなく抑えられる
- 興味や関心を持つ人が多い魅力的な仕事であり、仕事自体が好きになって、より能力や集中力を発揮できる可能性がある
アニメや外国映画の吹き替えを行うイメージが強いですが、それ以外にもテレビやラジオのナレーションや、アナウンスなどのさまざまな仕事があります。声優として人気が出れば、アイドルのような役割を求められる場合もあるでしょう。
WEBライター
- ミスや不手際も事前にチェックされるため、トラブルを最小限に抑えられる
- 独自の視点やアイデアによって、他の人には書けない魅力的な文章が書ける場合がある
- 自分のペースで集中することができる
- 空いた時間を有効活用できる
Webサイトなどで使用される文章を書くことで収入を得る仕事になります。文面でのクライアントとのやりとりは必要ですが、基本的には自宅において一人で行える仕事です。
イラストレーター
- 描くものを決められる・選択できる
- 独創的なアイデアが生まれやすく、集中できる
- 個人で行う仕事なので、自分のペースで仕事ができる
依頼主の要望に応じたロゴ作成や、イラストの依頼を請け負う仕事になります。会社内で働く場合もありますが、フリーで働く人が多い傾向があります。この職業のメリットは以下の3点が挙げられます。
フリーの場合は、依頼をもらい、打ち合わせなどを行った上でサンプルを作成し、制作しながら修正などを行うという流れの作業をこなす必要があるので、注意してください。
実はピカソやダリなどの著名な画家はADHD的な脳の傾向があったのではと言われています。才能を発揮できる分野を見つければ世界的に高い評価を受けることも不可能ではないのですね。
プログラマー
- 根気や忍耐力、集中力が必要な作業はあるが一つのことに集中できる
- 本人の興味や関心があれば、並外れた能力を発揮できる可能性がある
- 知識を持っていればいるほど、優遇される傾向
コンピュータープログラムを組み、システムやソフトウェアなどを構築する仕事です。WEB制作やホームページの編集作業、ネットワークの構築などの案件を担当することができます。
現在多く求められている職業であり、今後さらに活躍の分野が広がると予想されます。経験を積んだプログラマーはシステムエンジニアが行う分野にまで仕事内容が拡大する傾向があり、スキルアップを重ねていけば、さまざまな職場で大変重宝されます。極めることができればかなりの強みになるでしょう。
ミュージシャンや漫画家
- 個人での活動がしやすい
- ひとつのことに専念できる
- 強烈な個性が本人や作品の魅力となり得る職業である
- 衝動性が功を奏する場合がある
ADHDのミュージシャンとしては「SEKAI NO OWARI」のボーカルfukaseさんが有名ですよね。
現在となっては、ミュージシャンとして確固たる地位を築きあげていますが、自身が経験した苦難の想いをバンド名にしていることもあり、苦労を乗り越えて成功した人物です。
ADHDの人に向いていない職種
一方、向いていない職種と言われることが多いのが下記の職業となります。
じっとしていることが苦手なので、単調なことをずっと繰り返す仕事や長時間集中する必要がある仕事は向かないかもしれません。
単純作業の検品や工場などの流れ作業
- 興味のないことに対しては集中力が続かない
- 内容が単純な同じ仕事をずっとすることが苦手
- 仕事全体の流れを停止させてしまう可能性がある
ADHDについて、まわりの人たちのしっかりとした知識がないと「こんな簡単な作業もできないのか」などと誤解されがちです。そのことで本人が自信を失うだけでなく、本当はできる仕事も「きっと無理だ」と推測されて与えられなくなってしまうこともあります。
自分の向いていない仕事についてきちんと把握しておくと同時に、まわりの理解と協力を得ることが重要です。
事務、経理
- 電話対応や接客業務、書類作成などの複数の作業を同時にこなすことが難しい
- じっとしていることが難しい
- 電話での会話において強い衝動性はトラブルを招きやすい
- 管理能力や、几帳面さ、期限や約束を守ることなどが要求される仕事である
事務や経理の仕事には向いていない要素が多くあります。
また、これらの部署はお金に関する仕事が多い部署でもあり、お金に関するミスは重大なトラブルに発展しがちです。うっかりミスの多いADHDの人には、あまり向かない仕事だと言えるでしょう。
教師や塾講師
- 空気が読めないことがある
- 他人とのコミュニケーションがうまくできない場合がある
教師や塾講師などのものを教える仕事も向いていないと言えるでしょう。
授業の進行や、生徒とのコミュニケーションが必要な仕事においてADHDによる行動や発言でトラブルを招くことが予想されます。
生徒たちにADHDに対する理解や配慮を求めることは困難ですし、教師や塾講師には指導者として、ある程度以上のレベルを求められるため、協力を得られにくいでしょう。
十分な理解と協力が得られる特殊なケースでなければ難しい選択だと言えそうです。
保育士
- その日あったことの記録作業があるため、ある程度の記憶力が必要
- 子供の世話をしなければいけないので、一歩間違えば子供の命に関わる
ミスが多く落ち着きがない、衝動的であるなどの特徴があるため、やっていたことを忘れて子供を置き去りにしたり、子供とコミュニケーションをとる際に感情的な言葉を子供に浴びせて傷つけてしまったりするなどの危険があります。
また人手不足の現場なので一人一人の責任が非常に重く、他の人の協力が得られにくいなどの特徴もあります。
秘書
- スケジュール管理など予定の漏れが許されない仕事
- 判断力や決断力が求められる
秘書を必要とする職業ならそれなりの地位や役目を担った立場の人ですので、ミスをすれば会社全体に多大な迷惑をかけることになります。
一度にさまざまなことをこなしつつ変更やアクシデントにも臨機応変に対応することを求められます。ADHDの人にとって、もっとも苦手とすることを同時進行せねばならない仕事ですので、この仕事に就くのはかなりハードルが高いと言えそうです。
営業
- 空気を読む能力
- コミュニケーション能力
主に会話が中心で交渉を求められる営業に最も必要なのは「空気を読む能力」と「コミュニケーション能力」です。この二つの能力が劣っているとされるADHDには向いていないと言えますが、一方で、ADHDの人は営業に向いているという意見もあります。
しっかりとしたマニュアルがあり、比較的自由に行動できて自分のやり方を優先できる営業の仕事なら、ADHDの良さを発揮できるケースもあります。
ただ言えることは、自分自身で営業の仕事をしなければならないということです。その際には、まわりの協力を得たり専門家に依頼したりするなどの工夫も必要になるでしょう。
記者
- 人に接するコミュニケーション能力が必要
- 人から情報を引き出す能力が強く求められる
- 話を聞きながら次の質問を考え、まとめ、同時進行の作業が求められる
記事にする内容は突発的に発生するものであり、自身の興味や関心に関わらず突然取材を命じられ拘束される、締め切りを絶対に守らなければならないなど、ハードで柔軟なフットワークを要求される仕事がほとんどです。
衝動性のあるADHDの人にとっては精神的にきつい仕事になる可能性があり、向いていないと考えられます。
文章校正・編集
- 文章理解力と正確性
- 修正する仕事なのでミスは許されない
文章校正にはミスを訂正する文章の手直しなどが主な作業なのでミスが許されないという特徴があります。うっかりミスの多いADHDの人にはかなりハードルの高い仕事となるでしょう。
総合的に判断すると向いている仕事だとは言えないようです。
この仕事をするには文章に関する興味や関心が必要不可欠です。興味や関心があるからこそ、疑問を感じればマメに確認できますし、普段から勉強して知識を増やそうと努力できますが、根気よく続けられる継続力が必要です。
看護師・医者などの医療関係の仕事
- 小さなミスから重大な事故につながる可能性がある
- チームで協力することが求められる
- 緊急入院や急変などの予想外の出来事に対応しながら日常の業務をこなす必要がある
スケジュールがこなせなければチームで働く他の人たちに迷惑をかけるだけでなく、場合よっては患者さんを死に至らしめることもあります。
患者さんやその家族と接することもあるので、高いコミュニケーション能力も要求されます。
また、守秘義務や個人情報には特に注意しなければなりません。思いついたことを口にしてしまう傾向があるADHDの人にとっては厳しい職場となるでしょう。
タクシーや電車の運転士
- 不測の事態への対応力
- 時間厳守の正確性
タクシーや電車の運転士も絶対にミスが許されない仕事ですのでADHDの人には向きません。電車の運転手は時間厳守が鉄則ですので時間を守ることが必要とされる仕事は難しいでしょう。
タクシーの運転手はコミュニケーション能力や総合的な判断力も要求されますので、こちらも難しいと言えそうです。
運転中は運転のみに集中する必要がありますが、途中で行き先を変更したり、突拍子のないことを言っては取り返しのつかないトラブルにつながる可能性もあります。
向いている仕事かそうでないかで共通して言えることは、興味を持って取り組める仕事かどうかということなので、好きなことや得意なことがはっきりしている人は、それが仕事探しのヒントになります
自分がADHDかどうか不安なら
もしかすると自分はADHDなのではないかと不安に思ったら、すぐ医療機関へ行くのではなく、まずは専門機関に相談をしてみましょう。
大人であれば最寄りの発達障害者支援センターがおすすめです。大人の発達障害を診断できる医療機関は少ないので、必要に応じて医療機関を紹介してもらいましょう。
医療機関では、専門の医師による問診や知能検査の結果から総合的に判断されるので、自分自身の特性を客観的に知る良い機会となるでしょう。
ADHDと気づいたら、特性をうまく活かす生き方を
個性なのか障害なのかの判断が分かれることもあるADHD。いわゆる世間一般の「普通」を基準に考えていけば「ちょっと変わった人」なのかもしれませんが、ADHDの特性をうまく生かすことができれば、「普通以上の力」を発揮する可能性もあります。
実際、歴史上の偉人や様々な分野の天才、奇才と呼ばれる人達など、何か大きなことを成し遂げた人の多くは、ADHDをはじめとする発達障害の一種であるとも言われています。
何も対処せず合わない環境で生活すれば、苦境に立たされてしまうこともありますが、ADHDとうまく付き合っていくことさえできれば、もっとのびのびと生活を楽しめるようにもなるのです。
大人になるまでADHDとは認知されずに生きてきた人の中には、それまでに多くの辛い思いをして自信を失ってしまった人がいるかもしれませんが、気づいてからでも遅くないので、ぜひその特性を活かせる仕事を探してみてください。
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