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ニッコンホールディングスの年収・口コミ・評判を調査。歴史ある物流会社が求めている人材とは

ニッコンホールディングスの解説

運送事業を筆頭に倉庫・梱包など物流における周辺分野の事業を手掛けて企業規模を拡大中のニッコンホールディングス。

「物流業に興味があるけどニッコンホールディングスってどう?」
「ここに転職したら年収はいくらなの?」

と疑問に思っている人もいるはず。

そこで今回は、ニッコンホールディングスの平均年収や求められる人材、会社の口コミ・評判について紹介しています。

この記事を読めば、ニッコンホールディングスの将来性や転職した場合の年収、転職難易度がわかるようになるので、ぜひチェックしてください。

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ニッコンホールディングスの平均年収推移

ニッコンホールディングスの有価証券報告書によれば、平均年収は以下のグラフのような数値になっています。
ニッコンホールディングスの平均年収推移

年月 平均年収
2010年3月末 428万9,000円
2011年3月末 454万6,000円
2012年3月末 456万3,000円
2013年3月末 474万3,000円
2014年3月末 494万6,000円
2015年3月末 450万9,000円
2016年3月末 497万7,000円
2017年3月末 492万0,000円
2018年3月末 560万7,000円
2019年3月末 645万4,000円
2020年3月末 646万1,000円
2021年3月末 576万1,000円

ここ10年間は右肩上がりで伸びていて450万円から650万円の範囲で推移していますね。

物流、中でも主力となる陸運業の平均年収は約580万円なので、業界の平均水準か年度によっては高いときもあると言えます。

なおグループ会社の事業会社である日本梱包運輸倉庫株式会社の平均年収は「約450万円」です。

事業会社も業界水準より低い状況となっています。

ニッコンホールディングスとは

ニッコンホールディングスの前身となる株式会社日本梱包運搬社は、1953年に創業した歴史ある陸運業の会社です。

2015年に事業会社である日本梱包運輸倉庫と持株会社のニッコンホールディングスに分かれてできた企業です。

ここでは、ニッコンホールディングスの創業から現在までの沿革と企業情報について紹介します。

ニッコンホールディングスの沿革

ニッコンホールディングスの創業期から現在までの軌跡を下の表にまとめました。

年月 沿革
1953年8月
(昭和28年8月27日)
  • 貨物自動車運送業
  • 鉄道発着貨物取扱業
  • 陸上小運送及び運送取扱業
  • 貨物荷造梱包解装作業
  • 保険代理業
を目的に、株式会社日本梱包運搬社として資本金100万円をもって創立創業
1956年4月 大型車による運送開始
1970年8月 株式を東京証券取引所市場第二部に上場
1979年2月 株式会社テクニックサービスを関係会社として設立
1988年3月 コスモ技研株式会社(現 株式会社ニッコン九州)を関係会社として設立
1990年11月 JR仕様の2段床昇降式専用コンテナを開発
1997年9月 株式を東京証券取引所市場第一部に指定替えをする
2000年2月 フィリピン現地法人NKPIを設立
2004年10月 アメリカに現地法人を設立
2006年3月 ベトナムに現地法人NKVを設立
2008年3月 ベトナムに現地法人NKVLを設立
2010年12月 中越テック株式会社を買収
2011年11月 メキシコに現地法人 NKP MEXICO,S.A,DE C.V.を設立
インドに現地法人 NIPPON KONPO INDIA PVT.LTD.を設立
2011年2月 タイに現地法人 A.N.I. TRANSPORT,LTD.を設立
2012年4月 ベトナムに現地法人 NIPPON KONPO HOCHIMINH INC.を設立
2013年3月 株式会社信栄倉庫の株式を取得し子会社化
2013年12月 株式会社イトー急行の株式を取得し子会社化
2015年7月 千葉日梱株式会社を設立
2016年 岩手県北上市に「北上営業所」を開設
新潟県見附市に「見附出張所」を開設
2017年 奈良県大和郡山市に「大和郡山出張所」を開設
千葉県佐倉市に「佐倉梱包センター営業所」を開設
2018年 愛知県小牧市に「小牧営業所」を開設
2020年4月 新輸送システムの構築による混載貨物輸送事業「N Logi(エヌ・ロジ)」が本格稼働。
ハイブリッドトラック導入

ニッコンホールディングスの企業情報

下の表に企業概要をまとめたのでご参照ください。

商号 ニッコンホールディングス株式会社
本社所在地 東京都中央区明石町6番17号
設立 昭和28年8月27日
車両保有台数 国内   3,770台
海外    765台
合計   4,535台
~2021年12月31日現在~
事業内容
  • 貨物自動車運送
  • 貨物利用輸送
  • 倉庫、通関、航空運送代理店、内外物資の輸出入・販売
  • 廃棄物の収集・運搬および処分に関する処理
  • 自動車分解整備・自動車部品販売、貨物荷造梱包解装作業
  • 梱包原材料の製造・販売、物流関連機器の設計製作・販売
  • 機械器具・装置等の加工・組立・解体
  • リース、労働者派遣
  • 医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器の製造・流通
関係会社数 国内44社
海外30社
平均年齢 41.0歳
平均勤続年数 16.2年

ニッコンホールディングスの従業員数

下表は従業員数を事業部門(セグメント)ごとに分類したものです。

セグメント名 従業員数
運送事業 3,470人(1,199人)
倉庫事業 1,108人(344人)
梱包事業 4,842人(1,962人)
テスト事業 1,948人(46人)
その他事業 180人(10人)
全社共通 664人(136人)
合計 12,212人(3,697人)

※()内の数値はパートタイマー等、臨時従業員の年間平均雇用人員数です。
※全車共通は、管理部門の従業員数です。

連結従業員数は1万2,000人以上で、海外の関係会社の従業員数も含めると2万人近くに及びます。

事業規模はかなり大きいことがわかりますね。

ニッコンホールディングスの事業内容

主力事業は、事業会社の日本梱包運輸倉庫が手掛ける自動車運送業(陸運)や倉庫業、梱包業で、その他にも車両や機械等のテスト事業を行っています。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

運送事業

全国に張り巡らされた物流ネットワークを使って、顧客から預かった製品・商品を最も条件に合う輸送方法でユーザーへお届け。

顧客の製品や商品には

  • 自動車・バイクの完成車
  • 自動車・バイクの部品
  • 住宅機器
  • 農機
  • 食品

などがあります。

これら製品や商品に適した車両を用い、混載貨物輸送・鉄道輸送・海上輸送などから一番効率的な物流手段を使って輸送します。

倉庫事業

ニッコンホールディングスは国内・海外含めて235万1,884平方メートルという広大の倉庫設備を所有し、顧客の製品や商品を倉庫へ受け入れ、預かり製品の特性に応じて適切な管理を行っています。

具体的な業務は、

  1. 荷主(顧客)の生産計画の管理
  2. 製品納入スケジュールの把握
  3. 上記①②に応じた在庫管理や入出荷業務
  4. 生産ラインへの供給
  5. 運送車両の配車
  6. 運行管理・物流工程管理
  7. 通関事業所での通関事務

など幅広いです。

最近では自動搬送ロボットの導入といった新たな試みにも取り組んでいます。

梱包事業

物流業務には顧客から預かった商品を梱包することによって付加価値を高める業務があります。

ニッコンホールディングスでは、物流管理に最適な包装仕様の設計や梱包資材、バケット(収納容器)の開発にも着手し、高品質で合理的な梱包手段を提供しています。

顧客ニーズを捉えた各種流通加工サービスには定評があります。

テスト事業

顧客から納入される四輪および二輪の完成品や自動車部品、農業用機械等を各種様々な試験機器を使用してテストを行います。

例えば、自動車メーカーから納入された車の実走試験を行い、テスト結果を顧客に提供することで研究開発に役立ててもらうといった業務です。

業界の動向とニッコンホールディングスの立ち位置

自動車輸送の業界は1990年代の規制緩和で競争が激化し、さらに近年はコストの高騰と人手不足により、現場社員にかかる負担が課題となっています。

今後はITコンサルティング技術の進歩と新技術の導入などにより、改善されると推測されるものの当面は厳しい状況が続くとみられます。

そんな中でニッコンホールディングスは、コンプライアンスの遵守による輸送サービスの質の向上と、労働環境の改善で社員の採用と定着をはかっています。

また前身の旧:日本梱包運輸倉庫時代を含めると物流業界でも老舗になりますが、新規事業に取り組んでいます。

それはM&Aを実施するなどスピーディーで戦略的な経営を行うことで、安定的な企業運営を実現しています。

ニッコンホールディングスが求める人材

ニッコンホールディングスは持株会社ですので、求める人材についての情報は事業会社である日本梱包運輸倉庫を志望する人に向けたものです。

求める人材は、自主的にコツコツと努力できる人。物流業界は様々な品目のものを扱うため、幅広い専門知識を必要とします。

そのため新しい知識を学んでいける好奇心ある人物が活躍できるのです。

ニッコンホールディングスの社員の強み

強みは「まずはやってみる」という精神です。

つまり挑戦すること。

物を運ぶということは、荷物の数だけ運ぶ形があり、それぞれに最適な形があると考えています。

そのため挑戦してみることに力を入れているのです。

また業務上のちょっとして改善提案も積極的に行っており、ITシステムを使った運転手のチェックは業界に先駆けて導入しています。

このように社員も会社も積極的に挑戦する姿勢は強い武器といえるでしょう。

ニッコンホールディングスの採用活動

ニッコンホールディングスは持株会社で、社員数も少数精鋭であり、求人募集はあまり行われません。

事業会社である日本梱包運輸倉庫では積極的に採用活動を展開しており、中途採用も募集されています。

募集要項は日本梱包運輸倉庫の公式サイトの採用ページで確認可能です。

参照:採用情報 | 日本梱包運輸倉庫株式会社

現場職としてトラックの乗務職や商品管理、倉庫管理の募集があり、内勤職として事務関係と情報システム関係の職種の募集があります。

情報システム以外の職種は全国の各事業所で募集がされています。

採用後の人材育成

入社するとまず新入社員研修を受けて基礎的な知識の習得をします。

その後は配属先で実務にあたりながらのOJT研修が実施されてスキルの取得をはかります。

加えて新入社員フォローアップ研修により、さらなるスキルアップのサポートを行っています。

中堅になると状況に応じた階層別研修に移行し、海外赴任に際しては海外トレーニー研修などのサポートを実施します。

それ以外にも自己啓発支援制度があり、会社指定の通信講座の受講料を一部負担する通信教育制度や、一部の資格取得には合格祝い金が支給されるなどの制度もあります。

ニッコンホールディングスの待遇と福利厚生

就業時間や休日は、乗務職は業務上不規則な勤務となります。

商品管理や倉庫管理、事務職などは8:30~17:30の勤務で、隔週2日の休日です。

就業時間は配属先により変更になる場合もありますので、確認が必要です。

福利厚生は、一般的なもののみにとどまり、注目されるような独自のものはありません。

ニッコンホールディングスの口コミ・評判

ネットで調べたところ次のような口コミや評判が見られました。

営業所によって雰囲気が違う
営業所によって雰囲気がまるで違います。

異動すると最初はギャップの大きさに驚くことがほとんどです。

人事評価は上司次第かも…
人事評価は直属の上司が採点するので、上司と合わないとひどい評価になってしまいます。
女性は役職に就きにくい
現場作業が多い職場なので女性が役職に就けない傾向があります。

そのため、旧時代的な雰囲気が漂っている気がします。

休日出勤がある
仕事があるなら休みでも出て来いという企業風土です。

仕事を一定量こなしてようやく休みがもらえるという印象があり、厳しさも感じます。

会社の堅実さが感じられる
慎重な経営を行っており、よく言えば堅実経営です。

自前の施設にこだわり、倉庫を借りずに自前で用意することからもその社風が感じられるはずです。

営業所によって雰囲気が異なるものの、上司が強い権限を持っているなど物流業界特有の印象はあります。

また、男性が強い職場であり、女性が活躍しにくい環境だというのがわかります。

ニッコンホールディングスへの転職難易度

ニッコンホールディングスへの転職難易度は比較的低めです。

その理由として次の3点を挙げます。

  1. 全国に営業所があり、中途採用を積極採用している
  2. 業界全体が人手不足であり、ニッコンホールディングスも多くの社員を採用検討している
  3. ドライバーや物流管理など多様な部署で採用を行っている

業界自体が人材不足に直面しており、ニッコンホールディングスも例外ではありません。

そのため、一般的な物流企業に比べると採用は難しいものの、他の業界の同規模企業に比べて採用されやすいのが特徴です。

ニッコンホールディングスへの転職成功確率をアップさせる唯一の方法

ニッコンホールディングスへの転職成功確率をアップさせる唯一の方法は、転職エージェントの利用です。

その理由は次の3点です。

  1. ニッコンホールディングスの非公開求人が得られる可能性
  2. 物流業界に特化した経歴書の作成や面接対策などを受けられる
  3. ニッコンホールディングスに入社後の待遇交渉も代行してもらえる

特に物流業界は厳しい職場環境のことも多いため、自分の重視する希望について転職エージェントを介して伝えてくれるのは大きなメリットです。

ニッコンホールディングスへ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選

ニッコンホールディングスへの転職を検討している人におすすめできる転職エージェントは次の4つです。

  1. リクルートエージェント
  2. doda
  3. パソナキャリア
  4. JACリクルートメント

上記した転職エージェントの中から、複数社へ登録しておくと転職成功率がアップします。

その理由や各転職エージェントのおすすめポイント紹介していくのでチェックしてみてください。

1.リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職エージェントの中でも求人数がNo.1で、幅広い求職者に対応しているのが特徴です。

様々な職種や業界の求人案件を取扱っており、利用者の希望に沿った求人先とのマッチング力の高さには定評があります。

リクルートエージェントは、サポート体制もしっかりしていて、書類作成や面接対策などのサポートが手厚いです。

「面接時に何が聞かれるか」
「どうしたら面接を突破できるか」

といった面接通過するためのデータを膨大に保有しています。

それらを分析し、内定を勝ち取るための対策が充実しているのです。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

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2.doda

DODA(デューダ)
dodaは、「業界トップクラスの求人数」を誇っており、大手企業から中小、零細企業まで幅広い職種、業種の求人案件を取り扱っています。

非公開求人数も約2万件を超え、キャリアアップを目指している人はもちろんのこと、キャリアがあまりない人でも転職活動しやすいと評判です。

担当のキャリアアドバイザーが転職活動を個別にしっかりとサポートしてくれルノもメリット。

転職者の経歴やスキル、希望、要望をヒアリングしてくれ、dodaが持っているトップクラスの求人案件の中から、あなたに合った条件の求人先を探し出して紹介してくれますよ。

doda公式サイト:http://doda.jp/

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3.パソナキャリア

パソナキャリア
パソナキャリアは、長い間大手人材派遣会社に注力してきたパソナグループが運営する転職エージェントです。

求人数は「リクルートエージェント」や「doda」に次ぐ業界大手であり、複数併用して利用するエージェント先としては最適です。

登録することでより効率良く転職活動をおこなうことが可能になるでしょう。

パソナキャリアの強みはアドバイザーの細やかなサポート力だと言えます。

しっかりと利用者の相談に乗った上で企業のマッチングをしてくれるので、その点が口コミでも高い評価を受けています。

パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/

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4.JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、ハイクラスな転職を目指す人に特化した転職エージェントNo.1のところです。

外資系はもちろんのことハイクラスな国内一流企業の優良求人が多数揃っています。

世界で戦っていくために必要な人材を求める企業側にとって、能力も高いハイキャリア人材は高い給料を支払ってでも雇いたいものです。

高いレベルを求めている企業と人材がマッチすれば、相乗効果が生まれ共に成長していけます。

そこにアドバイザーも加わることで、希望条件と転職先のミスマッチもなくせて、双方にとって満足度が向上すること間違いなしです。

JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/

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まとめ

以上ニッコンホールディングスの年収や事業内容、求められる人材、転職するコツ等について紹介しました。

最後にもう一度、ニッコンホールディングスの年収や就職・転職しやすさについておさらいすると、

  1. 年収は業界平均よりやや高めの水準
  2. 社員のチャレンジや提案を歓迎している社風
  3. 人材採用は随時積極的に行っている

の3つが挙げられます。

前向きな姿勢で、自分から手を挙げて色んな仕事に挑戦していく積極的な人に向いている会社です。

ささいなことでも改善点を見つけ提案していく、好奇心旺盛な人は活躍できるはずです。

「ニッコンホールディングスへぜひとも就職・転職したい」

と考えている方は、ぜひこの記事を参考にして前向きに就職・転職成功へ向けて行動し始めてみましょう。