就職率アップのために国が設けている制度として転職のとき、ハローワークを利用する人は多いです。
その目的はもちろん「転職先を探すため」ですし、「失業給付をもらうため」という人もいます。
この2つになることが多いのですが、加えてもうひとつ…
「職業訓練を受けるため」
に、ハローワークに足を運ぶ人も多いのです。
ここではそんな「ハローワークの職業訓練」に注目して解説していきます。
ただし、実はこの件、普通に制度の紹介からしていくと、途中でよくわからなくなってしまいがちです。
とても複雑な制度になっています。
「ハローワークの職業訓練」って呼ぶこと自体、本当は的を射ていないんだ。
ハローワークは主に窓口であって、訓練の実施機関じゃないからね。
そこで、いきなりですが、あえてこんな話題から始めてみましょう。
【ハローワーク体験談】職業訓練って「受けても意味ない」「時間の無駄」と言う人の口コミ情報
ハローワークの職業訓練なんて、受けても無駄だって言う人が、実は多くいます。
なんだかショックですね。
なぜムダだと言われるのでしょうか?
そのような疑問を解消するべく、アンケートを取って実際に職業訓練を受けた方の体験談を集めてみました。
調査対象者: 職業訓練を受けたことのある23歳から35歳までの男女
有効回答数: 17名
具体的にどんな訓練をしたのか、実際に職業訓練を受けた人達の声を紹介します。
職業訓練:プログラミング(27歳・男性)
訓練校でプログラミングを習ったけど、とても実務では使い物にならないレベルだった。
講師の質も低かった。
職業訓練:未記入(31歳・男性)
受講し、資格を取ったけど、結局は経験者じゃないってことで、求人に応募しても相手にされなかった。
職業訓練:未記入(47歳・男性)
若い人じゃないと訓練を受けても意味がない。年配者は結局、若い人に負けてしまい、企業に採用してもらえないから。
職業訓練:WEBデザイン(38歳・女性)
WEBデザインの基礎はわかりましたが、仕事に活かせるようなものではありませんでした。
残念ながら転職先でも一切使うことはありません。
職業訓練:WEBデザイン(33歳・男性)
講義中の私語が多いなど、訓練校自体がひどい環境だった。独学の方がマシだった。
職業訓練:MOS(33歳・男性)
訓練校に通っていた分、無職の期間が伸びたため、むしろ応募先が心象を悪くしたようだ。
職業訓練:未記入(29歳・男性)
ブラック企業を辞めて通ったのに、訓練校から就職を勧められたのがその会社だった。
こんな会社を斡旋するのかと呆れた。当然断った。
「職業訓練を受けたことで、かえって時間を無駄にした」
そんな理由で後悔している人が、どうやらたくさんいるようで残念です。
【ハローワーク職業訓練講師の体験談】教える側の口コミ情報
ここでは、職業訓練を教える側だった講師の方の体験談やその感想をアンケート結果を元に紹介していきます。
調査対象者: 職業訓練の講師をしたことのある25歳から70歳までの男女
有効回答数: 8名
スキルを身につけるのはいいけれど、それが自分に合っている仕事なのか、初めに考えたほうがいい。自分に合わない、やりたくもない仕事のスキルを中途半端に身につけても、就職後、続かないと思いますよ
ハローワークの職業訓練の実態について知りたい方は、ぜひチェックしましょう。
職業訓練講師(49歳・男性)
ちゃんと現場で通用する技術を身につけてもらいたいので、訓練はキツいものにならざるをえない。
ですが、そのため落伍者がたくさん出るのが現実です。
職業訓練講師(63歳・男性)
そもそも、無料でスキルを身につけようなんて思っている自体、心構えとしてどうなんだろうか?
職業訓練講師(62歳・男性)
給付金の延長目当て、手当の受給目当てで、ただダラダラと受講している人もいるようです。
ただ時代の先端のノウハウを教えるのに年齢層が高すぎる気がします。
講師の質も低い可能性があるため何んとも言えませんね。
やる気のない生徒、高齢で質の低い講師
訓練校にも色々とレベルの差があって、質の低いところや、質の低い講師がいるところも少なからずあります。
一方では、やる気のない受講者が、ダラダラとした態度で訓練校側を嘆かせているなんてことも、たくさんあるようです。
そういう事例が目に余ると、「タダでスキルを身につけようとする人なんて、どうせろくなもんじゃない」なんて考える講師も出てきて、訓練のレベルがどんどん下がっていく…。
そんな悪循環にも陥りそうです。
さらには、自分の適性も振り返らずに、何でもいいからとにかくスキルをと、焦って受講。
結果、訓練についていけない、たとえ就職できても長続きしない、なんていうケースも中にはあります。
【ハローワーク体験談】職業訓練を受けてよかったという人の口コミ・評判
マイナス意見だけではありません。
「ハローワークの職業訓練を受けてよかった。素晴らしい制度だ」
という人もたくさんいます。
それは、たとえばどんな理由からなのでしょう。
職業訓練:機械加工(30歳・男性)
講師の教え方が上手だった。
業界をしっかり経験した人で、内容がとても実践的だった。
職業訓練:インテリアデザイン(28歳・男性)
クラスメートは全員失業した人。
年齢も色々だった。でも雰囲気がよかった。友達もたくさん出来た。
職業訓練:WEBデザイン(27歳・女性)
知識も経験も全くゼロの分野を学びましたが、転職して新しい道が開けました。
職業訓練:WEBクリエイター(27歳・男性)
訓練中に多くの制作物を仕上げた。
訓練校側からは就職の斡旋はなかったけれど、求職活動の際、それらの制作物を見てもらうことで、PRに役立てられた。
職業訓練:未記入(30歳・男性)
訓練はキツかったので、落伍者は出たけれど、最後まで頑張った人はほとんどが就職できたと思う。
職業訓練:未記入(?歳・男性)
就職してから現場で初めて学ぶこともたくさんあった。
でも、訓練校で基礎を身につけていたので、新しいことも学びやすかった。
職業訓練:未記入(26歳・男性)
タダで教えてもらい、給付までもらえて、その結果、就職も出来た。
こんなにありがたい制度はありません。
職業訓練:未記入(?歳・男性)
よい訓練校を選んで通うことが大事です。
訓練分野によって就職率が違います。企業側の採用ニーズが高い分野を選ぶことが肝心です。
職業訓練:未記入(28歳・女性)
自分に合う分野かどうかの見極めが大切です。
訓練はハードで、脱落する人も多いからです。
職業訓練:未記入(33歳・男性)
勉強したいことをまずしっかりと決めて、その分野の知識もある程度自分で仕入れておく。
そんな風にやる気をアピールできる状態になってから、ハローワークの職員に相談するのがおすすめです。
職業訓練を無駄にしない、後悔しないための心構え
以上、あなたはどう思いますか?
なんとなく判ってきたことがあるのではないでしょうか。
ハローワークの職業訓練を就職のためにプラスに活かせるかどうかについては、結局のところ、訓練の向き・不向き、訓練校や講師などの運・不運もあります。
とはいえ、なるべく良い結果を出すためには、
- しっかりとした下調べ
- 積極的なアピール
- 自分の適性
をしっかりと見つめ直してみることなどの努力も必要になります。
加えて、たとえ訓練がハードでもかじりついていく強い気持ちも必要になる場合もあります。
職業訓練の否定派、肯定派の意見まとめ
職業訓練受講者うち、否定派、肯定派の総意をまとめると以下のようになります。
前者の否定派の人が、その時とてもがっかりした気持ちはわかりますが、そもそも訓練校は学校です。
就職斡旋のための機関ではありません。
そこを勘違いすると必要のない落胆をさせられる結果になってしまいます。
ハローワークの職業訓練で受けられる訓練メニュー
紹介した声の中にもあった「訓練分野」について紹介します。
ハローワークの職業訓練で受けられる訓練メニューには、以下の通り様々なものがあります。
- 溶接、板金などの金属加工関係
- 電気機械、配線などの電気関係
- 配管、型枠、内装、CADオペレーションなどの建築関係
- マンション管理、清掃、警備などの建物管理関係
- 介護などの生活支援関係
- 簿記、医療事務、OAソフトなどの事務関係
- WEB、アプリなどのITスキル関係
- グラフィックデザイン、DTPなどのデザイン関係
- ネイル、着付けなど、ファッション関係
- 日本語講師
- ペットトリマー
- フラワーデザイン
- 造園
- 農業関連の仕事
- 自動車整備
ただし、実際には地域によって、そうした状況はかなり違ってきます。
その地域での求人ニーズが少ない分野の訓練校はない場合も多いです。
東京・大阪など大都市の場合、本当にさまざまな訓練の中から、自分の将来をひらくカギを選べるようになっています。
そうした上で、なるべく早い就職に役立てるには、「求人ニーズが高いもの」を選ぶようにしましょう。
ちゃんと訓練を続けられるようにするためには、経験のあるなしに関わらず、「自分に合ったもの」を心して選ぶことが大切です。
朝から夕方までWEBデザイナーの勉強をして、現在はWEBサイトの運営に関わっています。
それまでは独学でしかやってこなくて、なおざりにしていた基礎勉強をできたのがよかったと言っていましたよ。
訓練を受ける人の向上心次第で、訓練内容を次の職場に活かすこともできるはずです。
将来、職業訓練を受けてよかったと思えるように、時間を無駄にしないようにしましょう。
ハローワーク職業訓練制度の複雑な「概要」とは
ハローワークの職業訓練が無駄かどうかについて、色々と話してきました。
これらを踏まえた上で、「ハローワークの職業訓練」について、概要をおさらいしおきます。
まずは求職者、つまり「新卒・未就職の人ではない離職者」に対しては、2つの制度が用意されていることを覚えておきましょう。
1.離職者訓練
まず、そのひとつが「離職者訓練」です。
公共職業訓練といわれるもののうちのひとつです。
- 対象…失業給付を受給できる人
- 受講料…無料(テキスト代等を実費負担する場合あり)
- 場所…公共職業能力開発施設、民間の教育訓練機関
- 訓練期間…3ヶ月~1年(受講コースによる)
- 申込み方法…ハローワークから
- 選考…あり
「離職者訓練」は失業給付をもらっている間、それである程度生活をまかない、使える時間を利用して、スキルを身につけて再就職に活かしてくださいという仕組みの制度になります。
訓練期間が所定給付日数を超えた場合、原則、超えた日の分も受給できるようになっています。
2.求職者支援訓練
雇用保険の加入期間が足りず、
「失業給付を受けられない人」や、
「再就職できないでいるうちに失業給付の受給期間が終了してしまった人」
などのために、設けられている訓練制度です。
“求職者支援制度”と書かれていることも多いです。
詳しくは、求職者支援制度の中心として、求職者支援訓練があるかたちです。
内容は下記のとおりです。
- 受講手当…条件により月額10万円の職業訓練受講手当
- 受講料…無料(テキスト代等を実費負担する場合あり)
- 場所…民間の教育訓練機関
- 訓練期間…3ヶ月~1年(受講コースによる)
- 申込み方法…ハローワークから
- 選考…あり
ちなみに、この求職者支援訓練を受けるには、実はもっとこまごまとした要件があります。
- 転職を決心して会社を辞めた
- 失業給付をもらいながら求職活動をした
- 残念ながら転職先が見つからないまま失業給付の期間が終了してしまった
上記のように不遇な結果に陥っている場合、これを救ってもらえる有り難い制度だと考えてください。
しかも、月収8万円以下の人であれば、アルバイトなどをしながらの訓練受講も原則可能になっています。
【費用対効果は悪い?】8万円の収入可能枠と、月額10万円の職業訓練受講手当
このような支援訓練を受けられて
「ああ、助かる…!」
と、胸をなで下ろす人も多いでしょう。
もちろん、この制度には行政による施策にありがちな、費用対効果が低いと問題を指摘される部分もあったりはします。
ただ、確かな職業能力を身につけて真面目に社会に貢献しようと思っている人にとっては、心強い支援策であることには間違いありません。
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2つの制度を希望の人はハローワークに相談する
これらの制度を利用したいのならば、今説明した2つの制度のあらましを頭に入れた上で、ハローワークの窓口に相談しましょう。
もちろんその際は、自分はどんなスキルを身につけたいのか、なるべく明確にしておいた方が話が進みやすいです。
今ではハローワークを含め、職業訓練支援をしている機関は各方面で存在しています。
上記したサイトで調査した上で相談すれば、
「この人、しっかりしていてやる気もあるし、制度の入口部分のこともある程度わかってくれている」
となれば、ハローワークの職員も仕事を進めやすくなります。
ハローワークの職員も、「職業訓練を受けたいんですが」と漠然とやって来られても、困ってしまうのが実情です。
自分に合わない訓練分野や質の低いスクールを選んでしまう不幸を避けるためにも、ハローワークの職員に自分の真剣さを伝えることは大事です。
まずは、一に行動、二に行動で相談に行くと、進むべき方向がわかるはずです。
初めてのハローワークを利用する際の準備については以下の記事をあわせてご参考下さい。
離職者訓練を行う公共職業能力開発施設一覧
その他にも離職者の職業訓練を担う施設があります。
一覧で紹介しますので、ぜひご参照下さい。
- 職業能力開発大学校(ポリテクカレッジ)
- 職業能力開発短期大学校(同)
- 職業能力開発校
- 職業能力開発促進センター(ポリテクセンター)
以上のような職業能力開発学校で蓄積されたノウハウを下のような委託先で、受講者のニーズに沿って提供することで効果的に訓練を行うところもあります。
- 大学や大学院
- 専修学校や各種学校
- 各NPO
- 事業主団体など
さらに加えて、離職者訓練もしくは求職者支援訓練を行う、たくさんの民間の教育訓練機関、いわゆるスクールの数々も…!
たくさんの訓練があるので訓練内容をご自身で精査した上で、対象機関に相談してみて下さいね。
ハローワーク職業訓練のデメリットや注意点
国が用意してくれている2つのありがたい制度、「離職者訓練」と「求職者支援訓練」。
ただ、だらしない人にとっては、単に失業給付の受給を引き伸ばしたり、同じ目的で手当の受給期間をつくったり、といったことにも利用しやすくなっています。
ハローワーク職業訓練受講者をやる気のない人と勘違いされてしまう
企業の立場からすると、
「本当に働く気はあるのか?」
「スキルを身に着けたければアルバイトからでもすぐに働けばいいのに…」
とハローワークの職業訓練受講者を疑いの目で見てしまうことにもなりかねません。
そこが、この制度の抱えている問題のひとつになります。
「ハローワークの職業訓練なんか受けても無駄だ」と、声高に主張する人が出てくることにも繋がっています。
入門的スキルを身につけるためのものと心得よ
ハローワークの職業訓練は、あくまでスキルを身につけるためのものです。
しかも、そのスキルはいわば入門編。
初歩の段階のものが多くなります。
残念ながら就職を約束してくれる「就職駅行きの切符」というわけではありません。
そこを踏まえて、まずは真面目に勉強、訓練に集中することが重要です。
そして、それを成し遂げたあと与えられるのは、「そのスキルが必要な仕事に就くことを希望できる」というステージまでだというのを念頭に置きましょう。
【体験談】ハローワーク以外の職業訓練校に通ってよかった!無駄だった!みんなの口コミ
ハローワーク以外の職業訓練校に通学したことのある方の体験談をWEBアンケートを利用して募集しました。
調査対象者: 職業訓練校に通学したことのある25歳から40歳までの男女
有効回答数: 13名
それもリアルな体験談なので、これから通うかもしれないという方はじっくり読んでみましょう。
公共職業訓練:パソコン講座コース(30歳・女性)
転職先:医療機器商社の営業事務
基礎から教えてもらえたので、効率よく出来るようになりました。
少人数制でしたので、分からない所は聞きやすかったです。
また面接のポイントや自己アピールの仕方を教えて頂きました。
みんなの前で、面接の練習をするのは恥ずかしかったですが、本番の面接で、大変役に立ちました。
無駄だった事はありません。
求職者支援訓練:医療事務コース(29歳・女性)
転職先:医療業界 医療事務員
民間の資格ではあるのですが、派遣社員での数ヵ月間を経て、現在医療事務員で社員として働いています。
派遣の期間ももちろん医療事務です。
経験が無いと社員になりづらいとの事で派遣を経験しました。
結果、社員になれて良かったのですが、医療業界は人間関係がきびしいので相当気が強くないと難しいかもしれません。
全体的に忙しいのでほとんどがイライラしています。
公共職業訓練:訪問介護員養成コース(35歳・女性)
転職先:福祉業界 知的障がい者支援施設
講師の先生方も立派な先生ばかりで、こんな素晴らしい先生の授業を無料で受けられて、自分は運がいいと思いました。
訓練校も介護実習の設備がかなり整っていて、勉強のやり甲斐がありました。
この時一緒に半年間勉強を共にしたクラスメートは、その後も介護の現場で働いている人が多いので、仕事関係で顔を合わすことも多く、情報交換もしています。
求職者支援訓練:総務・経理事務科コース(33歳・男性)
転職先:製造業 製造現場
簿記の授業があったおかげで、職業訓練受講中に簿記3級の資格を取ることができました。
これまでの職歴を総ざらいしてアドバイスしてくれるキャリアカウンセリングや、面接対策も充実しており、担当の方が親身にアドバイスをしてくれたのが印象深いです。
お金の面でも、月10万円の給付金をもらえたので助かりました。
訓練後の転職先は事務系ではありませんでしたが、学んだ知識は、働くうえで役立ています。
公共職業訓練:住環境コーディネートコース(29歳・女性)
転職先:建設会社 CADオペレーター
知識や技術を習うほかにも、転職先の紹介や相談、面接の練習もできたことがとても役にたちました。
先生方も、気さくで優しい方が多かったですし、半年間もの期間を一緒にすごした受講生とも仲良くなれました。
転職してからも、訓練校で学んだ知識が生かされています。
雇用保険を貰いながら通うことができたので、良い経験になりました。
公共職業訓練:DTPコース(38歳・男性)
転職先:印刷業(職種:進行管理)
退職してちょっと経った後、ハローワークで公共職業訓練の話を聞き、相談したのがきっかけです。
幸いにも私がやりたかったDTPのコースがあり申し込んでみることにしました。
・職業訓練校のインターンシップで印刷会社へ転職できた
施設見学会にはじまり、受講申し込みから入所試験を経て、私の場合は学科が二科目と面接が行われました。
運よく訓練校に合格することができ、前職から退職して2ヵ月後に半年間の職業訓練を受けることになりました。
学校では上は60代の人から下は20歳までの人が集まっていて結構楽しく訓練を行っていました。
内容を簡単に説明すると主にDTPソフトの使い方(Adobe illustrator・Photoshop・InDesign)に始まり、最終的には印刷物のデータを作ることを目標に訓練が行われました。
その他印刷についての知識やビジネスマナー、Microsoft officeのソフト(Word、Excel、PowerPoint)の使い方なども勉強しました。
訓練開始から半分をすぎ4か月目くらいから就職対策の授業が行われ模擬面接や応募書類の添削なども行われました。
・インターンシップから転職が決まりました
そして5か月目くらいには企業へのインターンシップがあり、私は印刷会社に2社行くことができました。
そして幸いにも2社行ったうちの1社が求人を募集することになり、インターンシップに行った私に声がかかり、その印刷会社へ再就職することができましたました。
その会社では私が行っていた訓練校出身の先輩(実は年齢は私と同い年)の人がいて、業務内容も訓練校で身につけたスキルが生かせる仕事で、慣れるのに時間はかかりませんでした。
私のような例はあまり多くないと思いますが、転職で困ったらお金もかかりませんので職業訓練を受けてみるというのも選択肢にいれて考えてみるのも悪くはないと思います。
まとめ
今回はハローワーク職業訓練の是非について解説しました。
最後にもう一度、ハローワークの職業訓練を受けることについての意見をおさらいすると
- 失業給付をもらいながら質の低い職業訓練を受けたって無駄
- 未経験分野を学べたことで新しい転職先を見つけられそう
- 就職の斡旋はないが自己PRに役立てられる
といった賛否両論の意見が散見されました。
「前職とは関係ないスキルをイチから学びたい」
「職業訓練で身につけたスキルで転職先を見つけたい」
そんな方は、ぜひこの記事を参考に職業訓練を受けて新しい門出となるはじめの一歩を踏み出してくださいね。