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物流業の老舗会社・日新の年収や採用状況、口コミ・評判、転職のコツを徹底解説

日新の年収

国内外で海上と陸上の輸送サービスを展開している株式会社日新。

中途で日新へ転職したいと考えている方も中にはいるはずです。

そこで今回は日新の企業分析や年収とその推移、求められる人材、口コミ、転職するためのコツを紹介していきます。

この記事を読むことで、日新の平均年収はいくらで、どのような採用活動を行っているのかがわかるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

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日新とは

日新は、横浜市中区に本社を構え、物流事業を展開している企業です。

ここでは、日新の企業情報や事業内容、創業から現在までの軌跡などについて解説していきます。

日新の企業情報

日新の企業情報を以下の表にまとめました。

商号 株式会社日新(NISSINCORPORATION)
横浜本店 横浜市中区尾上町六丁目81番地 ニッセイ横浜尾上町ビル
設立 昭和13年(1938年)12月14日
資本金 60億97百万円
上場市場 東京証券取引所市場第一部
代表者 代表取締役社長 筒井 雅洋
事業内容 国際輸送、国内輸送、倉庫、港湾運送、通関、船舶代理店、引越、旅行事業、不動産事業
東京本社 東京都千代田区麹町一丁目6番4号(2022年2月21日移転)
大阪事務所 大阪府大阪市中央区瓦町1-7-7 大阪堺筋Lタワー
グループ国内主要拠点 北海道、東京、神奈川、千葉、大阪、兵庫、福岡 他
グループ海外主要拠点
  • アメリカ
  • カナダ
  • メキシコ
  • イギリス
  • ドイツ
  • フランス
  • ベルギー
  • ロシア
  • ポーランド
  • オーストリア
  • シンガポール
  • マレーシア
  • タイ
  • インドネシア
  • ベトナム
  • インド
  • ラオス
  • フィリピン
  • 香港
  • 中国
  • 台湾

従業員数 1,636名(単体)
平均年齢 39.49歳

日新の事業内容

横浜の港湾運送業から始まった企業です。

現在では国内105、海外159の拠点を持ち、陸·海·空、あらゆる手段、場所への物流サービスを行っています。

特に中国では60年以上の実績を積み上げ、信頼されています。

ラオス、ミャンマー、カザフスタンなどの、同業他社の少ない地域でも事業を展開し、新たな強みとなっています。

物流事業の知識と経験を活かしたエコ倉庫、低負荷電気設備を使用した荷役機器など環境負荷軽減への貢献、ITを活用した物流システムの構築、データ管理、メンテナンスも行い、経済発展と維持に不可欠な物流を、ハード・ソフトのあらゆる面から支えています。

業界における日新の強み

日新の強みは、輸送可能品目の多さにあるといえるでしょう。

また海上輸送と陸上輸送の両面のネットワークと、倉庫業務などがあり、自社のみでそれらを複合的に活用した輸送サービスを行っています。

さらに日本のみならず、海外23ヶ国に拠点を設けています。

この拠点間のネットワークと輸送手段によるネットワークで、独自の「国際複合一貫輸送業務」を展開し、他社にはない魅力となっています。

日新の沿革

昭和13年に創業されて歴史ある企業で、東証一部上場企業です。

下の表に沿革をまとめたとおり、元は横浜港での港湾運送業としてはじまり、現在は「国際複合一貫輸送業務」により国内のみならず海外23ヶ国で事業を展開しています。

昭和13年12月 川崎市に「日新運輸株式会社」設立
昭和17年10月 横浜市に本店を移転
昭和21年3月 「日新商事株式会社」と商号変更
昭和22年5月 本店を横浜市中区尾上町6丁目84番地に移転
昭和23年11月 神戸支店設置
昭和25年1月 「日新運輸倉庫株式会社」と商号変更
昭和25年4月 東京証券取引所第一部上場
昭和25年4月 横浜港における港湾荷役業を開始
昭和29年7月 本社屋(旧本店事務所)落成
昭和29年11月 東京支店設置
昭和31年6月 神奈川埠頭倉庫より神奈川倉庫土地、建物を買収し営業開始
昭和33年5月 大阪支店設置
昭和34年12月 札幌営業所を開設
昭和35年4月 川崎営業所を開設
昭和36年8月 神奈川埠頭完成、日新埠頭として埠頭業開始
昭和44年4月 千葉支店設置
昭和44年7月 札幌支店設置
昭和48年5月 大阪証券取引所第一部上場
昭和48年12月 米国に現地法人「NISSIN INTERNATIONAL TRANSPORT U.S.A., INC.」設立
昭和49年1月 香港に現地法人「日新運輸倉庫(香港)有限公司」設立
昭和50年7月 ロンドン支店開設
昭和53年4月 航空旅客部を分離し、「日新航空サービス株式会社」設立
昭和56年4月 札幌支店を分離し、「北海道日新運輸倉庫株式会社」(現商号:株式会社北海道日新)設立
昭和56年10月 東京地区の各事務所を統合し東京事務所設置(東京都千代田区三番町5番地)
昭和58年3月 利用航空運送事業免許取得に伴い、「日新エアカーゴ株式会社」設立
昭和58年10月 シンガポールに現地法人「NISSIN TRANSPORT(S)PTE.LTD.」設立
昭和58年10月 ロンドン支店を分離し、英国に現地法人「NISSIN(U.K.)LTD.」を設立
昭和59年10月 カナダに現地法人「NISSIN TRANSPORT(CANADA)INC.」設立
昭和60年1月 西独に現地法人「NISSIN TRANSPORT GmbH」設立
昭和60年10月 「株式会社日新」(現商号)と商号変更
昭和62年10月 タイに現地法人「SIAM NISTRANS CO.,LTD.」設立
昭和62年12月 オーストリアに現地法人「NISSIN TRANSPORT GES.MBH」設立
昭和63年10月 スペインに現地法人「NISSIN TRANSPORTES ESPANA S.A.」設立
平成4年4月 フランスに現地法人「NISSIN FRANCE S.A.S.」設立
平成4年8月 中国上海市に合弁会社「上海高信貿儲実業有限公司」(現商号:上海高信国際物流有限公司)設立
平成6年6月 マレーシアに現地法人「NISTRANS(M)SDN.BHD.」設立
平成7年2月 中国常熟市に合弁会社「常熟日新中外運運輸有限公司」設立
平成7年3月 関西国際空港内グランドサービスを取扱う「日新エアポートサービス株式会社」設立
平成9年3月 中国南京市に合弁会社「江蘇日新外運国際運輸有限公司」設立
平成9年4月 ベルギーに現地法人「NISSIN BELGIUM N.V.」設立
平成9年12月 フィリピンに合弁会社「NISSIN TRANSPORT PHILIPPINES CORPORATION」設立
平成11年5月 インドに合弁会社「NISSIN ABC LOGISTICS PRIVATE LIMITED」設立
平成16年8月 インドネシアに現地法人「PT. NISSIN TRANSPORT INDONESIA」設立
平成17年3月 ロシア モスクワ市に現地法人「LLC NISSIN RUS」設立
平成17年11月 中国北京市に合弁会社「中外運-日新国際貨運有限公司」設立
平成18年5月 ベトナムに現地法人「NISSIN LOGISTICS(VN)CO., LTD.」設立
平成19年6月 ポーランドに現地法人「NISSIN LOGISTICS POLAND SP.ZO.O.」設立
平成21年11月 「鶴見倉庫株式会社」を子会社化
平成24年2月 ラオスに合弁会社「LAO NISSIN SMT CO., LTD」設立
平成24年6月 中国深圳市に現地法人「日新倉運(深圳)貨運代理有限公司」設立
平成25年10月 「上海高信国際物流有限公司」を子会社化
平成26年3月 インドネシアに合弁会社「PT.NISSIN JAYA INDONESIA」設立
平成26年5月 本店を現所在地(横浜市中区尾上町6丁目81番地)に移転
平成29年1月 マレーシアに現地法人「NISSIN INTERNATIONAL LOGISTICS(M)SDN.BHD.」設立
平成29年3月 「常熟日新中外運運輸有限公司」(現商号:日新(常熟)国際物流有限公司)を子会社化
平成31年4月 台湾に合弁会社「日新日茂国際物流股份有限公司」設立

日新の平均年収

有価証券報告書によると2021年3月末時点では652万2,000円でした。

なお平均勤続年数は13.32年、従業員数が5,868人(連結合計)、平均年齢が39.49歳となっています。 

日新の直近12年間の平均年収推移

下のグラフは日新が公表している直近12年間の平均年収推移です。
日新の平均年収推移

年月 平均年収
2010年3月末 569万4,000円
2011年3月末 598万8,000円
2012年3月末 616万1,000円
2013年3月末 613万6,000円
2014年3月末 609万8,000円
2015年3月末 607万2,000円
2016年3月末 612万2,000円
2017年3月末 625万1,000円
2018年3月末 650万3,000円
2019年3月末 663万3,000円
2020年3月末 656万9,000円
2021年3月末 650万2,000円

2010年3月末から年々右肩上がりで微増してきているのがわかりますが、直近4年間は650万円~660万円で頭打ち感があります。

ただし、物流業界全体の平均年収は「約462万円」ですので、平均年収は良い部類と言えます。

参照:IR資料室|株式会社日新

日新が求める人材

人物重視の採用を行っており、個人の個性を大切にしています。

特に創造力を持って何事も粘り強く取り組めるチャレンジ精神あふれる人は歓迎されています。

一方で個性を大切にする分、いろいろな人が集まる組織となります。

そのため相手を思いやり、協力し合える協調性も求められています。

前向きなチャレンジャーで相手を尊重し、協力もできる、そんな人物が求める人材です。

特に物流業は専門性と責任を求められる業態です。

常日頃から好奇心と向上心をもって仕事に取り組み、少しずつでも自信の知識やスキルを広げる努力を怠らないことが、日新で働く上で大切です。

日新の採用活動

自社の公式サイトの採用ページで採用情報を公開しています。

リクナビや各転職エージェントなどの採用サービスも活用しているようで、自社経由での中途採用に関しては積極的ではないようです。

また中途採用の募集の情報は公式サイトを確認することとなります。

状況に応じて募集がされますので、興味がある方はこまめにチェックしてください。

応募は顔写真貼付の履歴書と書式自由の職務経歴書を人事部に送ります。

サイトからのエントリーは今のところできないのでご注意ください。

書類選考合格者のみ連絡があり、次の選考に進みます。

参照:日新/中途採用

採用後の人材育成

人材育成では、入社1〜5年のキャリアの浅い時期には研修によるサポートが積極的に行われています。

まず新入社員に向けて基礎的な知識を習得する新入社員研修があり、その後は実際に業務を行いながら先輩から指導を受け、実務に生かしていくOJT研修を実施。

さらに応用的な知識やスキルを実践で学ぶ、実務研修へと進んでいきます。

これと並行して、国際物流で大切な知識となる通関に関する研修が実施されますが、この研修は中堅となる5〜10年目まで続いて行われます。

5〜15年目の中堅からベテランに至るキャリアでは、従事している業務をより深く極めていくための業務研修が実施されます。

そのほかに上級者向けの自主的な研修制度として、

  • 上級者向け教育研修やリーダーシップ研修
  • マネジメント研修
  • ライフプランセミナー

などを受けることができます。

そのほかにもTOEICや確定申告について学ぶ研修も受講可能です。

日新の待遇と福利厚生

就業時間や休日は部署や配属先で異なります。

たとえば輸出入営業担当者であれば、9:00~17:45(一部の職場で8:30~17:15)で、労働時間は7.75時間。

部署によってはフレックスタイム制が導入されています。

休日は完全週休2日制です。多くの職種が中途採用は経験者の募集で、それぞれの募集分野における実務経験が必要となっています。

福利厚生はごく一般的なもので、日新独特のものは少ないのですが、和歌山県の白浜にある保養所が利用できます。住宅面では社宅や独身寮があるのはうれしいところ。

日新の口コミ・評判

ネットで調べたところ、次のような口コミや評判が見られました。

手厚い教育が受けられる
中途の社員だけではなく、パート・アルバイトスタッフの教育もしっかりしています。

従業員のスキルを教育によって引き上げ、快適に働ける環境づくりをしているのを見ると、さすがは上場企業だと感じますね。

ワークライフバランスがしっかりしている
所属部署によるが、所属している部署は有休消化率も低くなく休みやすい環境となっています。
仕事内容がわかりやすく、困ったことがあってもフォローしてくれる
入社当初は戸惑うことが多く苦戦をしましたが、仲間がフォローしてくれますので、かなり助かっています。
職場の雰囲気がいい
部署によるが、現在所属している部署は非常に人間関係も良く情報の共有も出来るので安心できます。
福利厚生が手厚い
福利厚生はすごく手厚いと社員からは評判です。

理由としては住宅補助が多いので、自分の給料から家賃を支払わずに済むからです。

こういう手当に関してはかなり助かっています。

口コミを見ると概ね「給料や福利厚生が良い」「補助・手当がしっかりしている」という声が多く、社内の方は会社への満足度が高いのがわかりますね。

日新への転職難易度

日新への転職難易度はそこまで高くはありません。

なぜなら現在人材拡大のフェーズであり積極的に中途採用を行っているからです。

日新は拠点を拡大していることに伴い、人材の確保を優先課題としています。

したがって随時採用条件に合う人材であれば積極的に採用しているので、異業種からでも転職はしやすいと言えます。

日新への転職成功確率をアップさせる唯一の方法

日新への転職を成功させる方法として「転職エージェント」を活用することです。

転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。

  1. ネットでは後悔していない非公開求人を紹介してくれる
  2. 業界・企業に特化した転職対策(職務経歴書・面接など)が可能
  3. 年収アップなど聞きにくい交渉も依頼できる

これらのメリットを享受しながら転職活動をすれば転職成功率がグッとアップします。

日新へ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選

日新への転職を積極的に考えている方には以下4つの転職エージェントをおすすめします。

  1. リクルートエージェント
  2. doda
  3. パソナキャリア
  4. JACリクルートメント

これらの転職エージェントをおすすめする理由や特徴を紹介しますので、ぜひとも参考にしてくださいね。

1.リクルートエージェント

リクルートエージェント
『リクルートエージェント』は、業界トップクラスの求人数と転職支援実績数No.1を誇る老舗の転職エージェントです。

あらゆる業界と職種を網羅しており、求人数も求職者の登録数も業界上位ですので、転職を考え始めた際にはまずは登録することをお勧めします。

各担当者の対応には若干のバラつきがあり、対応スピードが遅かったり、繁忙期にはきめ細かい対応を受けることができなかったりする場合もありますので、
他社のエージェントと併用すると使い勝手が良いと思います。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

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2.doda

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経験豊富な担当者が多数在籍する『doda』に登録して、まずは転職活動をスタートさせましょう!

doda公式サイト:http://doda.jp/

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3.パソナキャリア

パソナキャリア
転職前からのサポートや様々なフォローに関して強みがあるのが『パソナキャリア』です。

特に初めて転職をしようと考えている人は不安も多いでしょう。

そんな人にこそ、『パソナキャリア』は最適です。

多くの利用者から「親身にサポートしてくれた、安心できた」と高く評価されているのです。

具体的な口コミで多いのは求人数とがではどうしても業界最大手の同業他社と比較すると数そのものは見劣りするが、とにかく手厚いサポート・フォロー力がよかった、という声です。

複数の転職エージェントを利用しつつも、パソナキャリアもサブで利用したりしてみるとよいでしょう。

パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/

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4.JACリクルートメント

JACリクルートメント
JACリクルートメントは転職エージェントの中でも外資系企業、国体大手企業といったハイクラス求人やグローバル求人に強みを持っているエージェントです。

企業ごとの担当制をとっているため、担当する企業の文化や風土、さらには事業戦略といった点も把握しています。

これによってその企業の現状をリアルに知ることができるのも魅力です。

加えて他の転職エージェントにはない、好待遇の案件も多く持っているので、案件の質ではトップクラスといえるでしょう。

管理職や専門職といったハイクラスの転職を検討している方におすすめなのがJACリクルートメントです。

JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/

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まとめ

日新は物流業界では老舗となる企業です。

そのため国内に100以上の拠点、海外にも23ヶ国の拠点があります。

そして海と陸の輸送手段を駆使した物流ネットワークで、競争の激しい物流業界で安定的な経営基盤を築いています。

グローバルに対応しなければならないため、業務は厳しいかもしれませんが、安定的に長く仕事をしていきたい人に向いている企業です。