美容業界で働く人たちは、女性をきれいにするまさに「美」のプロフェッショナルです。そんな美容業界に憧れがあり、自分も働いてみたい!と思っている人もいるのではないでしょうか。
美容業界と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、「美容師」なのではないかと思うのですが、実は美に関わる仕事は、世の中にたくさんあるのです。
そんな美容業界で働きたい、転職したいと思っている人へ美容業界についてくわしくご紹介します。
美容関係の仕事って何がある?代表的な美容業界の5職種
「どんな仕事があるの?」
「どうすればなれるの?」
ということを知るだけでも選択肢は広がります。
まずは誰もが思いつく職種5つをピックアップしました。
- 美容師
- ネイリスト
- エステティシャン
- メイクアップアーティスト
- 美容部員
1.美容師
美容師の仕事は、美容室でお客様のヘアカット、シャンプー、カラーリングはもちろんのこと、お客様に合った髪形やケアを提案するカウンセリングなども行うため、髪に関する幅広い知識が必要です。
美容室といっても店ごとに強みがあり、たとえばヘアカットのほかにネイル、エステ、まつエク、ヘッドスパなどの全般のケアを行っているサロンもあります。
すべての施行を美容師が行っているわけではなく、ネイリストやエスティシャンが所属していることも多くあります。
美容師になる方法
美容師として活躍するためには、必要な施行技術を会得していなければなりません。
基本的にはスクールに通い、「美容師」の国家資格を取ることが必須です。
美容師人口は増加中
美容師の免許取得者や美容師人口は増えているようです。
平成27年3月末現在の従業美容師数は、49万6,697人で前年より9,061人増加している。また、平成27年度中に新たに美容師免許を取得した者は19,005人であり、前年度より増加している。(衛生行政報告例より。免許登録者数は、(公財)理容師美容師試験研修センター調べ)
※参照:美容業概要 |厚生労働省
美容師としてキャリアアップするには以下のステップを踏む必要があります。
- アシスタント
- スタイリスト
- 経営者・オーナー
もちろん美容師としての腕を磨くことは大切ですが、お客様を楽しませるためのトーク技術などを会得しておけば、将来独立をしたときにも役立つでしょう。
美容師に向いている人の特徴
美容師と言えば、繊細な作業が必要なイメージがあり、「不器用な自分には向いていないのでは?」と思いがちです。
しかし、美容師を目指すにあたって、手先の器用さは実は関係ありません。
美容師に必要なスキルは、人によってスピードに差はあるものの、どれも反復練習によって習得可能なものばかりとなります。
この仕事で大切なことは、「探求心をもってコツコツを積み上げていくこと」ができるがどうかです。常に腕を磨き、研究し続ける人にはぴったりの仕事でしょう。
収入アップを目指して美容師で独立する
美容師として技術を身につけた後は、独立開業という方法もあります。
開業費用には、物件を借りる、必要な器具を購入する、薬剤などの仕入れ、宣伝費などさまざまですが、大体600万円ほどかかります。
店舗については、物件を借りたり、家の一部をリフォームして開店するという方法もあります。さらに独立開業には2つの手段があります。
しかし、顧客がそれなりについており、経営や営業のノウハウを身に着ければ、大きく稼ぐこともできます。
また、薬剤などを安く手に入れたり、開業後に本社や経営者から営業のノウハウを学ぶことができるというメリットもあります。
しかし、自分のやりたいようにできなかったり、ロイヤリティを払うなどのデメリットもあります。
独立する前の美容院でお客様がついていた場合、独立に合わせてついてきてくれるかもしれませんね。
また美容師の資格だけではなく、その他の技術を取得するなどし仕事の幅を広げれば、さらに顧客を獲得しやすくなるでしょう。
美容師の収入の安定性
気になる安定性ですが、美容室に所属していた頃は月に決まった給料が入ってきたことでしょう。
個人で開業した場合は、自分の営業センスによっては大きな収入を得ることも可能です。
安定性を狙うのであれば、フランチャイズとしての開業がおすすめ。
給料の最低保証があるところを選べば、万が一の時にも安心です。
美容室の店舗数はコンビニを凌ぐ多さ
現在は美容室のほうがコンビニよりも店舗数が多く、10年以内に閉店するサロンは95%ともいわれています。
なかなかシビアな世界ですので、自分が何を目的に開業を考えているのかなどを考え、検討する必要があります。
【経験者に聞く】美容師のやりがい
美容師のやりがいについて実際の体験談をもとに3人の方に語ってもらいました。
これから美容師を目指している方は、先輩美容師のリアルな声を参考にしてみましょう。
自分の評価がわかりやすい(24歳・女性)
美容師の仕事をしていてやりがいを感じるのは、スタイリストとしてのランクが上がり、指名料が上がったときです。
または指名が多く獲得でき歩合給がプラスでついた時、つまりは金銭的な喜びが多いです。
というのも美容師というのは、もちろん有名なお店ではお店のブランドで来ていただけるお客様もいますが、基本的には個人の技術が商品なのです。
◆やりがいや喜びについて
しかし、美容師はお店よりも美容師個人にお客様はつくと考えています。
なので「単価が上がった」「指名が多く評価された」となれば、自分の腕が買われているようで、ものすごく嬉しいです。
好きなことを仕事にできています(27歳・女性)
自分のことを信頼してくれて、髪の毛を任せてくれるのは本当に嬉しいことです。
実際、私も美容師になろうとしたきっかけが、自分のなりたいスタイルを伝えてもそうはならなかったという経験からでした。
求められたスタイルと、実際に実現させることは本当に難しいことですが、お客様とのコミュニケーションをしっかりとしていれば理解してくれます。
リピーターのお客様が、満足してくれる姿は本当に嬉しい限りです。
◆やりがいや喜びについて
私は特に、特殊ヘアを担当することが多いのですが、他でやって満足しなかったけどここに来て本当に良かったと言ってもらえると、寝る間も食べる時間も忘れてしまうほどにこの仕事に没頭できます。
SNSなどで自分の作ったスタイルを見るときが一番かもしれません。
昔の思い出が今も忘れられません(当時21歳・女性)
私が美容師になりたての頃のお話です。
まだカットも下手くそでウィッグで練習する日々でした。
なかなかお客さんに着く事は出来ず落ち込むことも沢山ありました。
そんな中、定休日の日にボランティアで老人ホームでおばあさんのカットをさせてもらうとゆう機会がありました。
相手はサッパリすれば髪型はとくにこだわらないので好きに切っていいよと言われました。
ただいつも人形でしかカットをしたことがなかった私はとてもドキドキしましたが自分なりに精一杯やらせていただきました。
◆やりがいや喜びについて
時間もかかるし、お世辞でも上手とはいえませんでしたが、その時におばあさんがとても嬉しそうに、サッパリしたよ、ありがとうって私に言ってくれました。
その時にぜんぜん下手くそな私にお礼まで言ってくれたことに本当に嬉しくていまでも鮮明に覚えています。
あの時の喜びのおかげで今でも仕事を辞めず続けられています。
今でもとっても感謝しています。
美容師だけじゃない!髪にまつわる美容業界の仕事
美容業界で活躍しているのは、美容師だけではありません。
サロンによっては、ヘアカットだけに留まらず、ネイルやエステ、メイクなども行う、トータルビューティーを目指したサロンも多く存在します。
そのため美容師だけでなく、様々な資格を持った人たちが働いています。
- 管理美容師
- ヘアデザイナー
- 福祉美容師
たくさんのプロが集まることにより、お客様にとっては「美について相談できる便利な場所」という役割を担うのです。
それでは美容師以外の仕事についてもみていきましょう。
管理美容師
美容業を営む上で「清潔さ」はとても大切ですよね。
管理美容師は「お客様の安全を守るための環境整備」という大切な役割を担っています。
管理美容師は店舗の衛生管理や公衆衛生の管理を行い、お客様が安心してサロンを利用できるよう務めるのが仕事です。
・厚生労働大臣の定める基準に従い都道府県知事が指定した講習会の課程を修了した者
美容師法第12条の3によると、「美容師である従業者の数が常時2人以上である美容所の開設者は、当該美容所を衛生的に管理させるため、美容所ごとに、管理美容師を置かなければならない」と定められています。
管理美容師は従業員が2人以上で置くことになっています。
そのため将来独立開業を考える場合は、自身が取得する、または持っている人を雇う必要があります。
ヘアデザイナー
ヘアデザイナーは、ヘアセットやメイクに施術をするプロです。
美容師はサロンでお客様を待つ側ですが、ヘアデザイナーはイベントや撮影現場に出向き、その場で施術を行います。
技術はもちろん、現場で他の技術者と連携して作品を作り上げるための柔軟さも必要です。
その仕事内容は、モデルや芸能人へのヘアメイク、結婚式場で花嫁にヘアメイクなど、仕事の幅は多岐にわたります。
そのため多くの美的なセンスも求められる仕事です。
・ヘアやパーマ、カラーリングの知識が必要となるので、多くは美容師からランクアップしてヘアデザイナーとなる人が多いです。
またヘアデザイナーとして有名になると有名企業とのコラボなど、大きな仕事を任せられます。努力次第で活、躍の場は無限に広がっていくでしょう。
福祉美容師
福祉美容師は、体が不自由な人や高齢者のいる施設へ出向き、現場でヘアカットなどの施術を行う仕事です。
・資格取得条件は、「美容師免許取得者」、または「美容師試験受験覆単位取得見込み証明が可能な者」です。
美容学校の出身であるか、美容師としてすでに働いており、スキルアップのために取得することが多いようです。
少子高齢化に悩む現代にとって、高齢者を相手にした仕事の需要は今後も増えていくことが予想されます。
今後活躍の場が広がる資格のひとつなのではないでしょうか。
2.ネイリスト
ネイリストは、お客様の爪を美しくする専門家です。
主にネイルケアとネイルアートを行います。
まずネイリストには、知識や技術はもちろんのこと、お客様の希望通りのデザインや施術を行うための円滑なコミュニケーションが求められます。
ネイルアートの流行常に変化していくため、流行を敏感に取り入れて技術を磨き続ける必要があります。
ネイル産業全体の市場は大きく売上も年々上がっています。
・ネイル産業全体の売上
- 2015年…2,223億円(推計)
- 2016年…2,247億円(見込)
ネイリストに向いている人の特徴
ネイルは流行が出やすく、また変わりやすいおしゃれでもあります。
そのため、常に様々なトレンドのアンテナを張り巡らし、センスも磨いておかなくてはなりません。
ネイルの技術は大変細かく、少しのゆがみが全体のデザインを大きく左右します。
そのため手先が器用な人には向いている仕事といえるでしょう。
また、高い集中力が求められることから、目の前のことに長時間集中できる人にもおすすめです。
もちろん、技術は突き詰めることによってどんどんアップしますので、現時点で不安に思う人でも問題ありません。
ネイリストになるために必要な資格
ネイリストには、国家資格は必要ありません。
一般的には、美容学校や通信教育などで学び、
「JNEネイリスト技能検定」
「INAネイルスペシャリスト技能検定試験」
などの資格をとることになります。
しかしネイリストとしてサロンや美容室で働く場合、無資格の人を雇うケースは非常に少ないです。
そのため将来的に長く続けようと考える際には、上記の資格取得は必須になるでしょう。
ネイリストの独立について
ネイリストは技術を磨き、スキルが上がれば独立開業の道も開けます。
ネイリストの独立資金は大体200万円程度あればよいといわれています。
店舗を借りたり、デパートなどの一区画で出店するという方法もありますが、自宅の一部を開放して営業を行うという方法もあります。
ネイリストが自宅開業する際のメリット・デメリットは以下のようなことが考えられます。
- 通勤時間がないためストレスが少ない
- 営業時間は自分で自由に決められる
- 子供がいても始めやすい
- 初期費用を抑えられる
- 急に体調不良に陥ると予約キャンセルせざるを得なくなりお客様に迷惑を掛ける
- 自宅住所を晒すリスクがあるので大々的にPRがしにくくなる
- 自宅に知らない人をあげる不安が出る
- 上記のことを踏まえて営業するとお客様が知人や友人だけになる恐れがある
仕事の合間に家事ができたり、子供がいてなかなか外で働くことができない場合などに、自宅での開業は大きなメリットになるのではないでしょうか。
一方でプライバシーや防犯上のリスクが高まることになるのがデメリットですね。
3.エステティシャン
エステシャンの主な仕事は、お客様の全身美容です。
エステティシャンの業務は、以下になります。
- フェイシャルエステ
- ボディケア
- リフレクソロジー
- 脱毛
フェイシャルケアだけでなく、ボディのトリートメントやマッサージなど、体の美しさを健やかさをキープするための施術を行います。
エステティシャンに向いている人の特徴
その特徴として第一に考えられるのは、「美容に関心・興味がある人」です。
サロンに来るお客さんは美容に深い関心とこだわりを持っています。
その中には美容の知識が豊富な人もいるでしょう。
そういったお客様に対応するためにも、プロとしての専門的な知識を身に付ける必要があり、美に対する向上心を持っていることは欠かせません。
その他にも、お客様を綺麗にする仕事なので、人のために尽くせる人材が求められます。
また職業柄、ハードな体力仕事なので、体力に自信があり、体を動かすことが好きな人におすすめと言えますね。
またエステティシャンは女性が多い職場なので、何かとトラブルが起こることもあります。
その中でも、うまく人間関係を築けるような人材が向いていると言えるでしょう。
エステティシャンになるために必要な資格はある?
エステシャンになるには国家資格はありません。
しかし多くのエステシャンが、美容スクールや通信教育などで、資格取得をしています。
またエステサロンに未経験から入社し、働きながら技術を身に着けるという方法もあります。
その他にもエステティシャンには、多くの民間資格があります。
エステティシャンに必要な資格はありませんが、取得する事でメリットに繋がることもあるのです。
取得すると便利な、知名度の高い資格を以下で3つご紹介しましょう。
- 日本エステティック協会「認定エステティシャン」
- 日本エステティック業協会「AEA認定エステティシャン」
- CIDESCO-NIPPONの「ビューティー・セラピー・ディプロマ」
エステティシャンは資格取得をしておくことで、独立を考えた際にお客様への信頼を得やすくなります。
そのため上記の資格を持っておくと便利でしょう。
エエステティシャンの独立について
エステシャンでも実力と力次第では独立開業も可能です。
代表的な方法は、店舗を借りて営業するというスタイルですが、そのためには賃料、設備費、消耗品、広告費などで370万円から530万円ほどの資金が必要です。
「そんなに資金が用意できない」という人は、自宅で開業するという方法もあます。
自宅開業ですと、家賃などの初期費用はかなり抑えられ、100万円以下でも開業可能です。
自宅でこっそりと開く、隠れ家的なサロンとして経営するのも素敵ですね。
また店舗を構えずに、お客様から指名が入った時に自宅やホテルで行う、出張型として働くという方法もあります。
エステシャンはテクニックなど、実力で収入が決まることも多いです。
スキルアップすることによって、お客様からたくさん指名が入れば大きな収入を得ることも可能です。
エステティシャンのが活躍している現場を詳しく紹介
エステティシャンの仕事は上記で紹介したように、全身のメンテナンスを行う仕事です。
その中でも、それぞれの専門家として、活躍している人も多くいます。
- リフレクソロジスト
- 脱毛エステティシャン
ここではエステティシャンとして、特定の施術方法を駆使しながら活躍している職業について、ご紹介していきましょう。
リフレクソロジスト
「人を癒すのが好き!」という人にピッタリの仕事が、リフレクソロジストです。
リフレクソロジストとは、反Z射学(リフレクソロジー)を元に健康療法を施す民間療法士のこといいます。
足裏ツボのように、体のツボなどをピンポイントで刺激し、施術を受ける人の健康を促します。
足裏ツボは「点(ポイント)」で刺激を与えるのに対し、リフレクソロジーは「面(ゾーン)」で刺激を与えるところです。
取得するまでの期間は3カ月から6カ月というのが一般的です。
他にもリフレクソロジーサロンに入社し、働きながら技術を学ぶという方法もあります。
この場合は学費などの負担もなく、収入を得ながら技術を学ぶことができますね。
資格取得後の主な就職先は、リフレクソロジーサロンやエステサロン、マッサージサロンとなります。
またリゾートホテルや高齢者施設、介護施設から求人がでていることもあります。
将来的に独立を視野に入れられるのも、リフレクソロジーの魅力です。
自宅の一部を改装してサロンを開業したり、ビルの一室を借りて開業する方法が一般的です。
リフレクソロジーは医療や介護、福祉でも多く取り入れられるようになってきました。
そのためリフレクソロジーの活躍の場は、どんどん増えています。
脱毛エステティシャン
昔は高額で、なかなか手を出すことができなかった脱毛。
最近では価格もぐっと下がり、誰でも気軽に脱毛を試せるようになりました。
そんな脱毛サロンで働くのが、脱毛エステシャンです。
脱毛に関しての国家資格というものは特になく、認定美容脱毛士やCPE設定電気脱毛士、美容光脱毛検定などの民間資格があります。
この資格がないと施術ができないという決まりはありません。
しかし脱毛を受ける立場からすると、何かのライセンスを取得していることは大きな安心材料になりますね。
経験や学歴を問われることはありませんが、接客行となるため、人と関わるのが好きな人であれば向いているでしょう。
必要なのは脱毛に対する興味と、お客様をきれいにしたいと思う心です。
脱毛エステティシャンの給料
給料は17万円から19万円くらいからのスタートとなりますが、各種手当が加算されればその分給料もあがります。
手当とは、営業手当、売上達成手当、紹介手当などになります。
ノルマがなくても、契約を取って売り上げを上げれば給料に反映されていきます。
また社員であれば割引でエステを受けられるという待遇が受けられるところもあります。
未経験でも応募ができるため、研修をしっかりと行ってくれるところを選べば、初心者でも心配ありません。
4.メイクアップアーティスト
メイクアップアーティストの主な仕事は、モデルや女優などの芸能人にメイクを施すことです。
他にもブラダル業界やメイクセラピストなど多くの道があります。
メイク以外にもドレスや着物の着付けなどを行うこともあり、状況に応じてモデルを美しくするための方法を考えます。
- メイクアップサロン
- エステティックサロン
- ブライダルサロン
- 化粧品メーカー
実力次第で企業などに所属せずにフリーとして活躍することもでき、自分で大きな仕事を取れれば収入アップも可能です。
さらにメイクの知識を深めれば、化粧品メーカーの新商品の開発に関わったり、化粧品を自分でプロデュースすることもできます。
メイクアップアーティストに向いている人の特徴
「メイクアップアーティストというくらいだからキレイな人でないとだめなのかな?」と思いがちですが、メイクアップアーティストになるために、自分のビジュアルはあまり重要ではありません。
そのため、特別キレイでないといけないとか、かっこよくないといけないというものでもないのです。
大切なのは「ヘア、メイク、ファッション」に深く関心をもち、モデルをどう引き立たせるかを考えられる人に向いています。
ファンション業界の流れは非常に早く、流行も時によって違います。
そんな中でも「常に新しいもの」を求め続ける向上心や、成長意欲、変化に対応できる柔軟さが必要です。
メイクアップアーティストなるために必要な資格はある?
メイクアップアーティストになるためには、スクールに通う方法もありますが、通信教育などで学ぶこともできます。
独学でも可能ですが、メイクに関する知識は幅広いため、技術の取得に苦労するかもしれません。
国家資格などもないため、民間の「メイクアップ技術検定試験」や「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」などのライセンスを身に着けることが一般的です。
メイクアップアーティストの働き方とは?
メイクアップアーティストの働き方は勤務先によって毎日違います。
企業などに所属している場合は、芸能プロダクションなどから仕事の依頼を受け、そこに所属するメイクアップアーティストが現場に赴き、現地でタレントやモデルにメイクを施します。
所属する企業や、相手のプロダクションとの連携を密に取り、どのようなイメージに仕上げるのかを話し合った上で臨機応変に対応できるスキルが求められます。
メイクアップアーティストの独立について
業界内で大きな信頼を得るようになると、フリーでの活躍も可能です。
フリーランスで働く場合は、案件ごとに依頼を受けます。
この時の報酬などもクライアントと話し合って自分で決めることができます。
仕事が決まったら、現場に出向いて仕事をします。
企業などで経験と実績を積み、メイクアップアーティストとしての実力と知識がある人や、幅広い人脈を持っている人がフリーとして活躍できます。
多岐にわたるメイクアップアーティトのより専門的な職業を紹介!
メイクアップアーティストの就職先は上記で紹介したように多岐にわたります。
また一口にメイクとに言ってもさまざまな専門的職業があるのをご存知でしょうか。
- ブライダル・ヘアメイクアーティスト
- メイクセラピスト
ここではメイクアップアーティストに深く関係している、専門的な業種についてもご紹介していきましょう。
ブライダル・ヘアメイクアーティスト
メイクアップアーティストの需要がもっとも高い就職先は、ブライダル業界です。
ブライダル業界に就職したメイクアップアーティストは、花嫁にメイクをすることが主な仕事となります。
一生に一度しかな晴れ舞台がよい思い出となるよう、花嫁の希望やコンセプトを聞きながら美しさを引き立てるメイクを行います。
もちろん仕事は結婚式当日のメイクだけではありません。
結婚式の前に行う「前撮り」や「メイクリハーサル」「当日のお色直し」までメイクに関することは全て行います。
メイクをだたするだけではなく、花嫁の美を最大限に引き出すためには、衣装に合ったメイクや、髪形とのバランスも考えなくてはなりません。
そのためメイクとヘアアレンジを同時に任されることも多くなります。
メイクセラピスト
メイクセラピストとは、心理学療法や色彩学などを取り入れたメイクアップの手法で、美容業界だけでなく、医療や福祉関係からも注目されています。
メイクセラピストは、外見をただきれいにするだけではなく、お客様とのカウンセリングを通してお客様が「なりたい自分」の希望を聞きます。
メイクアップによって、外見だけではなく、印象を変えることによって心まで豊かにできる…そんなメイクを目指します。
そもそも全国に通じる資格というものがないため、民間の」メイクセラピー検定」などを取得することになります。
取得のためにはスクールに通う方法や通信教育などを受講します。
講座は数十時間で終了するものも多く、基本的に短時間で終わるものがほとんどなので、「興味があるから始めてみようかな?」と軽い気持ちで挑戦してみるのもよいでのはないでしょうか。
美容師やメイク、エステ関連のセカンドライセンスとして取得するのもよいでしょう。
また、美容業界だけではなく、医療、福祉関係での就職も目指せます。
実力をつければ、サロンの経営やメイク講師として活躍するにもよいでしょう。
5.美容部員
美容部員は、百貨店やデパートなどの化粧品売り場で働きます。
基本的に店舗での接客が主な業務となります。
また化粧品は季節ごとに商品が頻繁に入れ替わるため、新商品についてや売り上げに関する情報も敏感にならなくてはなりません。
お客様がいない場合は在庫の確認や、ダイレクトメールの発送なども行っています。
来店したお客様の肌の悩みやメイクへの希望などを丁寧にカウンセリングしながら、お客様にぴったりのメイク選びのお手伝いをします。
また、店舗での勤務以外に「販促会議」に参加することもあります。
販促会議では、新商品や売れ筋商品の情報共有などを行います。
会議にはメイクアップアーティストや化粧品メーカーの担当者も同席することがあり、新商品や新色の使い方コツ、おすすめのポイントなどを学ぶこともあります。
美容部員に向いている人の特徴
美容部員は季節ごとに代わるメイクの流行をチェックしながら、お客様の年齢などに合わせたメイクアイテムや化粧品などをすすめるのが仕事です。
そのため、普段から新作の商品の情報に敏感なのはもちろんのこと、お客様の悩みに答えられるよう勉強をしておく必要があります。
人にとことんくわしくアドバイスをし、お客様に「悩みが改善された!」と喜んでもらうことが好きな人にぴったりの仕事です。
美容部員になるためにはどうする?
メイク部員になるのに、特別な資格などは取得する必要はありません。
しかし化粧品に対する興味はもちろん、化粧の知識やメイクテクニック、お客様とのコミュニケーション能はとても重要視される仕事です。
未経験でもなることはできますが、美容部員のメイクテクニックやコミュニケーション能力が売り上げに直結することもあるため、高いスキルと努力が求められます。
美容部員の募集はドラッグストアや百貨店や駅ビルなどの化粧品コーナーで行っていることが多いため、興味があればチェックしてみましょう。
美容インストラクターとは?【美容部員と似ている業界】
美容インストラクターとは、エステやメイクなどに感する知識、技術を美容部員やエステシャンなどに指導する仕事です。
その他にもスキンケアカウンセラーやプロポーションアドバイサーなど、専門職に指導を行います。
そのため美容関係の幅広い知識と、高いコミュニケーション能力が求められます。
主な就職先は、化粧品メーカーやエステサロンとなります。
実際に働く際、必要な資格はありませんが、美容業界で働いた経験があれば生かすことができます。
民間の資格がありますので、取得しておくと有利になることも多いでしょう。
女性の美の追求はとどまることを知りません。
これからも新しい化粧品はどんどん開発され、エステなどの新しい施術方法も増えていくことでしょう。
美容インストラクターには、これからの美容業界を支えるという役目もあります。
常に新しい知識を吸収できる向上心や意欲、人との関りが好きで高いコミュニケーションを取れる人にぴったりの仕事でしょう。
内面からの美をサポートする!美容業界の仕事【番外編】
美容業界で活躍しているのは、女性の外見をきれいにする人たちばかりではありません。
女性は内面も磨くことで、外見にもその美しさが現れるのです。
運動や食生活を見直すことにより、健康的な美を目指すことができますね。
そこで内面からの美をサポートする「食事」や「運動」にも、それぞれ専門のプロがいます。
その道のプロは、個人にあった食事プログラムや運動方法をアドバイスすることで、理想の自分へと変えるためのアドバイスを行います。
代表的な4つの専門家を紹介しましょう。
- ヨガインストラクター
- フードコーディネーター
- アロマセラピスト
- ダイエットクリエイター
ここでは内面から美をサポートしていく職業について、詳しくご紹介していきましょう。
1.ヨガインストラクター
芸能人なども多く取り入れ、健康に良いイメージであるヨガ。
セラピストやダンサーと兼業でインストラクターを務めている人も多く、ヨガスタジオやスポーツクラブ、地域のカルチャークラスなどで指導するのが一般的です。
またフリーランスとして現場に出向いて指導することもあります。
必要な資格は特になく、特別な学校を出なければならいということもありません。
一般的にはヨガインストラクターを養成するスクールや通信教育などを受講します。
ヨガと言っても多くの流派があります。そのため、自分がどの流派の指導に当たりたいかを考え、スクール選びをすることが大切です。
ヨガインストラクターに向いている人
ヨガインストラクターに向いている人は、まずヨガが大好きでなければなりません。
ヨガの歴史は長く、呼吸法から流派など、覚えることはたくさんあります。
ヨガが好きであればそんな勉強で苦ではなく、続けていくことができるでしょう。
また、インストラクターには当然のことながらヨガの高いスキルが求められるので、ポーズや呼吸法をひとつひとつ丁寧に行う集中力も求められます。
ヨガは体だけでなく、心身共に鍛え、健やかに保つという役目も果たします。
そのため、人間の精神や心の部分にも興味がないといけませんね。
ヨガには、ダイエット効果はもちろんのこと、心身の充実やストレス解消など多くの効果が期待できます。
そんなヨガのすばらしさを人に伝えたいと思う人にぴったりの仕事です。
2.フードコーディネーター
フードコーディネーターとは、食の楽しみ方などを提案する食に関わるスペシャリストです。
近年では肥満や食生活などが社会でも問題になりつつあります。
そんな食を通じて、人々が健康に生活できるためのアドバイスを行います。
フードコーディネーターには、国家資格はありませんが、民間で唯一のフードコーディネーターの資格であるNPO法人日本フードコーディネーター協会の「フードコーディネーターの資格認定」を受けておくとよいでしょう。
フードコーディネーターは、調理系の専門学校で学んだ後、食品関係の会社や料理教室への就職やフードコーディネーターのアシスタントとして働くなどの道があります。
実力がついてくれば、飲食店のメニュー開発やコンサルタントだけではなく、店舗プロデュースや市場開発などを任せられることもあり、フードコーディネーターの活躍の場は広がっています。
それほど世間が「食」に関して関心を寄せている証拠でしょう。
食に関する幅広い知識を持つことで、今後活躍の場は広がっていくことが期待できます。
フードコーディネーターが向いている人
フードコーディネーターの仕事は、人間にとって切っても切り離せないものである「食」を通して、人々の生活に関わっていくことです。
そのため、食品に関する知識がかなり必要となってきます。
おいしい料理を作るだけであれば誰にでもできるでしょう。
しかしフードコーディネーターは、ただ料理をするだけではなく、見た目や視覚で料理を楽しませるための工夫も提供しなければなりません。
色彩感覚などのセンスもあったほうがよいでしょう。
「食」をただ食べるという意味で捉えるのではなく、そこにプラスアルファを追加して、人々にもっと食を楽しめる場を提供したいと考える人に向いています。
3.アロマセラピスト
イギリスやフランスでは公的資格が設けられているアロマセラピストですが、日本では公的な資格がなく、日本アロマ環境協会の「アロマテラピー検定」を取得するのが一般的です。
さらにアロマセラピストには、「アロマテラピーアドバイザー」さらに上には「アロマセラピスト」や「アロマテラピーインストラクター」の資格もあるため、興味があれば徐々にステップアップしていくのもいいでしょう。
アロマセラピストとは、植物などから抽出したエッシェンシャルオイルなどを使い、アロマセラピーを行う施術者やアドバイザーのことをいいます。
香りによって、ヒーリング効果をもたらし、心身ともにリラックスしたり、ストレスから解放するなど、疲れた人を癒すための仕事をします。
就職先は、アロマ用品を取り扱うショップや美容サロンなどがあります。
ショップでは、お客様の悩みに応じた香りを提案したり、アロマオイルの使い方についてのアドバイスを行います。
また美容サロンやエステティックサロンではアロマセラピーに加え、マッサージやトリートメントなどの施術も行い、お客様にリラックスしてもらえる環境を提供します。
マッサージはボディだけでなく、ハンドやフットなどの施術も行います。
アロマセラピストに向いている人
アロマセラピストは収入の話をするとそこまでよくはないようです。
そのため、よほど好きでないと到底続けていくことは難しいでしょう。
アロマによって人を癒したい、きれいにしたい…そのような思いがあることが第一条件です。
アロマセラピストは医療行為ではなく、リラクゼーションです。
そのため、相手を思いやる気持ちを忘れずに、丁寧に、その人に合った調合を行い、疲れをとったり、リラックスできる場を提供しなければなりません。
お客様は、アロマセラピストを信用して心身ともに預けにやってきます。
そんな気持ちに応え、心のこもった施術ができる責任感の強い人に向いています。
ダイエットクリエイター
ダイエットをしょうと思っても、自己流では無理なダイエットになりがちで、きれいに痩せられないこともしばしば…。
ダイエットクリエイターは、健康的なダイエットを目指して個々にぴったりのダイエットメニューを考え、メンタル面のケアもしながら指導する人のことです。
国家資格は特になく、必須ではありませんが、痩せることに意識がいってしまいがちですので、健康的に栄養面もフォローできるよう、栄養士の資格があったほうがよいかもしれません。
(般)日本肥満予防健康協会が認定するダイエットアドバイザー資格や日本ダイエット健康協会が認定するダイエット検定などを取得しておくと就職のときに便利です。
また様々なダイエット方法の中で、最適なダイエット方法を見つけて提案しなければならないため、ダイエットに関わる栄養学やスポーツ学などの知識、テクニックなどを習得しなければなりません。
一般的には専門学校などで知識を身に着け、スポーツジムや病院への就職を目指す人が多いです。
ダイエットクリエイターに向いている人
ダイエットは簡単なようで非常に難しく、挫折してしまう人も少なくありません。
そんなときにダイエットクリエイターは、お客様を励まし、モチベーションを上げ、お客様が理想のボディラインになるまで根気よく付き合わなければなりません。
その人に合ったダイエットプログラムを考え、食事などの指導をし、目標に向かって一緒に頑張ることができ、ダイエット成功時に一緒に喜ぶことのできる人が向いている職業といえるでしょう。
【取得しておくと便利】美容業界で働く時に使える資格
美容業界の中には国家資格が必要ない場合でも、民間の資格を持っておくことで就職が有利になることもあります。
持っておいたほうがよい資格は以下のようなものです。
- 認定エステティシャン
- ネイリスト技能検定
- 日本化粧品検定
- 日本メイクアップ技術検定
- アロマテラピー検定
人によっては「資格を持っている人に施術してもらう」というだけで安心する人もいます。
知識や技術を持つ証明にもなるので、採用の際に資格保有者かどうかを判断基準とする職場も多いです。
そのため民間の資格であっても、持っていることに越したことはありません。
資格の内容を一つずつ紹介していくので参考にしてみましょう。
1.認定エステティシャン
エステの業界で働きたい人におすすめの資格です。
「日本エステティック協会」が行っているものが有名です。
資格取得の条件は
「エステティシャンセンター試験に合格している者」
「協会認定校での300時間課程の修了、または実務経験3年以上を有する者」
と定められており、協会の認定した学校を修了するか、実務経験が必要となってきます。
また合格後は協会の会員となることが必須となります。
試験では技術と筆記があります。
技術試験は美容器具を使わず、手技のみで行います。
筆記試験は皮膚学・生理学・栄養学・化粧品学・衛生学など、エステシャンとしての知識が問われます。
合格率は約80%ほどです。
2.ネイリスト技能検定
ネイリスト検定の中でも、もっとも歴史が古く認知度が高いものが「JNECネイリスト技能検定」です。
ネイルアートやネイルケアの知識や技術などを認定する試験で、1級から3級まであります。
試験は「筆記」と「実技」に分かれています。
それぞれの級には受験資格があり、2級を受験するためには3級を取得しなければなりませんし、1級の受験は2級の合格後となります。
しかし3級については、義務教育を修了していれば誰でも受験することができます。
難易度も結構高めで、3級の場合は70%から90%の人が合格しますが、2級、1級になると合格率は50%以下をなります。
なおサロンで即戦力として働いている人のほとんどが2級以上をもっているため、就職をするにあたっては、2級が1級は取っていた方が有利でしょう。
またネイリスト検定はスクールに通う他、通信教育や独学で勉強する方法があります。
3.日本化粧品検定
日本化粧品検定は、化粧品と美容に関する知識をもっと広げようと普及を目指した資格試験です。
化粧品の基礎知識から皮膚学に関する専門的な分野まで、体形的に化粧品に関する知識を学ぶことができます。
受験者の70%は美容業界、化粧品業界関係者となっていますが、その他小売業界や学生なども占めています。
試験は1級から3級まであり、3級は無料で受験できます。試験ではまず3級で自分の中の化粧品に関する間違った知識を正します。
その後の2級では、肌の悩みに応じたメイク方法や紫外線、睡眠、食事などが肌に与える影響について学び、自分がよりコスメについて楽しめるよう知識を深めます。
1級では化粧品の成分などの知識を取得し、美容の専門家として活躍できるようより深い知識を取得します。
取得後は、顧客などへの説得力も増し、就職にも有利になるでしょう。
4.日本メイクアップ技術検定
JMA(日本メイクアップ技術検定協会)が定める、メイクアップに関する技術やアイテム知識などを認定する資格試験です。
美容学校やメイクスクール、化粧品メーカーからの受験者も多く、メイクアップ業界では最大級の試験となっています。
- 3級…56.0%
- 1級…29.4%
1級から3級まであり、徐々にレベルアップを目指します。
通信講座で学ぶこともできますが、JMAの認定するスクールで学べば、校内での受験も可能です。
メイクアップの技術はもちろんのこと、接客マナーや商品に関する情報も体形的に学ぶことができるためメイクアップ業界への就職を目指すのであれば有利になるでしょう。
5.アロマテラピー検定
アロマセラピーの効果は、家庭内だけでなく、サロンや医療業界などさまざまな場所で求められています。
せっかく学んだアロマの知識を、「資格」というかたちに残したい人にぴったりです。
アロマセラピー検定は、年二回(5月と11月)受験日があり、1級と2級の同日受験も可能です。
受験資格も実務経験も特に必要ないため、興味があれば誰でも受験できます。
また段階的に受験する必要もなく最初から1級に挑戦することも可能です。
問題には実際アロマの香りを嗅ぎ、香りを答えるというユニークなものもあります。
アロマを楽しみながら学べ、合格後はアロマコーディネーターへの道が開けます。
比較的取得しやすい美容業界の資格
美容業界には数多くの資格があります。
その中でも特に取得しやすいのは、
- アロマテラピー検定
- 野菜ソムリエ
- ネイリスト技能検定
が挙げられます。
どの資格も学歴や経験は必要なく、通信講座で勉強を始められるため比較的挑戦しやすいのではないでしょうか。
特に「日本化粧品検定」については、3級であれば受験費用は無料のため「興味がある、腕試しで…」など軽い気持ちから入ることができます。
化粧品についての知識が深まるため、普段の生活や友人へのアドバイスなどにも活用できます。
また今まで何気なく使用していた化粧品やコスメについて、深く知るきっかけになります。
1.アロマセラピスト資格
アロマセラピストの資格を取得するには、アロマテラピーアドバイザー資格を取得していることが必須となってきます。
また、認定スクールでアロマセラピスト必須履修科目を修了する必要があります。
そのため、すでにアロマテラピー検定を習得している人が、レベルアップの手段として取得することの多い資格となっています。
認定スクールでは、アロマに関する知識をさらに深めるため、香りや精油についての基礎知識はもちろんのこと、心身の美や健康、解剖生理学や皮膚科学、ストレスのメカニズムなど、心と体がおだやかになるためのカリキュラムを学ぶことできます。
またトリートメント技術の取得によりボディやフェイスへのトリートメントやコンサルティンができるアロマの専門家を目指します。
2.野菜ソムリエ
野菜は健康と美容に欠かせないものですが、細かい栄養素についてくわしく知っている人は少ないのではないでしょうか。
野菜ソムリエは、野菜や果物の知識を身に着け、魅力や価値を発信する一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格です。
野菜の目利きをはじめ、素材や栄養のバランスを考えた調理法を学び、健康に幅広く生かすことができます。
すでに全国の野菜ソムリエたちが、料理教室、セミナー活動、食に関するコラムの執筆などに携わって活躍をしています。
資格は3段階に分かれており、上級である「野菜ソムリエ上級プロ」を取得すれば個人で起業し、ビスネスの展開や食関連のイベントのプロデュースを行ったりと大きくチャンスを掴めます。
食の健康に関する仕事がしたい人にぴったりの資格です。
3.ネイリスト技能検定
「ネイリスト技能検定」は、スクールに通う必要もなければ資格取得のための実務経験も年齢も関係ありません。
勉強して試験に合格すれば誰でもネイリストになれるため、多くの人に開かれた資格といえます。
また3級の合格率は90%のため、比較的難易度も低く初心者でも結果が出やすいのも魅力です。
まず3級取得を目指し、それから徐々にステップアップしていくとよいでしょう。
たとえばユーキャンの通信講座では、1級、2級が6カ月程度で合格を目指せます。
「今まで趣味でやっていたけれど、本格的に資格取得を目指したい」という人には、道具なしのテキストのみの受講もできます。
もちろんその分費用は抑えられる(ユーキャンのネイリスト検定であれば費用は半額以下!)ため、興味を持ったらいつからでも目指せるのが魅力です。
街を歩いていてもネイルをしている女性は多く見かけます。
ネイルはすでにファッションに深く根付いています。
ネイルサロンなどに定期的に通う女性も今後増えていくと考えられます。
ネイリストの技術はまさに一生ものであるといえるでしょう。
【まとめ】美容業界で働く時に大切なこと
ひとくちに美容業界と言っても、その中には多くの仕事があります。
そのためお客様の希望やイメージに合わせ、外見だけでなく、内面からの美しさを追求することも目的のひとつとなります。
その業界すべてに共通しているのは、「お客様をきれいにする」ということでしょう。
美容は多くの女性が興味を持つ分野であり、技術もどんどん進歩しています。
そのため常に情報に対するアンテナを広く張り、新しい情報や技術をキャッチできるスキルが求められるでしょう。
まだ誰も知らない美容やダイエットに関する情報をいち早くゲットでき、向上心をもって意欲的に仕事に取り組める人にとっては転職といえます。
そして美容業界で最大の魅力は、お客様の外見や内面をケアできることです。
人は外見がすべてではありませんが、お客様はプロの手によって変わった自分に自信を持ち、モチベーションも上がるでしょう。
こうしたきっけをもとに、誰かの毎日によい影響を与えられたら…素敵だとは思いませんか。
関わった人の笑顔が、最高の報酬となることは間違いありません。