ディーバは、決算・会計システムの分野で圧倒的な実績を誇るIT企業です。
近年はデータ活用のニーズが高まり、ディーバの製品・サービスも注目を集めています。
そんなディーバに転職すると、年収はいくらになるのでしょうか?
本記事では、ディーバの年収情報や元社員からの口コミ・評判、転職するコツを紹介していきます。
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ディーバとは
株式会社ディーバは、システム開発やシステムのコンサルティングなどの事業を展開する企業です。
本社は東京都港区で、大阪や名古屋のほか、アメリカやイギリスにも事業所を構えています。
ここでは、そんなディーバの成り立ちから今まで事業を成長してきた流れについて詳しく見ていきましょう。
ディーバの沿革
現在の株式会社ディーバは2013年に設立された若い会社ですが、前身となる会社は1997年に設立されています。
前身時代を含めると創業から20年の会社です。
創業から現在までの会社の沿革を以下の表にまとめたのでご覧ください。
1997年5月 | 東京都大田区大森に株式会社ディーバ(資本金11,000千円)を設立 |
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1997年10月 | 連結会計パッケージ「DivaSystem」の販売を開始 |
1999年8月 | 大阪支社を開設 |
2001年9月 | 本社を東京都大田区蒲田に移転 |
2002年6月 | 連結会計業務支援の一環として連結会計実務講座を開始 |
2004年1月 | 連結決算業務のアウトソーシングサービスを開始 |
2007年2月 | 株式会社大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット(現:東証JASDAQ)に上場 |
2008年10月 | DIVACORPORATIONOFAMERICAを設立 愛知県名古屋市中村区名駅に名古屋オフィスを開設 |
2009年11月 | 株式会社インターネットディスクロージャーを子会社化 |
2010年11月 | 本社を品川(現所在地)に移転 |
2011年8月 | 株式会社ディーバ・ビジネス・イノベーション設立 |
2012年7月 | ジール分割準備株式会社設立 |
2012年10月 | ジール分割準備株式会社を株式会社ジールに社名変更し、 情報システム事業を株式会社DHI(旧:株式会社ジール)から承継 |
2013年2月 | 東京都品川区南大井に大森オフィスを開設 |
2013年10月 | 株式会社ディーバから、株式会社アバントに商号を変更し、持株会社制へ移行 100%子会社の株式会社ディーバを新設し、ソフトウェア事業を承継 |
2014年11月 | 東京都新宿区西新宿に新宿オフィスを開設 |
2015年2月 | DIVACORPORATIONOFAMERICAによる保守サービスを開始 |
2016年6月 | 株式会社ディーバ・ビジネス・イノベーションを株式会社ディーバに合併 |
2016年12月 | 英国ロンドンにDIVACORPORATIONOFUKを開設 |
2017年3月 | 東京都港区高輪に高輪オフィスを開設 |
2017年9月 | 持株会社の株式会社アバントの株式上場市場をJASDAQから東京証券取引所市場第二部へ変更 |
2017年10月 | CFOオフィス事業本部を株式会社フィエルテとして分社化 |
2018年3月 | 持株会社の株式会社アバントの株式上場市場を東京証券取引所市場第二部から東京証券取引所市場第一部へ変更 | 2018年12月 | DivaSystem利用顧客数1,000社を達成 |
2019年12月 | 東京都港区港南に港南オフィスを開設 |
ディーバの企業情報
ディーバの企業概要やオフィス拠点等をまとめた表を紹介します。
社名 | 株式会社ディーバ |
---|---|
設立 | 2013年10月1日(創業:1997年5月26日) |
代表者 | 代表取締役社長 森川徹治 |
事業内容 |
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所在地 | 東京本社 東京都港区港南二丁目15番2号 品川インターシティB棟13階 |
大阪オフィス 大阪府大阪市北区堂島二丁目4番27号 JRE堂島タワー14階 |
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名古屋オフィス 愛知県名古屋市中村区名駅二丁目45番14号 東進名駅ビル4F |
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港南オフィス 東京都港区港南一丁目8番23号 Shinagawa HEART9階 |
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DIVACORPORATIONOFAMERICA 533AirportBlvd.,Suite400Burlingame,Ca.94010 |
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DIVACORPORATIONOFUK Office735-37LudgateHill,London,EC4M7JN(登記住所) |
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グループ会社 | 株式会社アバント 株式会社インターネットディスクロージャー 株式会社ジール 株式会社フィエルテ |
株式会社アバントを持株会社としてその下に4社の事業会社をぶら下げたグループ企業体がアバントグループとなっています。
- 株式会社アバント(持株会社)
- 株式会社ディーバ
- 株式会社インターネットディスクロージャー
- 株式会社ジール
- 株式会社フィエルテ
このグループ内でも創業当初の事業会社として存在しているのが、株式会社ディーバです。
現在でもディーバはアバントグループの中核事業を担っています。
ディーバの事業内容
ディーバは連結決算システムや会計管理システムという得意分野を持っています。
連結決算システム「DivaSystem」は2022年2月時点で1100社以上の導入実績があり、国内シェア圧倒的No.1の地位を築いています。
CFOの関連業務を強力サポート
「DivaSystem」は顧客企業のCFOに関連する複雑な業務をサポートするために開発されています。
メインは連結会計領域に関するサポートに定評があり、管理会計領域における需要を取り込むことに成功しています。
業界の現状と動向
企業は労働人口の減少や人手不足などをカバーするために新たなシステムを導入し、業務の効率化に取り組んでいます。
そのためシステム開発やシステムコンサルティングの需要はますます高まっていくと予想されます。
同時に新技術の導入や使いやすさなどが求められ、ライバル企業との競争も激化していくでしょう。
連結決算システム「DivaSystem」が高シェアであること、決算業務のアウトソーシングも好調に推移していており、決算・会計の分野で大きな実績と信頼を得ています。
こうした大きな強みを持つディーバはライバル企業と一線を画しており、他の追随を許さない状況です。
また日本企業はグローバル展開いる企業が現在も増加していますが、経営管理業務に関しては世界基準に至っていないのが現状です。
そのためディーバの得意とする決算・会計分野での需要は今後も増加するとみられます。
参照:株式会社ディーバ(DIVA) | 連結決算・連結会計システム・グループ経営管理のプロフェッショナル
ディーバの平均年収
ディーバは非上場企業なので平均年収についての情報は公表されていません。
ですので親会社で上場しているアバントの有価証券報告書を基に年収情報を調査してみました。
以下の表がアバントの平均年収推移を表したグラフです。
年月 | 平均年収 |
---|---|
2014年6月末 | 6,805,798 |
2015年6月末 | 7,610,000 |
2016年6月末 | 6,617,143 |
2017年6月末 | 6,272,921 |
2018年6月末 | 6,724,849 |
2019年6月末 | 6,647,820 |
2020年6月末 | 7,053,372 |
2021年6月末 | 8,547,208 |
アバントの平均年収は650万円から850万円の範囲で推移しています。
ディーバはアバントグループのコア事業会社なので、平均年収も同等かそれ以上の額を望める可能性があります。
システム開発の分野での平均年収がおよそ490万〜520万円とされていますので、かなり良い水準です。
ただしディーバでは退職金の制度がありませんので、その点は考慮しておきましょう。
ちなみに平均年齢は2021年6月末時点で43.2歳となっています。
現在、若手の採用に力を入れており、平均年齢は低下傾向にあります。
参照:有価証券報告書|IRライブラリー|IR|株式会社アバント
ディーバが求める人材
ディーバが今求めている人物像について、代表取締役社長の森川 徹治氏が次のようなメッセージを発信しています。
世界の発展を支えているのは、企業です。
企業の価値が高まれば、世の中がもっと良い方向に前進する。
企業経営を支える仕事には、人生を賭ける価値があります。
良質な雇用を増やし続けて、企業価値の向上に取り組む。
国内No.1は第一歩。取り組むからには本気で世界を目指す。
日本を代表する企業に入るか。
日本を代表する企業を創るか。
あなたなら、どちらが面白いと思いますか。
参照:Message|株式会社ディーバ
「企業の価値を高めて日本を代表する企業をつくる」「本気で世界を目指す」というビジョンに共感できる人材がディーバでは求められています。
それぞれのメンバーに必要不可欠な3つのスキル
ディーバの管理会計事業部長である岩佐泰次氏はディーバでは次のような3つのスキルが必要とされていると述べています。
- 考え抜く力
- 謙虚さ
- 物事を前に進める力
上記した3つのスキルについて詳しく見ていきましょう。
1. 考え抜く力
まず「考え抜く力」ですが、それは決算や会計の知識・スキルのことではなく、顧客の悩み・課題を見つけること、そしてその答を導き出すことです。
そのためには、しっかりと腑に落ちるまで考え抜ける人でないとできません。他人に聞いたことを真似るだけでは活躍できないでしょう。
2. 謙虚さ
スキルアップのためには新しいことを学習していく必要があります。
そしてディーバでは学んでいくためには謙虚な姿勢が不可欠と考えています。
人の話が聞ける謙虚さがなければ成長はしないということです。
3. 物事を前に進める力
常に問題意識を持ち、周囲に掛け合い、場合によっては役員にも話を持ちかけてまで、自らが率先して目的を達成しようと動いていけるような人材です。
このような人材をディーバでは求めているのです。
ディーバの採用活動
現在ディーバは若手の採用に力を入れており、経験者採用にも積極的です。
採用情報は公式サイトの採用ページのほか、転職サービスなどでも募集をしている模様です。
エントリーは各ページからできます。
- ソリューション営業
- システム導入コンサルタント
- システム開発
- カスタマーアナリスト(顧客のデータ解析)
の各職種が募集されています。
ただし勤務地ごとの募集となっており、どこの勤務地のどの職種が募集されているかは時期や状況により変わります。
参照:DIVA/entry
採用後の人材育成
経験者採用で入社すると、まず約1ヶ月間にわたり連結会計システムなどの専門知識にかんする研修が実施されます。
ここでディーバでの基礎的な知識を学びます。
その後、補助的な研修が随時実施されるほか、スキルアップのためのeラーニングの制度があります。
ディーバでは研修よりも実務による現場学習のほうを重視しているとの声もあります。
ディーバの待遇と福利厚生
勤務時間ですがフレックスタイム制度となっており、11:00〜15:00をコアタイムとし、1日標準労働時間を8時間に設定して、勤務を計画します。
ただし配属された部署により異なるので注意が必要です。
休みは土・日曜と祝日の完全週休2日制で、年間休日は125日です。
通勤手当は月額10万円まで支給されます。
その他の福利厚生では、提携先のレジャー施設などの割引があるほか、特筆されるようなものはありません。
先に述べたように、退職金制度はないので注意してください。
ディーバの口コミ・評判
ネットで調べたところ次のような口コミや評判が見られました。
- 成果を出せば着実に評価や収入が増えますが、逆もあり
- 優秀な人が多いので、他人の提案も聞き入れてくれる雰囲気があります
- リモートワークを早くから取り入れ、女性も活躍できるので多彩な働き方ができる
- 大手企業とのやり取りが多く、現場の悩みを解決できたときには達成感がある
- 自社のソフトをもっているから他社との差別化が実感しやすい
- 仕事ができる人に頼っている感じがあり、偏りがある
- 上場したがベンチャーな気質は残っているので良くも悪くも自分次第
大手企業と対等に仕事ができる、相手から評価されるのは魅力的でやりがいになるようです。
また、まだ若い企業だけあって、実力主義でチームとしての仕事の進め方や待遇では改善した方が良い部分も残っているようです。
ただ働き方改革が始まっていたりと、社員の福利厚生にも力を入れてきているのがわかりますし、今後期待できます。
ディーバへの転職難易度
転職難易度は経験があれば難しくはないでしょう。
というのも事業拡大をしているので、中途採用を積極的に行っています。
東京本社と大阪支社の両方で募集がかかっていることもあり、対応できるスキルや実績があれば、採用を勝ち取ることも可能でしょう。
またマネージャーなどではなく一般社員の場合は、年収400万円台から500万円台と業界の平均水準からスタートです。
これもあって特別抜きに出た条件ではないので、挑戦してみる価値はありそうです。
一方でマネージャー職の場合は年収も高く、即戦力を求めているので難易度はアップします。
ディーバへの転職成功確率をアップさせる唯一の方法
株式会社ディーバの採用試験をパスするには自主性や提案力などを重要視される傾向があります。
そのまま仕事でも必要となるスキルのため、面接は対応した練習が重要です。
その点で一人で対策をとるよりも、情報に精通した転職エージェントの力を借りた方が確実です。
株式会社ディーバも転職エージェントでは多くの情報を持っています。
ですからどんな面接が過去に行われたのかも知っている、情報を持っています。
それを生かしてアドバイスをくれたり、アピールの方法を考えてくれます。
どんな点を強みにして試験に挑むと効果的なのかを判断して、二人三脚で採用へとつなげてくれます。
一人では不安になりますが、対策までしっかりとサポートしてくれます。
ディーバへ転職したい人が必ず登録した方がいい転職エージェント4選
ディーバへ転職をしようか検討中の方におすすめできる4つの転職エージェントがあります。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
- JACリクルートメント
これらの転職エージェントのうち、複数社へ登録して転職活動をすると転職成功率が上がります。
ここでは、各転職エージェントを選ぶべき理由やおすすめポイントについて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
1.リクルートエージェント
リクルートエージェントは転職内定数ナンバーワンで口コミの評価も高く、転職を考えるならまず使っておくべきエージェントと言えます。
初めての転職でも、ハイキャリア向けの転職案件でも、それぞれ担当者によって考えられた相応しいサービスを受けられます。
高い実績とノウハウは求人企業からも評価されているため、大企業から優良成長企業までの多くの非公開求人も抱えています。
そのため、転職候補先の選択肢が豊富にあります。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
2.doda
DODAの良いところは、多くの求人を紹介してくれる点にあります。
DODAのマイページで、自分の特性や志向を登録すれば、それに見合う求人のメールを毎日もらうことができます。
また、自分の履歴書等を登録しておくと、スカウトメールが頻繁に届くため、多くの求人を紹介してもらえます。
つまり、毎日多くの求人に関するメールを受信でき、自分に合いそうな会社の情報を確認できるのです。
DODAサイトに掲載されている求人についても、新着優良求人から掲載されているため、とても分かりやすく使い勝手が良いです。
自分の経歴やスキルを登録して年収査定システムを動かせば、自分の推定年収を算出してくれます。
これは、自分の市場におけるレベルを知ることに役立ちます。
求人数が多くて、現状の自分の市場価値も把握できるため、一度登録して損はない転職エージェントだと言えます。
doda公式サイト:http://doda.jp/
3.パソナキャリア
初めて転職する方に一番オススメできるのがパソナキャリアです。
初めて転職時には、
「転職ってまずは何をすればいいの?」
「そもそも自分にできるかわからないし、後悔しないかなぁ」
そのような誰もが抱える転職の不安にも寛大に応えてくれるのがパソナキャリアです。
実際に、『パソナキャリア』を利用された方からは以下のような口コミが寄せられています。
リクルートエージェントかdodaを求人を見るように登録し、相談用にパソナキャリアに登録して併用すると転職活動を効率的に進められるでしょう。
パソナキャリアは「サポートしてくれる体制がすごい」といった声が多く、転職業界でも高く評価されているので、転職で悩んでいる時は相談してみることをおすすめします。
パソナキャリア公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/
4.JACリクルートメント
自分の持っているスキルや知識、経験を活かして転職をしたい方にはぜひ『JACリクルートメント』へ登録してみてください。
ハイキャリア案件で国内実績No1の実績を持つJACリクルートメントは、質の高いアドバイザーによるサポートも幅広く対応しており、とても高い評価を得ています。
外資系・国内企業のグローバルポジション、役職や技術系の専門知識など特別なスキルを持つ方に対してのサポートに特に力を入れています。
JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/
まとめ
ディーバは何といっても決算・会計という明確な得意分野があるのが特徴。
そしてその分野では圧倒的なシェアを誇っており、決算・会計に興味のある人にはうってつけです。
職種もソフトウェア開発から営業、コンサルティング、データ解析まで幅広くあるのも魅力です。
圧倒的なシェアと実績を誇る分野で、自分自身を成長させていきたい人は、応募を検討してみてはいかがでしょうか。