日立建機ってやばい？将来性や年収情報、社員の評判・口コミを徹底解説

日立建機は、建設機械メーカーとして高い品質と信頼性を誇り、省エネルギーなど環境負荷低減にも注力しています。

今回は、日立建機の将来性や年収情報、社員の口コミ・評判などを徹底的に紹介していきます。

同社の業績や市場動向、採用情報などについても触れながら、就職や転職を考える方にとって役立つ情報をお届けします。

日立建機の社員はどのような評価をしているのか、またどのような人材が求められているのかについても掘り下げていきます。

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日立建機とは

日立建機株式会社は、日本の建設機械メーカーです。

主に油圧ショベル、ミニショベル、ブルドーザー、油圧ブレーカー、油圧ショベルクレーン、クローラークレーンなどの建設機械を製造・販売しています。

日立建機は、1920年代から油圧機械の開発に着手し、1969年には日立建機として独立しました。

以来、同社は製品の高品質と信頼性に注力し、グローバルな市場で高い評価を受けています。

また、日立建機は環境負荷低減を目指し、省エネルギーや低騒音化、排出ガス規制対応などにも力を入れ、特にICT/IoTを用いたソリューションで現場の稼働や課題を効率的に最適化・解決できるのが強みです。

日立建機の会社情報

日立建機の会社情報は以下の表のとおりです。

日立建機の事業内容

日立建機は、建設機械メーカーとして、主に以下5つの事業を行っています。

それぞれ具体的に説明していきます。

1. 販売事業

日立建機の販売事業は、建設機械を中心に運転質量0.8tから800tまで、以下のような製品を扱っています。

国内外の建設機械販売店網を通じて、多種多様な幅広い製品を提供しています。

また、建設機械の購入にあたっては、後述するような各種のファイナンスサービスを提供しており、顧客ニーズに合わせた支払いプランを提案しています。

さらに、建設機械の中古販売やレンタルサービスも展開しており、顧客の多様なニーズに対応しています。

日立建機は、高品質で信頼性の高い建設機械を提供することで、国内外の建設業界で高い評価を受けています。

2. サービス事業

日立建機のサービス事業は、以下のような内容を提供しています。

アフターサポート

日立建機は、購入後のアフターサポートを重視しており、メンテナンスや修理、部品交換などのサービスを提供しています。

専門的な技術力を持ったメンテナンススタッフが迅速に対応し、設備の稼働率を最大限に維持するために努めています。

IoT技術サポート

日立建機は、IoT技術を活用したサービスも提供しています。

建設機械にセンサーを搭載し、運用状況や診断結果をリアルタイムで収集し、遠隔監視や予防保全のサポートを行っています。

また、AI技術を活用して、運用状況やメンテナンス履歴から、より最適な保守管理プランを提供しています。

ICT施工ソリューション

日立建機のICT施工ソリューションは、建設現場の効率化や品質向上を実現するために、ICT技術を活用した施工管理システムを提供しています。

具体的には、施工計画から施工報告までの一連の作業を一元管理したり、建設機械のリアルタイムな位置情報やヒヤリ・ハットの通知、作業状況を可視化などを可能にする「Solution Linkage」シリーズを提供しています。

これらのシステムを導入することで、建設現場の情報共有や作業効率の向上、コスト削減などを実現することができます。

また、日立建機はAIやIoT技術を活用し、より高度な施工管理システムの開発にも取り組んでいます。

部品販売

日立建機は、高品質で信頼性の高い純正部品を提供しています。

専門的な知識を持ったスタッフが、顧客のニーズに合わせた部品の提供や、純正部品以外の代替品の提案など、幅広いサポートを提供しています。

再生品の販売

日立建機は、中古建設機械の再生品を販売しています。

再生品は、日立建機が独自に再生した高品質な商品であり、中古建設機械を購入する際にも、安心して選択できる品質を提供しています。

以上のように、日立建機は、アフターサポートやIoT技術サポート、部品販売、再生品の販売など、顧客のニーズに応える幅広いサービスを提供しています。

3. レンタル事業

日立建機のレンタル事業は、以下のような内容を提供しています。

建設機械のレンタル

日立建機は、多様な建設機械をレンタル提供しています。

種類には、油圧ショベル、ホイールローダー、ブルドーザー、ミニショベル、クレーン車、コンクリートポンプ車などがあります。

また、機械の使用期間に応じたレンタルプランを提供しており、顧客のニーズに合わせたフレキシブルなサービスを提供しています。

レンタル機械のメンテナンス

日立建機は、レンタル機械のメンテナンスサービスも提供しています。

顧客の現場にメンテナンススタッフを派遣し、機械の点検や修理を行い、安全な稼働状態を維持します。

また、万が一故障が発生した場合は、迅速に対応し、顧客の生産性を維持するためのサポートも行っています。

オペレーターの提供

日立建機は、オペレーターの提供サービスも行っています。

専門的な技術を持ったオペレーターを派遣し、効率的な建設作業を行い、顧客のニーズに応えます。

以上のように、日立建機のレンタル事業は、多様な建設機械のレンタル提供や、メンテナンス、オペレーターの提供など、顧客のニーズに合わせたフレキシブルなサービスを提供しています。

4. 中古車事業

日立建機の中古車事業は、以下のような内容を提供しています。

中古建設機械の販売

日立建機は、中古の建設機械を販売しています。

主に油圧ショベルやホイールローダー、ブルドーザー、クレーン車、アタッチメントなどの中古建設機械を取り扱っており、品質には自信を持っています。

中古車の販売にあたっては、顧客のニーズに合わせて選定し、価格、保証、アフターサービスなどの面でも充実したサポートを提供しています。

買取り・下取りサービス

日立建機は、中古建設機械の買取り・下取りサービスも行っています。

顧客の要望に応じて、査定・見積もりを行い、適正な価格での買取り・下取りを実施しています。

また、買取り・下取りした機械についても、点検・整備を行い、品質にこだわった中古車として再販売しています。

サポートサービス

日立建機は、中古建設機械のアフターサポートも提供しています。

中古車を購入した顧客には、適切な保証やメンテナンスサービスを提供し、安心して使用できるようサポートしています。

また、部品販売や修理サービスも行っており、中古車を長期間にわたって安心して使用できるようサポートしています。

以上のように、日立建機の中古車事業は、中古の建設機械の販売、買取り・下取り、アフターサポートなどのサービスを提供しています。

5. ファイナンス事業

日立建機のファイナンス事業は、建設機械のリース・レンタルサービス、ファイナンスリースサービス、融資サービスを提供しています。

リースは、一定期間の契約を結び、一定の利用料金を支払いながら建設機械を使用することができるサービスで、レンタルは必要な時だけ必要な期間だけ借りることができるサービスです。

ファイナンスリースサービスでは、日立建機が建設機械を購入し、顧客に貸し出します。

融資サービスでは、顧客が必要な建設機械を購入する際に必要な融資を手厚くサポートします。

顧客のニーズに合わせて柔軟に対応し、適切なプランを提案し、手厚いサポートを行っていることから、多くのお客様に利用されています。

日立建機の業績推移

以下は、日立建機の2004年度から2023年度における売上高と営業利益の推移です。

日立建機は、2023年度において売上高、経常利益、当期利益ともに前年度比で増加し、好調な業績を維持しています。

これは、新型コロナウイルスの影響によって需要が減少していた中でも、国内・海外市場で需要が持続したこと、また、コスト削減や製品ラインアップの最適化などによって収益力が向上したことによるものとされています。

今後も、需要が継続的に伸びると予想されるアジア・オセアニア地域に注力するとともに、製品の高度化・特化やサービスの拡充などを行い、収益力のさらなる向上を目指すとしています。

日立建機がヤバいと言われる理由と悪い評判・口コミ

「日立建機がヤバい」と言われる理由や悪い評判・口コミとしては、以下のようなものがあります。

それではこれらの事柄について詳しく説明します。

親会社の日立からの身売り話が出ている

日立建機に関しては、親会社である日立製作所（日立）からの身売り話が広まっています。

実際に日立は過半数保有していた日立建機の株式を第三者へ売却して連結対象外とし、日立建機への経営関与を希薄化しています。

日立製作所は23日、保有する上場子会社の日立建機株の一部の売却が完了したと発表した。51.5%の株式のうち、26%分を伊藤忠商事と国内の投資ファンドの日本産業パートナーズ（JIP）に売却した。出典：日立、日立建機株の一部の売却完了 – 日本経済新聞

ただし、これは日立と日立建機の経営戦略の違いによるもので、株式売却の件がダイレクトに身売り話につながるのは事実に即していません。

日立はクラウド事業の比重を強めて資産を軽くしたいのに対し、日立建機はこれまで通り資産を強化していこうという方針を取っています。

日立建機株を売ることによって、自社の事業に一層注力していくという日立の強い意志の現れでもあるのです。

パワハラ上司がいてやばい

職場によっては、パワハラ上司の存在で状況が深刻化しているという声も挙がっています。

とにかく上司のパワハラがすごい。会社まで送迎させたり仕事を与えなかったり挨拶しなかったり命令口調でしか話さなかったり。
1番上に立つ人間が人間性として疑えるレベル。出典：転職会議

中途半端な役職が付いている人はみんな自分はいいけど人はダメとゆー人ばかり。自分のミスは謝らないのに人のミスには散々な暴言吐いて人格否定するかのようにバカにする。セクハラ、パワハラ半端ない。
出典：転職会議

上記の口コミは一部の情報かもしれませんが、独りよがりなパワハラ上司のせいで、退職せざるを得ない状況に立たされてしまうことが事実としてあるのは残念ですね。

将来性や成長性に不安がある

日立建機は、建設機械市場の成熟化や需要の低迷、新興成長国でのシェア獲得や価格競争の激化などです。

インフラに関わる事業のため需要がなくなることはないものの、景気に左右されやすい業態で、需要の増減予測や利益率の向上に課題が見えます。

非常に景気に左右されやすい業界であり波が来るときは非常に大きな波が来るが来ないときは来ない為将来性には疑問を持たざるを得ない。 出典：転職会議

価格面では同業他社には敵わない。買収問題等もあり不安が大きい出典：ライトハウス

市場の変化に対応し、競争力を維持しつつM&Aでなどで規模を追求しながら将来的に成長を目指すための戦略を模索する必要があります。

品質不正という不祥事が発覚した

日立建機の子会社でオーストラリアで鋳造部品を手掛けるブラッドケン社が、米国海軍の潜水艦向けに出荷した高張力鋼の低温試験データを改ざんしていました。

これにより、米海軍・米司法省と1090万ドル（約11億6千万円）の和解金を支払う司法取引で2020年6月に合意しています。

今後も米政府との取引を継続し、部品納入等は引き続き行っていくとのことですが、関連する製品やプロジェクトに対する信頼性の低下が予想されます。

参照：日立建機、米国で品質不正 潜水艦向け高張力鋼 – 日本経済新聞

潰れるという噂がある

確かに検索エンジンで「日立建機」と入力するとサジェッションで「潰れる」と表示されます。

ただ、日立建機が潰れるといったような具体的な情報は一切なかったので、根拠のない噂である可能性が高いです。

業績は好調で2024年3月期の業績は増収増益予想で過去最高益を見込んでいます。

自己資本比率も40％と健全で、すぐに倒産するリスクは極めて少ないです。

おそらく、前述の日立からの身売り話や不祥事が起きたことからこのようなネガティブな情報が独り歩きをしてしまったのだと考えられます。

日立建機の社員・元社員による良い評判・口コミ情報

日立建機の社員・元社員からは、以下のような良い評判・口コミがあります。

これらの良い評判・口コミからも、日立建機は社員の成長や働きやすさに力を入れている企業であることがわかります。

日立建機の年収はいくらなの？

日立建機の年収を有価証券報告書で調べたところ、平均年収は717万2,000円でした。

・新卒入社者の初任給は、2022年度は月額25万円程度。
・一般的な社員の平均年収は、600万円から800万円程度。
・管理職や上級職の年収は、1000万円を超える場合もある。

ただし、これらはあくまでも一般的な傾向であり、個人の実力や経験、勤務地などによって異なる場合があります。

また、ボーナスや賞与なども含めた総合的な収入を考える必要があります。

日立建機の平均年収推移

日立建機の平均年収は、以下のグラフように推移しています。

業績が落ち込んだ時期は600万円台前半、業績が好調な時期は700万円オーバーの水準になるのがわかります。

なお、業績が過去最高レベルに良くても、すぐに給料が大幅アップするわけではなく、2年くらいかけて反映させていく姿勢が見て取れますね。

就活生が日立建機から早期内定を貰う唯一の方法

日立建機から早期内定を貰うには、インターンシップや説明会等への参加や英語力を身につけるなど自己研鑽を積む必要がありますが、少しでも内定率を高めるには就活エージェントの利用をおすすめします。

就活エージェントは、多くの企業と取引を行っており、その中には日立建機も含まれています。

就活エージェントを利用することで、日立建機が募集する求人情報を受け取ることができます。

また、エージェントのカウンセラーに相談することで、自分に合った職種や応募方法などについてアドバイスを受けることもできます。

ただし、内定を貰うためには、選考過程において企業の要求に合致するようなエントリーシートや面接対策をしっかりと行うことが重要です。

日立建機へ就職したい人が必ず登録すべき就活エージェント3選

以下は、日立建機への就職を目指す人が登録すべき3つの就活エージェントです。

名称	強み
キャリアスタート	入社後の定着率は92%。 最短2週間で内定獲得が可能な企業も多数掲載
ジョブスプリング	業界大手のCUBIC適性検査を活用。 入社後のミスマッチが少ないと定評
アカリク	修士・博士・ポスドク向けの就活エージェント。 院生就活選考対策から内定まで完全無料でサポート

就活エージェントはそれぞれ特色があります。

自分の志望する業界や職種に詳しいエージェントを選ぶと、就職活動をスムーズに進めることができるはずです。

日立建機への転職難易度

日立建機への転職難易度は、一般的に高めとされています。

日立建機は、建設機械業界でも有数の大手企業であり、高い技術力と品質で知られています。

そのため、業界内での人気が高く、競争率も高いと言われています。

また、日立建機は自社製品に対するこだわりが強く、特定の専門知識や技術を持った人材を求める傾向があります。

求められるスキルや経験に応じて、転職難易度は異なると言えます。

ただし、日立建機では、新卒採用だけでなく中途採用にも積極的に取り組んでおり、適切な条件を持った人材にはチャンスがあるでしょう。

転職希望者は、過去の実績や求められるスキルをしっかりと把握し、日立建機とのマッチングに向けて取り組むことが大切です。

日立建機への転職成功確率をアップさせる唯一の方法

転職エージェントを利用することは、転職成功確率を高めるための一つの手段として有効です。

転職エージェントには、日立建機に精通したコンサルタントが在籍しており、求人情報や採用プロセスに関する情報を提供してくれます。

また、履歴書の書き方や面接対策のアドバイスなど、転職に必要なサポートを受けることができます。

転職エージェントを利用する場合は、信頼できるエージェントを選ぶことが重要です。

日立建機へ転職したい人が必ず登録すべき転職エージェント5選

以下に、日立建機へ転職を希望する人におすすめの転職エージェントを5つ紹介します。

名称	強み
リクルートエージェント	国内随一の求人数と転職支援実績。最初に登録すべき大手転職エージェント
doda	リクルートと並び求人数は豊富で、的確なサポートで満足度の高い転職が可能
マイナビエージェント	首都圏の20代から絶大な支持を得ている大手エージェント
パソナキャリア	キャリアコンサルタントの質が高いと評判。初めての転職でも安心して利用できる
JACリクルートメント	「高年収」「ハイクラス」の転職支援に強い。海外就職・海外転職支援実績も豊富

日立建機への転職を考える場合、以下のポイントに注目して転職エージェントを選ぶと良いでしょう。

1.日立建機の業界知識があるか
2.日立建機の求人情報の豊富さ
3.求人にマッチした提案力
4.面接対策やアドバイスの充実度
5.サポート体制の明確さ

また、上表の転職エージェントのうち、複数の転職エージェントに登録して転職活動を進めていくと、転職成功確率がグッとアップしますよ。

まとめ

日立建機は、建設機械の製造・販売・レンタル・アフターサービスなどを行っている日立グループの一員であり、国内外に広く事業を展開しています。

最近では、電気ショベルや無人運転の建設機械など、最新の技術を駆使した製品開発を進めています。

日立建機に対しては、多くの口コミや評判が存在します。良い評価では、充実した福利厚生や社員の教育・研修体制、さらには社会貢献活動に積極的であるといった点が挙げられます。

一方で、残業が多い、ワークライフバランスが悪いなどの否定的な評判もあります。

日立建機への就職を希望する場合は、内定を獲得するためには、業界に関する知識を深め、自己分析や面接対策を行うことが重要です。

また、就職エージェントや転職エージェントの活用も一つの手段となり得ます。