ベンチャー企業という言葉から
「将来性が高そう」
「やりがいが持てそう」
と感じて、転職の有力候補とする人は多いでしょう。
ですが逆に「安定していない」「ブラックな労働環境」というイメージを持つ人も少なくありません。
現実に転職してみると、ベンチャー企業の内部はどんな気風なのか、どんな人なら活き活きと働けるのかを解説します。
ベンチャー企業への転職にどのようなアピールをすればいいのかも、ぜひ参考にしてください。
ベンチャー企業に転職する7つのメリット
メリット1.幅広い業務に取り組める
ベンチャー企業とは、まだ発展途上の企業、新興の企業を意味します。
新しい企業なので、まだ部署ごとの役割が決められていなかったり、そもそも業務内容もはっきりしていない状況です。
そのような状況ですから、社員はそれぞれがその場に応じて、自分にできることを行っていく形になります。
大変ですが、大企業ではありえない、様々な業務の技能を高めるチャンスです。
メリット2.仕事への主体性が増す
ベンチャー企業では、マニュアルや作業書などもまだきちんと出来上がっていない状態です。
誰も正解を知らない状況下で、試行錯誤して業務を行っていかなければなりません。
自分で考え、自分で動き、自分で評価をするような状態です。
指示待ち人間ではどうしようもないため、自然に主体性が鍛えられます。
メリット3.会社が急成長する過程に身を置ける
ベンチャー企業はまさに成長期の企業です。
名前も知られていなかった会社が急成長、周囲の環境も評価も給与もどんどん良くなっていく、そんな夢のある状況に身を置くチャンスがあります。
また、その成長に自分の力も必要だったのだと、強い自信を持つことができるでしょう。
メリット4.実力次第で誰でも評価してもらいやすい
ベンチャー企業は新しい企業ですから、古株の社員はおらず、多くの社員が若手です。勤続年数や慣習的な評価法によらず、実力を評価してもらえる傾向があります。
また、多くの業務がまだ固まっていないため、優秀な人間はより多くの成果を出すことが可能で、早い出世や昇給に期待が持てるでしょう。
メリット5.新たな困難や課題に立ち向かえる
ベンチャー企業では、まだ前例も経験もない状態から新しいビジネスを立ち上げることになります。
頼るもののない状態で、想像もしていなかったような困難に立ち向かうことになります。
そんな中だからこそ、自信の能力を、底力を試すことができます。
挑戦し続ける仕事がしたい人には、ベンチャー企業は魅力的な転職先です。
メリット6.意思決定や決断スピードが速い
ベンチャー企業ではまだ意思決定の流れが固定化されておらず、経営者本人が陣頭指揮を取ることも多いです。
あちらこちらと目標が定まらなかったり、進まない話し合いに長い時間をかけるという無駄が少なくなります。
指示がはっきりせずにモチベーションを失う、ということがベンチャー企業では起こりにくいのです。
メリット7.経営者と近い距離で働けて意見も通りやすい
ベンチャー企業は経営者が直接行う業務が多く、現場との距離が近いです。いち社員であっても経営者と友人のような関係になることも珍しくありません。
経営者に近ければ近いほど、学ぶことも多いはずです。社員からの意見も伝えやすく、共に会社を大きくしていくという強い目標が持てます。
もしまた別の企業に転職するとしても、このような得難い経験が役立つことでしょう。会社や仕事、事業がどういうものか、深く広い理解ができているはずです。
ベンチャー企業に転職する6つのデメリット
デメリット1.給料・収入が低くなりがち
ベンチャー企業は大企業と比較して、経営や業績が安定しているとは言えません。
そのため、大企業などの安定した収入を得られる環境にいた方がベンチャー企業に転職すると、給料・収入が低く、不満を感じてしまう可能性があります。
また、成果によっては高い収入を得られる可能性もありますが、あくまで自分の成果次第のため、安定性には欠けると言えるでしょう。
デメリット2.福利厚生の制度が不十分
ベンチャー企業は成長過程の企業であるため、資金力の問題により、大企業や中小企業と比較して福利厚生に手が行き届いていないという可能性もあります。
この点も、ベンチャー企業に転職する際に留意しておくべきポイントです。
デメリット3.教育体制が整っていない
ベンチャー企業の中でも、特に若く新しい企業の場合は会社自体にノウハウの蓄積が少なく、新人や経験のない人を時間をかけて育成する余裕もないので、教育体制が整っていない可能性があります。
そのため、設立間もないベンチャー企業に転職した場合は、自らが積極的に動き、実務の中から主体的に学ぶ必要があると言えるでしょう。
デメリット4.組織の激しい変化に対応できない
ベンチャー企業は、新規事業の立ち上げや既存事業の大規模な変更など、組織全体で様々な激しい変化が起こりやすい環境にあります。
そのため、人材の入れ替わりが激しく離職率も高い傾向です。
これからの成長を目指す企業・組織の、目まぐるしく変化する環境に付いていく対応力が必要となるでしょう。
デメリット5.業績が不安定になりがち
経営・業績が、大企業や安定した中小企業と比較して、不安定になってしまう可能性があるのもベンチャー企業への転職のデメリットです。
特に設立したばかりの若いベンチャー企業の場合は、事業が失敗することで即経営に大きな影響が出てしまい、倒産・リストラされるリスクも孕んでいます。
デメリット6.膨大な仕事量をこなす必要がある
ベンチャー企業の場合は、そもそもの社員数が大企業や中小企業と比較して少ない可能性があるため、一人当たりの仕事量も膨大になることがあります。
そのため、自分の専門外の業務を複数こなさなければならないケースもあり、人員不足による激務を覚悟しなければならないこともあるでしょう。
このマルチタスクが前提になりやすい労働環境も、デメリットとなる可能性があります。
すべてのベンチャー企業転職志望者におすすめできる転職エージェント2選
1. リクルートエージェント
1つ目は人材業界でトップに立つリクルートの「リクルートエージェント」です。
最大の特徴は転職エージェントの中でもトップを誇る求人の多さです。
注目のベンチャー企業はもちろん、新しいアイディアで躍進するスタートアップ企業の求人も扱っています。
リクルートエージェントでは幅広い業界や職種の求人があるので、お探しのお仕事がきっと見つかるはずです。
試しに求人の紹介を受けてみると、実際にどんなお仕事があるのかがイメージしやすいです。
口コミによると「ベンチャー企業へ転職する時にリクルートを利用した」という声も増えてきているようです。
転職に迷ったらまずはリクルートエージェントに登録してみてください。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
2. doda
2つ目に様々な人材サービスを展開するパーソルキャリアの「doda」という転職サービスです。
業界の中でも求人数が多いため、転職を考える多くの人が登録しています。
dodaの特徴は転職者満足度No.1に輝いたサポート体制の充実さです。
口コミによると、スタッフが親身になって的確に動いてくれるようです。
希望に合った求人をたくさん紹介してくれるのでお仕事を見つけやすいです。
また、面談も丁寧に行ってくれるので、どのように転職活動をすべきかイメージがしやすいです。
求人数やサービス面も充実しているので、登録しておいて間違いありません。
doda公式サイト:http://doda.jp/
ベンチャー転職に強いエージェントを目的別に探す
「ITベンチャー志望」「エンジニア」におすすめの転職エージェント2選
レバテックキャリア
「レバテックキャリア」はITエンジニア経験者に特化した転職エージェントです。
利用者も20万人を突破しており、IT系の今注目の転職エージェントです。
大手企業はもちろん、ベンチャー企業やスタートアップ企業など多種多彩な求人を紹介しています。
また、こちらを利用して転職した人の77%が年収をアップできたという情報もありました。
IT経験者専用のサービスとなっており、アドバイザーがIT業界やベンチャー企業の情報に詳しいです。
IT系のベンチャー企業に転職を考えている人は、ぜひ相談してみてください。
初回提案でマッチングまで進みやすいという情報もあるので、スピーディな転職活動を実現することも可能です。
レバテックキャリア公式サイト:https://career.levtech.jp/
マイナビIT AGENT
「マイナビIT AGENT」は人材業界大手のマイナビが運営するIT系専門の転職エージェントです。
IT業界では様々な職種が存在していて、
- アプリケーションエンジニア
- インフラエンジニア
- ITコンサルタント
- 社内SE(社内情報システム)
- システム運用・保守・サポート
など幅広いです。
これらすべての職種の求人を偏りなく取り扱っている強みがあります。
過去に紹介している求人実績を見ると、大手企業も多いので、自分のスキルや年収を上げる大きなチャンスにも繋がります。
大手のマイナビだからこそのネットワークにより魅力的な求人を探す事ができます。
また、利用者だけが利用できる非公開求人も沢山あるので、質の高い転職活動を効率的に行えます。
マイナビIT AGENT公式サイト:https://mynavi-agent.jp/it/
「高年収」「ハイクラス人材向け」ベンチャー企業への転職に強いおすすめエージェント3選
ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス求人の案件をメインに展開しており、求人は1/3が年収1,000万円以上という特徴をもっている転職エージェントです。
職務経歴書を見た企業からの直接スカウトや、ビズリーチ独自の審査をパスしたヘッドハンターからのスカウトもあり、スキルによっては高待遇での転職が期待できます。
サービス内のサポートもヘッドハンターからの求人提案を受けたり、転職相談を受けたりといった手厚いものとなっており、転職活動を通じて信頼できるサービスを提供しているのも魅力です。
ビズリーチ公式サイト:https://www.bizreach.jp/
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、ミドル層に当たる30代以上の転職に注力している転職サービスです。
この年齢層で比較的多い年収600万円以上の求人が充実しているのも特徴です。
また、メガベンチャーと呼ばれる新進気鋭の企業の管理職を希望している方は優先的に登録ができるシステムにもなっています。
サポート面では、「両面型エージェント」を展開しているのが特徴です。
これは、1人のキャリアアドバイザーが専任スタッフとなって利用者や企業担当者とのやり取りをサポートしたり、代行したりといった業務を行うサポートです。
実際、両面型エージェントのスタイルを取ることで、企業情報に精通した担当者が利用者に対して転職のノウハウなどを詳しくレクチャーできます。
JACリクルートでは、大手にありがちな企業側と求職者側で担当者が分かれていないため、担当キャリアアドバイザーがその企業の情報に疎いといったトラブルがない点も魅力といえるでしょう。
JACリクルートメント公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/
⇒JACリクルートメントの口コミ・評判を見る
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クライス&カンパニー
クライス&カンパニーの特長は、マネージャークラスと呼ばれる管理職以上の転職支援や長年の実績が挙げられます。
アドバイザー自身が専門資格であるキャリアコンサルタントやGCDF等の国家資格を取得し、高いクオリティでのキャリアサポートを展開しています。
自社が持つ独自のコネクションを活かして、経営者や経営層と相談できる機会をセッティングしてくれる点も魅力といえるでしょう。
特にベンチャー・スタートアップの求人が多く、マネージャー以上のポジションが狙えるため、それらのキャリアを希望している方は、相談してみましょう。
クライス&カンパニー公式サイト:https://www.kandc.com/
「女性向け」ベンチャー転職に強いおすすめエージェント2選
LIBZ(旧リブズキャリア)
リブズキャリアは、女性向けの転職に特化した転職サービスです。
基本的には自分で探すスタイルの転職サイトという形態をとっています。
しかし、「リブズパートナーズ」と呼ばれるエージェントサービスも展開しているため、希望する利用者はサービスを利用してエージェントからのサポートを受ることも可能です。
女性でキャリアアップを目指している方には、管理職以上の案件が多いため、魅力的なサービスに感じられましょう。
LIBZ公式サイト:https://career.prismy.jp/
type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントは、女性の転職をメインにしている転職エージェントです。
運営元はもともと長年にわたって女性向け転職サイト「女の転職type」を運営していることから、そのノウハウも豊富です。
そのため女性向けの求人案件が多いだけでなく、女性にとって働きやすいベンチャー企業を選んで、紹介してくれることも期待できます。
首都圏の求人に限られているものの、首都圏在住の女性にとっては十分恩恵のある転職サービスを受けられるでしょう。
type公式サイト:https://type.career-agent.jp/
「未経験」からのベンチャー転職に強いおすすめエージェント2選
ハタラクティブ
ハタラクティブは、主に未経験や第二新卒を中心に据えた転職支援サービスといえます。
フリーターから初めての就職をするケースや、未経験業界への転職といったケースに対して充実したサポートが魅力です。
転職活動事前に利用者の性格やこれまでの経歴についてヒアリングすることで、転職後のミスマッチが発生しにくい点も強みです。
「ベンチャー企業も検討しているけど、適性があるか不安」な方も、まずはハタラクティブを利用してみましょう。
ハタラクティブ公式サイト:https://hataractive.jp/
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代の若年世代をメインに幅広い年齢層への転職サポートを提供しているサービスです。
各業界の専任のキャリアアドバイザーが在籍し、利用者の転職活動における全行程を充実したサポートで支えてくれるため、初めての転職活動でも心配することなく頼れる転職さーびすといえます。
応募書類への添削はもちろん、実戦さながらの模擬面接の実施もされており、転職活動の全ステップを丁寧なサポートで支えてくれる点も安心です。
マイナビエージェント公式サイト:https://mynavi-agent.jp/
「第二新卒」からのベンチャー転職に強いおすすめエージェント3選
Re就活
第二新卒やフリーターなどの状況にある20代への特化型転職サイトがRe就活です。
エージェントサービスが用意されているものの、エージェントなしでマイペースな就職活動もできるようになっています。
それに未経験者向けの求人も豊富に揃えられている点も魅力です。
また、写真など文字以外の情報も多く、各企業の雰囲気が掴みやすい点も高い評価を得ています。
Re就活公式サイト:https://re-katsu.jp/career/
マイナビエージェント
マイナビエージェントは第二新卒も含めた若い世代をメインに、幅広い年齢層への転職サポートが実施されています。
各業界専任のキャリアアドバイザーによって転職活動のすべてのステップを手厚く支援してくれることから転職初心者も安心です。
またマイナビエージェントでは求職者と企業の両方にヒアリングしているため、より好相性なマッチングの提案ができるのも強みといえるでしょう。。
手厚いサポートも魅力で、相談のしやすさも好評です。たとえば、夜間や土曜といった仕事後や休日でもLINEの相談が可能で、何か起こった場合でも気軽に連絡できます。
マイナビエージェント公式サイト:https://mynavi-agent.jp/
ハタラクティブ
「ハタラクティブ」は、20代のフリーターやニート、第二新卒といった方々への転職支援に特化している転職エージェントです。
「未経験OK」の求人案件をメインに数千件程度保有し、学歴や経歴に関係なく、どんな方でも気軽に転職支援が受けられるメリットもあります。
さらに実際に取材をした企業の求人情報だけを紹介することによって、転職後に起こるミスマッチが少ないのも大きな魅力の一つです。
就職活動に苦戦し、「内定先が見つからない…」ことに陥っている方は、一度相談を受けてみましょう。
ハタラクティブ公式サイト:https://hataractive.jp/
まとめ
今回は、ベンチャー企業への転職におすすめの転職エージェントについてまとめました。
ベンチャー企業へ転職する上で求められるポイントは、「自分がこれからどのような経験を積んで成長したいか」に尽きます。
また、転職後にやりがいや活躍を求めている方にとって、ベンチャー企業以上に最適な企業はないはずです。
「ベンチャー企業で自分の実力を大いに試したい」
「厳しい環境を追い求める自分にぴったりだ」
という方は、転職を検討してみましょう。
求職する側は何社利用したとしても費用の発生はありません。
ぜひ今回紹介したサービスで信頼できるキャリアアドバイザーと出会い、情報を十分集めつつ、満足のいく転職活動となれば幸いです。