ニート・無職から脱出したいと思っても、
「経験もないのに正社員として就職できるのだろうか…」
「自分のことを雇いたいと思う企業なんかあるのかな?」
などと心配になってしまう方も多いはず。
結論から言うとニート・無職でも就職エージェントにサポートしてもらうことで正社員として就職する可能性が高まります。
そこで今回は、
- ニート・無職が就活エージェントを使うべき理由
- ニート・無職の就活に強いおすすめ就職エージェント
- 就職エージェントの活用方法
- ニートの就職成功率を上げるコツ
- ニートから就活・就職するまでの流れ
などについて詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、ニート・無職が就職成功するために行うべきことがわかるようになるので、ぜひ参考にしてください。
ニート・無職が就職エージェントを使うべき6つの理由
ニートや無職など仕事のブランクがあったり、まったくの未経験の場合、就職には色々と迷うことも多いかもしれません。
そんな時こそ就職エージェントを利用するべきという理由について解説していきます。
1.ニート・無職可の求人情報を多数取扱っている
就職エージェントは日本全国の幅広い企業から求人を募っており、その中には無職や就職未経験も可としている求人が多くあります。
通常、無職というと就職の条件は厳しく、自力で求人情報を探すのは困難であることが多いですが、そうした人にとっても求人を見つけやすい環境が就職エージェントにはあるのです。
2.非公開求人情報を紹介してくれる
就活サイトには一般的に公開求人と非公開求人というものがあります。
公開求人というのは登録をしていなくても閲覧できるものですが、就職エージェントの多くは条件のいい求人を非公開として、登録をしている人にだけ優先的に紹介しています。
そのため、登録している人としない人では情報量に大きな差が出てしまうのです。
3.就職活動を担当者が強力に支援してくれる
就職エージェントでは登録を行うと一人一人に担当者がつくことになりますが、担当者はこれまで数多くの就職を手伝ってきた経験値があり、サポートにも慣れているため、就活に慣れていない人間にとってはとても力強い味方となってくれます。
求人の紹介から書類作成のサポート、また企業とのやり取りや交渉まで、様々な場面で力を貸してくれるでしょう。
4.求人票には載っていない企業の内部情報も教えてくれる
就職エージェントでは常に各業界に対して人脈を広げ、情報網を張り巡らしているので、その業界特有の慣習や、各企業などの内部情報にも通じています。
通常そういった情報は求人票には載らないため、ただ情報を参照しているだけでは知ることができません。
しかし就職エージェントに登録することで、そういった情報も担当者から得ることができるのです。
5.雇用条件や企業とのミスマッチを防げる
就活において最も避けたいことの一つがミスマッチでしょう。
ミスマッチとは、求職者の求める待遇や仕事内容と求人側の企業の実情が違っていて、就職してもうまく噛み合わない状態のことを言います。
せっかく就職したのにすぐ辞めるといったことを就職エージェントは避けるため、常に両者の情報を照らし合わせてミスマッチのないよう努めています。
6.ブラック企業の求人を回避しやすくなる
求人というのは何も良心的な企業だけでなく、いわゆるブラック企業も多く出しています。
しかし表面上ではそうした企業の区別はつきにくく、面接の時点でも求職者本人にはわからないことがほとんどです。
就職してみてからブラックだったということにならないためにも、しっかりと企業の情報を持った就職エージェントの力が必要になるのです。
ニート・無職の就活に強いおすすめ就職エージェント9選
ニートや無職など、職歴があまり無い人は一般に就職では不利と言われています。
しかし、就職エージェントではそうした人の就職でも強さを発揮するものもあるので、ここで紹介していきましょう。
1.ハタラクティブ
ハタラクティブは第二新卒や就職未経験の20代の若者を中心的なターゲットとしている就職エージェントです。
利用者の実に8割が就職に成功しており、特に大都市の求人に強いと評判です。
アドバイザーもそういった経歴の相手として特化されているため、ビジネスマナーなど未経験の人にも親身なってサポートしてもらうことができます。
ハタラクティブ公式サイト:https://hataractive.jp/
2.就職shop
人材紹介大手であるリクルート系列の立ち上げた就職エージェントで、20代に特化した就職支援サービスを行っています。
特徴として書類選考が無いという点が挙げられ、条件の合った求人ならば応募するだけで書類選考無しに面接へ臨むことができます。
利用者の9割が20代であるため、経験の少ない利用者でもしっかりとサポートしてもらうことができます。
就職Shop公式サイト:https://www.ss-shop.jp/
3.UZUZ(ウズキャリ)
既卒や第二新卒、フリーターなどに特化した就職支援サービスで、キャリアカウンセリングを2時間みっちりと行うなど、利用者に寄り添ったきめ細やかなサービスが特徴です。
サポートはオーダーメイド方式となっており、一人一人の個性や希望に沿った手厚いサポートを受けることができます。
研修にも力を入れており、知識がゼロの状態からIT関連やWEB知識について学ぶこともできます。
UZUZ(ウズキャリ)公式サイト:https://daini2.co.jp/
4.DYM就職
フリーターや就職未経験の利用者に向けたサポート体制や研修サービスには定評のある転職エージェントです。
求人の質も高く、特に未経験者でも積極的に採用している企業の求人が豊富で、大手よりも身近な中小企業の求人が比較的多い点を特徴としています。
そのぶん入社後の離職率は低く、それだけにマッチングの質は高いと言えるでしょう。
DYM就職公式サイト:https://www.dshu.jp/
5.Re就活
未経験者歓迎の求人が多く掲載されている就職サイトで、「20代専門」をはっきりと謳っている点では国内唯一とされています。
求人には優良企業も多く、面接の日取りの行き違いを防ぐスケジュールの管理がしっかりしている点などで企業側からも高い信頼を得ています。
利用者の多くが未経験者であるため、職歴に自信がない人でも後ろめたさを感じずに求職活動することができます。
Re就活公式サイト:https://re-katsu.jp/career/
6.第二新卒エージェントneo
20代の第二新卒による転職や、フリーターなどのサポートをメインとしている転職エージェントです。
経験の少ない20代は求職も不慣れなため、いわゆる「ブラック」に就職してしまったということも少なくないですが、そうしたことを防止するための体制が整っていると評判です。
求人の量、質ともに業界でも上位に入ると言われています。
第二新卒エージェントneo公式サイト:https://www.daini-agent.jp/
7.マイナビジョブ20’s
人材業界大手である「マイナビ」グループが20代に向けて運営している転職エージェントで、もちろんニートやフリーターからも幅広く利用されています。
業界で培われてきた人脈とスムーズな転職システムは信頼性も高く、熟練のアドバイザーたちの質も高いため、手厚いサポートを期待することができます。
求人の量も業界随一で、全国の拠点から幅広い情報が集められています。
マイナビジョブ20’s公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
8.ジェイック(JAIC)
就職成功率、就職支援実績、入社後内定率がどれも高い数値で未経験・ニートの就職にも強いと評判なのがジェイックです。
ニートや無職の就職に特化されたサービスというわけではありませんが、ニートによる登録も可能です。
総合型であるため求人の幅は非常に広く、できるだけたくさんの求人情報の中から自分に合ったものを選びたいという人におすすめです。
実際に未経験者による利用も多いですが、職歴が無いとサポートは薄くなるとも言われているので、その点は注意が必要です。
ジェイック(JAIC)公式サイト:https://www.jaic-college.jp/
9.ミイダス
ミイダスは与えられた質問に答えていくだけで、自分の市場価値を簡単に知ることのできる転職サービスです。
通常の転職サイトとは異なり、企業側から求職者に対して接触のある点が特徴で、20代やフリーターなどに特化はされていませんが、登録の条件はないためニートでも登録することができます。
職歴が無い場合でも最低1社からはオファーがあるとも言われており、自分で積極的に求人情報を探すのが苦手という人におすすめです。
ミイダス公式サイト:https://miidas.jp/
【年代別から探す】ニート・無職に強い就職エージェント
ここでは、ニート・無職に強い就職エージェントを以下の年代別の括りで、それぞれ紹介していきます。
- 20代
- 30代前半
- 30代後半
- 40代以上
就職エージェント選びでまだ迷いのある方は、ぜひチェックしましょう。
「20代」におすすめの就職エージェント
20代は社会人としては、10代の一部を除いてもっとも若いとされる年代です。
それだけに企業側からの需要も高く、専門とする転職エージェントも多くあります。
それでは20代におすすめできる就職エージェントを紹介していきましょう。
ハタラクティブ
フリーターや既卒、第二新卒者をはじめとして、就職未経験の求職者にも広く門戸が開かれている転職エージェントです。
特に未経験者に対する手厚いサポートには定評があり、働いた経験がなくても応募OKな求人案件も多くあるので、経験に不安があり、どこを選べばいいかわからない20代にはまずおすすめします。
ハタラクティブ公式サイト:https://hataractive.jp/
就職shop
20代を中心とする若手向きの求人が多く、はじめは難しくない仕事から少しずつ経験を積んでいきたいという人におすすめです。
書類選考が無いため、条件が合って応募さえできれば少なくとも面接まで進むことができる点が特徴です。
キャリアアドバイザーが親身になって相談に乗ってくれるとの評価も多く、周りには相談しづらい就職に関する悩みも聞いてもらえます。
就職Shop公式サイト:https://www.ss-shop.jp/
UZUZ(ウズキャリ)
2012年に創業というまだ若々しいサービスであり、それだけに利用者獲得への意欲は高く、しっかりとしたサポートを期待することができます。
首都圏を中心としてITやWeb関連の求人が多く、そうしたジャンルへの就職を希望する20代に向いています。
それに合わせてプログラミングスクールなども開催しており、1からスキルを学んでいきたいという人にもおすすめです。
UZUZ(ウズキャリ)公式サイト:https://daini2.co.jp/
Re就活
若年層の就職活動に特化した就職サイトで、利用者は20代が中心となっています。
大手優良企業からの求人も豊富なので、ずっとその仕事を続けていきたいという人にとって良い就職先が見つかるかもしれません。
また経験に自信がない人に対しても、適職診断テストや就職のノウハウに関するコンテンツなどが充実しているので、登録しておくだけでも勉強になります。
Re就活公式サイト:https://re-katsu.jp/career/
DYM就職
就職活動にまだ慣れていない人に向けた合同説明会など、イベントの実施にも積極的で、企業の採用担当者と直接関わることのできる機会が多い点が魅力です。
求人は人柄を重視するといったものも多く、経歴に自信がないけれどやる気には自信があるといった人にはおすすめです。
アドバイザーの詳細についても公開されているので、担当がどういう人なのかわからなくて不安という人にも使いやすいでしょう。
DYM就職公式サイト:https://www.dshu.jp/
マイナビジョブ20’s
20代の利用者からアドバイザーのサポート力に関する評価が高いのが「マイナビジョブ20’s」です。
ニート・フリーターからの転職実績も豊富で、「若手向け」及び「未経験OK」の求人が充実しているのが特徴。
「結局どこを選べばよいの?」と迷った方は、まずは転職の可能性を広げるためにも「マイナビジョブ20’s」に登録しておくことをおすすめします。
マイナビジョブ20’s公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
「30代前半」におすすめの就職エージェント
ニートや無職など就業経験が多くない求職者は、一般的に年齢が若いほど需要は高いとされています。
しかし30代前半でも20代ほどではないとはいえ、需要はまだ少なくありません。以下からおすすめのエージェントについて見ていきましょう。
DYM就職
DYM就職は若手を中心に利用されている転職サービスですが、30代でも多く利用されています。
求人には優良なものが多く、少なくとも35歳までは応募可能といった案件もたくさん掲載されています。
経験の少なさに気後れすることがあっても、元々未経験者を主に扱っているサイトなのでアドバイザーのサポートにも問題ありません。
DYM就職公式サイト:https://www.dshu.jp/
ミイダス
一般的な転職サービスと異なり、基本的には企業側からのアプローチを待つというスタイルが特徴的なのがミイダスです。
まずは登録し、その上で自身の市場価値を検査して、あとは企業からの接触を待ちます。
市場価値やアプローチと聞くと不安に思うこともあるかもしれませんが、検査は機械的に行われるものなので恥ずかしがる必要はなく、むしろ客観的に自分の現在地を把握できるのでおすすめです。
登録した時点でそれなりの数のオファーが来るという話もあるので、そこまで不安になる必要もありません。
ミイダス公式サイト:https://miidas.jp/
「30代後半」におすすめの就職エージェント
30代後半になると、20代や30代前半に比べてぐっと条件は厳しくなってくるので、職歴がないとなるとすぐの就職は少し難しくなるかもしれません。
この場合に重要なのは仕事の経験と実績になるので、まずは派遣として経験を積み、その上で正規雇用を目指していくのがおすすめです。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは大手人材企業であるリクルートの運営する就職支援サイトです。
新卒者や既卒者をメインターゲットとしているサイトではないので、30代後半でも登録することができます。
全年齢が対象のため求人の数と幅は広く、多くの選択肢の中から自分に合ったものを絞っていきたいという人におすすめです。
ただし未経験者の求人は限られてしまうので、その点は注意しましょう。
リクナビNEXT公式サイト:https://next.rikunabi.com/
アデコ
アデコはスイスに本拠を置く世界規模の人材紹介企業です。
世界60か国以上人拠点を持ち、膨大な経験値とネットワークの広さを特徴としています。
それだけに外資系の企業を取り扱っていることが多く、その中でも派遣の紹介が主流となっており、マッチングのハードルも比較的低めであると言えるでしょう。
まずは派遣から経験を積んでいきたいという人におすすめです。
アデコ公式サイト:https://www.adecco.co.jp/
「40代以上(50代)」におすすめの就職エージェント
40代以上になると、転職エージェントの利用は少し難しい側面が出てきてしまいます。
特にフリーターなど就業未経験の求職者は、経験値の代わりに若さを一つの武器することができるので若年層に特化した転職エージェントもそれを基本としてマッチングを行います。
しかし40代以上になると若さも武器とできないため、転職エージェントではあまり扱える案件がありません。
そのため、この年代で就職を考える場合には「ハローワーク」や「ジョブカフェ」など、就職支援を行う公的機関のほうが良い案件に出会える確率が高くなるので、そちらの利用をおすすめします。
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初めてのハローワーク、どんな感じ?服装や持ち物、利用の流れなど準備すべきことを解説
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・ジョブカフェにおける支援 |厚生労働省
ハローワークと就職エージェントの違い
ハローワークも就職エージェントも、どちらも無料で利用できます。
では何が違っているのでしょうか。
それは、「サポートできる範囲」です。
ハローワークでも就業の支援は行ってくれますが、基本的に職業の紹介、また職業訓練・雇用保険の手続きや支給に対してです。
それに対して、就職エージェントでは個々人に専任アドバイザーが付き、カウンセリングをしながら就業までの支援を行います。
例えば面接対策や書類選考の際の添削など、多岐にわたるのです。
それぞれにいいところがありますので、もしあなたが転職をお考えであればどちらも併用しながら就職活動をすることでスムーズにお仕事が見つかるかもしれません。
ニートからの就職が難しい4つの理由
いわゆるニートと呼ばれる人たちは、様々な理由から一般的には企業から敬遠されがちです。
上手に就職活動するためには、まずはそういった理由を把握して根本的な問題を解決しておく必要があります。
では、それぞれ詳しく説明していきます。
1.自分の強みがない
通常、同じ年齢であっても他の職歴などがある人には社会人としての基本的なマナーが身についていたり、仕事のノウハウがある程度把握できているなど、その人なりの強みを持っているものです。
しかしニートとして過ごしてきた人にはそうした経験がないため、企業に対してアピールできる強みと言えるものがないのです。
2.自己PRがわからない
ニートは就職活動や仕事の経験がほとんど無いといったことが多いため、自身の強みが無いだけでなく、どういった点を強みとできるのか、そしてそれをどうアピールすればいいのかということもわかっていないことが多くあります。
企業に対する自己PRという経験自体が無いため、何をすれば企業にアピールできるのかということもわからないことが多いのです。
3.どんな企業がどういう仕事をしているのか想像付かない
仕事の経験のなさは、社会人としての生活そのものの経験が無いということでもあります。
社会人をある程度経験していれば、仕事上の付き合いやちょっとした雑談でも様々な知識を得て、自身に直接は関係しない企業の情報などについても知ることができます。
しかしながら、ニート生活をしているとそうした機会もないため、なかなか企業の仕事を想像することは難しい状況にあります。
4.自分が何の仕事をすればよいのかわからない
多くの社会人は学生から就職活動をしていく中で適性診断を受けたり、自身の希望を固めていく過程があります。
ですがニートはそうした過程も経ていない人が多く、自分に向いた職種や業界、そして自分の希望もあまり真剣に考えたことがないという人も多いです。
どんな仕事をすればいいのかといったことから考えなければならないという問題があるのです。
職歴なし・ニートでも就職しやすい職種
「職歴がないけど正社員としてどんな職種に就職できるのだろうか 」
「ニートで過ごしてきた自分に務まる仕事は何?」
そういった疑問やお悩みをこの記事では具体的な職種を提示して解説していきます。
職種 | 仕事のポイント |
---|---|
システムエンジニア・プログラマー | 未経験者への教育体制を整えている企業も増えているため挑戦しやすい。 |
警備員 | 未経験・初心者歓迎の求人も多く、シニアまで活躍できる職種。 |
介護職 | 無資格や未経験でも正社員で採用されることも多く、実務経験を積みながら資格取得も可能。 |
清掃員 | 商業施設などの多い都心部であれば比較的高収入を狙える。 |
営業職 | コミュニケーション力のある方であれば未経験からでもインセンティブなどで高収入になり得る。 |
事務員 | ある程度PC操作ができ、単調な業務の繰り返しが苦にならなければ問題ない。 |
倉庫作業 | 学歴や年齢、経験など不問で未経験でも正社員として活躍できる。 |
工場勤務 | 仕事内容がマニュアル化されており未経験でも就業しやすい。 |
コールセンター | 基本的な言葉遣い、タイピングなどができれば学歴・資格も必要ない。 |
配達員 | 普通自動車免許を求められることもあるが、年齢・経験不問で採用の企業が多い。 |
トラック・タクシー運転手 | 求人募集が常にあり、難しいスキルが不要。 |
ニート・職歴なしに悩んでいる方でも、「未経験可」や「経験不問」といった仕事はたくさんあります。
最初は「自分に向いていなさそうで不安 」と思っていた仕事でも、トライしてみると案外新たな発見ができて楽しめるものです。
まずは一度視野を広げて、正社員としての職歴を作るつもりで応募してみるといいでしょう。
ニート・無職の就職成功率を上げる10個の就活方法
一般的に就職の確率は新卒や転職などに比べると低いといわれるニートですが、その成功率をできるだけ上げる就活方法について紹介します。
全部で10個あるのでそれぞれ具体的に説明していきます。
1.ニートになった原因を明確にしておく
企業の担当者は、まず応募者がなぜニートになったのかということについて関心を寄せるため、理由については必ず聞かれると考えておいたほうがいいでしょう。
企業としては就職してすぐ辞められても困るので、就職したならばずっと続けてもらえる根拠を必要とします。
理由についてはあまり胸を張って言えないことも多いかもしれませんが、就職には前向きであることや、将来についてポジティブに伝えるようにするといいでしょう。
2.空白期間に行っていたことを考えておく
理由について聞かれるのと同じように、その期間に何を行っていたかということもほぼ確実に聞かれることになります。
そのことについてまず気をつけたいのが、嘘はつかないということです。
嘘は取り繕ってもバレてしまうことが多く、もしも嘘がバレれば信用は一気に失ってしまいます。
どんなものであれ、まずは正直に話すようにしましょう。
その上で、就職を思い立った理由や、今後の働きぶりを信頼してもらえるに足る意気込みを伝えることが大切です。
3.就職希望先の条件に優先順位を付ける
ニートということはそれだけで就職の条件としては厳しく、やはり転職者や新卒に比べると選ぶことのできる企業は限られてしまいます。
そのため、完全に理想通りに行くということは難しく、ある程度の妥協は必要となってきます。
その時に必要なのが条件の優先順位です。
たとえば収入を一番にしたいのか、労働時間を少なくしたいか、落ち着いて働ける環境を大切にしたいか。
自分に合った就職先を絞っていくためにも、自身の希望に優先順位を付けておくと良いでしょう。
4.「今すぐ就職活動を始めたい」と伝える
就活エージェントは、利用者にはできるだけ就職に成功して欲しいと考えています。
そのため、相手の意気込みによってもモチベーションは変わり、たとえば反応が薄かったり、あまりやる気の見えない相手に対しては積極的に求人を紹介しないこともあります。
そうしたことにならないためにも、すぐにでも就職したいといった要望を伝えることも大切です。
5.担当者が合わないと感じたら変更してもらう
担当者も人間であり、どれだけ優秀であっても人間同士には相性というものがあります。
たとえ能力が高くとも自分のペースとは違っていたり、性格的に噛み合わないということもあるでしょう。
そうした場合には担当の交代を願い出ることも一つの方法です。
担当者にとってもペースの合わない相手とのやり取りは結局うまくいかないことも多くあり、変更したほうが互いのためになることは少なくありません。
6.経歴やスキルを誇張しない
就職活動において、相手に嘘をつくという行為は禁物です。
感情の問題など、言い替えのきくものについてはある程度の裁量も必要ですが、特に経歴やスキルについては誇張などによって一時的に良い印象を与えられたとしても、後でその期待通りの働きを見せることができなければ大きく信用を失ってしまうことになります。
7.最低でも2週間に1回は担当者と連絡を取る
担当者は基本的に一人だけでなく、多くの求職者を担当していることが常です。
そのためあまり就職の意欲が見えない相手には熱心に求人を紹介することはなく、やがて連絡もあまり取らないようになってしまいます。
優良な求人を紹介される優先順位も下がってしまうため、担当者とはできるだけまめに連絡を取るようにしましょう。
8.あらゆる角度から企業調査を行う
もしも気になる企業があれば、自分自身でもネットを検索して口コミを見てみたり、公式サイトから情報を収集するなど積極的に企業調査を行いましょう。
担当者も様々な情報を提供してくれますが、一方的な情報だけでは多面的にその企業について知ることはできません。
上場企業であれはIR資料を見たり、有価証券報告書などをチェックしてみるのもいいでしょう。
9.推薦文の内容を自らチェックする
エージェントを通して求人に応募する場合、担当者がその推薦文を企業に対して出すことになります。
担当者によっては書類をそのまま書き写すだけということもあり、場合によって自分自身でアピールしたい部分が欠けてしまうこともあります。
企業に対して自分の良さがきちんと伝わるよう、推薦文は担当者に言って自分自身の目できちんとチェックするようにすることも大切です。
10.複数の就職エージェントに登録する
就職活動をする場合には、就職エージェントは複数に登録することが基本です。
たとえ求人数の多い大手であっても、エージェントによって得意不得意があり、また営業の違いによって求人の傾向も異なるところがあります。
未公開求人も多いため、選択肢を増やし可能性を広げるためには一つだけでなく複数のエージェントに登録することをおすすめします。
ニートから就活・就職するまでの流れ
ニートから一念発起して仕事を始めたいと思ったとしても、経験不足などもあって何から始めたらいいのか今一わからないことも多いかもしれません。
そうした悩みを抱える人たちに向けて、ニートから就職するまでの流れを紹介します。
STEP1. 就職エージェントへの登録
まず第一に、自分に合った職を探すには就職エージェントへの登録をおすすめします。
就職エージェントは無職の期間などブランクのある求職者や、就職経験のない人へも広く門戸が開かれており、担当アドバイザーが親切に対応してくれます。
STEP2. アドバイザーとの面談
エージェントに登録すると、まずアドバイザーとの面談の日取りを決めることからはじまります。
面談と言ってもそこまで緊張する必要はありません。
これまでの経験や資格などのスキル、そして希望する職種や待遇などを確認して、より自分に合った就職先を探すための情報のすり合わせを行います。
STEP3. 求人の紹介
面談などで利用者の情報についての確認が終わったら、しばらくしてアドバイザー側から求人が紹介されてきます。
事前に聞いておいた希望に沿い、かつ経験やスキルなどにも見合った求人が送られてくるので、しっかりと吟味しましょう。
STEP4. 書類作成・履歴書の添削、面接対策
求人情報のめどが付いたら、次は応募のための書類を作成します。
これまでしてきた仕事の経験や持っている資格、そして履歴書などをアドバイスを受けながら作成し、そして面接へ向けた対策もします。
面接対策は一般的なビジネスマナーなどに始まり、希望する企業や業界特有のコツなども教えてもらうことができます。
STEP5. 求人への応募
準備ができたら求人への応募となります。
アドバイザーに紹介された求人の中から、自分ができそうなものや給与などの待遇面が希望に合ったものを選んで応募します。
就職エージェントの場合、近年では応募はweb上のみで済まされられるものも多くあります。
STEP6. 採用面接・選考
応募が完了したら、次は面接を受けて会社側の選考となります。
面接の日取りなどはアドバイザーが代行して調整してくれることも多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。
面接が苦手という人には、アドバイザーが付いてきてアピールポイントなどを代わりに提案してもらえる面接同行サービスが行われているエージェントもあります。
STEP7. 内定・入社
面接と選考が終わり、無事内定をもらえたら後は入社を待つばかりです。
また入社日や、給与・労働時間などの細かい交渉についても、アドバイザーが間に入って利用者の希望と会社側の調整をしてくれるエージェントもあります。
気になることがあったらエージェントに相談して入社に備えておきましょう。
【体験談】ニート・無職から就活して社会復帰した人の声
周囲の友人や同期が社会人として活躍している中、自分はニート…。「人生詰んだ」と心折れてしまう気持ちはわかります。
ここでは、ニートから社会復帰することが叶った方の声を紹介します。
「もうそろそろニート生活を終えたい」と考えている方は、じっくり読んで参考にしてみてください。
がむしゃらに頑張る時期も大切なのでは。(33歳・男性)
ミュージシャンになるという夢を諦めきれず、20代の頃は自分自身が貧乏でも良いから生活できるスタンスを選択していました。
しかし、現実を身にしめて感じるようなり、正社員として働くことに目標転換を30代には夢みる様になりました。
先ずは何もビジネススキルがないので、とにかく派遣社員として、事務員の仕事をはじめ、簿記やFPの資格を取り、とにかくがむしゃらに今の仕事に取り組みました。
そしたらいつの間に正社員になることができました。
友人の話を聞き、ニートからの就職を決意(27歳・男性)
私は大学を卒業しましたが、新卒の就活に失敗し、そこから約6年間の間ニートをしていました。
新卒就活の失敗により、「自分は社会に必要とされていない存在なのではないか」と思うようになり、自信を失っていました。
しかし25歳になったあたりから、大学時代の友人が会社で出世した話や子供ができた話を聞くことが多くなり、このままではいけないと思うようになりました。
そこから一念発起し、就活サイトに登録。合計で数十回以上の面接を重ね、途中で心が折れそうになりながらも、なんとか内定を獲得しました。
そして今私は商社の営業マンとして働いており、見事社会復帰を果たしました。
今は楽しく仕事ができていて、出世をするために日々努力をしています。
高卒ニートから脱出できたのは就活支援サイトのおかげ(24歳・男性)
高校を卒業してすぐに就職しましたが、2週間で辞めてしまい、その後3年間ニートをしていました。
さすがに実家での居心地も悪くなってきた頃に、家を出たいと思うようになっていました。
でもまずお金が必要で、親の勧めもあり、Re就活という支援サイトへの登録をしました。
スタッフさんはカウンセリング時にとても親身に話を聞いてくれて、自分の経歴でも受けられる会社を数社紹介してくれました。
いきなり普通の面接に向かうのはニートにはかなりハードルが高いです。
しかし、スタッフさんが会社にある程度話をしてくれていたので、面接当日も少し不安が和らぎました。
スタッフさんの協力があり、無事内定をいただきました。
現在も正社員として仕事できている事に感謝しています。
友達の結婚式に呼ばれるようになって…(31歳・男性)
初めて就職した会社がかなり厳しいところで、その激務に耐えかねて退職し、しばらくは貯金を切り崩しながらフラフラと生きていました。
ですが学生時代の同級生たちから同窓会や結婚式の招待状などが来るようになって、どこか居心地の悪さを感じるようになり、このままではいけないと再び就職を決意。
やはり楽ではありませんが、以前よりは自分に合った職場が見つかり、いくらか自信も持てるようになりました。
友達の結婚式にも胸を張って出席できるようになりました。
ニートから社会復帰した人のネット上の声
また、ニートから社会復帰した人の意見や声をネット上で調査してみたところ、以下のようなものがありました。
- ニート生活に飽きた…仕事したい
- ニートから就職したけど、仕事ができるか不安…
- ニート生活の方が長いけど正社員として働けている
- 今度の仕事は最低でも1年頑張りたい
- ニートから就職したけど就職先に満足してないので半年後にまた転職活動をする
■「ニート生活に飽きた…仕事したい」
ニート生活始めて1年半年くらい経つけどがちで飽きた仕事したいそろそろ陽の光浴びて花になりたいそして大地と一体となり、“生”を自ら感じ、最期は牡丹のように美しく散って逝(ゆ)きたい
— ₺ƾ様 (@Identity_mochi7) July 4, 2022
https://twitter.com/emmarionismmm/status/1540106674874089472
約2年のニート生活にも終止符かと思うとちょっと寂しいけど、ニートも飽きた…1年過ぎたあたりからは虚無だったもんな
— ののか (@berrytart0x0) April 13, 2022
■「ニートから就職したけど、仕事ができるか不安…」
https://twitter.com/behappy_ntmkzs/status/1542334235272712193
ニート生活が一応今日で終わりなのまじでしんどいなぁ
明日から仕事復帰だけど、ほんとに出来る気がしなくてギャン泣きしかしてないし…うん…大うつじゃないから寛解にはなれるって言うけど、うつの治療ってほんと終わりなくて、闘病3年目とかざらにいるから私は何年かかるんだろうってふと怖くなる
— かおるん ♚ЯeI♔ (@k_m_dance_nana) November 21, 2021
■「ニート生活の方が長いけど正社員として働けている」
2年目途中で休職⇒2年半の休職期間を経て復帰⇒2ヶ月半経ったところで再び休職そのまま退職⇒退職後すぐバイト⇒オーナーのパワハラが原因で2週間で辞める⇒2ヶ月弱ニート⇒未経験無資格病院受付スタッフ(正社員)←イマココ
働いてない期間のが長くて社会人に擬態してる感覚なんよ。— うにゅ (@tjtjtjtj1230) July 6, 2022
■「今度の仕事は最低でも1年頑張りたい」
本日3ヶ月半に及ぶニート生活の最終日でした。
たぶん7時間くらいマリオカートしてました。
明日から働く会社は最低1年頑張れるようにしたいです(ボソッ)— しょうが (@shoga_reds) June 30, 2022
■「ニートから就職したけど就職先に満足してないので半年後にまた転職活動をする」
https://twitter.com/a7akane/status/1543593565993185280
ニート・無職の就活に関するよくある質問【Q&A】
ニートや無職の場合には、就活についてよくわからないことも数多くあると思います。
ここではQ&A形式で、それらの疑問に答えていきます。
Q1. ニートでも本当に採用してくれる企業はあるの?
人材が常に不足している業界というのは様々にあり、そうした企業では言ってしまえばどんな人材であってもとりあえず人数が欲しいといったこともあります。
基本的には経験や資格などを持った優秀な人材が欲しいという企業の方が多いですが、そうした中でもやる気があり、しっかりと仕事をしてくれる人材ならば採用したいという企業もたくさんあります。
Q2. 未経験ニートでも長く続けられる仕事の特徴は?
長く続けられやすい簡単な仕事という意味では、工場作業員、警備員、ビルメンテナンスの仕事などが挙げられます。
慣れるほど仕事がしやすくなることはどれにも共通していますが、高度な技術は必要なく、同じ作業を繰り返しているだけといった仕事が続けやすい傾向にあります。
ただし体力はある程度必要になるので注意しましょう。
Q3. 職歴があまりないのだけど、職務経歴書は準備すべき?
基本的にはニートなど就職経験が無い人でも、職務履歴書については用意するようにしましょう。
企業としては求職者についての情報がまったくないため、少しでも情報を知っておきたいというのが本音です。
アルバイトの経験なども職歴に含めることができるので、そうした経験があれば書いておきましょう。
また書き方がよく分からない場合にはエージェントの担当者が相談に乗ってくれます。
Q4. ブラック企業の求人を紹介してこない?
現実として、就活エージェントの求人の中にもブラックと呼ばれるものは存在しています。
ただしブラックに明確な定義はなく、たとえば残業が多い、休日が少ないといった企業も人によってはブラックと言われてしまうこともあります。
人によってブラックの感覚は異なる部分でもあるので、大事なのは自分に合っているかどうかです。
なのでたとえば残業を避けたいならば残業の少ない企業を選ぶようにするなど、自分の中で優先順位を決めておくことも大切です。
Q5. 社会人経験がないけど求人に応募できるの?
求人の中には未経験者歓迎としているものも多くありますが、その実情は企業によって違っています。
社会人経験自体を不問の場合もあれば、その業種や職種についての未経験を指していることもあります。
ただ企業側もその辺については曖昧にしていることが多く、実際のところ応募してみなければわからないことも少なくありません。
そうした疑問がある場合には、担当者に直接その企業について聞いてみるのがいいでしょう。
Q6. 高卒(中卒)で職歴がないけど就職エージェントを利用できるの?
就職エージェントは基本的に、職歴がなくとも登録可能になっています。
転職の市場においては、就職経験だけでなく若さも一つの武器となります。
そのため、若くやる気のある人材を欲する企業であれば、そのまま就職がうまくいくことも少なくありません。
またアルバイトの経験があるならば同じ業種を選ぶことで就職に有利に働くことがあるので、そうした業種を選ぶのもいいでしょう。
Q7. リクルートエージェントやdodaってニートに不向きって本当?
リクルートエージェントとdodaはともに転職支援実績が豊富な大手転職エージェントではありますが、残念ながら職歴のないニート・無職が利用するのには向いていません。
リクルートエージェントやdodaの主要な利用者層は「転職」や「キャリアアップ」という明確な目的のある社会人です。
正社員経験のないニート・無職を対象とした未経験OKの求人案件をほとんど取り扱っていません。
たとえ登録したとしても就職のサポートをしてもらえる可能性は極めて低いでしょう。
まとめ
今回はニート・無職の就活に最適な就職エージェントや上手に就職するコツなどを紹介しました。
最後にもう一度、就職エージェントに関する情報をおさらいすると、
- ニート・無職でも応募可能な求人を扱っている
- 書類の添削や面接対策といったサポートも受けられる
- キャリアアドバイザーが悩みや不安を解消するためにフォローしてくれる
の3点が挙げられます。
効率よく就職活動したいという方は、サポート力や求人案件の相性を比較するため2~3社の就職エージェントに登録してみましょう。
そうすることで、就職成功率を飛躍的にアップできます。
ぜひこのページを参考にニート・無職生活に終止符を打ってみてくださいね。