フリーターから正社員として就職するためには、転職エージェントを利用するのが最も効果的だと言われています。
「そうは言っても自分の経歴で良い求人を紹介してくれるの?」
「未経験・フリーターが転職エージェントを使ったらどんなメリットがあるの?」
「そもそもどの転職エージェントを使えばよいの?」
といろんな不安が湧き出てくる方も多いはずです。
そこで今回は
- フリーターが転職エージェントを絶対に使うべき理由
- フリーターにおすすめの転職エージェント
- 目的別におすすめのフリーター向け転職エージェント・サイト
- フリーターが転職エージェントを利用するメリット
- フリーターから正社員として就職しやすい職種
などについて解説していきます。
この記事を読むことで、フリーターから就職を成功させる秘訣がわかるようになるので、ぜひ参考にしてください。
フリーターが転職エージェントを絶対に使うべき4つの理由
フリーターが就職を考えた時、まず何から始めればいいのか、どうすればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そうした人には転職エージェントの利用がおすすめです。
なぜそうするべきなのか。
以下からその理由について説明しましょう。
1.フリーターの転職活動を独力で行うのは困難を極める
日本では就職に関する自由度が、まだ他の国と比べても高いとは言えません。
社会からのフリーターへの偏見は根強く、会社側としても、もし雇ってもすぐ辞められてしまうのではないか?といった懸念があります。
そうした環境でフリーターが自分の力のみで転職活動をすることは非常に難しく、就職活動だけで疲れ切ってしまうことも少なくありません。
2.「フリーターOK」の好条件求人を探すのに手間を要する
現実的に求人を探すとなるとハローワークや求人サイトに掲載されている情報の中から見つけていくことになりますが、そうした方法ではとても範囲が広く、フリーターでも就職可能な案件にはなかなか行き着くことができません。
ですが転職エージェントならばフリーター専用のものなど、それぞれの分野に特化した求人情報を集められるので、簡単に自分に合った求人を見つけることができるのです。
3.企業との「マッチング率」がアップする
もしも就職に成功したとしても、その仕事先が本当に自分に合っているのかどうかは仕事を始めてみないとわからないところがありますよね。
仮に思っていたのと全く違う環境であったなら、せっかく就職できたのにまた退職してしまうか、あるいは我慢して働き続けるしかなくなってしまいます。
その点で転職エージェントならば対象となる企業の情報を事前に把握しているので、ミスマッチを未然に防ぐことも可能なのです。
4.転職エージェント経由で応募すると「採用率」が上がる
転職エージェントはこれまで多くの就職を成功させてきた実績があり、取り引きのある企業との信頼関係も築かれています。
そこを経由して求人に応募すれば担当者が推薦文を書いてくれるので、それだけでも採用率はぐんと上がります。
個人の場合には企業側としても相手をどこまで信用していいかわからないので、どうしても採用は慎重になってしまうのです。
すべてのフリーターにおすすめできる転職エージェント7選
転職エージェントはその名前からもわかるように、基本的には正社員の転職をサポートするためのエージェントです。
ですがその中でも、主に若い層をターゲットとしているエージェントはフリーターでも利用しやすいと言えます。
そうした主要転職エージェント7つを紹介します。
ハタラクティブ
既卒や第二新卒、フリーターの就職へのサポートを専門としている転職エージェントです。
就職未経験の利用者に対するサポートも丁寧で、正社員になるためにアピールできそうなスキルや資格などについて面談で入念に調査を進めるとの評判です。
書類選考の通過率も高く、職歴に自信がない人にもおすすめです。
ハタラクティブ公式サイト:https://hataractive.jp/
UZUZ(ウズキャリ)
20代のフリーターやニートなどの就職にも力を入れている転職エージェントです。
比較的新興のサービスですが、それだけに勢いがあり、じっくりと聞き取りを行う面談に割く時間なども他社に比べて多いと言われています。
基礎的な社会人としてのスキルを学ぶことのできるカレッジも開催しており、何もわからないために就職が不安だという人におすすめです。
UZUZ(ウズキャリ)公式サイト:https://daini2.co.jp/
就職SHOP
人材紹介大手のリクルート社が20代の既卒・第二新卒・フリーターなどに向けて運営している転職エージェントで、大手らしく実店舗も有しているため、担当者と顔を合わせた生の面接指導などを受けることも可能です。
書類選考がない点も特徴的で、申し込めば面接からすぐに受けることができます。
就職Shop公式サイト:https://www.ss-shop.jp/
DYM就職
大手企業であるリクルートの運営する転職エージェントであり、20代のフリーターや第二新卒などに人気です。
ブラック企業による求人の排除に力を入れており、また求人の8割は書類選考が必要ないなど、職歴やスキル等に自信が無いという人におすすめです。
全国に拠点があるため、大都市以外の就職を考える人にとっても使いやすいでしょう。
DYM就職公式サイト:https://www.dshu.jp/
JAIC(ジェイック)
日本全国の主要都市に拠点を持ち、地方なども細かくカバーしている点に定評があります。
無料で行っているセミナーの充実度は高く、社会人未経験の人でもビジネスの基礎的なマナーなどをここで学ぶことができます。
面接対策や書類のアドバイスについても丁寧で適切といった評価は多く、若手向け転職エージェントの代表格とも言える存在です。
ジェイック(JAIC)公式サイト:https://www.jaic-college.jp/
マイナビジョブ20’s
登録者の8割以上が20代で社会人経験も3年未満という、フリーターにとっても利用しやすい転職エージェントです。
人材大手であるマイナビが開発した適性診断は信頼性が高く、世界中で数千万人が利用しているとも言われています。
職歴に自信がない人でも担当者が親身になってアピールポイントを一緒に探してくれるので、安心して利用しやすいでしょう。
マイナビジョブ20’s公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
第二新卒エージェントneo
第二新卒をメインとする転職エージェントですが、就職経験のないフリーターでも登録が可能です。
内定をもらった後の入社までの間に研修を受けることができ、そこでは社会人としての基本的なマナーを学ぶことができます。
また不採用になった場合はその理由を知ることもできるのが特徴で、自分に何が足りなかったかを知り、次に生かすことができます。
第二新卒エージェントneo公式サイト:https://www.daini-agent.jp/
正社員経験ありのフリーターにおすすめの転職エージェント
フリーターの就職は一般的に、新卒者や第二新卒の転職者に比べると難しいとされていますが、それでも正社員経験など過去に職歴がある場合には、比較的有利に就職を進めることができます。
そうした正社員経験のあるフリーターにおすすめの転職エージェントを紹介します。
マイナビエージェント
大手総合転職エージェントの一つであり、全年代に対して幅広い転職サポートを行っています。
はじめの面談で職歴やスキルなどについて聞かれるので、正社員経験があることをそこで担当者に伝えておけば、それに応じた求人を紹介してもらえます。
各業界に通じたキャリアアドバイザーがそろっているので、希望の職種も見つかりやすいでしょう。
マイナビエージェント公式サイト:https://mynavi-agent.jp/
doda
会員登録者数は日本最大級とも言われる転職エージェントがdodaです。
幅広い年齢を扱っていますが、全体としては比較的若い層が多く、フリーターでも応募可能な案件も多く扱っています。
対象となる企業の社風や残業などに関する情報が充実しており、自分に合った働き方を探しやすいエージェントだと言えるでしょう。
doda公式サイト:http://doda.jp/
リクルートエージェント
実績において業界ナンバーワンとも言われ、求人数も業界において最多を誇るとされているのがリクルートエージェントです。
それだけに求人の幅は広く、上場企業などから中小の企業まで選択肢の数が非常に多いのが特徴です。
またサポート面での評価も高く、好条件で就職できたという口コミも多くあります。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
自分だけでマイペースで求人を探したい人におすすめの転職サイト
転職エージェントは通常、担当者がついて就職をサポートしてくれるため、逆に言えば自分のペースでゆっくりと就職活動をするのには向いていない側面もあります。
そうした人に向けて、自分のペースで活動しやすい転職サイトを紹介します。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは業界大手であるリクルート社が運営する国内最大級の規模を誇る転職サイトです。
非常に多い求人数があり、業種の幅も広く、たくさんの選択肢の中から自分に合った求人を見つけることができるでしょう。
担当者が付かないので応募を急かされることもなく、また企業側からオファーが来ることもあるのが特徴です。
リクナビNEXT公式サイト:https://next.rikunabi.com/
Re就活
第二新卒やフリーターなどの20代に特化した転職サイトがRe就活です。
エージェントサービスもありますが、そのサービスを受けずに自分のペースで就職活動をすることも可能で、未経験者向けの求人も豊富に揃えられています。
写真などの多い各企業の雰囲気が掴みやすいという情報の充実も評判です。
Re就活公式サイト:https://re-katsu.jp/career/
キャリトレ
株式会社ビズリーチが主に20代の若者をターゲットに運営している転職サイトです。
若手や未経験者への求人が充実しており、担当者はつかないので自分のペースで就職活動を進められますが、登録しておくだけで企業側からスカウトが届くこともあります。
スカウトによって自分の需要などについて知ることもできるので、まずは登録だけしてみるのもいいでしょう。
キャリトレ公式サイト:https://www.careertrek.com/
キャリアカウンセラーの評判が良いフリーター向け転職エージェント
ここでは、就職の専門家として求職者のサポートをするキャリアカウンセラーからの評判が高い、フリーターに向いている転職エージェントを紹介します。
就職SHOP
就職SHOPは人材紹介業者として最大手であるリクルート社が、第二新卒やフリーターを対象として運営している転職エージェントです。
本サービスの最も特徴的な部分は書類選考が無いという点で、求人と条件が合っていて応募さえできれば、面接から受けることができます。
書類に不安があり、直接アピールしたいという人におすすめです。
就職Shop公式サイト:https://www.ss-shop.jp/
マイナビジョブ20’s
リクルートに次ぐ業界大手であるマイナビが、20代の若手をターゲットとして運営している転職エージェントです。
未経験者でも応募可能な求人は多く、登録しておいて損はないでしょう。
他の分野における転職サービスでも培われてきた洗練されたシステムにより、スムーズに手続きを進められると評判です。
マイナビジョブ20’s公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
第二新卒エージェントneo
名前にもあるように、第二新卒を中心として20代の若手に向けた転職支援を行っているエージェントサービスです。
面接対策やアドバイザーへの相談のしやすさに定評があり、利用者の満足度が高いのも特徴です。
フリーターの案件も多いので、自身のキャリアについても積極的に相談してみるといいでしょう。
第二新卒エージェントneo公式サイト:https://www.daini-agent.jp/
フリーター・未経験からエンジニアを目指す方におすすめの転職エージェント
未経験であっても、技術があれば需要もあるのがエンジニアの特徴です。
未経験者やフリーターでも利用のしやすいエンジニア志望者向けの転職エージェントを紹介します。
マイナビIT AGENT
業界大手であるマイナビがIT業界に特化して運営している転職エージェントです。
IT業界とひとくくりに言ってもその業種は幅広く、インターネット関連から金融関係、監査法人など多種多様な求人がマイナビならではの営業力によって集められています。
非公開求人も多くあり、就職活動を有利に進めることが可能です。
マイナビIT AGENT公式サイト:https://mynavi-agent.jp/it/
GEEK JOB(ギークジョブ)
GEEK JOBはオンラインでプログラミングについて学ぶことができ、さらに就職のサポートも受けることができるというスクールです。
フリーターなど、ITエンジニアの分野に興味はあるもののスキルが無いために迷っているという人に向いています。
スクールのため基本的には有料となりますが、審査を通過できれば無料で学びながら早期就職もできる「スピード転職」コースもあります。
GEEK JOB公式サイト:https://camp.geekjob.jp/
レバテックキャリア
レバテックキャリアはメディア事業などでも知られるレバレジーズ株式会社が、業界での知名度を活かし、IT関連事業への転職に特化したサポートを展開しているエージェントです。
フリーランスのサポートに長けており、IT業界に詳しいアドバイザーに担当してもらえるので、業界の事情などについて相談に乗ってもらうこともできます。
レバテックキャリア公式サイト:https://career.levtech.jp/
ギークリー
GeeklyはWebサービスやゲーム業界への就職に特化した転職エージェントです。
担当するアドバイザーはIT・ゲーム業界に精通しており、質の高い求人を紹介してもらうことができます。
業界未経験の場合でも技術があれば就職できる企業はあり、しっかりとしたサポートを期待することができます。
ギークリー公式サイト:https://www.geekly.co.jp/
フリーターが転職エージェントを利用することで得られる8つのメリット
フリーターが就職を考えるならば、転職エージェントの利用がおすすめです。
ここでは、転職エージェントを利用することのメリットについて紹介していきましょう。
1.フリーター向けの求人数が多い
転職エージェントには、利用者の属性を特に決めていないものと、専門分野や年齢などによって特定の対象に絞っているものとがあります。
その中には第二新卒やフリーターなど、20代のまだ社会人経験が多くない人を対象とした転職エージェントも存在しています。
そうしたところでは求人も当然、フリーターの応募しやすい条件のものが多くそろっているのです。
2.非公開求人を紹介してもらえる
転職サイトなどでは登録をしなくても閲覧することのできる求人情報が掲載されていますが、それはサイトの保有している求人のごく一部でしかありません。
サイトに登録した会員だけが紹介してもらうことのできるものを非公開求人と言い、これは条件が他のものより良かったり、他のサイトには無い独自のものであるということも多くあります。
3.求人紹介から内定まで手厚くサポートしてくれる
転職エージェントに登録すると担当者が付き、希望に合った求人を紹介してもらうことができます。
担当者の仕事はそれだけにとどまらず、提出する書類の書き方のアドバイスや添削、面接対策など様々な点で利用者に対して親身になってサポートしてもらうことができます。
内定が決まって入社する日まで、しっかりとサポートしてくれるでしょう。
4.今後のキャリア形成について相談できる
たとえば自分がこれまでアルバイトなどでしてきた経験や、所得した資格、仕事のスキルなど、転職エージェントに登録をすると、利用者は就職活動に関係する自身の情報も担当者へ伝えることになります。
そしてそこから将来的にはどうするのか。
どんな仕事に就いて、どんなキャリアアップを目指したいのかといった将来についての相談にも乗ってもらうことができるのです。
5.履歴書・職務経歴書の効果的な書き方を指導してもらえる
求人への応募には履歴書や職務経歴書などの提出が必要になります。
しかしこれまでに就職活動の経験もあまり無いと、そうしたものを書くことにもあまり慣れていないのではないでしょうか。
転職エージェントではそういった書類の基本的な書式から、より応募先の企業にアピールしやすい効果的な書き方などについても指導してもらうことができます。
6.面接対策を練ってくれる
就職活動においては、面接も必ずついて回ってくるものです。
面接では基本的に人柄が考え方などについて見られることになりますが、あまり慣れていないまま緊張して臨むと、本来の力を発揮しきれないかもしれません。
転職エージェントではそうしたことになってしまわないよう、入念にシミュレーションを重ねたり、その業界や企業において好まれる受け答えなどのアドバイスも貰うことができます。
7.待遇・給与条件の交渉をしてくれる
待遇や給与についても、自分がそこで働いていく以上、こだわっていきたいところですよね。
しかし経験も少なく、まだ若いフリーターが企業を相手にしっかりと自分の権利について交渉するなどといったことは現実的にはまず無理でしょう。
ですが転職エージェントではそういった交渉の代行も請け負っており、もちろん根拠のない無茶な給料アップなどはできませんが、必要な条件については代わりにしっかりと交渉してもらうことができます。
8.面接等の日程調整を代行してくれる
給与や待遇と共に、面接などの日程を企業と調整するのも難しいところです。
アルバイトをしているならばシフトとの兼ね合いもありますし、合否を決める立場にある相手に対して、その日は無理といったことはとても言い出せるものではありません。
そうした日程の調整についても転職エージェントでは代行してもらうことができます。
フリーターの就職成功率をアップさせる転職エージェントの活用テクニック5選
フリーターが転職エージェントを利用する際に、次の5つのテクニックを使うと就職成功率を劇的にアップさせることができます。
- 「すぐに転職したい」と明確な意思を伝えておく
- 譲れない希望条件を決めておく
- アドバイザーと2週間に1回は連絡して信頼関係を築く
- 担当者と相性が合わない場合はチェンジしてもらう
- 転職エージェントは1社に絞らず複数社を利用する
では、上記したテクニックについて具体的に見ていきましょう。
1.「すぐに転職したい」と明確な意思を伝えておく
すぐに転職したい旨を転職エージェントの担当者に伝える事が大切です。
本気ですぐに働きたい意思を伝える事で真剣に転職先を探している印象を与えられます。
本人の意思が弱いとなかなか良い転職先が見つからないのはもちろんのこと、担当者のサポートにも迷いが生じます。
「すぐに転職したい」「2か月以内には転職を決めたい」と強い転職意欲があることを担当者に伝えることで双方が二人三脚で転職成功へ向けて動き出せます。
2.譲れない希望条件を決めておく
転職先を探すにあたり、これだけは譲る事が出来ないといった条件を事前に決めておきましょう。
例えば、夜勤の無い転職先を希望したり、勤務地や勤務時間など様々な条件に対して妥協できない条件があると思います。
自分が希望するこれらの条件に優先順位を決めておいて、転職エージェントの担当者と打ち合わせを進めていく必要があります。
3.アドバイザーと2週間に1回は連絡して信頼関係を築く
転職エージェントが決まったら、実際に転職アドバイザーの方と打ち合わせをしていきます。
アドバイザーとの信頼関係は、転職先を探していく上でとても重要です。
連絡を密に取ってコミュニケーションを取ることで、希望条件の確認や転職先の方向性などを随時確認でき、また常に転職に意欲的な人と認識されます。
そうすることで鮮度の高い優良求人を優先的に紹介してくれることにつながる可能性もあります。
転職エージェントのアドバイザーと、信頼関係を築いていく事がキーポイントになります。
4.担当者と相性が合わない場合はチェンジしてもらう
転職エージェントが決めるとアドバイザーや担当者が決まります。
実際に転職先を探し始めていくうちに、希望の求人を紹介してくれなかったり、転職エージェントのアドバイザーと上手く連携が取れなかったりする事もあります。
そんな時には、悩み続けずに早めにアドバイザーの担当者を変えてもらう事がおすすめです。
無理に継続するよりも、早めに担当者変更の依頼を行ってください。
5.転職エージェントは1社に絞らず複数社を利用する
転職先探しの際に、転職エージェントに登録しますが、その際には1社のみの転職エージェントではなく複数のエージェントに登録して併用することをおすすめします。
1社に限定してしまうと、希望どおりの求人を紹介してくれなかったり、紹介頻度が少なかったりで上手く進まない時に困ってしまいます。
また、転職エージェントごとに特徴や得意なジャンルも異なるため、複数のエージェントを利用すると効率的に転職活動ができ、最短で転職成功の道を歩むことができます。
フリーターから正社員として就職しやすい職種
「フリーター生活が長かったから正社員として採用してくれるか不安… 」
「正社員として働きやすい職種ってあるの?」
と就活を検討しているフリーターの中には職種に関してこのような悩みを抱えている方もいるはずです。
結論としては、「フリーターから正社員になれる職種はたくさんある」と言えます。
以下の表に記載した職種は「未経験可」「経験不問」といった正社員求人が多い傾向があります。
「職種にはこだわらないので、まずは正社員として働いてみたい」
といった方は、社会人としての経歴を作るつもりで上記のような職種へ応募してみるのもよいでしょう。
フリーターから正社員就職体験談
ここでは、フリーターから正社員として就職できた方の体験談を紹介します。
「フリーターを脱出して正社員として働きたい」と思っている方は、ぜひじっくりと読んでみてください。
正社員との待遇の違いに驚いてしまった
大学は卒業したものの、周りの同級生たちのように就職活動はせず、そのまま学生時代のバイトをずるずると続けていました。
一番の理由はその状態が楽だったからで、慣れた仕事に慣れた環境、収入もそれほど困っておらず、あまり難しいことを考えるのが面倒だからでした。
しかしそのバイト先に自分の1コ年下の社員が入ってきて、親しくなってみるとその待遇の違いに驚き、きちんと正社員として働かないと駄目だなと決心して就職しました。
やはり保険や将来などのことを考えると、就職して良かったと思います。
常連のお客さんに影響されて
居酒屋でのアルバイトをずっとしていたのですが、そこには色々なお客さんが来ていて、時に常連さんと仲良くなることもあります。
そうした中で知り合ったお客さんに、土木関係の仕事をしている人がいました。
正直、土木なんて泥臭いと心の中ではバカにしていたのですが、話を聞いていると大きな橋を作る仕事などスケールの大きい話もあり、次第に引き込まれていくようになりました。
それで興味を持って雑誌などを見ているうちに自分もその世界に魅了され、いつか大きい現場で働いてみたいと、フリーターからでも就職できる関連の仕事を転職エージェントで探してもらい、なんとか就職できました。
まだ全然下っ端ですが、目標のために毎日がんばってます。
就活するにあたって、そもそもフリーターを選択をした理由を分析してみた
エージェントとの面談でまず言われたのが「フリーターという選択をした理由をちゃんと説明できるようにした方が良い」ということでした。
面接官としてもやはりこの点は1番気になるところだそうです。
そこで私はプログラミング技術を身につけるために、自由な時間を確保しやすいフリーターをしていたということにしました。
とはいえ完全な嘘はバレてしまうため、実際にプログラミングの勉強を始めました。
ある程度の知識が身についたところで面接に挑みました。
やはり職歴のことは詳しく聞かれましたが、上記のことを伝えると面接官も納得したようでした。
結果、採用という結果でした。無事その会社に入社したあと、当時の面接官と話す機会があったのですが、その時の言葉が印象的だったので最後にお話しします。
「論理的に話すことができ、コミュニケーション能力が十分にあるかどうかを重視していたため、発言の真偽は二の次だった。」
何かの参考になれば幸いです。
転職エージェントと二人三脚で転職を決めることができた
フリーターから就職をするには様々な不安があったので、転職エージェントを利用できたのはとても心強かったです。
転職エージェントの担当者は親身に相談に乗ってくれて、こちらの要望にあてはまる転職先を探して候補をあげてくれました。
基本的な情報はもちろん、その職場の雰囲気なども教えて貰うことによって、自分でも働けそうかどうかを想像しながら転職先を決めることができました。
フリーターのときよりも責任感が大きくなりましたが、その分安定を手にいれたと思っています。
エージェントがやりがいのある仕事を見つけてくれました
やりたい仕事が何なのか判らずフリーターを続けていました。
転職エージェントの存在を知ったので正直な自分の意見をぶつけてみました。
すると、私の趣味である魚釣りに目を付けて釣り道具の卸販売に関する仕事を探してくれたのです。
毎日、好きな釣り道具囲まれて、新商品の発売も楽しみにしながら働けています。
最近はメーカーとの価格交渉まで任されるようになり、責任を感じながら仕事をするやりがいも感じられるようになりました。
フリーターからの転職でよくある質問【Q&A】
フリーターからの転職を考えた時、まだ経験も少なく、不安なことも多いかと思います。
そうした人に向けて、よくある質問に対する回答を紹介していきます。
Q1. 転職エージェントって転職サイトとどう違うの?
転職エージェントが転職サイトと大きく違っているところは、登録者に対して担当アドバイザーが付くという点です。
転職サイトの場合には掲載されている求人情報を元に自分で選別し、書類なども自分で揃えて応募するといった風に自分自身で判断して行動していくことが必要になります。
一方の転職エージェントでは、担当者から自分に合った求人を紹介してもらえたり、応募の際の書類の添削など様々なサポートを受けることができます。
Q2. 面接時の服装はどのような格好をすべきなの?
就職に際しての面接はスーツで受けるのが基本です。
フリーターの頃はあまり必要なかったかもしれませんが、社会人を目指すならばスーツが必要になる場面も多くなるので、これを機会に購入しておくことをおすすめします。
なお、エージェントに登録する際にある担当者との面談にはスーツは必要ありません。
Q3. 「なぜフリーターをしていたのですか?」と面接で聞かれたら、どう答えればいいの?
まず大切なのは、嘘をつくのは良くないということです。
- 「学生時代からのアルバイトが楽しくて続けていた」
- 「芸人や俳優を目指していた」
- 「不便さもないことからなんとなくフリーター生活をしていた」
といったようにフリーター生活をする理由は様々です。
取り繕おうとするあまり思わずかっこいい嘘をつきたくなってしまうこともあるかもしれませんが、就職において大事なのは相手との信頼関係です。
もしも嘘がばれた時には信頼を一気に失ってしまうことを考えましょう。
「就活に失敗してダラダラとフリーターをしていた」
「企業人としてバリバリ働くことに魅力を感じなかった」
というように本音ではネガティブな理由でフリーターをしていた方もいるかもしれません。
ここで注意したいのが「企業側にネガティブな印象を与えないようにする」ことです。
仕事に対して後ろ向きな事実をアピールしても採用担当者には響きません。
フリーターをしていた事実はそのまま伝え、
「この求人を拝見した時、私にとって大きなチャンスだと思いました」
「悔しい気持ちを新しい仕事への糧にしたい」
というように、ポジティブな意欲を伝えましょう。
仮に「なんとなく」など言いにくい理由であったとしても、「就職を目指す今の自分は以前とは違って十分にやる気がある」という前向きなアピールを心掛けると良いでしょう。
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Q4. 転職エージェントに登録できなかったら、どうのように就活すればいいの?
残念ながら、相手の考える条件とこちら側の希望が合わなかった場合には、転職エージェントに登録できないといったケースもありえます。
そうした場合には「ハローワーク」や「ジョブカフェ」といった就職支援のための公的機関があるので、そちらを利用することも検討してみましょう。
そこでも求人を紹介してもらえるだけでなく、職業訓練の紹介や就職のためのセミナーなどが行われています。
Q5. ブラック企業の求人を紹介されないの?
求人は幅広く様々な企業から情報を収集しているため、中にはブラックと呼ばれるような厳しい職場環境の企業からの求人が混じっていることもあります。
そうしたものを完全に排除することは難しく、基本的には自力で選別していくしかありません。
ブラック企業を選別するためには口コミサイトなどを積極的に利用して、労働時間や社風などをしっかりチェックすることがポイントです。
Q6. 担当者から条件の悪い求人を紹介されたけど断ってもいいの?
もしも条件が自分の希望に合わなければ、断ることはまったく問題ありません。
ただし、ある程度話が進行してしまってから断るのは相手の企業にも担当者にも迷惑がかかるので、気が進まない時にはなるべく早めに相談したほうがいいでしょう。
また断る件数が多すぎたり、断るのが面倒といった理由で何もしないままでいると担当者もやる気が無いと判断して、あまりしっかりとサポートをしてもらえなくなるので注意しましょう。
まとめ
今回はフリーターに強い転職エージェントと、おすすめはどこなのか、就職成功率を上げる転職エージェント活用方法について詳しく紹介しました。
現在ではフリーターに特化した転職エージェントも数多く存在し、
- 職歴に不安があってもサポートしてくれる
- 面接対策を一緒に考えてくれる
- 就職に向けてのスキル教育や研修をしてくれる
というように正社員として就職しやすい素地が整っています。
しかしながら、中には希望どおりの求人を紹介してくれないエージェントがあるのも事実。
自分との相性を確認するためにも、まずは「すべてのフリーターにおすすめできる転職エージェント7選」で紹介したエージェントの中からメイン利用の1、2社へ登録するのをおすすめします。
その後は以下のように目的ごとに1社程度を選んで併用すると、最も効率的に転職活動を進めていけるはずです。
- 正社員経験ありのフリーターなら⇒マイナビエージェント
- 自分だけでマイペースで求人を探したい人は⇒リクナビNEXT
- キャリアカウンセラーの評判が良い転職エージェントなら⇒就職SHOP
- 未経験からエンジニアを目指したい方なら⇒マイナビIT AGENT
転職成功へ向けて、ぜひトライしてみてくださいね。