クリクラ本庄工場はきれいな水と空気の確保できる本庄市にあります
クリクラのお水は赤ちゃんのミルクにもそのまま使えるほど安全なお水です。でも、そんなにきれいなお水をどんな所で作っているのか、とっても気になりますよね。
そこで、クリクラの秘密をしっかり確かめようと、全国45ヶ所の工場の中でも最大級の「クリクラ本庄工場&ミュージアム」へ見学に行って来ました。
クリクラのコーシャルがタイアップしているので、本庄工場にはあちこちにクレヨンしんちゃん一家がいて、楽しく見学のお供をしてくれました。
目次
クリクラ本庄工場&ミュージアムへの道順
工場は空気の良いのんびりした感じの場所にありました。
「クリクラ本庄工場&ミュージアム」は埼玉県本庄市児玉郡児玉町にあります。
住所: クリクラ本庄工場&ミュージアムは埼玉県本庄市児玉町児玉2256
私は今回、八高線「児玉駅」から行きました。歩きで7分位でした。
こちらが最寄り駅の八高線「児玉駅」。
クリクラ本庄工場&ミュージアムは八高線の「児玉駅」の裏手にあり、駅から遠くに見えます。
駅の裏から工場が見えるので、位置を把握してから行こう。
児玉駅は駅の裏側に出る改札はないので、表から出てぐるっと回って踏切を渡って行くことになります。
水色の横縞の大きな建物が目的の工場です。
児玉駅で電車を降りたら改札を出る前に一度、ホームをつなぐ陸橋の上から目で見て、方向を確かめて置くと迷わずに済みます。
電車で行くなら他に上越新幹線の「本庄早稲田駅」からタクシーで15分位、高崎線の「本庄駅」からタクシーで25分位です。
本庄駅からは朝日バスも利用できますので、「ガード下停留所」で下車して12分位歩いてください。車で行く方は「本庄児玉インター」から7分位です。
工場&ミュージアムに到着
私は八高線の「児玉駅」から行きましたので、駅の裏手に出て少し歩き、坂を登って、7分くらいで到着しました。
見学に行った日はとてもお天気が良くて、白い雲が浮かんだ青い空が工場の後ろに広々と見えていた風景を思い出します。
裏手にある林の上空にはのんびりと雲が並んでいていました。
工場は小高い丘の上にあり、向こうにのんきそうな林が見えて、とっても空気がおいしくて気持ちの良い場所です。ここならおいしいお水が作れそう!
こちらが国道254号から工場見学者用駐車場のある南門へ向かう見学者用ルートです。
では工場見学にしゅっぱーつ!
工場見学の流れ
今日の工場見学は
- DVD鑑賞
- クリクラミュージアム見学
- クリクラのお水製造工程見学
- クリクラ水を使った実験
になります。どきどきしますね。
入り口や受付ではクリクラのマスコットのクレヨンしんちゃんとクリリン&クラランとがお出迎えしてくれます。
クレヨンしんちゃんがお出迎えだゾー。
クリクラ工場見学可愛らしいクリクラのマスコットはクリリンとクラランの二人。
一緒に記念写真を撮れる所もあります。クリクラ工場見学工場見学の記念写真は受付横のこちらで。
クリクラ工場見学待合スペースは広くて明るい!オブジェには社史が掲示してあったので待っている間に読んだりできます。
まずはクリクラミュージアムへ
工場見学の前に併設のクリクラミュージアム見学です。こちらには約2,000本のお水のボトルが展示されています。
この広いミュージアムと工場内を、コンシェルジュが案内してくれます。
今日の見学を担当してくれるコンシェルジュの方々。
とことんエコに配慮するのが本庄工場スタイル
クリクラの本庄工場は電力の72%削減を目標にしていて、
- 太陽光発電で年間約25トンものCO2を削減している
- 工場排熱や地中の熱を暖房に利用している
ということをしているとってもエコに配慮した工場です。
クールチューブといって地下のパイプを通した空気を室内に循環させることで冷暖房に利用したりしてエネルギーを節約する、とっても環境に優しい工場なんですね。
こちらが環境に配慮したクールチューブです。
クールチューブは305mもあるのだそうですよ。長っ!
本庄工場は夜のイルミネーションも素敵で、波のようにデザインされた電飾や、水に関係のある星座の形も浮かび上がるのだとか。
子供だけでなく大人にも楽しいミュージアムですね。
環境に配慮するクリクラの基本姿勢の例をいくつかご紹介いただいた後は、クレヨンしんちゃんが出て来るコマーシャルなどのDVDを見て、その後でクリクラミュージアムに移動です。
クリクラミュージアムで世界中のウォーターサーバーと水ボトルを見よう
こちらのミュージアムでは世界中のウォーターサーバー50台以上と、世界49カ国から集めた水のボトルが1110本置かれています。
ウォーターサーバーの置かれている壁の後ろにも800本以上のボトルが置かれているので、合計で約2,000本ものボトルが展示されています。
「こちらへどうぞ」というコンシェルジュの方についていきます。
世界中のお水が並べられた展示場は天井が高く、全体的に水や波のイメージがあしらわれていました。
こちらのミュージアムにはクリクラの初号機から最新機までと、世界中から集めたウォーターサーバー50台以上が並んでいました。
初代クリクラウォーターサーバーまで展示してありました。初代は一番右。
サーバーのボトルにも種類があって通常の、繰り返し使えるリターナブルボトルだけでなく、ペットボトルと同じ素材で作られていて使い終わったら潰して捨てられるタイプのボトルを使ったクリクラミオや、通常のボトルの半分サイズのキュートボトルなども展示されています。
それにしてもウォーターサーバーって、色々な国で使われているのですね。世界のボトル水が並んで展示してありました。
世界中の水のボトルが並んだミュージアムの中で、世界各国のボトルの中からいくつか選んで説明してくれます。
デザイナーズのボトルやセレブが好んだボトルなどなど、様々なボトルがあります。メタリックなデザインのものなどはかなりカッコイイと思いました。
日本のコーナーでは電車の形のボトルやリボンの形のボトル、それにクレヨンしんちゃんのイラストが可愛い「金のバナジウム水」も展示されています。
「こちらは非売品の金のバナジウム水です」と説明するコンシェルジュの方。
「金のバナジウム水」はおみやげとして後で1本もらえるので持ち帰りできます。
硬度にもこだわって飲みやすくしたクリクラの宅配水
クリクラミュージアムではお水の硬度のお話をお聞きました。硬度というのは水に含まれるミネラル量で決まり、硬度100を基準に硬水と軟水に分かれます。
日本人はミネラル含有量が少ない軟水を飲みなれているので、
「クリクラのお水は飲みやすい硬度30にしてあります。」
というお話に、なるほど、それもお水をおいしくするための秘密の一つなんだなと納得してしまいました。
いよいよ秘密の製造工場へ移動です
工場への移動中にもいくつかの展示品があります。
その一つがこちらの水晶。
この水晶は「神宿る石」と呼ばれていて、中に水が閉じ込められています。水晶は中の水が良く見えるように、ゆっくりと揺れる台座の上に置かれています。
中に入っているのは、1億年前の水だそうです。ロマンチックですね。
中国の皇帝はこういう水晶を割って中の水を飲んだのだそうです。どんな味がしたのでしょう。ぜひ飲んでみたいですね。
こちらが移動中の通路から見えた中庭。
通路の途中から見える中庭は広く、今通ってきた建物が波の用になっているのが分かります
写真左側のレンガの部分が今通り抜けてきたクリクラミュージアムです。こうしてみるとその大きさが良くわかります。
それにしても広いミュージアムです。クリクラ本庄工場の敷地全体の広さは東京ドームより少し小さいくらいだそうです。
通路の先にはクリクラ創業時の製造機械の1号機が展示されていました。
当時はほぼ手動で月に3万本生産していたのが、現在はこの本庄工場だけでも月に100万本を生産しているそうです。
写真撮影禁止ゾーンに潜入!クリクラ製造の秘密に迫ります
ここから先は写真撮影禁止の、秘密ゾーンに入ります。クリクラ本庄工場では、FSSC22000という食品製造の安全品質環境基準を国際的なレベルで満たしている証明を取得しています。
それだけに中は秘密が一杯なんですね。でも見学者は入れるので、じっくりとクリクラの秘密を見てみましょぅ。
空ボトルは洗って繰り返し使うからエコ
最初のゾーンは空のボトルを洗浄する工程でした。クリクラはお客様から回収したボトル洗って、殺菌して密封する工程を繰り返し使うことでゴミを大量に減らしているそうです。
繰り返し使えるボトルはリターナブルボトルと言って、1本のクリクラボトルを3年間繰り返し使うと2リットルのペットボトル468本分の節約になるそうです。
思わず、
「クリクラボトル10本で5,000本近いじゃん!」
「100本で50,000本じゃん!」
と余計な計算をしてしまいました。でもその辺が想像の限界です。とにかく大変な節約です。
こちらでクリクラのボトルは洗浄され、殺菌され、すすぎをされてからお水を詰めてフタをされます。
ボトルに匂いがつくといけないので、すすぎには純水を使います。純水は匂いの元を取り去りますので、純水ですすぐことでボトルを洗ったり殺菌したりした時についた匂いが全部無くなります。
水道水をO2透過膜で濾過しているから安全で匂いがしない
次はクリクラのお水をキレイにする工程です。こちらでキレイになったお水にミネラルを足してから、先程徹底的に洗浄したボトルに入れるのです。
クリクラのお水は水道水を三種類のフィルターで濾して、作ります。
最初は糸巻きフィルターでサビなどのやや大きな不純物を取り除き、次に活性炭フィルターで水道水の塩素やカビなどの匂いの元になる物質を取り除きます。
そしてその後にRO膜というものでさらに病原菌などの細かいものを濾過して、すっかりきれいにします。
だからRO膜を通ったお水は安全なんです。
RO膜は8.6mもあるジェット機のエンジンのような筒に入っている膜です。膜には2ナノメートル、髪の毛の1万分の1の太さと同じくらいのサイズの穴が空いています。
RO膜は本当に水しか通さないので海水を真水に変えることもできますし、病原菌や放射性物質も通さないのでここを通ったお水は安全です。
こうして作られた安全なお水にミネラルを足すことで、飲みやすくて安全なクリクラ水はできているのです。
工場と倉庫の中ではクレヨンしんちゃん一家が働いているゾ
次はロボット室です。本庄工場ではロボットに「クレヨンしんちゃん」に出てくる人の名前が付けられています。
先程の洗浄工程ではクレヨンしんちゃんのお母さんの名前の付いた「みさえ号」が、これから洗うペットボトルをコンベアに乗せていました。
※撮影禁止のため写真はありません(残念)。
そして、ここでは出来上がったお水を倉庫に移動するために、しんちゃんのお父さんの名前をもらった「ひろし号」が働いています。
「ひろし号」は運ぶ人が持ちやすいようにボトルの持ち手の向きがそろってからコンテナに乗せていました。意外と気が利くな、ひろし!
ひろし号が揃えて載せたボトルを倉庫に上げて、反対にお客様から回収した空ボトルを下ろしてみさえ号に渡すのが、BC垂直搬送機「ひまわり号」です。
しんちゃんの妹ですね。ひまわり号はボトルの載った青いコンテナを忙しそうに上げたり下げたりしていました。
そして、ひまわり号から出来上がった製品を受け取って倉庫へ渡すのが「しんのすけ号」です。
しんのすけくんから製品を受け取って順番に並べていったり、製造順に出荷したりするのが赤いスタッカークレーン達、しんちゃんのあそび友達の「かすかべ防衛隊」の皆です。
子供って並べたり、しまったりして遊ぶのが好きですものね。
ここの倉庫は高さ24メートルあり、16万本のクリクラボトルを格納することができるそうです。
うーん。深い!
大きな倉庫の中をかすかべ防衛隊の皆やしんちゃんが動き回って、ボトルを出し入れする様子は意外と可愛いです。
はじめはロボット室と聞いてとっさに人間型のロボットが働いているのかと思いましたが、どのロボットも自動で動くクレーンやトロッコみたいで、全然人型ではありませんでした。
そうそう、ここにはしんちゃんのおうちで飼われている犬の「シロ」の名前が付いたロボットはいませんでした。
コンシェルジュさんによると、「シロは犬だから食品工場に入れません。」とのことです。設定細かい!
衛生にとことんこだわった結果、この工場の製造過程はフルオートメーション化されているのだそうです。
でもどうしても検査・検品には人の目、人の手が必要なので、見学者に見えない所では専門の人達が働いているのだそうです。
水の実験と世界の水の飲み比べ
工場見学の後で移動した先は、広い休憩室のようなところです。
テーブルにはコップと塩素を検出するテスターが用意されており、ここでお水の飲み比べをしました。
クリクラと水道水に含まれている塩素をテスターで確かめます。
クリクラのお水と水道水をコップに入れて、白い粉をさらさらと入れると、水道水の入ったコップのお水だけがピンクに変わりました。
うわー、本当に色が変わった!
これは水道水には塩素が入っていて、クリクラには入っていないからなのです。
これ、子供がやったらきっと喜んでくれると思います。
地域によっても、よく使うかどうかでも水道水の塩素の濃さは変わるそうです。クリクラ工場見学テスターの指標で塩素濃度が分かります。
世界の水の飲み比べをしてからお土産をもらって帰りました
最期に世界の水の飲み比べをしてからお土産を3点いただいて帰りました。
こちらがそのおみやげ
お土産は富士山の天然水で非売品の「金のバナジウム」1本と、「クリクラ博士」の「学位記」、水道水の塩素を測れるウォーターチェッカーです。
お水の飲み比べは意外と難しくて、随分悩んでしまいました。お土産にもらったチェッカーで、おうちに帰ってから水道水の塩素濃度を測って遊びました。ありがとうございました。
まとめ
クリクラ本庄工場&ミュージアムの見学を終えて、クリクラが製造段階から環境に配慮しているということが良く分かりました。
それにすごく安全に気を配っているので、安心して飲むことができます。硬度も日本人に丁度良く、ご飯やお茶にも向いているし、良いことづくめですね。
クリクラのウォーターサーバーの詳細情報とレビューは以下の記事で解説しているので参考にしてください。
今回の工場見学でクリクラの凄さがわかりました。
それに、工場の中の機械が動く様子が可愛らしくて、休日のちょっとしたお出かけにもぴったりかも知れません。
皆様、デートに、あるいは行楽にいかがですか?