赤ちゃんのミルクや離乳食、飲み物、調理に大活躍してくれるウォーターサーバーは、安心できてとても便利です。
しかしサーバーの中には、動作音がうるさくて気になってしまうというものがあります。
ウォーターサーバーは基本的に24時間動かすものですから、夜間に音がすると睡眠不足に繋がってしまいますし、せっかく赤ちゃんや子どもが寝たところを騒音で起こされたらたまったものではありません。
そこで、ウォーターサーバーから音が出る原因と、騒音対策、オススメの静かなサーバーをご紹介します。
騒音が気になるけど安心できる水を使いたい!そんな悩みの解消にお役立てください!
目次
ウォーターサーバーの騒音5つの原因
ウォーターサーバーも冷蔵庫やエアコンと同じで、動作するときにどうしてもある程度の音が出てしまいます。
まずは、ウォーターサーバーから音が出る音の正体について探っていきましょう。
1. コンプレッサーの音
冷蔵庫と同じく、サーバー内に冷媒を設置して循環させることで水を冷やすしくみを用いたコンプレッサー式のサーバーはサーバー内で水を冷やすたびに動作音が出ます。
水の温度が上がるとコンプレッサーが動いて水を冷やすので、気温が高くなればなるほど動作音の頻度も高くなってしまうのです。
2. 水の吸い上げ音
一般的なサーバーでは、水ボトルをサーバー上部にセットして使用します。
ただ、一部サーバーは足元にボトルをセットし、水を吸い上げて使用するタイプもあるのです。
重たいボトルを持ち上げなくてよいというメリットがありますが、サーバーの構造上必ずこの動作音が発生してしまいます。
しかし水を吸い上げるときだけに発生するので、サーバーを使っていない夜間などにはほとんど気にならないでしょう。
3. ボトル内に空気が入る音
繰り返し使用するリターナブルボトルは、使用中ボトル内に空気や入りやすい構造になっています。
特に給水中や給水後、サーバーに水が注入されるときに起こりやすい音です。
4. ワンウェイボトルが潰れる音
ペットボトルと同じ素材で作られたワンウェイボトルは、使用後には潰して家庭ゴミとして廃棄することができます。
ワンウェイボトルの種類によっては水が抜けると同時に空気も抜け、サーバー内で自動的に潰れていくタイプもあります。
使用中、その潰れる音が気になることがあるかもしれません。
5. フローリングや壁などへの共鳴
サーバーが床や壁、薄い金属などに接していると、コンプレッサーなどの振動や音が共鳴し、実際より大きな音になってしまうことがあります。
サーバーを厚手で滑りにくいマットの上に設置したり、壁やほかの家具と密着しないように設置することで共鳴を抑えることができます。
静かなウォーターサーバーを選ぶには「ボトルの種類」に注目!
サーバー自体の動作音は、どんなサーバーを選んでも多かれ少なかれ出てしまいます。
また住んでいるエリアによって、利用できるメーカーやサーバーの種類が限られていることもありますよね。
そんなときには、サーバーではなく使用する「ボトル」に注目してみましょう。
ボトルで大きな音が出てしまうのは、構造上空気が入りやすいガロンボトルです。
多いときには1日に数回「ボコボコ」と空気が抜ける大きな音がしてしまいます。
それに対し使い捨てのワンウェイボトルは空気が入りにくく、ガロンボトルのような音が発生しません。
まれにボトルが潰れる音がしますが、ガロンボトルに比べると頻度が低く静かです。
少しでも静かなサーバーを使いたいときには、ワンウェイボトルを選んでみてくださいね。
関連記事⇒ワンウェイ方式のウォーターサーバーがおすすめな理由
ウォーターサーバーの騒音は冷却システムによって変わる?
ウォーターサーバーそのものから出る音の違いは、冷却システムに秘密があります。
一般的なサーバーに採用されている冷却システムは、以下の2種類。
- コンプレッサー式
- 電子式(ペルチェ式)
その違いをご紹介します。
1. 冷えるのが早い「コンプレッサー式」
コンプレッサー式は、冷蔵庫などと同じシステムで、内蔵された冷媒の気化熱を利用して水を冷やします。
冷蔵庫の音を想像するとわかりやすいですが、コンプレッサーが作動するとどうしても音や振動が出てしまいます。
サーバーを設置する場所によっては、音だけでなく振動が気になることがあるかもしれません。
しかし水をすばやく大量に冷却することができるため、大容量タンクのサーバーや、業務用のサーバーなどにはよく採用されている方式です。
2. 音が静かな「電子式(ペルチェ式)」
電子式(ペルチェ式)は、2種類の半導体を繋いで電気を流すことで、一方が発熱、もう一方が吸熱するしくみです。
コンプレッサー式と比べて動作音や振動が少なく、静音性に優れているという特徴があります。
しかし冷却にかかる時間がやや長く、タンクの水量によっては電気代がかかるというデメリットも。
それでも、一度に冷却する水の量が多くない一般家庭向けのサーバーであれば、それほど大量に電力消費するということはありません。
また、省エネモードが搭載されていることも多く、電気代が気になるという場合でも安心して使用できます。
ウォーターサーバーの冷却システムを確認する方法
これから静かなサーバーを探すという場合は、気になるメーカーのホームページで「ウォーターサーバー」について説明しているページをよく確認しましょう。
サーバーの詳しい仕様の中に「冷媒」という項目があれば、コンプレッサー式のサーバーです。
仕様の中に冷媒の項目がなければ、電子式(ペルチェ式)のサーバーということになります。
各メーカーが公開しているサーバーの取扱説明書に、詳しい仕様が掲載されていますよ。
ウォーターサーバーから騒音がするときの5つの騒音対策
すでにウォーターサーバーを使用している場合、かんたんにサーバーやメーカーを変更できないことがありますよね。
それにどんなサーバーを使っていても、コンプレッサーやモーターなどの機械音は少なからずしてしまいます。
今使っているサーバーも、こんな工夫次第で騒音を抑えることができますよ。
1. サーバーを壁や隣の家具に密接させない
サーバーを壁や家具に密接させてしまうと、サーバーから出る音や振動が床だけでなく壁や家具にも伝わってしまい騒音が大きくなってしまいます。
サーバーを設置するときは、メーカーが推奨している通りに壁や家具から離して設置するのがポイント。
サーバーの周りにも、できるだけものを置かないようにしましょう。
2. 傾けて設置しない
サーバーが傾いていると、内部の機械音が大きく響いてしまうことがあります。
また傾きによって近くの壁や家具に接触している部分ができ、共鳴して大きな騒音になってしまうこともあるのです。
サーバーが傾いていると騒音だけでなく水漏れなどの心配もあるので、サーバーは必ず水平な場所に設置するようにしましょう。
3. マットなどの上に設置する
床がフローリングなど固くて音が響きやすい場合は、サーバーの下に防音マットなどを設置することで音を抑える効果が期待できます。
ただし柔らかすぎるマットや滑りやすいマットを使用すると、サーバーの傾きや転倒の原因になってしまいます。しっかりした材質のものを選ぶようにしましょう。
4. 生活スペースから離れたところに設置する
例えばキッチンや廊下、玄関の近くなど、人が長時間過ごすことがない場所を選ぶと睡眠中や勉強中などに音が気にならなくなります。
どうしてもキッチンなどに置けないときは、人がいるスペースからなるべく離すようにしてみてください。
5. あまりにも騒音がする場合はメーカーに相談
壁や家具から離して、水平な場所に正しく設置していてもサーバーから騒音がする場合は、メーカーに相談しましょう。
サーバーは、まれに初期不良で騒音が発生していることがありますし、長期間使っていると、内部の経年劣化による不具合も考えられます。
放っておくと、水漏れや発火といった大きなトラブルに繋がりかねません。
異常な騒音の場合は必ずメーカーに相談してくださいね。
アマダナのウォーターサーバーはうるさい?静か?
アマダナウォーターサーバーは、オシャレなデザインで人気があります。
アマダナには2種類のサーバーがありますが、第1弾の「amadanaウォーターサーバー」と第2弾の「amadanaスタンダードサーバー」は、デザインが異なるだけではありません。
スタンダードサーバーはコンプレッサー式なのに対し、ウォーターサーバーは電子式です。
つまり、ウォーターサーバーよりスタンダードサーバーのほうが、動作音がしやすいタイプなんですね。
実際にウォーターサーバーのほうを使用している人は、音がほとんど気にならないそうです。
騒音が気になるなら「amadanaウォーターサーバー」を選んでみましょう。
クリクラのウォーターサーバーは音が気になる方に最適?
音の静かなサーバーとしてよく紹介されているのが、クリクラのサーバーです。
コンプレッサー式のためどうしても機械音は出てしまいますが、置く場所によってほとんど気にならないという口コミが多数でした。
クリクラはガロンボトルを採用しているので、サーバーの音よりボトルから出る音のほうが気になるという声もありました。
水をよく使うようであれば、ボトルから音が出にくいワンウェイ式のメーカーを選んだほうがよいかもしれませんね。
サントリーのウォーターサーバーはうるさいって本当?
機能的なサーバーとして人気が高いサントリーウォーターサーバーも、比較的音が静かなサーバーです。
しかし水を冷やしたり温めたりするときの動作音に加えオートクリーンシステムというサーバー内部を清潔に保つ機能が動作すると、音がやや大きめに聞こえてしまうことがあるようですね。
クリーンシステムは手動で動かすことができるので、出かける前など音が出てもいい時間に動かすと自宅にいるときの騒音を軽減できますよ。
また水の温度調整に関する騒音の口コミもあります。
サントリーのサーバーは水とお湯の温度を2段階に設定できるのが特徴です。
温め・冷却を威力を弱めに設定することで、機械音も小さくできます。
赤ちゃんも安心!おすすめの静かなウォーターサーバー4選!
それでは以下の観点から、ウォーターサーバーを4つ、厳選してご紹介します!
- 稼働音が静か
- 赤ちゃんのミルクや離乳食にも安心して使える
- 料金がリーズナブル
ぜひチェックしてみてくださいね。
1. 静音設計で夜もぐっすり。「フレシャス デュオミニ」
電子式/4.7Lワンウェイパックで、コンパクトなフレシャス「デュオミニ」。
寝室にも置ける静音設計になっています。本体のLEDライトも淡い光なので、音・光ともに睡眠を邪魔しません。
一般的な水ボトルより軽い使い捨ての水パックを採用していて、女性ひとりでも取り扱いがカンタン。
さらに省スペース設計で、キッチンや寝室でも大活躍します。
2. キッチンで料理中に使いたいなら「アルピナウォーター」
コンプレッサー式/8Lワンウェイ、12L・18.9Lリターナブルの「アルピナウォーター」
キッチンに置いて使いたいときにオススメなのは、リーズナブルで使いやすいアルピナウォーターです。
サーバーからの音は冷蔵庫と同じくらいかそれより静かなので、キッチンに置くならほとんど音が気になりません。
また水ボトルは必要なときに注文するシステムで、購入ノルマがないのが特徴。
99.9%の不純物を取り除いたRO水で、赤ちゃんにもピッタリです。
3. 子供がいる家庭のプランがお得「プレミアムウォーター」
コンプレッサー式(レンタル無料サーバー)/12L・7Lワンウェイの「プレミアムウォーター」
選べるサーバーの豊富さと飲みやすい水が好評のプレミアムウォーターは、子育て中のママに嬉しい「マムクラブ」というプランがあります。
申込時に妊娠中か5歳以下の子どもがいる家庭が対象で、お得な一般向けプランと比べてもお得にサーバーとおいしい水を利用することができるプランです。
3年以上使う予定があって、子どものために安心できる水を使いたいというママさんに最適ですね。
4. 安全第一!お子様も安心の「アクアクララ アクアファブ」
電子式/12L・7Lリターナブルの「アクアクララ アクアファブ」。
アクアクララで便利なサーバーを選ぶなら、機能的で節電対策にもなるアクアファブがオススメです。
ダブル省エネモードで電気代を節約できるので、安く美味しい水を飲むことができます!
チャイルドロックはお湯を出さないようにするだけでなく、サーバーすべての操作ができないようになります。
水の安全だけでなく、サーバーを安全に使いたいという人に向いていますよ。
騒音を理由にウォーターサーバーを解約することはできるの?
サーバーの音が異常にうるさいようであれば、メーカーに連絡して正常なサーバーと交換してもらったり、メンテナンスしてもらったりすることができます。
しかしそれでも音が気になる、うるさいと感じる場合、それを理由に解約することはできるのでしょうか。
結論からいうと、解約することはできます。
しかし騒音が正常の範囲内であると判断されれば、契約時に取り決めた解約金を支払わなければならないことがあるでしょう。
騒音は気になるけど、サーバー自体は使い続けたいという場合、他社に乗り換えるという方法があります。
メーカーによっては他社からの乗り換えキャンペーンで、解約金を全額負担してくれるところも。
またちょっとした工夫で騒音が抑えられることもあるので、まずは騒音対策を取り入れてみてから、他社への乗り換えも含めて検討してみましょう。
まとめ
赤ちゃんがいる家庭だと特に気になる、ウォーターサーバーの騒音対策についてご紹介しました。サーバーの音を抑えるには、こんな方法があります。
- 電子式(ペルチェ式)のウォーターサーバーを選ぶ
- ワンウェイ式のボトルを選ぶ
- サーバーの設置場所を工夫する
赤ちゃんも大人も安心して使えるサーバーを選びたい!と思ったらサーバーそのもののだけでなく、ボトルの種類やサーバーの置き場所にも気をつけましょう。
音が気にならなくなれば、今まで以上に快適なウォーターサーバー生活が楽しめそうですね。