ウォーターサーバーは基本的に電源を切らず、ずっと稼働させて使用するものです。
でも、仕事の都合や旅行などで長期間家を空けることもありますよね。
「1週間旅行するけど、サーバーは動かしておくべき?」
「長い間使わないんだからコンセント抜いてもいいよね」
そんな疑問は家を出る前に解消しておきましょう!
サーバーの電源を落とさないほうがいい理由、電源を落としたほうがいいケース、そして電源を落とすときの方法についてご紹介します。
目次
どんなタイミングに気をつけるべき?留守・不在時のウォーターサーバー
生活スタイルによっては、ウォーターサーバーをほとんど使わなくなるタイミングがあります。
- 長期休暇で旅行・帰省をするGWや夏休み、冬休み
- 出張など長期間家を空ける場合、週末だけ帰る場合
このような場合には、事前にウォーターサーバーの取り扱いについて、よく確認しておきましょう。
状況別に取扱方法を紹介していきます。
1週間~2週間不在の場合…「電源は入れっぱなし」
旅行や出張などで1~2週間程度留守にするという場合、ウォーターサーバーの電源はそのまま入れっぱなしにしましょう。
実は、ボトルの水はサーバーが動いていることによって、鮮度や衛生面での安全が保たれるようになっているからです。
ここでは、短期不在時に電源を入れておく理由と外出前後の注意点についてまとめました。
なんで電源を入れておく必要があるの?
ウォーターサーバーの電源を入れて使用することで、水は常に冷やされているか温められています。
ずっと冷たい、またはあたたかい状態が続くことで、空気に触れている水でも鮮度を保てるようになっているんです。
サーバーの電源を切るとボトルが常温になり、水の中で雑菌が繁殖しやすくなってしまうのです。
せっかくの清潔な水が、飲めない水になってしまってはもったいないですよね。
また
空焚きの可能性は…?防止機能を確認しよう
温水が使えるウォーターサーバーでは、サーバー内で水が常に水が温められています。
温水が使われると自動的にボトルから水が補充され、新しい温水が作られます。
ボトルの水がなくなると新しい水の補充ができず、温水側のタンクは空焚き状態になる可能性が出てくるのです。
しかし、多くのサーバーでは空焚きを防止する機能がついているため、2週間以下の不在であれば空焚きを心配する必要はまずありません。
ただしボトルの水がごくわずかになっている場合は、念のためにボトルを交換し、水をたっぷり補充できるようにしておくとよいでしょう。
使用再開時は「捨て水」を!
1~2週間ウォーターサーバーを使用しなかった場合、
ウォーターサーバーのコックやチューブの中にたまっていた水が痛んでいたり、雑菌が繁殖したりしている可能性があるからです。
不衛生な水を出し切ってから使うことで、今まで通り安全でおいしい水を利用できます。
冷水・温水両方のコックから
1か月以上不在の場合は…「電源を抜く」
1ヶ月以上にわたる長期不在の場合はウォーターサーバーの電源を落とし、水抜きをするのが正しい対処方法です。
ここでは、長期不在時に電源を抜く理由や水抜きのやり方についてご紹介します。
電気料金が高額になってしまう
ウォーターサーバーを毎日24時間稼働し続けた場合の電気料金は、それぞれのサーバーや使用状況によって異なります。
目安としては、サーバー1つにつき1ヶ月の電気料金がおよそ500円から1000円程度。
毎月1000円の電気料金がかかるとすると、2ヶ月では2000円、半年では6000円もの金額がムダになってしまいます。
不在の期間が長くなるほど電気料金がかさむため、1ヶ月以上不在にする場合は必ず電源を切っておきましょう。
電源を切る前に…「水抜き」方法をおさらい!
ウォーターサーバーを長期間使用しない場合、電源を切って水抜きをする必要があります。
水抜きは基本的に以下のような手順で行います。
- サーバーのスイッチがあればをオフにし、電源プラグを抜く
- 冷水・温水それぞれのコックから水が出なくなるまで排水する
- サーバーの背面にあるタンク内の水を捨てる
各メーカーのサーバーによって手順が異なるので、取扱説明書などをよく読んで、正しい方法で水抜きをしてください。
水の賞味期限に注意!
長期不在時のウォーターサーバーの取り扱いについて「わざわざ電源を切らなくても、稼働させておけば帰宅時に美味しい水が飲めるのでは?」と思う方もいますよね。
しかし、いったん開封してしまった水の賞味期限は約2週間程度となります。
電源をつけたままにしておいても、2週間以上不在にする場合だと期限が切れてしまうのです。
もしも開封済みのボトルがある場合は、衛生面も考慮し、外出前に捨てるようにましょう。
【メーカー別】長期不在時のサーバー取扱方法
1ヶ月以上使用しない場合は、電源を切って水抜きするのが基本です。
しかし、
代表的なサーバー業者は、以下のような対応を推奨しています。
コスモウォーター | 2週間以上使用しない場合は電源プラグを抜き、水抜きする |
---|---|
フレシャス | 使用サーバーにより異なる(取扱説明書に明記) |
プレミアムウォーター | スイッチをオフにして電源プラグを抜き、水抜きする |
クリティア | お客様サービスセンターへ連絡 |
サントリーウォーターサーバー | 電源は入れたまま |
Kirara(キララ)ウォーターサーバー | 電源は入れたまま |
クリクラ |
1週間以上の場合は電源を入れたまま、使用再開時に捨て水をする 1ヶ月以上使用しない場合はお客様センターへ連絡 |
うるのん |
2週間以上使用しない場合はお客様センターへ連絡 1ヶ月以上しようしない場合はサーバーメンテナンス(有償)を依頼 |
アクアクララ |
電源は入れたまま ※2週間程度使用しない場合は、利用再開時に捨て水をする ※1ヶ月以上使用しない場合は、利用再開前に担当加盟店・販売店にメンテナンス(有料)手続きをする |
アルピナウォーター |
10日以上使用しない場合はメーカーへ連絡 ※3ヶ月以上未注文の場合はサーバーを引き上げる場合あり |
各メーカーだけでなく、使用するサーバーによっても長期間使用しない場合の対応が異なるので、必ず取扱説明書で確認したり、メーカーに問い合わせたりするようにしてください。
水の配送停止も忘れずにメーカーへ連絡しよう!
長期不在時に注意したいのは、ウォーターサーバーの取り扱いだけではありません。
サーバーで使用する水ボトルの多くが、自動で定期的に配送されるようになっています。
不在時に配達されてしまうと、受け取れなくてもボトルの料金が発生してしまうので、配送停止も忘れずに手配しましょう。
<メーカー> | <水の休止方法・期限> |
---|---|
コスモウォーター |
ホームページまたは電話で申し込み ※水の種類により、1ヶ月または2ヶ月以上の停止で休止手数料あり |
フレシャス |
ホームページまたは電話で申し込み ※2ヶ月連続で水の受け取りがない場合は翌月以降休止手数料あり |
プレミアムウォーター |
ホームページ、アプリ、または電話で申し込み ※60日・90日以上連続の停止で休止手数料あり、120日経過で強制解約 |
クリティア |
ホームページまたは電話で申し込み ※2ヶ月連続の利用なしで休止手数料あり(サーバーによっては手数料なし) |
サントリーウォーターサーバー |
ホームページまたは電話で申し込み ※2ヶ月購入なしで事務手数料あり |
Kirara(キララ)ウォーターサーバー |
ホームページまたは電話で申し込み ※2ヶ月以上の連続休止で休止手数料あり |
クリクラ |
定期配送の場合は配送店に連絡 ※3ヶ月でボトルの利用本数が6本未満の場合サーバーレンタル料が必要 |
うるのん |
ホームページまたは電話で申し込み ※年間2回までは無料(2回連続は不可)、3回目以降は1回ごとに手数料あり |
アクアクララ | 都度注文のため連絡不要 |
アルピナウォーター | 都度注文のため連絡不要 |
スキップや休止を依頼するときは、次回配送予定日の1週間ほど前に連絡する必要があります。
各メーカーにより期間が異なるので、必ず確認しましょう。
帰宅後はセルフメンテナンスをすること
長期不在からウォーターサーバーを再び使用するときには、使用前にセルフメンテナンスでサーバーの汚れやほこりを落としましょう。
セルフメンテナンスにあると便利なものはこちらです。
- アルコールスプレー(アルコールタイプのウェットティッシュも可)
- ふき取り用のやわらかい布やキッチンペーパー
- 綿棒
また、実際に自宅でメンテナンスするときは以下の方法を参考にしてみてください。
ボトル差し込み口の清掃 | アルコールスプレーを吹きかけてふき取る |
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蛇口の清掃 | アルコールスプレーを吹きかけて綿棒などでふき取る |
受け皿の清掃 | 取り外して中性洗剤で洗う |
コック、本体の清掃 | 中性洗剤などを含ませた濡れふきんでふき取る |
背面、電源プラグの清掃 | 掃除機やホコリ取りを使用してホコリをとる |
各サーバーによって、セルフメンテナンス方法が異なります。取扱説明書でしっかり確認して、定期的なセルフメンテナンスを行ってみてくださいね。
まとめ
今回の記事では、ウォーターサーバーを長期間使用しない場合の取り扱い方法と注意事項についてご紹介しました。
重要なポイントは以下の3点です。
- メーカーごとに定められている取り扱い方法を必ず確認
- 水ボトルの配送は必要に応じて休止・スキップを
- サーバー使用再開時はセルフメンテナンスで清潔に
困った!と思ったら、取扱説明書などを確認した上でメーカーまで問い合わせをしてみましょう。