近年ではオフィスから家庭まで、幅広いシーンで活躍するウォーターサーバー。
しかし、これまで業務用のイメージが強かったため、
「使い方が難しそう…」
「初心者でも使いこなせるような機種はあるの?」
といったお悩みを抱えている方も多いでしょう。
そこで本記事では、ウォーターサーバーの基本的な使い方や、便利な活用方法などを分かりやすく紹介します!
こちらを読み進めることで、ウォーターサーバーの使い勝手の良さが理解できるので、ぜひチェックしてみて下さい。
目次
ウォーターサーバーはタイプによって使い方が異なる
出水方法は3種類!
冷水の出水方法は、以下の3種類があります。
冷水の場合は、基本的に上記の操作のみで注水が可能です。
中には、冷水にチャイルドロックがかけられるウォーターサーバーもあります。
そういった機種は、チャイルドロックを解除してから注水しましょう。
容器の形式は2タイプ
日本のメーカーでは、
のどちらかの形式で水を提供しています。
ゴミを減らしたい方はリターナブル方式、空容器を保管したくない方はワンウェイ方式がおすすめです。
水の容器は3種類
ウォーターサーバーの水は、次の3種類の容器に詰められて提供されます。
リターナブルボトル (ガロンボトル) |
ワンウェイボトル | ウォーターパック |
---|---|---|
ボトルに入った水は、12Lで提供されるものがほとんどです。
しかし、中には18.9Lの大容量ボトルや、8Lの軽量ボトルを提供するメーカーもあります。
また、3つの中でも特に軽量なのは、ウォーターパックです。
水の消費量が少ない方や水交換を楽にしたい方などは、軽量ボトルまたはウォーターパックに対応した機種を選択するといいでしょう。
ウォーターサーバーを導入!設置方法は?
ウォーターサーバーの設置は
- メーカースタッフが設置する
- 自分で設置する
の2パターンがあります。
メーカースタッフによる設置の場合
メーカーにサーバーの設置サービスがある場合は、スタッフの方にお任せしましょう。
設置から組み立てなど、ウォーターサーバーが使える状態になるまでしっかり作業してくれます。
ウォーターサーバーに詳しい専門スタッフが担当するので、不明点を直接訪ねることも可能です。
なお、設置サービスは無料と有料の2パターンがあります。
さらに、メーカーによっては設置サービスをおこなっていないケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
自分で設置する場合
一方で、自分で設置する場合は、以下のような手順でおこないます。
- サーバーを置く場所を決める
- 周辺から約15cm離して本体を設置
- 水をセット
- 温水・冷水の蛇口から水が出ることを確認
- コンセントを挿して電源を入れ、約40分待つ
工程ごとに解説していきます。
1. サーバーを置く場所を決める
ウォーターサーバーの設置場所は、事前に決めておきましょう。
置き場所を選ぶポイントは、次の4つです。
- コンセントが近くにある場所
- 直射日光が当たらない場所
- 湿気が少ない場所
- ウォーターサーバーが安定する場所
2. 周辺から約15cm離して本体を設置
ウォーターサーバーは、稼働時に背面から排熱します。
熱がこもってしまうと、電気代が高くなってしまったり故障などの原因につながることも。
うまく排熱するために、ウォーターサーバーを設置する際には、周辺の壁や家具家電より約15cm離して設置しましょう。
3. 水をセット
本体に水をセットします。
水が入った容器の種類は、「水の容器は3種類」にて先述した通り3タイプです。
4. 温水・冷水の蛇口から水が出ることを確認
水がタンクに移ったら、出水確認をしましょう。
温水・冷水のそれぞれで、コップ2杯分くらい水を出して下さい。
きちんと水が出れば問題ありません。
5. コンセントを挿して電源を入れ、約40分待つ
コンセントを挿して電源を入れます。
温水・冷水ができるまで約40分かかるため、その間に作業の後片付けなどを済ませておくといいでしょう。
このように、ウォーターサーバーの設置は特に難しい作業がなく、少ない手順で済みます。
ウォーターサーバーの基本操作 冷水編
先述したように、ウォーターサーバーの出水方法は、次の3種類があります。
それぞれ動画を使って分かりやすく解説するので、ご覧下さい。
【電子ボタン式】冷水の使い方
電子ボタンが設けられたサーバーは、このように容器を置いて片手で注げます。
ボタンを押すだけなので、力も特別必要なく簡単です。
しかし、注水には電気が必ず必要になるため、停電時の使用ができません。
【レバー式】冷水の使い方
レバー式のサーバーは、レバーを奥に押し込んで注水します。
こちらも片手での操作が可能です。
しかし、コップや哺乳瓶などは注ぎやすいですが、幅のある容器だと、少々注ぎづらいでしょう。
そういった場合は、このように指でレバーを押し込むと注げる場合もあるので試してみて下さい。
【コック式】冷水の使い方
コック式は、コックを手前に倒して出水します。
操作は簡単ですが、容器のサイズによっては片手での注水ができないケースもあるので覚えておくといいでしょう。
ウォーターサーバーの操作方法 温水編
ほとんどのウォーターサーバーでは、温水にチャイルドロックがかかります。
そのため、子供のいたずらや、誤操作などによる予期せぬ火傷事故を防ぐことが可能です。
チャイルドロックの解除方法は機種によって異なります。
こちらでも、以下3タイプごとの操作方法を紹介するのでご覧下さい。
【電子ボタン式】温水の使い方
電子ボタン式のウォーターサーバーは、チャイルドロックも電子式になっている機種がほとんどです。
上記動画をご覧下さい。まず、赤い「HOTボタン」を長押ししてチャイルドロックを解除。
チャイルドロック解除してから出水ボタンを押すと、温水が出てきます。
電子ボタン式の機種は、冷水と同様に温水も片手での操作が可能です。
【レバー式】温水の使い方
こちらのウォーターサーバーの場合は、チャイルドロックボタンを押したままレバーを奥に押し込み、温水を出します。
両手での操作が必要となりますが、子供にとっては難しいので安全性は高いです。
【コック式】温水の使い方
コック式ウォーターサーバーのチャイルドロックは、他の2タイプに比べて複雑な場合が多いです。
こちらの機種での手順は、以下の通り。
- コックを持ち上げる
- 持ち上げたまま奥へ押し込みコックの位置をずらす
- そのまま下にコックを下げる
初めてウォーターサーバーを使う方は、難しく感じ戸惑ってしまうでしょう。
しかし、コツをつかめば大人の方は簡単に温水を出すことができるようになりますよ。
クリーン機能を作動させる
高性能なウォーターサーバーには、サーバー内を衛生的に保つためのクリーン機能が搭載されているものがあります。
クリーン機能は、
- 定期的に自動で作動するタイプ
- 手動で作動させるタイプ
の2種類があります。
自動で作動するタイプの機種は、一度設定してしまえば、あとはサーバーにお任せ。
手動の機種は、定期的にボタン操作でクリーン機能を作動させましょう。
エコモードにする
近年では、電気代を大幅に削減できるエコモードを搭載したウォーターサーバーが多く登場しています。
エコモードを作動させるには、ボタン操作が必要です。
なお、エコモードにすると温水の温度が10℃前後下がる仕様になっているサーバーが多くあります。
エコモードは、消費電力を抑えるだけでなく、少しぬるめの温水を使いたい時にも活用できる機能です。
ウォーターサーバーを上手に活用してみよう
ウォーターサーバーの使い方などが分かったところで、ここでは具体的な活用方法を4つ紹介します。
飲み物やカップ麺作りに大活躍
ウォーターサーバーの冷水は、そのまま飲用水としておいしく飲むことができます。
その他にも、水だし緑茶を入れる時やお酒を割る時など、使い道は様々です。
また、温水は温かいコーヒーやお茶などを作る時に最適。
インスタントスープやカップ麺作りなどにも使えるため、お湯を沸かす必要がなくなり、手軽に作れます。
赤ちゃんのミルク作りに便利
赤ちゃんのミルク作りに適したお湯の温度は、約70℃以上。
ウォーターサーバーの温水は約70~80℃が出るので、沸騰したお湯を冷ます手間が省けます。
さらに、冷水は湯冷ましとして使うことができ、ミルクを人肌までに調節する時に便利です。
丁度いい温度の冷水・温水をすぐに使えるので、赤ちゃんに手早くミルクを作ってあげられます。
食材のひとつとして料理に使用
米や味噌汁などは、使う水によって味が大きく変化する料理のひとつです。
ウォーターサーバーの水を料理に使用すると、以下のような効果が期待できます。
- 炊飯に使うとふっくら炊ける
- 野菜や肉を煮込むと柔らかくなる
- 出汁の旨味を引き出しやすい
良質でおいしいウォーターサーバーの水は、ひとつの食材として捉えることもできるのではないでしょうか。
ペットの飲み水にも最適
ウォーターサーバーの水は、犬や猫のための飲み水として与えることもできます。
しかし、硬度が高い水を与えると結石の原因になるので、必ず軟水を与えましょう。
また、ウォーターサーバーの水は水道水と違い、塩素が含まれていません。
そのため、長時間水を放置すると水が腐ってしまうこともあるので、水の取り換えはこまめにおこなって下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回、温水・冷水の出し方や、ウォーターサーバーの水の活用方法などを紹介しました。
この記事の大切なポイントは、以下4点があげられます。
- 注水方法は3種類
- ウォーターサーバーの操作はシンプルで簡単!
- 温水にはチャイルドロックが設けられていて安全
- ウォーターサーバーの水は幅広く活用できる
この記事を参考に、ぜひ便利なウォーターサーバーを生活の一員として取り入れてみて下さいね。