ウォーターサーバーのメリットのひとつに、いつでも好きな時にお湯を出すことができるという点が挙げられます。
そこで気になるのは、
「温水はどうやって作られているの?」
「ウォーターサーバーの温水でカップラーメンは作れるのかな」
などといったことではないでしょうか。
この記事では、温水ができる仕組みや、具体的な活用方法などを解説します。
こちらを読み進めると、ウォーターサーバーの利便性をより詳しく理解できるようになるので、ぜひチェックしてみて下さいね。
目次
ウォーターサーバーのお湯が作られる仕組みについて
ウォーターサーバーの本体内部には、
- 冷水タンク
- 温水タンク
の2つが設けられています。
水を加熱しお湯にする仕組みは、温水タンク内の電気ヒーターを使った方法が主流です。
本体にセットしたボトルから温水タンクへ水が送られ、タンク内の電気ヒーターが水を加熱してお湯が作られます。
停電時はお湯を使えるの?
ウォーターサーバーの中には、電源が入っていなくても注水することができる機種があります。
しかし先述したように、ほとんどのウォーターサーバーは電気ヒーターを使っているため、お湯を作るには通電していることが必要です。
そのため、停電時にお湯を出すことはできません。
ウォーターサーバーのお湯の温度はどのくらい?
ウォーターサーバーで使えるお湯の温度は、機種により異なりますが平均70~90℃です。
残念ながら、沸騰した100℃のお湯は出せません。
しかし、ウォーターサーバーのお湯は、赤ちゃんのミルクやコーヒー作りに最適な温度です。
またウォーターサーバーは、
- ミネラルが豊富な天然水
- 不純物をほとんど除去したRO水
を使用したお湯を使えるため、おいしく安全なお湯を使うことができます。
なお、ウォーターサーバーの温水の温度に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも目を通してみて下さい。
ウォーターサーバーのお湯はサーバー内を衛生的に保っている
実はウォーターサーバーのお湯は、衛生面においても重要な意味があります。
一般的に、細菌が繁殖しやすい「危険温度帯」は10~60℃です。(出典:厚生労働省公式サイト)
ウォーターサーバーのお湯の温度は、平均70℃以上の雑菌の繁殖しない温度帯で維持されています。
ウォーターサーバーの温水機能は、使い勝手がいいだけでなく、安全に使い続けられることに役立っているのです。
温水にはチャイルドロック付き!子供がいても安全
小さな子供がいる家庭では、子供がウォーターサーバーにいたずらをしてしまい、誤ってお湯を出し火傷をする可能性も考えられます。
そこで最近のウォーターサーバーは、こうした事故を防ぐためにチャイルドロックが付いている機種がほとんどです。
チャイルドロックを利用すれば、赤ちゃんや小さな子供がいる家庭でも、安心してウォーターサーバーが使えます。
下の記事では、子供がいる家庭におすすめの機種を多数紹介しているので、ぜひチェックしてみて下さいね。
お湯を常に出すことができるウォーターサーバーの電気代は?
ウォーターサーバーの冷水・温水は、電気を使って作り出しています。
また、サーバー内の水の品質を保つためにも、常に電源をつけておくことが前提です。
そのため、「電気代が高そう」と思っている方も少なからずいるでしょう。
しかし、実は電気ポットを利用し続けるよりも、ずっと電気代を安く抑えることができると言われています。
ウォーターサーバーの電気代は通常約1,000~1,500円/月です。
さらに最近では省エネ機能を設けて、電気代を約350円/月まで抑えられる機種も登場しています。
次の記事で、電気ポットとウォーターサーバーの電気代比較や、電気代がお得なサーバーなどを紹介しているので、あわせて読み進めてみて下さい。
ウォーターサーバーは時間とガス代の削減にも役立つ!
例えば、スープや煮込み料理を作るときなどは、ガスコンロを使ってお湯を沸かす工程があります。
その時、鍋いっぱいにお湯を沸かすとなると時間もかかり、ガス代もそれなりに必要です。
しかし、ウォーターサーバーならお湯をすぐに出せるため、お湯を沸かす必要がなく、時間とガス代の節約にも繋がります。
ウォーターサーバーのお湯の便利な使い道5選
ここでは、ウォーターサーバーのお湯の使い方を例として5つ紹介します。
利便性の高さが手に取るように分かるので、ぜひチェックしてみて下さいね。
1. 白湯
健康やダイエットに向いていると話題の白湯。
白湯の温度は、体が取り入れやすい約50℃前後がおすすめです。
ウォーターサーバーのお湯を冷水で冷まして温度調節すると、簡単に白湯を作ることができます。
さらに、白湯は水そのものの味がするため、味の良い上質な水がおすすめです。
ウォーターサーバーのお湯や冷水は、先述したように天然水やRO水を使用しているため、白湯作りに向いていると言えます。
2. 煮物や汁物などの料理
一度お湯を沸かしてから調理する必要のある料理には、ウォーターサーバーのお湯を使いましょう。
「ウォーターサーバーは時間とガス代の削減にも役立つ!」にて先述したように、お湯を沸かす時間とガス代を節約できます。
また、日本国内で取り扱われているウォーターサーバーの水は、硬度の低い軟水がほとんどです。
軟水は食材のうまみを引き出しやすく、また水分の浸透性に優れているため、
- 昆布などのだしを取る
- 野菜を煮る
などの調理にうってつけだと言えます。
特に軟水は和食に最適なので、みそ汁や肉じゃがなどを作る際に使ってみてはいかがでしょうか。
3. お茶・コーヒー
煎茶に適したお湯の温度は、一般的に約70~80℃と少し低めの温度です。
また、専門家により様々な意見がありますが、コーヒーに使うお湯も一般的に適温は82℃~95℃だと言われています。
先に「ウォーターサーバーのお湯の温度はどのくらい?」で述べたように、ウォーターサーバーのお湯は、煎茶うあコーヒーに最適な温度のお湯をすぐに出すことができます。
お湯を沸かして少し冷ます手間が省け、飲みたい時にすぐ淹れられるためとても便利ですよ。
4. 赤ちゃんのミルク
赤ちゃんに与えるミルク作りは、お湯を沸かしたり、人肌までミルクを覚ましたりしなければならないため、意外と大変です。
そのため、赤ちゃんがミルクを求めて泣いてしまった場合、すぐに与えることは難しいでしょう。
ウォーターサーバーは、粉ミルクが解ける温度のお湯がいつでも出るだけでなく、湯冷ましに使える冷水も常に使えます。
この使い勝手の良さから、赤ちゃんのミルクや離乳食作りのために、ウォーターサーバーを導入する子育て中の方も多いのです。
5. カップラーメン
ウォーターサーバーの中には、「再加熱機能」を搭載した90℃以上の熱々のお湯を作れるサーバーもあります。
そういった機種は、カップラーメンなどのインスタント麺を作る際にとても便利です。
再加熱機能のない機種のお湯を使ってもカップラーメンは作れますが、待ち時間が長くなったりぬるめになってしまいます。
しかし、冷ますことなく食べられるので、熱いものが苦手な方にはぴったりですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ウォーターサーバーのお湯ができる仕組みや、便利な使い方などについて紹介しました。
本記事のおさえておきたいポイントをまとめると、以下4点があげられます。
- お湯は電気ヒーターにより作られる
- チャイルドロック搭載機種は子供への危険を防げる
- ウォーターサーバーのお湯はおいしくて安全性が高い
- お湯の温度は白湯や赤ちゃんのミルクなどを作る時に便利
ウォーターサーバーは、冷水を飲むために利用するというイメージが強い方が多いでしょう。
しかし、実は手軽にお湯を出すことができ、温水機能は多くのユーザーにとって使い勝手がいいと評価されています。