約4人に1人が花粉症と言われている現代。
花粉症の対処法について調べていて、
「白湯(さゆ)が効くって聞いたけれど実際はどうなの?」
「花粉症と水は何か関係があるの?」
など気になることがありますよね。
今回の記事では、白湯の効果や花粉症と水道水の関係、花粉症の症状の対処法などについてご紹介します。
ぜひ最後まで目を通し、花粉症に打ち勝つための知識を手に入れてくださいね!
目次
花粉症に白湯が効くって本当?
花粉症のとき水を飲みすぎると悪化するという説があります。
しかし、水を沸かして作る「白湯」は、花粉症の症状にも効果的だと考えられているのです。
ここでは、白湯とはどのようなものなのか、花粉症にどのように影響するのかを解説していきます。
そもそも白湯とは?
水を沸騰させたものが「お湯」ですが、お湯をさらに10分ほど熱し続けた後、50度程度まで冷ましたものを「白湯」と呼びます。
水の中の不純物が沸騰によって取り除かれるので、体に良い上に口当たりもやさしい飲み物になります。
白湯の効果はまず、免疫力が高まる点が挙げられます。
体があたたまることで冷え性が緩和され内臓の働きが整ったり、血液の循環が促進されることで免疫力や基礎代謝が上がります。
また、体内の毒素や老廃物が外に出やすくなるため、デトックス作用やお通じの改善などの効果も期待できます。
花粉症にどのように作用する?
花粉症には主に、くしゃみや鼻水、目のかゆみ、皮膚炎などの症状があります。
それらは対象の植物などに反応し起きる炎症が原因です。
白湯の湿度はこの炎症に効果的で、炎症が起きている部分を加湿することで症状を緩和させられます。
さらに、もし普段から砂糖が多く含まれる飲み物を飲んでいる方は、白湯に替えることで症状が軽くなる場合があります。
花粉症だからといって普段食べているものを変えたり、特別な飲み物などを摂取するのは難しいですが、水から作れて体にやさしい白湯なら取り入れやすいですよね。
白湯の作り方と効果的な飲み方をご紹介!
それでは、花粉症にも効果的な白湯の作り方と、飲み方のコツをご紹介していきます。
ぜひ正しい作り方や有効な飲み方を確認してみてくださいね。
白湯の作り方の4つの手順
白湯の作り方は何通りかありますが、ここでは一番基本的な作り方をご紹介します。
- やかんや鉄瓶に水を入れ、強火にかける
- 沸騰したら蓋を取る
- さらに約10~15分沸かし続けてから火を止める
- 湧いたお湯をカップなどに注ぎ、約50~80℃まで冷ます
「1日に何度も飲みたいけれど毎回作るのは面倒…」という場合は、作った白湯を保温容器などに保存するようにしましょう。
冷めてしまった白湯は、ミネラルや水の栄養素が壊れる恐れがあるため、沸かし直さないほうが良いとされています。
また、以下の記事でもっと詳しい作り方を紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
白湯の効果的な飲み方の3つのポイント
白湯を効果的に摂取する際のポイントは3つあります。
- 飲み方
- 摂取量
- 飲むタイミング
それぞれの項目に分けて詳しく見ていきます。
飲み方
白湯の飲み方のポイントは、何よりも少しずつ飲むことです。
作ったものを一気に飲んでしまうのではなく、時間をかけてゆっくり飲むようにしましょう。
摂取量
1日につき約700mL~1L程度が摂取目安となっています。
飲みすぎると、むくみが出てしまうなど体に悪い影響がある場合があるため、注意が必要です。
飲むタイミング
飲むタイミングに決まりはありません。
以下の表に白湯を飲むタイミングごとの効果をまとめてみました。
飲むタイミング | 期待できる効果 |
---|---|
起床後 | ▼寝ている間に失った分の水分補給▼胃腸の働きを促す |
食前や食事中 | ▼消化機能を助ける▼栄養素の吸収を促進する |
就寝前 | ▼リラックスでき眠りに入りやすくなる▼睡眠中の水分不足を防ぐ▼代謝を良くする |
表のように、白湯は摂取するタイミングによって様々な効果があるのです。
ただ、白湯に限らないのですが、食後に多くの水分を摂ってしまうと消化器官に負担がかかります。食後に飲むなら30分以上待ってからにしましょう。
白湯は毎日飲むことが重要
白湯は「1度飲めば効果が一定時間続く」というものではありません。
毎日飲むことで少しずつ体内の老廃物が排出されるため、習慣化させることが大切です。
飲む時間を決めたり、ボトルに入れて持ち歩くなど工夫して続けるようにしましょう。
白湯の習慣化はウォーターサーバーを使うと簡単!
白湯を習慣づけるための手段として、ウォーターサーバーを利用するという方法があります。
ウォーターサーバーではお湯をカップに注ぐだけで、美味しい白湯が簡単に作れるのです。
特にエコモード搭載のサーバーはエコモードを選ぶと、白湯に最適な約50~80℃のお湯がすぐに出てきます。
熱湯を冷まさなくてよいので時短でき、毎日ストレスなく続けられます。
では、ワンタッチで白湯が飲めるおすすめのウォーターサーバーを2つご紹介しましょう。
白湯を手軽に飲めるエコモード付のウォーターサーバー2選
エコモード付のサーバーは多くありますが、その中でも白湯を飲むのにぴったりのウォーターサーバーを下の表でご紹介します。
どちらもエコモード時の温水の温度が60~70℃前後のため、ほとんど冷ます必要なく白湯を飲むことができます。
ご紹介したウォーターサーバーが気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
花粉症対策でおすすめの3つの豆知識
ここでは、花粉症と水の関わりを以下の3点から説明していきます。
- 目のかゆみへの対策
- 加湿マスクの予防力
- 花粉症に伴う肌荒れの対処法
各点について見ていきましょう。
目がかゆい時は水で洗わない方がいい?
花粉症の症状で目がかゆい時には目を洗うことが重要です。
しかし、その時に水道水を使ってしまうと水に含まれる塩素などで目を傷つけてしまう場合があるため、洗眼したい場合は人工涙液を使いましょう。
人工涙液は涙に近い成分になるよう作られたものなので安心です。特に防腐剤の入っていないものなら、より安全に使用できます。
使い方は、普通の目薬のように3滴ほど差し、あふれた分を軽く拭き取るだけ。
手軽にできる方法なので、目のかゆみが気になる方はぜひやってみてください。
加湿マスクは花粉症を予防できる?
花粉症の代表的な対策として、マスクの着用があります。
マスクを付けていると吸い込んでしまう花粉の量を減らせるほか、鼻や喉への保湿効果もあり、症状が緩和できると言われています。
鼻や喉が乾燥すると炎症が起きやすくなるため、花粉症の時期には症状が悪化する場合があります。
加湿マスクは乾燥防止に最適なので、つらい症状の予防に役立つでしょう。
「今すぐ使いたいけれど買い置きがない!」という方には、2枚の使い捨てマスクの間に水で濡らしたティッシュ等を挟んで作る「手作り加湿マスク」もおすすめです。
花粉症の肌荒れに水道水はNG?
目のかゆみや鼻炎が顕著な花粉症ですが、肌荒れや肌の乾燥(花粉皮膚炎)の症状が起こることも。
花粉皮膚炎は、花粉が肌に触れることによって乾燥や赤み、かゆみなどが引き起こされる症状で、顔や首など露出頻度の高い箇所に出るのが特徴です。
外出時のマスクと眼鏡、帰宅後の洗顔や保湿などで改善されない場合、普段入浴時に使用しているシャワーヘッドを塩素除去用に交換してみるのもいいでしょう。
塩素が多く含まれた水を使っていると、人によっては肌荒れや髪のパサつきが表れます。
塩素除去シャワーヘッドは塩素を除去し、花粉皮膚炎を始めとする肌トラブルがある方や、赤ちゃんにも安心な水を提供してくれます。
ただ、塩素除去シャワーヘッドを利用すれば必ず症状が改善するというわけではないため、あくまで対処法のひとつとして覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、花粉症に効くと噂の白湯の効果や作り方、水と花粉症の関係についてご紹介しました。
ポイントは以下の3つです。
- 白湯は健康に良く、保湿力は花粉症の炎症を静めるのにも効果的
- 白湯は毎日飲み続けることが重要
- 症状によっては水道水ではなく人工涙液や塩素除去シャワーヘッドを活用することも予防になる
ぜひこの記事を活かして、つらい花粉症の時期を乗り切ってくださいね。